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社山のつもりが半月山しかも撤退・・・

2013年2月9日(土) 中禅寺湖徘徊 立木観音入口9:16→立木観音9:31→イタリア大使館別荘9:49→狸窪10:14→撤退ポイント11:22→狸窪11:57→阿世潟手前の湖岸12:27(昼食休憩)13:02→狸窪13:25→イタリア大使館別荘13:49→歌ヶ浜駐車場14:11→湖畔の湯14:32
累積標高差+ー220m

今日は日光中禅寺湖畔にある社山に登る予定であったが、帰りのバスの時間を考えて途中で計画変更して半月山に登る事にしたのだが、
雪の多さと先行者の着けたトレースに騙され自己責任なのでルートミスにより途中で撤退し、結局は中禅寺湖を徘徊しただけのスノーハイキングとなってしまった。
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公共交通機関を使っての山行は慣れてしまうと非常に快適で単独では経済的でもあるが、時間的制約が一番のデメリットと言う事を痛感した。
時間的制約に縛られてしまうと焦りから判断を誤ってしまうので、無理をせずに撤退を決めた訳であるが、
無雪期にはハイキングの山が、積雪期には却って仇となりルート目印が全く無いので
積雪期にマイナーな山に行く時には要注意である。やっぱり人気の山以外は無雪期に一度登っておかないと
気軽に行くと痛い目に遭うと言う事を再認識した次第である。

と、まず言い訳を長々と記した訳であるが、結局単独行の初級者は安全第一が一番と言う結論である。それではお粗末なレポをどうぞ。

2月は人事異動の季節であり、この12年間は2年毎に居所の変わる異動になっており単身生活も丸10年を超えた。
東京での単身生活も約2年となり今回も異動の対象になりそうである。関東圏内での異動になるのか、はたまた全く違う所に行かされるのか?
近畿に戻れるのが一番良いのであるがこればっかりは自分で決められる事ではないので余り考えないようにしているのだが、
関東の山に行って見たかった所がまだまだある。山までが遠い遠いと文句ばかり言ってきたが、それでも最近は電車での山行も覚えて暖めている計画はまだまだあるのだ。
そこで、あと何回関東の山に行けるかどうか分からないのでどこに行こうかと迷っていた。大月秀麗富嶽十二景の未踏の山に登ろうかと考えていたが、
とあるブログで日光中禅寺湖畔にある社山のレポを見て、ここに決めた。電車とバスの時間を調べるとちょっと厳しいかも知れないが、半月山なら何とかなりそうなので
前回と同じ電車で行く事にした。前回は浅草6:20発の快速列車は結構空いていて快適だったので今回もそのつもりだったが、今回は3連休の初日である事を忘れていた。
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前回と同じ時刻に電車に乗り込むと登山姿の乗客で一杯であった。それでも始発駅なので十分に席は確保出来た。
車窓から見るスカイツリー、2週間前と比べて随分と明るくなっているのが分かる。
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快速の次の停車駅である北千住からは信じられないくらいの登山者が乗り込んできて、あっと言う間に満席となり、座れない人も出てきた。
今回は北千住から乗ろうかと思っていたのだが、前回同様に浅草から乗車して正解であった。
前回も書いたが東武電車の料金設定は非常に安く、浅草から東武日光まで2時間以上も乗車して1320円なのであるが、今回は東武日光駅から中禅寺温泉までバスを使う予定で、バス料金が1100円。バス料金が意外と高いのである。しかし東武が発売している日光フリーパスは電車往復運賃とバスのフリー乗車券がセットになって4020円(冬季料金)である。しかしこれを買う予定だったが発売時間が6:30からであり事前に購入しておかなければ6:20の快速には乗ることは出来ないので注意が必要だ。

