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氷結の石ブテ東谷

2011年1月31日(月) 金剛山 水越川公共駐車場10:22→石筆橋10:31→鉄板橋10:47→東谷・丸滝谷分岐11:06→中尾の背エスケープルート分岐11:50→詰め上部の滝(名前は知らない)12:13→中尾の背・丸滝谷分岐13:04→六道ノ辻13:10→大日岳13:22→国見城址広場13:33(昼食休憩)13:58→葛木神社14:03→葛木神社裏餌場14:11→大日岳14:23→六道ノ辻14:30→太尾塞跡14:40→東尾根分岐15:01→水越川公共駐車場15:24
累積標高差+815m-790m

今年の冬は長期予報どおりの厳冬となっており、年末からの年越し寒波により金剛山に積雪した雪は一度も融けることなく増え続け現在は40cmとなっている。更に断続的に一級の寒波が押し寄せ有名なツツジ尾谷二ノ滝やモミジ谷第六堰堤なども凍りつき見事な氷瀑になっている。今年は六甲有馬の氷瀑も見ることが出来たし、先週は金剛山の氷瀑を欲張って前述の2つを見てきた。そこで更に欲は深くなり金剛山のもっと違う氷瀑を見てみたいと思うようになる。地球温暖化が叫ばれている中、今年のような厳冬シーズンはこの先いつあるかわからないと思うとついつい欲深くなるのである。
そうなると、すぐに思いつくのは丸滝谷の上の丸滝である。あそこは元々水の流れが弱いので見事な氷瀑になっているのではないだろうか?石ブテ東谷の上部にある壁のような滝も凍っているに違いない等と思いを馳せる。しかし凍りついた滝を上手く越えられるだろうかと言う一抹の不安もある。石ブテ東谷上部の滝は超える事が難しいかもしれない。それならば、東谷の滝を見た後、丸滝谷分岐まで引き返して丸滝谷を登ってみよう。上の丸滝も駄目なら再び下って中尾の背を登ってみようと言う計画だった。そう又しても二つの氷瀑を見てみようという欲張り計画を立てた。(この事が如何に甘い考えだったかを思い知らされる結果となったが・・・)

いつもの通り水越川公共駐車場に車を停めたのは10時15分頃。先週もっと早い時間に登らねばと言う反省をしたばかりであるが、全然活かされていないと我ながら呆れてしまう。結局準備を整えて歩き出したのは10:22と先週と殆ど同じ時間である。今日は先週よりも更に車の数は多く、駐車場も8割方埋まっていた。
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遊歩道の横を流れる水越川に掛かる石積みの堰堤を見てみると、氷瀑にはならないが、飛沫が凍り付いて昨晩の冷え込みの厳しさを物語っている。
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この標高でこんなに凍っているのなら丸滝谷や石ブテ東谷は凄い事になっているのではないかと楽しみになる。淡々と旧道を下って石筆橋を渡る。トイレ付近の路上駐車スペースも満車状態である。
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舗装林道を歩いていくが雪は日陰に少しある位で殆どない。しかし楠正成の壁画?がある大堰堤の放水路も大きな氷柱が出来ている。
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ここを過ぎて少し行くと漸く雪が出てきた。少し早い気もするが着け易い場所でと思い丸滝谷・石ブテ東谷入口の鉄板橋のところでアイゼンを着用する。
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やはりアイゼン着用の判断は早すぎて、鉄板橋を渡って植林の中に入ると登山道に雪は全く無い。今更外すのも面倒でそのまま進んで入渓ポイントから沢に入る。
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今年は雪が多いので沢の水は多く、勢い良く流れているが飛沫が凍りつきいかにも寒そうだ。
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沢沿いにも雪は少なく、アイゼンで岩をガチガチ言わせながら入渓ポイントから10分で分岐に到着。
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予定通り東谷に進む。ここにある滝も飛沫が凍り氷柱になっている。
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左側から巻いて滝を越えると小滝が連続する。岩が凍っていてアイゼンで足元を確かめながら登って行く。
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一つ目の滝はロープを頼りながら左岸(右側)を越える。
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しかしロープが凍り付いていつもの様には行かない。足場を確かめアイゼンを効かせて手懸かりを探しながらしがみついて越える。ロープも氷の芸術になっている。
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この辺りの滝は標高も低いので完全に凍りつくまでには至っていない。
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登り切って下を覗く。
