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は~るばる来たぜ函館♪

2015年8月28日(金)函館駅~函館山周回縦走~立待岬~市電谷地頭駅~五稜郭~函館駅

逆巻く波は乗り越えずに潜りました。(笑)
難工事で映画にもなった青函トンネルは今現在も世界最長の海底トンネルである。
今から30年以上前に貫通したトンネルであるが、先を見据えて新幹線規格で作っていたのであるから
当時建設に携わった方たちの先見の明と言うか計画性に今更ながら驚かされる。
本年度末(2016年3月31日)開業予定の北海道新幹線であるが、開業により幾つかの在来線は廃止される予定である。
北海道新幹線にも乗って見たいが、その前に廃止される可能性が高い、特急白鳥に乗って青函トンネルを通って見ようと画策した。時刻表を調べると、新青森駅の始発8時3分の白鳥に乗れば函館に10時26分に着く。函館駅の終電は19時32発のスーパー白鳥で新青森に21時34分に着く。日帰りには余裕の射程範囲である。それではと函館観光も含めて函館山の周回ハイキングを計画した。

新青森までは車で約40分。これは月に3~4回会議の為に通っている慣れた道である。新青森駅で切符を買い求め、白鳥に乗り込む。
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青森駅までの一駅は一旦戻る形で、座席は進行方向の逆に走行する。青森駅で10分以上停車し、今度はまた新青森方向に走行し、途中で津軽線に入って行く。津軽半島の東側を走行していくが、左側に現在走行試験中の新幹線の線路が見える。
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やがて右側の車窓には陸奥湾が見えてくる。どんよりと曇っていて下北半島は見えない。
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蟹田駅で停車した後、津軽海峡線に分岐する。ここからは新幹線と共用になるのだが、青函トンネルまでは並走する形で新幹線の線路がある。
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青函トンネルに入る瞬間を撮ろうと思ったが、幾つかトンネルが続いてどれが青函トンネルか判らず失敗した。長いトンネルに突入すると当然真っ暗で、海底トンネルを潜っているという感覚はない。やっと抜けた風景がこれ!もう北海道である。
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しばらくして一駅停車した後、海岸線に出ると函館山が見えてきた。ここから見ると島にしか見えない。
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は~るばる来たぜ函館♪と言うよりあっさりと着いた函館である。
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当初の予定では、ここから市電に乗って登山口の近くまで行く予定であったが、駅から見えた函館山は近かったので観光を兼ねて歩くことにした。駅のすぐ横に広がる市場は、朝市で活気が有る。
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店先には、カニを中心に海産物が並んでいるが、ほとんどの店で食堂も兼ねていて目移りするほど海鮮丼のサンプルが並んでいる。今日の函館山は観光地であるので山の上での昼食は考えていないので、適当な店に入ってウに・イクラ・ホタテの三色丼を注文し食べて行く。ペロリと平らげ再び歩き出す。目指す函館山が見えている。
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観光客に紛れてレンガ倉庫群の横を歩いて行く。
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函館山に近付き石畳の急坂を歩いて行く。雰囲気は神戸の異人館や長崎に似ている。
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日本の寺院と教会と自由の女神が共存する不思議な景色。(自由の女神はお店の広告塔)
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ロープウェイ乗り場の所でも函館の町並みが見渡せる高さまで歩いて来た。
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ここから車道を少し歩くと登山口がある。
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登山口にあったベンチに座って靴ひもをしっかりと締め込んでここからはようやく山歩きである。旧登山道を登って函館山まで行ったあとは立待岬へ周回する予定である。
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登り始めはこんな感じで、いい雰囲気である。
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登山口より4分程で1合目表示の場所に出てくる。ここで車道を渡る事になる。
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更に4分程で2合目に辿り着く。
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そして更に5分で3合目。
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ここで栗を見つける。
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ここを少し登ると野鳥観察小屋があったが立ち寄りはしなかった。
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更に登ると分岐になり、左は牛の背山方面で、函館山へは右側を登る。
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4合目表示には3合目から9分掛かった。
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しかし5合目表示までは3分で通過。
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ここを過ぎてツリガネニンジンを見つける。
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5合目表示から5分で6合目へ
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6合目を越えて漸く函館山頂が見えてきた。
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6合目から5分で7合目に出る。
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ここを過ぎるとすぐに駐車場に出る。
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まぁ普通はロープウェイか車で登ります。一番の見どころである夜景見物は、自家用車での通行が規制され、ロープウェイかバス・タクシー利用となるようだ。山頂に行くには階段を登る。
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カワラナデシコが咲いている。
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ギンリョウソウも見つける。地味なので、たぶん観光客は目もくれないだろう。
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フウロも咲いている。
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一登りでロープウェイ駅の展望台に到着。夜景ではないが昼間でも見事な景色である。
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函館山頂表示
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そして海の要塞故に、一時期地図は最高機密ですべて消されていた三角点
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ここからの景色で一番気にいったのは、北海道駒ケ岳の尖がった美しい山容である。
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大沼国定公園の象徴的な活火山であるが、調べてみるとこの山は登山道で1時間ほどで登れるらしい。新幹線開通後レンタカーと組み合わせれば日帰りでの登山も可能か?機会が有れば行ってみたいと思う。逆方向を見ると、これから歩く予定の函館山の先端部分、あの先の立待岬まで歩く予定である。
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次は入江山を目指して千畳敷コースと呼ばれる林道のルートを歩く、車の進入を止めるゲートの横を通って少し歩くと、左側に旧砲台跡とあるので立ち寄って行く事にする。
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少し登って右側に歩いて行くと砲台跡に出る。
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日露戦争を想定し作られ、函館山全体が要塞となり明治32年から昭和21年までの47年間一般市民の立ち入りが禁止され地図も公開されなかったとの事である。
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三つある砲台跡を手前から辿って一番奥の砲台跡の横から林道に戻る道の左側に冒険心をくすぐる謎の階段がある。
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寄り道をしていくと行きつく先は老朽化した東屋で利用禁止になっていた。
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そそくさと林道に戻って入江山を目指す。
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3分程で入江山への分岐に出る。
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登山道は余り歩かれていない感じである。
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その先に分岐が有り、左側を進むとますます藪化している。
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廻り込む形で右に行くとここも要塞の跡地である。
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表示はないが、ここが入江山の様である。
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林道に戻ってつつじ山を目指す。右側には海が広がる。
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20分程歩いて右側に分岐が有り進み少し登ると開けた場所に出る。
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ここも要塞跡である。右側を進む。
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階段を登った所がつつじ山であり、ここからの景色も素晴らしい。
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360度の景色である。
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ここからは林道に戻らず登山道のような所を歩く。そしてまた要塞跡の横を進む。
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秋の七草オミナエシが咲いている登山道を進む。
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小高くなった所にある要塞跡。
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今まで何箇所かあった場所は全て立ち入り禁止と塞がれていたが、ここは中に入る事が出来る様で中に入って見る。
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明治~昭和の軍国主義の時代に思いをはせるが、不気味な感じですぐに出てきて先へ進む。草原状の気持ちの良い道を進む。
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多分地形図で300mの標高表示が有る図根点。山の名前はない。
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そして少し下って出てきた所はキャンプ場の様な広場、ここが千畳敷見晴らし台だと思う。
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ここから先は登山道となり急な九十九折りを下る。
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下りついて道路に出る。登山口はこんな感じ。こちら側から登った方が趣が有ったかもしれない。
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道路を8分程あるいて立待岬に到着。
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晴れていれば下北半島の大間崎が見えるはずなのだが、今日は曇っていて見えない。
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汐首岬はうっすらと見えている。
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函館山全体は牛が寝そべっている様に見える事から臥牛山とも呼ばれているが、ここから見えるのはおしりの部分か?
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はまなすが咲き残っている。
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10分程道路を歩いて市電の谷地頭駅に到着。ここから五稜郭までは市電で移動する。市電に揺られて五稜郭公園前駅で降りる。結構時間がかかった。