そうこうしているうちに東武日光駅に着くと、バス停目掛けて皆さん小走りである。満席になると乗れない場合があると聞いていたので私も小走りでバス停に並んだのだが、列に向かって乗り合いタクシーが「バス料金で行きます。バスよりも早く着きます。」と懸命の呼び込みがある。ここでフリーパスを買っていなかった事が功を奏して乗り合いタクシーに乗り換える。ワンボックスの乗り合いタクシーはゆったりと座れてラッキーである。フリーパスを買ってしまっていれば混雑バスに乗るしか無かったので何が吉になるか分からないものだ。一番後方の方は乗れるかどうか微妙な感じである。
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このタクシーは観光タクシーでもあるので、ドライバーの方が良く喋る面白い方で和気藹々とした雰囲気でいろは坂を登っていく。明智平までは道路状況も凍結は一部だけだったが、明智平を過ぎて下りになると完全な圧雪路である。
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赤鳥居を少し過ぎた立木観音バス停横のトイレのところで降ろして貰って乗り合いタクシーを見送る。
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ここのトイレは中は暖房が効いていて冬場にとても有り難い所である。(この先の公衆トイレは冬場使用不可だったので要注意)ここで衣服調整やスパッツ取り付けなどを済ませて準備に10分以上掛けて9:16この場所からスタート。赤鳥居の右側に見えているのが言わずと知れた男体山であるが、写真中央の中禅寺湖の向こう側に尖った形をしているのが社山である。
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この日は良く冷え込んだが、天気は申し分なく日光白根山もクッキリと見えていた。
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バリバリに凍結した道路を恐る恐る歩いてい15分で立木観音に到着。
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この先の歌ヶ浜駐車場に行くにはスタッドレスかチェーンは必須である。
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そのまま道路を歩いて歌ヶ浜駐車場を過ぎると右側のゲートのある林道に入っていく。イタリア大使館別荘の案内のあるほうである。林道に入ると雪が多く、歩くのに時間が掛かり、歌ヶ浜駐車場からイタリア大使館別荘まで約20分掛かった。
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ここから先は更に雪が深くなる。4日前の南岸低気圧がもたらした降雪で結構積もったようだ。
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深い雪を避けて湖岸に出て水際を歩く。社山が近づいて来たがまだまだ遠い。
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中禅寺湖は氷結する事は無いのだが、気温は本当に低く水際の小石や枯れ枝は飛沫が凍り付いて氷柱のオブジェになっている。
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振り返ると男体山が綺麗だ。乗り合いタクシーで一緒だった若者は男体山に登ると言っていたが、今は3合目辺りだろうか?
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この場所からは真ん中に日光白根山を挟んでの大パノラマである。
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このログハウスは地図で確認すると民宿とのことであるが、この時期営業している雰囲気はない。
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漸く最終のゲートまでやってきたがここまで約1時間である。
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ゲートには中禅寺湖1周に対する注意書きが出ていた。特にこの時期はちょっと無理だと言う事である。
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ゲートを過ぎるとすぐに狸窪と呼ばれる分岐にでる。
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ここで地図を確認しながらこの先どうするかを検討する。帰りのバスは15:50。余裕を見てもこの場所に14時には戻らなければ15時には中禅寺温泉まで戻ることが出来ない。出来れば温泉にも入りたいので13:30にはこの場所に戻りたい。と思って計算すると阿世潟まで約30分。阿世潟峠まで30分。雪の状況を考えると阿世潟峠から社山山頂までの往復3時間。時間的余裕は全く無いと言うか休憩無しでギリギリバスに間に合うかどうかと言う結果に至った。雪の多さを考えていない計画の甘さを痛感しつつ半月山に計画変更を決める。半月山山頂からはミニ縦走で中禅寺温泉に戻る予定である。
深い雪を前にここでアイゼンを装着。前回アイゼンが破損したので今日は6本爪の軽アイゼンである。ここで男性1人女性2人の3人パーティが追いついて来られた。同じ様に半月山に登られるとの事で、ちょっと心強くなった。3人パーティもここで小休憩との事なので、声をお掛けして先に進む。先行者のトレースはスノーシューとワカンとツボ足の3人分。
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普通に歩いていても突然ズボっと踏み抜いて膝くらいまで入る。まるで地雷原を歩いている様で歩き難い。
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登山道に入ると、トレースはあるものの、テープやリボンと言った類の目印が全く無い事に不安を覚える。
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トラバース気味に進んでいるのは地形図で確認しても同じなのだがどうもトレースが信じられなくなってきた。特にこの場所で右の谷に降りて更に右側にトラバースしている所で不安を感じつつトレースを辿る。
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ここから先写真を撮る余裕は無いほど急な斜面をストックでバランスを取りながら転げるように谷に降りる。この谷が曲者で、2~3歩進んだところでズボッと踏む抜いて腰まで埋まってしまった。ストックを使って必死で抜け出したがテンションは一気に下がる。そこからも太腿までの踏み抜きを二三度繰り返しながら20分ほど進んだ所でこのルートは正規のルートではないと確信した。
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この先もトレースは続いているのだが、傾斜はキツクなり無事に稜線に出られるかどうか非常に不安である。分岐から約1時間歩いており本来のコースタイムではもう半月峠に着いている筈なのだが、全くその気配はない。計画では遅くとも半月山山頂に12時には着く筈だったが、時間は既に11:22。ツボ足でテンションが下がっている事に加えてルートに対する不安、冷静に判断すれば撤退である。撤退するのであれば早い方が良い。ここで撤退を決定。今日は雲ひとつ無い晴天で山頂から得られたであろう大展望に未練を残しつつ木々の間から見える中禅寺湖を1枚撮影し引き返す。