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この2段になった滝を越えるのにも4分を要しておりこの先に不安を感じる。と言うかこの滝を越えた時点で下るのは恐ろしく、引き返すのは諦めて東谷一本で進む事にする。上の方で行き詰ったら中尾の背にエスケープするつもりだ。(6本爪軽アイゼンでここに足を踏み入れたのは軽率だったかと少し後悔する)
次なる滝は、右側の斜面を巻く為そう難しくはない。
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近づいてみると8割方凍り付いている感じだ。
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次の滝は完全に凍り付いている。ここは夏なら滝の中を難なく越えられるが、これは軽アイゼンでは無理で右側斜面を巻いて越えた。
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更に進むと細長い滝である。これも凍り付いており右側を越える。
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川の上に分厚い氷が張っていてアイゼンで氷を確かめながら進む。
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ちょっとしたゴルジュも越えるのに一苦労だ。
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中尾の背エスケープルートの分岐。ここに戻って来るかもしれないなぁ等と思いながら前へ進む。
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最初にこの谷を歩いた時に迷い込んだ紛らわしい分岐。足跡がついているが誰かが登ったのだろう。大丈夫だったのだろうか?今の時期、藪は無いが結構な急斜面を登って太尾塞のすぐ下に出る魔の分岐である。これは巻き道ではないので進んではいけない。充分注意が必要である。
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正解はこの倒木を潜って沢を忠実に遡って行く。
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雪の重みに耐えかねて新たな倒木が行く手を阻む。
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雪深い中を巻いていく。
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倒木ゾーンを過ぎるとやっと広い場所に出る。
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ここでザックを降ろして小休憩を摂る。時間は既に12時を少し回っており1時間半以上掛かった事になる。
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再び氷の張った沢を歩く。この先沢が二股に分岐するが右が本流である。
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分岐からほんの少し歩くと目の前に氷の壁が現れた。この写真では下流の氷結部分まで写している為壁に見えないが、実際は絶壁のような滝である。
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真下まで進んでみると、やはりロープは氷漬けにされてここを直登する事は素人には無理である。
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べったりと凍り付いている為、ツツジ尾二ノ滝の様な美しさは無いがアイスクライミングの練習には丁度良いのでは?と思う。(私には練習すら到底無理であるが・・・)
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仮にロープがあったとしても前爪のついたアイゼンがないと絶対に登れないと思う。6本爪の軽アイゼンで来るべき場所ではなかった事は確かである。巻き道を探ると左岸(右側)の斜面を少し登った所にロープが見えた。
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巻き道と言えども急傾斜の危険な所でロープを支えに深い雪の足元を確かめながら登る。トラバースも足掛かりが弱く、ロープを掴んでいないと不安定である。トラバースにもロープがあって助かった。
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巻いてから恐る恐る下を覗きこむ。装備と技術があればアイスクライム出来るのだろう。
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更に少し進むと、そんなに高く無い滝があるがこれまたロープもろとも氷結している。
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これも左岸から巻いて越えると水の流れは無くなり蟻地獄ゾーンに突入するが思ったより雪が深い。
