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霧氷の三峰山

2/5(金) 三峰山 みつえ青少年旅行村第4駐車場10:02→登尾ルート登山口10:14→休憩所10:33→避難小屋11:16→三畝峠11:29→三峰山山頂11:43→八丁平11:48→三畝峠→避難小屋12:14(昼食休憩)→不動滝ルート→不動滝13:32→林道トイレ分岐13:44→みつえ青少年旅行村駐車場14:02
標高差745m

今月1日の月曜日から到来した寒波の影響で奈良県にも降雪をもたらし、2日の火曜日は三峰山に行く計画をしていたが道路事情を鑑みて延期して金剛山に登った。三峰山再チャレンジの機会を窺っていたが依然寒波は続いている。しかし雪の情報はなかったので道路の雪は無いだろうと前日に御杖村役場に電話で確認した所道路には雪は無いのでノーマルタイヤでも青少年旅行村まで大丈夫との事であった。但し朝晩の冷え込みで凍結の可能性はあるので念の為にタイヤチェーンは携行下さいと言う事である。これは絶好のチャンスと木曜日の夜に仕事を終えて神戸から家族の住む奈良の自宅に帰った。そして本日は朝8時前に香芝を出発し、櫻井方面に向かった。中和幹線から165号線に入り榛原から369号線に進む。途中凍結注意の表示を何度も見ながら前回高見山に行った時にたかすみの里へ抜けた分岐のある弁財天トンネルを通過。ここは3つのトンネルが連続するが2つ目の石楠花トンネルの手前で道路脇に雪が残っている。
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慎重に進むがこの先も道路脇には雪はあるものの道路は凍結箇所も無く、みつえ青少年旅行村の分岐まで何の問題も無くやって来た。分岐を右折し下りきった所で更に右折し細い道を進む。各箇所には親切な案内板があるので迷う心配は無い。目指す三峰山が見えてきた。
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山頂部は白くなっているので霧氷の期待は高まる。途中にも手作りの看板が何箇所もあり道が間違っていない事が確認できて初めてでも安心である。やがて旅行村入口に到着。「ようこそ三峰山霧氷まつりへ」の横断幕が掛かり御杖村の歓迎感が伝わってくる。
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この横断幕からすぐの所が登山口であり、駐車スペースもあったが通り過ぎてトイレのある第3駐車場に車を入れる。しかしここはオートキャンプ場で手前に数台の車が駐車してあったがあとはオートキャンプスペースでバリケードがしてあり駐車スペースがないので一旦出てそのすぐ上の第4駐車場に車を停める。
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駐車場では神戸ナンバーと和歌山ナンバーの4名グループの方が準備中で、先にスタートされた。私も早速準備を整えて10:02に出発する。登山口までは一旦戻る形になり霧氷まつりの幟が立っている橋を渡っていく、遠くに目指す三峰山も見えている。登山口には登山道の概略図も掲示されていた。
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舗装路を登っていくと登山口から5分程で登尾ルートの分岐に出る。直進は不動滝ルートである。
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植林の中、木製の階段を登っていくこの辺りに雪は無いが大きな霜柱が立っている。
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20分程で開けた場所に出た。ここに休憩所とトイレがありその上に新しい山小屋の様な物が見える。
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先程分岐した舗装林道をそのまま不動滝の方へ進むとここまで車で上がれる様で2台の車が停まっていた。しかしこの辺りは雪が積もっているので普通車では難しそうである。
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階段を上がった所に真新しい山小屋が出来ているが、まだ入れる雰囲気ではない。帰ってきて御杖村のHPで見てみると2/7にオープンらしい。看板には「みつえ森林組合の家三畝山林展望台」となっている。
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ここから再び植林の中を進んで行く。登山道には雪が多くなってきたがアイゼンは必要ない。暫く進むと先行された神戸ナンバーの4人グループに追いつく。
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後ろの方が気付いて道を譲ってくれたので先行させて頂く。雪は深くなって来たが霧氷は全く無い状態である。
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左側の展望が開けて倶留尊山が見える。
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深くなってきた雪道を上がっていくと今度は10数名のグループに追いついた。
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このグループは良く統率の取れたパーティーで最後尾・中間・先頭にリーダー格の方が居られて、私に気付くと最後尾の方が「1名追い越します、左に寄って」と声を掛けると先頭まですぐに伝わり道を譲って頂いた。グループを追い抜いた所で山頂まで1600mの標識のある稜線に出た。風はあるが霧氷は着いていない。
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山小屋のある分岐には11:16に到着するが時間も早いので素通りする。
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山小屋を過ぎて三畝峠が近くなってきて漸く霧氷が着き出した。
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三畝峠には11:29に到着。
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この辺りの霧氷はまだ小さく少々がっかりである。
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しかし八丁平分岐を過ぎた頃から霧氷は大きく育ち、いわゆる霧氷のトンネルとなる。
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あとは青空が欲しいと欲張ると、雲が切れて青空が現れた。この瞬間を逃がしてはならないと急いで写真撮影。
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室生火山群の展望場所では倶留尊山・尼ヶ岳・大洞山等が見渡せる。
