<   2012年 12月 ( 3 )   > この月の画像一覧

2012年の山歩き

最新の山歩き
12/19(水)富嶽十二景 高川山
今年最後の山行、天気は微笑んでくれた。
a0122149_17283752.jpg

a0122149_17291629.jpg

何とか年賀状には間に合った? 富士山をズームイン
a0122149_1729093.jpg

真っ白な間ノ岳と右端にはカッコイイ甲斐駒ケ岳も顔を出していた。
a0122149_17403774.jpg


16)12/19(水) 高川山(初狩駅~男坂~高川山~むすび山~大月駅)NEW058.gif
15)11/29(木) 茅ヶ岳(深田公園駐車場~女岩~深田久弥終焉の碑~茅ヶ岳山頂~尾根道~深田公園駐車場)
14)11/03(土) 荒船山(内山峠登山口~艫岩展望所~経塚山~艫岩展望所~内山峠登山口)
13)10/27(土) 瑞牆山(みずがき山自然公園~不動滝~山頂~富士見平~みずがき自然公園・時計回り周回)
12)10/20(土) 男体山(二荒神社コース往復)
11)10/06(土) 苗場山(祓川コースピストン)
10)09/26(水) 毛無山・十二ヶ岳(毛無山登山口~毛無山~十二ヶ岳~金山~節刀ヶ岳途中撤退~金山~十二ヶ岳~桑留尾~毛無山登山口)
 9)08/25(土) 黒岳(新道登山口~新道峠~破風山~黒岳ピストン・すずらん群生地駐車場~府駒山~釈迦ヶ岳ピストン)
 8)08/10(金) 黒斑山(車坂峠~中コース~トーミの頭~黒斑山~表コース~車坂峠)
 7)08/09(木) 草津本白根山(白根レストハウス~本白根遊歩道最高地点~展望所~鏡池~白根山レストハウス~草津白根山)
 6)07/28(土) 本仁田山(鳩ノ巣駅~コブタカ山~本仁田山~奥多摩駅)
 5)07/08(日) 高尾山(稲荷山登山道~高尾山~小仏城山~千良木~相模湖)
 4)06/30(土) 谷川岳(天神平~天神尾根~肩の小屋~トマの耳~オキの耳~一の倉沢出合×往復)
 3)06/23(土) 尾瀬ヶ原(鳩待ち峠→山ノ鼻→牛首→ヨッピ橋→東電小屋→見晴→龍宮→周回)
 2)03/11(日) 筑波山(筑波山神社→御幸ヶ原コース→男体山→女体山→白雲橋コース)
 1)01/14(土) 愛鷹連峰越前岳(十里木登山口→越前岳→富士見台→越前岳→十里木登山口)
by hawks-oh-muku | 2012-12-31 20:30 | 2012年の山歩き | Trackback | Comments(6)

列車で行く山梨富嶽十二景「高川山」

2012年12月19日(水) 高川山(初狩駅8:23→登山口トイレ8:45→玉子石ルート分岐8:55→男坂・女坂分岐9:13→女坂合流9:38→高川山頂9:52(まったり休憩)10:25→
天神峠11:34→峯山三角点11:45→むすび山12:29(休憩)12:39→大月駅13:02
累積標高差+625m-710m

新宿発松本行きの特急スーパーあずさ1号自由席3号車のシートに身を沈めたのは出発7分前の6時53分だった。

なんて、小説風に書き出すとこんな感じだろうか?
今日はどこに行こうかと、いつもの優柔不断さで色々と迷ったが結果的に出した結論が
電車で行く軽めの山歩きとなった。

最初に断っておくが、私は意志が弱く軟弱者である。
しかし人には様々な場面での立場もあり、人は強く生きなければやっていけない。
従って、精一杯の虚勢を張り、さまざまな意思決定を立場上してきているので他人からはそうは見えないかも知れない。

しかし本来の自分の姿は前述の通りなのである。
関東に来てから複数回登ったのは、高尾山と筑波山だけで
それ以外は初めての山ばかりであって2回として同じ山には登っていない。
従って一番気を遣うのは登山口までのアクセスで、秋口は前夜発の車中泊で遠出もしてみたが、
この季節になるとさすがに車中泊は厳しく、何より道路状況がさっぱり掴めない。
ちょっとした所でも道路の凍結などFF車ノーマルタイヤで行ける所となるとかなり限定されてくる。
そうなると行きたい山はあるのだが、色々迷って悩んだあげく踏み切れずに山歩きから遠ざかる事になる。