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ここは上に行けば行くほど傾斜はきつくなる。雪に足を取られるが下の方はロープがあり助かった。
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2本目もロープがあり一歩一歩足を蹴り込んでロープを頼って登る。
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下を振り返る。写真ではそんなに傾斜は無いように見えるが、かなりの斜度で滑ったらどこまでも滑落して行きそうだ。
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ここから更に斜度が増すが、ロープが無い。Wストックを一番短くし両手で交互に空き差して必死で登る。この斜度では前爪の無い軽アイゼンだとキックステップでつま先を蹴り込んでもズリズリと滑るため、必死で踏ん張り短くしたWストックを突きまくりである。滑落の恐怖と背中合わせで必要以上に力が入り踏ん張るために普段使わない筋肉を駆使する事になり脹脛や膝が痛む。滑落の恐怖と戦いながら立ち木があれば掴んで必死で登って行くと雪に深く埋もれたロープの根元が見えた。
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6本爪軽アイゼンで気軽に来るべき所では無かったと後悔しきりであるが、今はもう登り切るしか道はない。必死の形相でストックを突きまくり、つま先を蹴り込んで登る。又しても雪深く埋もれたロープの根元だけが私をあざ笑うかの様に現れた。ロープがあればどれだけ心強い事かと今更ながらに思う。
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この木に掴まり一息入れる。振り返ると、たおやかな山容の大和葛城山が癒しをくれる。早く平和な一般道に出たい!と強く思う。
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何とか雪深い蟻地獄を抜け出して登り切った。後ろを振り返る、いつもの装備で冬場の東谷に入った事は余りにも軽率な行動だった。大反省である。
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ここからは何と平和な道だろう。見慣れた中尾の背・丸滝谷の出合まで来てそう思った。
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六道ノ辻手前の道も雪が深く、足を沈み込ませながら六道ノ辻に13:10到着。スタートから3時間近く掛かっている。
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大日岳に登るのも久し振りであるが、雪が多くて登り易くなっている。
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大日岳からは大峯の山々が良く見えていた。
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ここの温度計はマイナス7度位をさしているが余り寒さは感じない。
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売店裏に出てくると、凄い氷柱がぶら下がっている。
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転法輪寺の寺務所の屋根も雪の重みで少したわんでいる。
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山頂の温度表示はマイナス7度。やはり良く冷え込んでいる。
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カマクラは裾野が広がりすぎていたので少し削った様だ。
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国見城址広場13:33着。スタートから3時間以上掛かった事になる。見通しは抜群で六甲山まで綺麗に見えていた。
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しかしこれだけ冷え込んでも霧氷はない。昨晩は星が綺麗に出ていたのでガスも発生せず乾燥していたのかも知れない。夜中だけガスってくれればと思うがそれは虫が良すぎる話である。
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ベンチで簡単な昼食を済ませて、葛木神社に向かう。雪化粧した転法輪寺の枝垂桜と少し覗いた青空が綺麗である。
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何時もの様に葛木神社に参拝し裏参道からブナ林に向かう。何時もの定点観測。
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餌場に向かうとヤマガラが餌を啄ばみに来て可愛らしい仕草を見せている。
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葛木神社裏を廻って大日岳に向かう。見通しが良いので展望台にも行きたかったが、肉体的にも精神的にも疲労困憊しており太尾東尾根で駐車場に直行するつもりだ。再び大日岳に来ると稲村ヶ岳・大普賢岳が美しい姿を見せており思わず息を飲む。
