霧島連山の主峰韓国岳初登頂

11/22 韓国岳 えびの高原駐車場→小地獄登山口→韓国岳→大浪池(東回り)→避難小屋→えびの高原→駐車場

先週は雨で断念した韓国岳にやっと行く事が出来た。観光写真などでも良く見る韓国岳山頂から見る高千穂峰の秀麗な姿を是非この目で見たい!それがまずは本日の第一の目的。そして霧島連山の最高峰1700mに登頂したいと言う気持ちが2番目といった所である。先週と同様に宮崎自動車道を走り高原ICで降りて、霧島バードラインでえびの高原に出て、駐車料金400円を支払いえびの高原駐車場に車を停める。硫黄山近くの小地獄登山口の前にも無料の駐車スペースがあるが、今日は大浪池を周回するコースなので下山時を考えるとこちらの方が楽かなと思ったのである。準備を整えて道路を横切って遊歩道の様な道で登山口へ向かう。緩やかな登りで身体慣らしには丁度いい感じである。小地獄登山口からの道と合流しやっと本格的な登山道に変わる。登山道は一部階段上に整備されているが、大きなゴロタ石やガレ場で少し登り辛い。韓国岳は標高1700mであるが、登山口のえびの高原も標高が1200m程あるので標高差は500m程度と1時間ぐらいで登れる小学生の遠足コースでもあるが、傾斜はそこそこあって息を弾ませて登っていく。途中5合目辺りからえびの高原側の展望が開けて、不動池や11月初めに登った池巡りコース・甑岳が一望できる。
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そして更に上り詰めると標高1400m以上にある大きな火口湖大浪池が見えてきた。
この大浪池は標高1412m水面の標高で1241mと常時水を湛える火口湖としては最も高い場所にある。直径で630m周囲は約2kmあるらしい。
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8合目辺りまで標高を上げていくと左側が切り立った崖の様になっているので覗きこんでみると、そこは韓国岳の爆裂火口であった。
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深さは約300mあるらしい。噴火が起こったときに水蒸気爆発で西側が爆裂崩壊した為大きく口が開いている。従って西側から見る山容は二上山の様に2つの山に見えて反対側から見る山容とは全く異なる山である。いよいよ山頂近くと言う所で目に飛び込んできたのが本日の第一目的の高千穂峰の秀麗な姿である。
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獅子戸岳・新燃岳の向こう側にどっしりと構えている高千穂峰、神々しいまでの美しい姿にただただ感動した。漢字の山の字はこの山から出来たのではないかと思うほど山型をしている。高千穂峰の遠望は天気が良くてもガスが掛かっていたり、霞んでいたりで見られない事も多いらしく今日はラッキーだったのかも知れない。しばし姿に見惚れて山頂に立ち竦んだまま休憩をしていたが、11月の下旬で標高1700mの山頂は気温も低く風も強いので登りに掻いた汗が一気に冷えて寒くて仕方が無い。リュックから上着を出して羽織るがそれでも寒く、大浪池に向かって下山する事にした。大浪池への下りは急な木の階段になっている。大きな口を開けた大浪池が目の前に広がり、左には高千穂峰も見える絶景を楽しみながら下って行く。途中階段が崩れていたり、段差が広がっていたりするが、特に危険な箇所はない。高度を下げると樹林帯に入り展望はなくなる、平坦になって程なくすると韓国岳避難小屋に到着する。引き戸を開けて中に入ると先客は居ない様で一人ゆっくりと出来そうである。今日は寒いしここで昼食休憩にした。休憩している間に外で声が聞こえたが、結局食事が終わるまで誰も入ってこなかった。さてここから大浪池を東回りに1周する。大浪池は名前が池となっているが三角点のあるれっきとした山である。山の名前が火口湖の名前と同じになっているのでちょっとややこしいのである。ザレた登山道を登っていく。先程の下りに慣れた身体にはこの登りもちょっと堪える。漸く傾斜も緩んで平坦になり少し進むと大浪池の姿が現れた。美しい火口湖である。
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振り返ると韓国岳も穏やかな姿に変えて見える。
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高千穂峰も姿を現す。角度が違うので新燃岳の奥にお鉢の火口縁を見せて先程の姿とは違ったイメージである。
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途中何度か大浪池を真下に覗き込むポイントに寄り道をして写真を撮りながら道は下りに変わり大浪池避難小屋まで来る。
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ここから少し急な登りに変わり泥濘んだ道を避けながら平坦な所に出る。そしてまたまた下りに変わり木で作られた橋のような登山道に出ると大浪池の周回は終了である。ここを右に行けば先程休憩した韓国岳避難小屋で左は原生林の中に入りえびの高原である。何度か沢を横切ったりアップダウンを繰り返してえびの高原キャンプ場の近くに出た。この辺りには野生の鹿が多いが、観光客が餌を与える為、人馴れし車が止まると近寄って餌をねだる。舗装路を5分ほど歩くと朝車を停めたえびの高原駐車場である。霧島神社の紅葉が綺麗だとテレビで言っていたので帰りは霧島神社に寄り道をしよう。新湯を過ぎて湯之野から少し進んだ所に千里ヶ滝の標識が目に入り行って見る事にした。細い道を右に入り駐車場に車を停めてここから歩いて下って行く。雨が少し降り出したので傘を差して降りていくが結構な下りである。帰りがしんどいなぁと思いながら下ると、どうも発電所の施設であるらしく、トンネル状の中の階段を下りていく。滝の音が聞こえてきてやがて大きな落差の滝が見えてきた。
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丁度紅葉も綺麗で帰りの事も忘れて更に下に降りて行った。一番下には発電所の設備があり行き止まりになったので、一通り景色を堪能し今降りてきた急な傾斜階段をゆっくりと登り返した。霧島神宮に着いた頃には本降りの雨になり、傘を差して霧島神宮に参拝した。
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紅葉は丁度見頃で美しく、観光バスも沢山停まっていた。今日は目的であった高千穂峰の秀麗な姿を見る事が出来て、霧島神社の紅葉も楽しめた充実した一日になった。
# by hawks-oh-muku | 2006-11-22 23:40 | 九州の山歩き | Trackback | Comments(0)