懸案の年賀状に使う写真を撮影しに富士山の眺望が綺麗な山に行きたいと思い描く。
この時期ダイヤモンド富士が見られる本栖湖にある竜ヶ岳が第一候補であるが、
この日の天気予報を見ると山梨の河口湖付近で最低気温-5℃を見ると早朝の道路状況は不安が一杯である。
ましてやダイヤモンド富士を観る為には、暗いうちからの山歩きとなり不安は増幅する。

そんな不安な気持の中、考え着いたのが電車で行く軽めの山歩きで富士山の眺望がすばらしい山。
そうそれが山梨富嶽十二景十一番「高川山」だったのである。

いつも単独行の私の場合、車であれば誰に気兼ねすることなく自由な時間に出発出来る反面
優柔不断さが出てしまって、グズグズしている内に時間が過ぎて山行きを中止してしまう事があるのだが、
電車となると時間が決まっている為、30数年のサラリーマン生活の習慣で
朝が早くてもピタリと時間を合わせられると言う特技が活かせるのである。

と言う訳で、5時前に起床し準備を整えて6時5分にいつもの通勤電車に乗り込む。
今日は平日の為、通勤時間帯であれば満員列車で大きなザックを背負った登山者は、
かなりの邪魔者であり、周りの冷たい視線もザックと共に背負わなくてはならないが、
この時間なので何とか回避出来た。
それでも早朝出勤者で結構な乗客であるが、ザックが迷惑になる程ではなく乗換駅の集中する、
日本橋・大手町を過ぎると空席も目立つようになりゆっくり座って高田馬場に到着。
山手線に乗り換えてホームで電車待ちをしている頃に薄っすらと明るくなり新宿駅に着く頃にはすっかりと明るくなった。
朝食用におにぎり弁当を買って、スーパーあずさ1号の自由席に乗り込むが、思ったより乗客は多い。
立川・八王子への通勤客が結構利用されている様で、2人掛けシートの片側は殆ど埋まっている。
大きなザックがあるので何とか一人で座れる席を確保したいところで自由席の6号車から3号車まで
車内を移動しながら席を探し歩いて、最後の3号車でようやく空席を見つけて席に着く。
(結局前述の通り、立川・八王子では降りる方が多く、隣の席が埋まることは無かった)
7時ちょうどに発車したスーパーあずさ1号は八王子までは、そんなにスピードは上がらないが、
平日なので中央線各駅の通勤客で一杯のホームをメロディホーンを鳴らせて通過いくのはチト申し訳ないが、快感である。

特急列車は快適に進んで八王子に近づくと、山並みも見えてきて、その先に富士山も姿を現すが
晴れの天気予報に反して低い雲が垂れ込めている。
しかし明るくなって来ているので、天候の回復を祈るような気持ちで八王子を過ぎると特急のスピードが上がる。
新宿から数えて3つ目の停車駅である大月には7時55分に到着した。
ここから一つ先の初狩駅までは各駅停車に乗り換えであるが、各停は8時16分で約20分の待ち合わせである。
大月駅は、富士急線の乗換駅でもあり、立ち食いそば屋や売店もありここでの朝食でも良かったとも思った。
初狩駅には売店も無いと聞いていたのでここで菓子パンを2つ買い求めて各停電車を待つ。
この駅からはこれから登る高川山も良く見えていた。
a0122149_2203521.jpg

ブラブラしながら時間を潰している内に8時16分発の各停電車がホームに入ってきた。
a0122149_2211425.jpg

いそいそと乗り込むと、同じ様な登山者も2名居られたが次の初狩駅で降りた登山者は私一人であった。
初狩駅はこの時間では窓口のシャッターが降りている無人駅状態で、スイカをタッチして特急券は置いて改札を出る。
a0122149_2215032.jpg