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ここで金剛山とは不釣合いな重装備の二人連れの方が居られた。ヘルメット姿にピッケルを持ち、腰にはカラビナがいくつもぶら下がっている。どこを登られたのだろう?石ブテ東谷もこの装備であれば氷瀑直登も可能なのだろうか?自分の軽率で無謀なチャレンジが恥ずかしい気持ちになった。本格的なクライマーも練習に来る金剛山なのである。
六道ノ辻を過ぎて太尾塞跡を14:40に通過。
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短い激下りを過ぎてどんどん下って西尾根・東尾根分岐まで来ると雪は殆どない。
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アイゼンを外して一気に下り駐車場に15:24到着である。今日は無事で何よりである。
そして帰りには毎度のかもきみの湯に行く前に行ってみたい所があった。そう展望台に行けなかったので大峯の山々を展望できる場所に行きたいのである。山麓線を五条方面に進んでいく。左側の展望が開けるところから既に大峯の山々が夕日に照らされて輝いているが、先へ進む。目的地は5万人の森公園である。昨年の2月に津越の福寿草レポでコメントを頂いてから度々訪れているanikobeさんのブログ「カフェテラス」でここから冠雪した大峯の山々の展望写真を見てから一度良く晴れた時に行って見ようと思っていたのである。
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階段を登り展望台へ進む。
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お~素晴らしい景色である。弥山・八経ヶ岳は奥のほうで見えないが、その前衛の山も真っ白になっている。
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稲村ヶ岳は神々しい程の美しさを見せている。
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角度を変えると吉野へと続く奥駈道の稜線が美しい。
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今日は反省する事の多い山行だったが、最後のこの展望で全て救われたような気持ちになった。最後に大きく深呼吸をして公園を後にしてかもきみの湯に向かった。
by hawks-oh-muku | 2011-01-31 21:56 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(9)

霧島新燃岳追想記

昨晩仕事から単身先の自宅帰り、いつものようにテレビをつけた私の眼に信じられない光景が飛び込んできた。
激しく噴煙を上げて噴火しているのは紛れも無く何度も歩いた事がある新燃岳である。
火山・地震の多い日本においては今までも火山活動により大きな被害が起きている。
それは三宅島であったり浅間山であったり記憶に新しいところでは長崎の雲仙普賢岳の
火砕流により多大なる被害が出た事は、映像で何度も繰り返し放映され目に焼きついている。
しかしながら、それらの火山は自分に馴染みがない事からそれ以上の感情移入は起きなかったのである。
でも今回は違う!私が山歩きを始めた思い出の地であり、山歩きを始めたキッカケとなったのもこの霧島連山の高千穂峰なのである。
その天孫降臨伝説のある霊峰高千穂峰を良く観光写真で使われる撮影ポイントが主峰韓国岳からの構図である。(この写真は2006年11月22日に撮影したものである)
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この写真の中央右にぽっかりと口を開けているのが新燃岳なのだ。
新燃岳の火口にはエメラルドグリーンの水を蓄えた火口湖があり、写真でその美しさを見て自分でも
行きたくなりその年の12月に訪れたが、火口湖はガスに覆われ見ることが出来なかった。
そして念願のエメラルドグリーンの火口湖を拝めたのは年が変わった2007年1月17日の事だった。
このときの写真がこれである。
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バックに写っているのは韓国岳でお決まりの構図であるがこの時は本当に感動した。
火口の右壁から少し白い水蒸気の様な噴煙がでているのがお分かり頂けるだろうか?
別の角度から撮影した写真にはその様子が良く映っている。
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活火山独特の硫黄の臭いがして、風向きにより硫黄臭がキツイと吸い込まないように注意が必要ではあった。
その後も何度と無くこの火口縁を歩いた。風の通り道となり猛烈な風が吹く事が多く、まともに立っていられない程の烈風の時もあった。

この思い出深い、新燃岳が激しく噴煙を上げる映像を見た時には本当にテレビに釘付けになってしまった。
08年の夏ごろに火山活動の兆候が見られて、入山・立ち入り制限がされて霧島縦走が出来なくなっていた。
一旦解除になったとも聞いていたが、最近また警戒レベルが引き上げられたとも聞いていた。
それが突然の噴火である。
この大噴火を予測したかのような本が過去に出ている。「死都日本」