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山頂まで後少しであるが霧氷が美しい。
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11:43山頂に到着。数名の登山者が居られたが私はすぐに八丁平に向かう。
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八丁平に出るが黒い雲が低く立ち込め青空は瞬間しか覗かない。
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雪は綺麗であったが、霧氷は着いていない。山頂南斜面にも霧氷は全く無く、ゆりわれ側から来られた登山者は、山頂には霧氷はありましたか?尋ねられた。山頂から北側の斜面には綺麗な霧氷が着いていますとお答えしたが、逆にゆりわれ側からの南側斜面には霧氷が無いと言う事である。先まで進んで見ようと思ったが霧氷は無さそうなので途中で引返した。
三畝峠の方へ進むと、高見山の見えるポイントがあった。関西のマッターホルンの名に恥じない美しい山容である。
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三畝峠からは、食事を摂る為に避難小屋に下る。途中で朝先行させて頂いたグループとすれ違う、時間的に小屋で先に食事休憩された様である。霧氷の心配をされていたので山頂部分は綺麗でしたよと教えると、皆で喜んで進んで行かれた。避難小屋には12:14に到着である。
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食事の準備をしてうどんを食べる。ここは立派な小屋で先着者の焚き火もあり至福のひと時であった。
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ゆっくりした後、一旦三畝峠まで登り返して新道峠へ向かい新道ルートも考えたが、霧氷の着きが悪そうなのでまだ歩き足りないがこのまま不動滝ルートで下山する事にした。このルートは植林の中を歩く、金剛山のタカハタ谷の様な雰囲気である。
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下のほうから滝の音が聞こえてきて暫く下ると不動滝である。
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滝そのものが御神体の様で、注連縄が張られている。水量は多く端の方にだけ氷柱が見られた。
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水は深い所でも底までハッキリ見える透明度で綺麗な水流である。
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鳥居をくぐって進むと舗装林道に出た。綺麗なトイレがあるが冬季は凍結の為使用禁止になっている。そう考えると金剛山のトイレは本当に有り難い。金剛山は登山者の多さが違うので必要不可欠なのだろうが感謝して使用しなければならない。募金と言う形で募金箱が設置されているが維持管理を考えると完全有料にしても良い位だと思う。日本百名山である九州のくじゅうでは長者原・牧ノ戸登山口の公共トイレも全て冬季使用不可であり久住別れの避難小屋横のバイオトイレも当然使用不可である。(登山口の標高が1000m以上あるから冬場は氷点下が当たり前)生駒・金剛・紀泉国定公園はかなり恵まれた環境である事は間違いない。(大和葛城山や岩湧山にも冬季でも使用可能なトイレがあり)
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さて林道に出て来たが林道の日陰には積雪があり、スリップに気をつけて歩かねばならない。そう言えば今日はアイゼンを一度も着けず仕舞いだった。途中何度か着けようかと思ったが危険な所がなく、グリップするのでWストックでカバーしながら歩いたら下りでも必要は無かった。
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朝曲がった登尾分岐を13:55通過。
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駐車場には14:02に帰って来た。休憩を含めて丁度4時間なので少し歩き足りなかったが霧氷も見られたので先ずは満足。後は温泉に浸かって帰る事にしよう。車で旅行村の奥まで入ってみたが、土日以外は営業をしていない様である。子供が遊べる遊具や山の傾斜を活かした長い滑り台等もありファミリーでも楽しめそうなところである。
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今日は御杖村営の温泉姫石(ひめし)の湯に行く。ここは道の駅の中にあり料金は600円。露天風呂もあり綺麗な温泉だった、火曜日が定休日との事である。温泉には登山帰りの方が多く、皆考える事は同じだなぁと思った。温泉で1時間位ゆっくりして出て見ると下駄箱の所で、今日すれ違ったグループの方々と鉢合わせ。「ここまで同じコースですね、考える事は一緒ですなぁ」とお話しする。グループの方々はマイクロバスで来られたみたいでバスには「日本山岳会三重県支部」となっていた。道理で統率の取れたグループの筈であると改めて感心した。温泉の帰りに国道から三峰山が綺麗に見えたので車を停めて撮影する。
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帰りはゆっくりと安全運転で自宅に戻った。
by hawks-oh-muku | 2010-02-05 22:07 | 台高・大峯 | Comments(2)
Commented by 産六 at 2010-02-07 09:27 x
霧氷のトンネルと雪原、きれいですねー。
時折覗く青空もいいですねー。
豊富な記事とたくさんの美しい写真はホントに参考になります。おかげで行ってみたい所がどんどん増えて・・・。^^;)
先日、教えていただいたセトから下ってカトラを歩きました。確かに一粒食べて二度美味しかったです。ありがとうございました。

今日は絶好の霧氷日和みたいですが、残念ながらお仕事です。タイミングは難しいですね。この先寒波も緩むみたいですし。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-02-07 22:31
産六様こんばんわ。
いつもコメント有難うございます。
今週は寒波も緩みお天気も下り坂の様ですが、
私も今週は色々あっては山に行けないかも知れない状況です。
しかし立春も過ぎてこの先霧氷は益々タイミングが難しいですね。
寒波のタイミングと休みのタイミングであと何回チャンスがあるかと考えると焦ってしまいます。
でももうひと月もすれば色々な山野草も楽しみになってきますが・・。
その頃にセトから経由のカトラ谷に行って見たいと思います。そんな事ばかり考えていると一年があっと言う間に過ぎて行きそうで怖いです。

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