駅前にも何の商店もないが、山への案内だけは親切で、地図を確認する必要もなかった。
a0122149_2223093.jpg

a0122149_2224944.jpg

a0122149_2242256.jpg

a0122149_225438.jpg

a0122149_2251779.jpg

a0122149_2254452.jpg

生活道路を歩いて大きな墓地の横を歩いていくと狩猟注意の看板と共に熊注意の看板もあり慌てて熊鈴をセットする。
a0122149_2261846.jpg

この先も迷うことなく矢印の方向へ進んで10分ほど歩くと未舗装林道となる。
a0122149_2271431.jpg

更に登山口の前には綺麗な簡易のトイレがあり、人気の山であることが分かる。
a0122149_2283390.jpg

トイレの場所から5分で玉子石ルートとの分岐となり玉子石を経由しない方を選ぶ。
a0122149_22113937.jpg

ここからが本当の登山道で植林の中の尾根道を登っていく。
a0122149_2213369.jpg

a0122149_22133982.jpg

玉子石ルートとの分岐から15分程の登りで男坂・女坂の分岐点に出る。
a0122149_2216083.jpg

この山の下には、リニアモーターカー実験線のトンネルが通っておりその工事かどうか解らないが、発破作業が行われている様だ。
a0122149_22175961.jpg

今朝はかなり冷え込んでおり標高600m程の所でも霜柱が立っており小気味良い音を立てて踏みしめていく。
a0122149_22194559.jpg

冬枯れの自然林の登山道は陽が差し込んで明るい。
a0122149_22221261.jpg

高度を上げるに連れて麓の景色が望めるようになる。眼下に中央道が見えるが、例のトンネル事故で通行止めが続いており車は1台も通っていない。
a0122149_22252582.jpg

大きな岩が出てきて傾斜はキツクなって来る。
a0122149_2227065.jpg

ロープが掛かっている場所もあるが、別にロープが無くても登れる程度の傾斜である。
a0122149_2228426.jpg

a0122149_22282843.jpg

やがて女坂との合流地点になり、振り返ると待望の富士山が姿を見せる。
a0122149_22302095.jpg

ズームで寄るとこんな感じで雲が邪魔をして全容は現さない。
a0122149_2231133.jpg

急登を登り切ると稜線に出て落葉の堆積した登山道は一旦ちょっと下ってから又登りになる。
a0122149_22455265.jpg

熊笹の中をジグザグに登山道はついている。
a0122149_22462146.jpg

すぐに分岐が現れて真っ直ぐに進むと羽根子山・大岩山を経由して初狩駅に出る道である。
a0122149_22535065.jpg

高川山へは左に曲がる。
a0122149_22541874.jpg

山頂はもうすぐの様である。
a0122149_225457100.jpg

ひと登りで高川山頂に到着。ゆっくり歩いて初狩駅から1時間半弱である。
a0122149_22571887.jpg

実物は・・・・
a0122149_2258931.jpg

ちょっと雲が邪魔であるがまずまずの眺めである。10倍ズームで切り取るとこんな感じで雲から上が雪の切れ目だと言う事がよく分かる。
a0122149_230167.jpg

等倍の写真はこんな感じであるが、肉眼では富士山がもっと近く感じる。
a0122149_235499.jpg

山頂は360度の大展望で、方位盤はこんな感じで山座同定を楽しめる。
a0122149_2372292.jpg

富士山に向かって右側には南アルプスが顔を覗かせているが、真っ白に冠雪しているのは間ノ岳で右端には甲斐駒ヶ岳が確認できる。
a0122149_2394463.jpg

頭だけを見せている甲斐駒ケ岳をズームイン。
a0122149_23115345.jpg

こちらは三ツ峠山。初狩駅から三ツ峠山へ縦走して河口湖まで出る健脚ルートもある様だ。
a0122149_23135680.jpg

今日は平日でここまで誰一人会わずに山頂も独り占めであり、この贅沢な景色を眺めながら菓子パン1個を頬張る。
チャイミルクティーを飲みながら丁度食べ終わった頃に2人組の登山者が登ってきたので挨拶を交わしながら富士山独り占めのポジションを譲る。
流れていく雲が富士山の景色を変えて行くのをのんびりと眺める。
a0122149_23185261.jpg

a0122149_23194487.jpg

a0122149_23202691.jpg

a0122149_23205686.jpg

時間が早い事もあり、菓子パンを1個食べただけの休憩であるが、約30分ものんびりと景色を堪能した。
それでは予定通りむすび山コースで大月駅まで縦走する事にする。コースタイムは2時間40分とある。
a0122149_671413.jpg