こんな恐ろしい事にならない事を切にお祈りし、被害が最小限で済む事を願っている。

新燃岳現在の様子。九州の方のブログ「ぼちぼちいこか」 その2
by hawks-oh-muku | 2011-01-28 00:34 | 九州の山歩き | Trackback | Comments(6)

欲張りな金剛山の氷瀑巡り

2011年1月25日(火) 金剛山 水越川公共駐車場10:21→水越峠10:30→金剛の水10:59→カヤンボ橋11:08→モミジ谷入口11:10→第一堰堤11:13→第二堰堤11:17→第三堰堤11:18→第四堰堤11:38→第五堰堤11:44→本流ルート分岐11:47→第六堰堤11:52→旧本流ルート分岐12:08→葛木神社裏ルート出合12:29→裏参道ブナ林12:35→葛木神社12:37→国見城址広場12:45(昼食休憩)13:18→タカハタ谷入口13:21→ツツジ尾谷分岐13:28→二の滝13:46(小休憩)→二の滝滝口14:03→千早本道六合目付近14:12→八合目14:34→九合目14:45→国見城址広場14:52→青崩72番14:59→ワサビ谷自然林散策→セト15:18→青崩登山口16:10→水越川公共駐車場16:24
累積標高差+1065m-1055m(時計の高度計記録による計測値、時間は休憩・写真撮影などを含むゆっくりペースで参考程度です。)

今日は金剛山の氷瀑巡り周回ルートを歩いてきた。モミジ谷の第六堰堤とツツジ尾谷の二ノ滝の氷瀑は、例年だと凍り付く期間が限定され気温が上昇するとすぐに融けてしまうが、今年は厳冬で長い期間氷瀑状態が続いている様である。この二つの氷瀑を同じ日に観ようとすると公共交通機関を利用する方に分があるのだが、マイカー登山の場合は駐車地点に必ず戻ってくる事が大前提であるためルートはおのずと限定される。モミジ谷を下山ルートとされる方も居られるが、私の場合技術的に熟練している訳でもなく(と言うか万年初心者で進歩無く・・)更に単独ゆえに急坂を下るモミジ谷はリスクが高いのでこの時期は出来るだけ避けたいところである。モミジ谷を登りに設定するとなると、ツツジ尾谷を下って黒栂谷をセトまで登り返すルートがあるが今回はもう一ひねりしたい。そこで今回は二ノ滝から千早本道にトラバースし登り返して見ようと思った次第である。本当はこれに霧氷満喫ルートを組み込んだ欲張りルートも考えていた。当初考えていたルートは、モミジ谷本流ルートで葛木神社裏に登り、そこから大日岳に向かう道を歩いて青崩道へ抜ける。そして72番からワサビ谷自然林の霧氷を満喫しカタクリ群生地から左に折れカトラ谷水場の上に出て、クリンソウの谷を登りタカハタ道へ抜け、ツツジ尾谷を下って二ノ滝を観てから千早本道で登り返すと言う何とも欲張りな事を考えていたが、朝起きられなかった時点で単なる妄想に終わった。

と言う訳で朝起きたのは8時であり、遅れついでに朝食を摂りゆっくり準備をして香芝の自宅出発は9:20頃。天気予報では曇りのはずだったが小雨がぱらついておりテンションは下がるが、金剛山では多分雪だろうと良い方に気持ちを切り替えて山麓線を走っていく。ところが雪に切り替わったのは金剛山どころではなく御所を過ぎた辺りでミゾレから雪に変わり、名柄交差点を右折し309号線で水越トンネルに向かっていくとトンネル手前では道路脇は白くなり始めている。この先の道路状況に不安を感じつつトンネルを抜けると雪はパワーアップしており、旧道は路面も真っ白になっている。
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上の写真を撮るために坂道で一旦止まると言う愚行を犯し、再発進にビビリながら何とか水越川公共駐車場に車を停める。今日は平日にもかかわらず登山者は多いようで、トイレ付近の路駐スペースは車が溢れており、水越川公共駐車場も半分くらい埋まっていた。
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雪は降り続いており、上だけゴアのレインウェアを着込んで10:21に出発。風は無いものの雪の降り方はかなりのもので帰りの車の事が心配になる程だ。
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水越峠からダイトレに入ると既に真っ白で、早すぎるがここの東屋でアイゼンを装着する事にした。
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越口まで来ると、伐採された木材が積み上げられている。1/7に妻と歩いたときにユンボが除雪作業をしていたのは木材を搬出する為だったのだろうと合点がいった。
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年輪を数えるほど暇ではないが、植林をして出荷できるまでに大体50年掛かるらしい。
(ざっと数えるとやはり50年ものの様に見える)
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高度経済成長の時期に建築用木材が不足する事から沢山の植林が行われたので、全国各地の山林で伐採・出荷の時期を迎えているらしい。しかしその後輸入木材に押されて価格も下がり現在の林業が置かれている状況は非常に厳しく、先代から引き継いだ山林を売らざるを得ない方も増えて来て中国人が買い漁っていると先日TVで報道されていた。今年の冬は雪が多くこの伐採作業も大幅に遅れているのではないだろうか?更に経費がかさみ厳しい状況が容易に想像される。無神経に立ち入り禁止の場所に入ると山主さんの神経を逆なでする様なもので無闇な立ち入りは気をつけるべきだろう。