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腰まで踏み抜いた谷のトラバースの登り返しが嫌だなぁと思いつつ谷まで戻ると後続の3人パーティが丁度谷をトラバースする所だった。急な下りは見事な尻セードで楽しげに降りてこられたが、私の撤退判断を話す。但しトレースは続いているので行けるのかも知れないが、時間的制約も含めて戻ることを伝える。男性は地図でもトラバースしているので行ける所まで行って見ると言われて進んでいかれた。この時点でGPSがあれば軌道修正出来たのだろうが、私のスマホ無料アプリ山旅ロガーではログは取れても現在地確認が出来ない。有料版の山旅ロガーゴールドでは出来るようなのだがケチったツケが回ってきた。帰ってきてからログを確認するとやはり大きく右に逸れていた。多分この尾根だろうと自分的に思っていた場所がやはり正解だった様であるが、目印も何も無くトレースを信じて進んだ自分の未熟さを痛感した。(帰宅後300円の山旅ロガーゴールドをダウンロードした事は言うまでもない)
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11:57に狸窪に戻ってきた。予定では半月山山頂に着いている時間である。
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昼食場所を探すべく、阿世潟辺りまで行く事にする。美しい樹相の中を歩いていくが雪は多く歩き難い。
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中禅寺湖に小さく上野島が浮かんでいるように見える。
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ズームで寄って見る。深いところは水深160m位あるのだが、本当に浮かんでいる様な島である。
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風紋が出来た雪面に木の陰が伸びていて良い雰囲気である。
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湖岸に出られる場所で下に降りて湖岸を歩く。存在感のある男体山が綺麗だ。乗り合いタクシーで一緒だった若者はもう山頂に立っただろうか?
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水面に映った自分の影。心なしか元気がなさそう・・・。
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丁度対岸が中禅寺温泉であそこまで帰らなければならない。モーターボートで一気に帰れば楽だろうな。
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飛沫が凍って石も大福アイスの様になっている。
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阿世潟はダケカンバの森の様だ。
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この辺りの湖岸の岩に腰掛けて男体山を眺めながら昼食にする。朝握ってきたおにぎり2個とカップヌードルの簡単な昼食を済ませた。男体山のこの雄姿が最高のおかずである。
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帰りは来た道を戻るのだが、歩いた分だけ景色が変わり退屈はしない。日光白根山が綺麗に見えるポイントも何箇所かあり心を奪われる。朝の電車で大きなザックにピッケルなど完全な冬山装備の方々が何人も居られたが、湯元温泉からあの山に登っているのだろうか?
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イタリア大使館別荘の手前では氷柱の簾が出来ていた。演歌「兄弟船」の歌詞に♪雪の簾を潜って進む♪と言うのがあるが、氷柱の簾は初めて見た。そして正面に見える尖った山容が社山である。
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歌ヶ浜駐車場に戻ってきたが、ここの湖岸はもっと凄い事になっていた。
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湖岸の木は完全に氷結しオブジェの様である。そしてそれを激写する男性(笑)
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あとは道路に出て温泉に向かう。途中でベンツの除雪車?調べて見るとウニモグと言う多目的作業車と言う車らしい。これならどこでも行けそうだ。
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そして充分過ぎる余裕を持って14:32湖畔の湯に到着。ここは東武系列の日光レイクサイドホテルにある温泉であるが、ホテルの離れになっているので立ち寄り入浴でも気兼ねなく入る事が出来る。ここはフリーチケットで割引があるらしいが、通常料金1000円(タオルつき)と有名観光地プライス。露天風呂はなく、檜の大浴槽だけであるが、硫黄臭たっぷりの白濁したいかにも温泉!という泉質でゆったりと寛ぐ事が出来た。そして奥に暖房の効いた無料の休憩室があり早速自販機でプシュッ。
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バスの時間の10分程前にバスターミナルに行ったのだが、何と観光客で長蛇の列。1台目のバスには乗り切れず、臨時の2台目で何とか乗ることが出来た。東武日光駅に着いたが16:37のスペーシアには間に合わず17:20(下今市で17:30スペーシアに乗り換え)に乗ることにする。東武特急は会員登録しておけばスマホから予約決済が出来て特急券の確認はスマホの画面を提示するという私鉄としては素晴らしいシステムを持っている。バスの中で予約決済を済ませたので時間まで駅前の土産物屋などを覗きながら時間をつぶす。今日は駅から女峰山・赤薙山もクッキリと見えていた。
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東武日光駅では私鉄では珍しい駅弁を売っている事でも有名であり、駅弁と缶ビール・缶チュウハイを買い込んで17:20の新栃木行き普通列車に乗り、2つ先の下今市で特急に乗り換える。
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スペーシアは本当に快適で、何と食堂車まで付いているので旅行気分は盛り上がる。駅弁とビール・チュウハイを飲食しながら本を読みウトウト出来るのは本当に楽である。何より渋滞知らずがイイのだ。そして19:20浅草駅に到着。凄いぞスペーシア!(最近鉄ちゃん化している自分が少し怖い)
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by hawks-oh-muku | 2013-02-10 13:40 | 栃木の山 | Trackback | Comments(4)