この先に続く縦走路も冬枯れで明るい雰囲気である。
a0122149_695052.jpg

この山の人気の所以は駅から駅へのルートが豊富である事で、この分岐でも富士急線とJRを合わせて3つの駅名がある。
a0122149_6124657.jpg

むすび山(大月駅)方向に進むと登りになり小ピークの所で田野倉駅ルートとの分岐になる。
a0122149_6144287.jpg

そこからは下りになるのだが、落葉が堆積しており滑りやすいので注意しながら進む。
a0122149_6155771.jpg

a0122149_6161114.jpg

今日は、電車での低山歩きなので靴はお蔵入りしていたミドルカットのトレッキングシューズを履いて来た。
このシューズは6年前に宮崎で山歩きを始めた時に購入したもので、
靴底がチビッて滑りやすいので先日駄目にした2代目のシューズにしたのだが、
この初代シューズは靴底の磨り減りを除けば健在で、ミドルカットで底が柔らかめなので舗装路歩きでも楽なのである。
これは電車でも歩きやすくて正解だったのだが、下りではやっぱり靴底が磨り減っていて滑りやすくて気をつけながらの足運びとなった。
縦走路は小刻みなアップダウンがあり結構歩き甲斐がある。どんどん進むと大月市の街並みが見えてきて
一番先の山がゴールのむすび山だろう。
a0122149_2131312.jpg

地図には表れないほどの小ピークが幾つもありアップダウンを繰り返して進むと急な長い下りになる。
a0122149_21342031.jpg

ここが滑りやすくてお助けロープを握り締めて慎重に下った。
a0122149_2135515.jpg

振り返ると高川山が綺麗に見えていた。
a0122149_21363661.jpg

更に下っていくと山ノ神の祠があった。
a0122149_2140137.jpg

そのすぐ下が天神峠で分岐になっており大月駅へは花咲経由とむすび山経由の2ルートあるがむすび山経由の道を進む。
a0122149_2142402.jpg

登りに転じた登山道を上がると今度は赤い屋根の祠があり、先程の祠と対になっているようでこの写真の奥に先程の祠が写っている。
a0122149_2144521.jpg

少し登ると展望が開けて、リニアモーターカー実験線が見えている。
a0122149_2148230.jpg

名も無きピークばかりだったが、峯山とプレートの架かるピークもあったが地図には表記されていない。
a0122149_2151306.jpg

そして三角点のあるピークに到着。地図上には512.9mの三角点があるので多分これだと思い写真を撮る。
a0122149_2155398.jpg

しかし先に進むとまたまた三角点が現れる。こっちが512.9mピーク?
a0122149_2157958.jpg

そこから先は標高もかなり下がって、里山歩きの感じになってきたが、振り返ると富士山が顔を出している。
a0122149_21585652.jpg

ズームで寄るとまだまだデカク見える富士山である。
a0122149_2203978.jpg

そして12:29に最後のピークむすび山に到着。ここは大月防空監視哨跡であった。
a0122149_2232989.jpg

a0122149_22434.jpg

ここでもう1個残っていた菓子パンを食べて最後の休憩とした。
大月駅からの特急かいじは13:04と14:04で、今からなら13:04に間に合いそうだが
大月市内を散策して見たかったので、14:04の列車に乗ることにしてのんびり過ごしたあと下っていく。
むすび山からの下りはあっという間で、住宅地のところに降りてくる。
a0122149_22101410.jpg

a0122149_22103986.jpg

この先道路に出ても案内はしっかりと出ていて有り難かった。
a0122149_2212714.jpg

道路を歩いて橋を渡るところで高川山を振り返る。
a0122149_22131162.jpg

甲州街道を歩いて大月市内を散策する。
a0122149_2214687.jpg

駅前には13:02に戻ってきたが、あと1時間市内を散策し、13:50に大月駅に到着。
a0122149_2216499.jpg

そして14:04時刻通りに特急かいじがホームに入ってきた。
a0122149_22175128.jpg

こうして電車利用の山歩きは終了したが、今回は特急を使ったこともありすこぶる快適で
冬の山歩きは電車利用のルートを探して見ようと思う。

今日のルート図
a0122149_2342935.jpg

a0122149_2361187.jpg

by hawks-oh-muku | 2012-12-22 22:23 | 山梨の山 | Trackback | Comments(4)