さてそんな事を考えながら金剛の水まで来た所でレインウェアが暑くて汗を掻いて来た。幸い雪も小降りになってきたのでここでレインウェアを脱いでザックにしまう。山シャツ一枚になり(勿論ベースレイヤーのアンダーウェアは着ているが)モミジ谷入渓ポイントにやってきた。積雪量は更に増えている様だ。
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第一堰堤のところでも水流の横に大きな氷柱が出来ており、第六堰堤の氷瀑に期待が膨らむ。
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第四堰堤の少し手前にある小滝にも氷柱がぶら下がっている。その上にベテラン風の女性2名の登山者がなにやら話しこんで休憩中であった。
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ここで先行させて貰い大きな氷柱をつけた第四堰堤を越えると積雪量は更に増える。
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第五堰堤を越えて本流ルートとの分岐に11:47到着。この時期にモミジ谷を歩かれる方の目的は間違いなく第六堰堤の氷瀑なので、左側には一切の足跡はなく右の本流ルートに進んでいる。
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毎度の美しい本流ルートへのV字渓谷。
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分岐からものの5分で第一目的の第六堰堤に到着。完全に凍結し氷の中を水が流れている。
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下まで行って見ると凄い迫力を感じる。まずは充分満足点である。
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ここから今日の踏み跡は、通常のルートにはなく、堰堤の左側(右岸)の急坂を直登している。雪の多いこの時期限定かもしれないが、今日はこの踏み跡を辿って直登する。ズルズルと滑る箇所もあり慎重に登り切って振り返る。
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堰堤の上の広くなった所で、小休憩。ステンレスマグボトルに容れて来た熱いチャイミルクティを飲む。この場所はどの季節でも好きな場所である。
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ここで再び雪が激しくなるが、この先の急登を考えると汗を掻きのそうなのでそのまま進み美しい沢筋を登る。
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しかしこれはちょっと失敗だったか、容赦なく雪が山シャツを覆っていく。
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旧本流ルートと本流ルートの分岐に着いて見ると、なんと今日は旧本流ルートにしか踏み跡が無い。旧本流ルートはまだ歩いた事が無く、踏み跡を辿って行って見ようかとも思ったが、この積雪量で初めてのルートを単独で行く事には一抹の不安があり思い留まる。
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一人本流ルートに今日初の足跡を付けていく。
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本当に今年の積雪量は半端ではない。私が行く山では6本爪の軽アイゼンで充分だと思っていたが、今年は本格的なアイゼンが欲しくなる位だ。軽アイゼンの限界を感じつつ滑らないように慎重に足を進める。
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ブナの木も必死で雪の重みに耐えている様だ。
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漸く葛木神社裏のルートに出て、神社に向かう。丁度餌場のところから単独の男性が登ってきた所で、旧本流ルートを登られた様だ。餌場のところでは野鳥が驚きながら様子を窺っていた。
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ブナ林にも霧氷が着き美しいが、それを打ち消すようなガスである。
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いつもの定点観測は一面のガスに覆われ全く見えない。
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葛木神社の積雪もどんどん増えて雪下ろしをしなくても大丈夫なのだろうかと心配になる。
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なにやら黄色い歓声が響き渡っており何事かと思ったら、今日は東大谷高校の耐寒登山の様だ。東大谷高校は1958年から金剛山の耐寒登山を続けている事で有名で山頂売店横に並ぶベンチもこの高校からの寄贈品である。みんな楽しそうに登っている、何事も継続は力なりでこの学校の伝統行事なのだろう。