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駅から約10分歩いて五稜郭公園に到着。五稜郭タワーを見上げる。
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五稜郭を見るにはここに登る必要がある。チケット売り場で840円を支払いエレベーターに乗り展望台に。江戸時代末期に建造された城郭である。
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反対側には先ほど散策した函館山(臥牛山)の全体が見渡せる。左が立待岬であるから、最後の下りが急だったのが良く分かる。
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展望台を降りてすぐ近くにあった函館ラーメン「あじさい」に入り塩ラーメンを食べる。麺は細麺の固めであっさりスープと良く合い美味しかった。そこから地図も見ずに軽い考えで函館駅まで歩こうと思ったのが大間違いで、4km弱で40分以上掛かってしまった。ようやく辿り着いた函館駅。
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今日は15km以上歩いて結構疲れた。帰りはスーパー白鳥38号に乗る。
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車窓から今日歩いた函館山を眺める。やっぱり島である。
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スーパー白鳥では青森駅まで2時間掛からず、青森駅で普通列車に乗り換えた方が早く着き新青森駅まで2時間で到着した。青函連絡船では3時間50分、しかも天候が荒れると欠航もあった事を考えると、段違いの便利さである。そしてあと半年で新幹線が開通すると40分(実際は青函トンネルの速度制限により58分掛かる)である。青函文化圏は縄文時代からあったとされる。世界文化遺産登録を目指している青函縄文遺跡群からその事が推測されている。どう考えても縄文時代に交流があったとしか考えられない共通した独特の土偶など遺跡が発掘されているからである。たしかに日本百名山一筆書きを達成したアドベンチャーレーサーの田中陽希は竜飛岬からカヌーで津軽海峡を渡っているので、縄文時代の舟でも渡る事は可能だっただろう。函館に日帰りなど青森ならではの事で、今日は改めて青函文化圏は一つであると認識した一日だった。
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by hawks-oh-muku | 2015-09-07 10:37 | 北海道の山 | Trackback | Comments(2)