深田久弥が最後に目指した頂へ「茅ヶ岳」

2012年11月29日(木) 茅ヶ岳 深田公園駐車場7:50→深田公園7:54→女岩9:29→深田久弥記念碑10:03→山頂10:24(昼食休憩)→千本桜分岐11:14→林道出合12:21→深田公園駐車場12:36
累積標高差+-759m

いよいよ仕事の方は師走モードに突入し、土日は現場第一線での勤務との指示が出て平日が休みとなった。現場大好きの私にとっては願ったり叶ったりの話で早速今週は木曜日に休みを取らせて頂いた。
山の紅葉もほぼ終了し、冬枯れの中どこに行こうかと思案する。2000mを超える山では既に雪山へと様相を変えていると聞き、魅力は感じるものの私の技量では不安が先に立ち踏み出す勇気は無い。
そしてこの時期懸案の年賀状用の写真を撮影すべく富士山が綺麗に見える山への山行も計画しないといけないがこちらは天気が問題である。昨年は丁度この時期に富士山展望の山として有名な三ツ峠山へ登り年賀状用の写真を撮影したのだが、その時は青空ではなく富士山も雪が少なく納得できる写真は撮影できなかった。
そしてこの日の天気予報であるが、午前中は晴れるが午後から下り坂で夕方には雨が降る予報である。年賀状用の写真撮影山行は別の日がよさそうであるが、あわよくば富士山の見える山と言う事で展望の良い山を探した。
そこで候補に挙がったのがこの茅ヶ岳である。「日本百名山」の著書で余りにも有名な深田久弥が登山中に脳卒中で急逝した事で、深田久弥終焉の地として知られている。この事を日本百名山を数多く抱える山梨県が放って置く筈が無く、登山口に深田公園を整備し無料の駐車場も完備している。
それにしても深田久弥が最後に目指した頂とはどんな所なのか?展望の良さと共に大いに興味のあるところである。
天気は午前中勝負と言うことであり、前夜よりの車中泊で行こうと思っていたが朝はこの冬一番の冷え込みと聞くと思わず尻込みをしてしまい早朝出発とした。
朝5時前に自宅を出発し、首都高・中央道と順調に進んでいく。さすがに平日の早朝なので道路は空いていて走りやすい。夜が明けて来て景色も良くなり途中で真っ白に冠雪した富士山も見えてテンションが上がる。更に山梨県に入って車を走らせて行くと目の前に南アルプスの絶景が出てきた。この道を走るのは初めてではないが夜に走っていたのでこんなに素晴らしい景色とは知らなかった。近くのPAに車を停めて写真を一枚撮影する。
a0122149_539658.jpg

ここから韮崎IC迄はすぐだった、そして茅ヶ岳登山口の深田公園駐車場も韮崎ICからは10分程で到着した。駐車場は砂利の未舗装であるが、広くて整備された立派な駐車場である。
a0122149_5401029.jpg

トイレも設置されていて簡易式の建物だが大変綺麗で水洗である。
a0122149_5403429.jpg

軽くストレッチをして準備を整えて歩き出す。
a0122149_5422066.jpg

まずは深田公園に立ち寄る。
a0122149_5431980.jpg

a0122149_2223231.jpg

a0122149_5441180.jpg

ここは登山口とは逆方向なので少しだけの寄り道になるが、せっかく来たのだから外す訳にはいかない。「百の頂に百の喜びあり」今は猫も杓子も百名山のブームであるが、本来どんな山でも山頂に登ればその山の素晴らしさがあり登った喜びがある。その事を深田久弥は言いたかったのだと思うが、本人の意図しない方向へ向かってしまったのが現在の異常とも言える百名山ブームなのではないだろうか?私は元々一人で始めた山歩きであるし、日帰り登山限定でもあるので低山をのんびり歩くのが好きである。なので百名山信奉者ではなく現在のブームにはどちらかと言うと否定的な方であるが、この記念碑を見て改めて名言だなぁと思った。
そんな事を考えながら来た道を少し戻って登山口から登山道に入る。最初は林道の様ななだらかな道であるが、昨晩の冷え込みで両側にはビッシリと霜柱が立っている。
a0122149_5465764.jpg