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山頂の気温はマイナス3度。寒さはマシな方だ。
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巨大化したカマクラは裾野を広げてトイレ前は離合できない狭さである。
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すっぽりとガスに包まれた国見城址広場には12:45の到着である。
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雪は降り続いており、少し戻った回数掲示板前の屋根つきベンチで昼食にした。おにぎりと春雨ヌードルの質素な食事の後、コーヒーを淹れて寛ぐ。マイナス3度なら食事中に身体が冷え切る事はない。30分少し休憩をして第二目的のツツジ尾谷に向かう。タカハタ道の霧氷が綺麗である。
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タオルを被せてもらっているがお地蔵さんも雪に覆われて寒そうだ。
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ツツジ尾谷分岐から植林の道を下っていく。植林を抜けて谷筋に出るが積雪が多く慎重に降りていく。
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二ノ滝の巻き道は、下りは危険な箇所が2つあり木の根っこを掴んで一層慎重に降りる。
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そして二ノ滝はと見ると見事な氷瀑になっている。
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下まで降りていき間近で観るとこれまた迫力満点である。
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平日でこの時間になると誰も居らず、ザックを降ろしてチャイを飲みながらゆっくりと氷瀑見物が出来た。
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10分少し休憩をして、もう一度巻き道を登り返す。登りの方が危険度は遥かに少ない。巻き道を登り切り右に曲がって滝口へ降りていく。
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滝口から二ノ滝を見下ろす。滑ったら一巻の終わりか?
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ここから千早本道へは高低差のないトラバースになる。雪が深いので滑らないように進む。
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天候が回復してきたようで、途中の展望ポイントから大阪側の景色が一望できた。
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難儀したポイントが1箇所だけ。この倒木の下は四つん這いになって何とか潜り抜ける事が出来る感じだった。
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千早本道に出てきた。二ノ滝の滝口から僅か8分のトラバースだった。
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振り返るとこんな感じで、この左側に道がある。千早本道の6合目と6.5合目の中間くらいである。
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この時点で14時過ぎであり、登ってくる人は少ないが当方は疲れもありゆっくり登っていると、後ろから追い越される。私は普通にどう見ても千早本道を登って来た登山者にしか思われないだろう。これしきの登山道で疲れ切った軟弱物と思われている様だが、釈明のしようも無くゆっくりと歩を進めて漸く8合目である。
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どちらを進むか?当然ブナの木が美しい右の通称自衛隊道を進む。(距離は延びるけど・・)でもこの選択は正解で、美しい霧氷を堪能できた。
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美しい霧氷を見ながらなので疲れも感じず九合目に到着。以前にもブログに書いた気になる表示。
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近道の方の表記を改めるべきだと思う。千早本道は耐寒登山で一番使われる道である。人生に近道も楽な道もないと教育すべき所なのに、近道と楽な道しかないのは如何なものか?近道の方が距離は短いが傾斜はキツイ、だったら本道とすべきだろう。
楽な方は歩かずに本道を上がると回数掲示板に出る。時間は既に14:49である。
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天気の回復した国見城址広場に直行する。登り返しが正解の展望が得られた。