a0122149_5471051.jpg

この山は紅葉の時期も美しいと聞いているが、今はすっかり落葉しており陽が差し込んで明るい登山道になっている。
a0122149_5495012.jpg

a0122149_5502981.jpg

落葉が堆積した道をガサコサと踏み分けて20分ほど歩くと舗装林道が出てくるのでここを横切って進む。
a0122149_553145.jpg

ここからも広くなだらかな登山道であるが、ゴロタ石が一杯で決して歩きやすい道とは言えない。
a0122149_5561235.jpg

歩き始めて1時間ほどで女岩に到着。ここは唯一の水場と言う事だが落石が多く立ち入り禁止となっている。
a0122149_5585176.jpg

しかし落石注意と言う事であれば、元々自己責任の山歩きなのでザックを降ろして空身で女岩まで行って見る。荒れていてちょっと歩きにくかったが女岩まで3分ほどで到着。
a0122149_624988.jpg

設置された樋からチョロチョロと水が流れているが、ちょっと飲めそうには無い。
a0122149_641516.jpg

見上げると確かに岩は脆くなっていて安全性を考えると立ち入り禁止も止むを得ない措置か。
a0122149_662781.jpg

a0122149_664313.jpg

ザックを降ろした所まで戻って山頂を目指す。ここからは急登になり大きな岩を越えていく。
a0122149_69277.jpg

ちょっとした危険箇所を越えると先程の女岩の上に出るが、ここから振り返ると木々の間から南アルプスの山が姿を現す。
a0122149_6125980.jpg

ここからも稜線に出るまで急登になるが、落ち葉が10cm以上も堆積しており登山道が判り難い。
a0122149_615396.jpg

足首まで完全に埋まってしまい、さながら落葉ラッセルだ。
a0122149_617419.jpg

ピンク色のテープ目印も所々にあるものの、本当に登山道が判り難い。ジグザクに道は付けられているのだが間違って登山道を外すと、フカフカで更に足が沈み込んでしまうのですぐに判る。
a0122149_6214899.jpg

後から来る人のためにと思って出来るだけストックと足を使って落ち葉を掻き分けて踏み後をつけて進み女岩から40分ほどで稜線に出る。
a0122149_625847.jpg

稜線に出てから5分程で深田久弥終焉の碑に到着する。
a0122149_2224349.jpg

この場所は奥秩父の金峰山や瑞牆山が一望できる見晴らしの良い所だった。金峰山はこちら側からは「きんぷさん」長野県側では「きんぽうさん」と呼ぶが、ここからは山頂の五丈岩まで見える位の展望場所だった。
a0122149_21322521.jpg

そして先日登った瑞牆山も美しい岩峰を見せていた。
a0122149_2134091.jpg

その場所からはごつごつした岩が出てきて急登になるが山頂まではもう少しだろうと登っていく。振り返ると富士山がお出ましだ。
a0122149_21373569.jpg

山頂直下はちょっとした岩場になる。
a0122149_21383760.jpg

標高が上がり岩場で木々も途切れてどんどんと見晴らしが良くなってきた。金峰山と瑞牆山も一望できる。
a0122149_2141136.jpg

富士山もハッキリとした雄姿が拝めるようになってきた。
a0122149_214362.jpg

そして10:13茅ヶ岳山頂に到着する。山頂は360度の大展望でまずはすぐ目に入ったのは八ヶ岳である。
a0122149_22244123.jpg

そして南アルプスの山並みも遮るもののないすぐ目の前に迫っている。
a0122149_2153954.jpg

一際目を引くのは甲斐駒ケ岳である。カッコイイ山容に思わずウットリし自然と頬が緩む。
a0122149_21544023.jpg

その左側に鳳凰三山。オベリスクもクッキリと確認できるし、左奥には真っ白な北岳も控え目な姿を覗かせている。
a0122149_21581238.jpg

そしてその左側の奥に見える白い頂は間ノ岳だろうか?
a0122149_223693.jpg

パノラマで見ると南アルプスから八ヶ岳までが一望の景色で、その間には遠く北アルプスまで見えているのだ。
a0122149_2243573.jpg

更に右側に振ると八ヶ岳から奥秩父の名峰の連なりまでの大展望である。
a0122149_226176.jpg

瑞牆山と金峰山が見える方角の山梨百名山の山頂表示は2本立っている。
a0122149_2275963.jpg

これは悪戯により紛失し新しく建て直した後に、捨てられていた標識が見つかり元に戻したので2本あるのだそうだ。そう云えばこの事を戒める登山口に警告の案内が出ていた。
a0122149_22104313.jpg

そして振り返ると富士山と文字通り360度に百名山が見える何とも贅沢な山頂である。
a0122149_22133586.jpg

この景色こそが深田久弥が最後に目指した頂だったのだ・・・・。富士山はズームにすると剣が峰までハッキリと見える素晴らしさである。
a0122149_22182598.jpg

八ヶ岳と甲斐駒ケ岳の間に目を移し遠望すると北アルプスの真っ白な山並みも確認できる。
a0122149_22202434.jpg

北アルプスの左端は乗鞍岳だろうか?
a0122149_22225252.jpg

時間的には早いので昼食はどうしようかと思ったが、この景色をおかずにすればコンビニ弁当も豪華なランチに変わりそうで、八ヶ岳が目の前に見える場所に座るところを見つけて昼食にする。コンビニ弁当とお湯を沸かしてカップはるさめの簡単なお昼だが、この景色が一番のおかずになった。
a0122149_22265644.jpg

コーヒーも淹れてのんびりと過ごし、最後に富士山と南アルプスを写真に収めてから下山に掛かる事にした。
a0122149_22295670.jpg

鳳凰三山とチラリと見える北岳の頂も見納めである。
a0122149_22312589.jpg

下りは尾根道を選ぶ。5分程下ると千本桜ルートとの分岐に出るが今日はそのまま下ることにする。
a0122149_22335931.jpg

下っていく途中、冬枯れの季節だから見える景色だろうと思うが落葉した木々の間からも南アルプスや富士山が見えていた。
a0122149_22364340.jpg

a0122149_22371180.jpg

途中からは自然林と植林の間の防火帯を歩く事になる。
a0122149_22385720.jpg

真っ白な頂は間ノ岳か?
a0122149_22402268.jpg

途中岩場の急な下りもあったが、12:19に林道まで降りてきた。
a0122149_2242690.jpg

a0122149_22423315.jpg

林道を左に曲がってすぐに朝横切った場所に出てきてここを右に入って深田公園まではなだらかな道を下っていく。
a0122149_22441182.jpg

そして12:36駐車場に戻ってきた。天気予報通りお昼までは何とか天気も持ってくれて、澄んだ空気のお陰で素晴らしい景色を拝む事が出来て大満足の山行となった。
帰りのお楽しみの一つである温泉は、道の駅「にらさき」に併設された「ゆーぷる韮崎」に行く事にした。ここの素晴らしさは駐車場から甲斐駒ケ岳がこんなに綺麗に見える事。
a0122149_22504755.jpg

そして先程登った茅ヶ岳も綺麗に見える事であった。山容が八ヶ岳に似ている事から「ニセ八つ」と呼ばれるのも頷ける山容である。
a0122149_2253652.jpg

そして温泉であるが、市民350円で市外は700円と倍の金額はちょっと納得いかないが泉質はぬめりがあってスベスベになり湯温も丁度良くとても良かった。
そして帰り道も富士山がずっと姿を見せてくれて今日も遠出をしてきた甲斐があった。
a0122149_22572714.jpg


この日は時間も早く平日だった事もあり渋滞も殆どなく早い時間に帰って来ることが出来た。しかしこの3日後にこの日通った笹子トンネルで大惨事があろうとは思ってもない事で、ニュースを見て本当に驚いた。全く不幸にもこの事故の被害に遭われた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
by hawks-oh-muku | 2012-12-03 22:40 | 山梨の山 | Trackback | Comments(4)