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ワサビ谷上部の自然林に着いた霧氷が美しく輝いている。
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太尾東尾根で降りるつもりだったが、これを見て考えが変わる。青崩道で降りて途中で寄り道をしよう。自然と足が青崩道へ向いてしまった。
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青崩道から見るだけでも美しい霧氷が楽しめる。
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止せばいいのに72番の電柱からフラフラと自然林に入っていく。どんどん下って美しい霧氷を満喫する。青空でないのが残念だが・・・。
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もっと下って行きたいが時間は既に15時を回っており理性が働いて適当な所から登り返す。青崩道に戻って植林帯に突入。お昼過ぎまでガスに覆われていたので、植林にも新たに霧氷が着いたのだろう、ヒノキの植林も美しい霧氷に覆われていた。
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セトには15:18到着。ここで最後の休憩を摂る。僅かに残ったチャイを飲み干し一服である。
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ブナ林からは全く見えなかった大和葛城山であるが、ガスが晴れて良く見えている。
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大阪側も良く晴れている様だ。
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この辺りまで来ると雪が無くなりアイゼンを外す。良く考えるとスッピンの土の上を歩くのは久し振りの事である。(12/20以来)
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青崩登山口に下りてきたのは16:10と遅くなり、欲張りなルートを歩くのならもっと早出しないと駄目であると今日も反省する。
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ここから旧道を歩いて水越川公共駐車場に戻った。積雪・凍結があると帰りが怖いと思っていたが、路面の雪は完全に融けていて単なる杞憂に終わった。
帰りはいつものかもきみの湯に寄りゆっくりと温まってから帰宅した。少し欲張ると金剛山でも累積標高差が1000mを超えて行動時間も6時間と充実した山歩きであった。
by hawks-oh-muku | 2011-01-25 21:39 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(6)

霧氷まつり開催中!三峰山でスノーハイク

2011年1月21日 三峰山 御杖青少年旅行村9:57→新道ルート登山口10:52→新道峠11:38→三畝峠12:25→三峰山山頂12:37→八丁平12:43→三畝峠12:57→山小屋13:03(昼食休憩)13:46→山小屋(トイレ有)14:13→登り尾登山口14:37→青少年旅行村14:47
累積標高差+-750m(時計の高度計記録による計測、時間は小休憩・写真撮影等を含むゆっくりペースの参考目安タイムです)

今日は三峰山に行って来た。当初は金剛山の欲張りロングルートを考えていたが、携帯からウェザーニュースをチェックした所、金剛山は曇りマークが並んでおり12時台に辛うじて晴れマークが一つ付いているのみである。続いてもう一つの候補地である三峰山をチェックすると午前中は曇りマークであるが、午後からは晴れマークが並んでいる。そして気温も金剛山よりも1度高い予報になっている。標高は金剛山よりも100m程高い三峰山であるが、それでも気温が1度高い予報と言う事は陽が差して温度が上がると言う事だろう。今年は年初からお天気に恵まれた山歩きが続いており、今日もウェザーニュースを信じて三峰山に行く事にしたのである。
午後からの晴れに期待して今日は8時丁度に香芝の自宅を出発。中和幹線を走らせ大和高田辺りでコンビニに立ち寄り金剛山方面を見ると良く晴れているではないか。大和葛城山には少し雲が掛かっているが、金剛山山頂は良く見えており、遠目に見ても白くなっているのが判り霧氷も綺麗に違いない。
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逆に今から向かう三峰山方面はどんよりとした雲が低く垂れ込めており選択ミスをしたか!と思ったが気分はもう既に三峰山モードになっており天気予報を信じて先へと急ぐ。榛原から国道369号線に入っても暫くは雪もなかったが、高井を過ぎた辺りから道路脇に雪が見え出す。
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更に進んで弁財天トンネル手前辺りでは道路脇の残雪もかなり増えてきた。
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除雪されているので走行には何ら支障は無いが、路面凍結の恐れがあるので慎重に走らせていく。御杖村役場を過ぎて青少年旅行村の案内を見て右折し神末集落に入っていく。ここからの道路状況が心配されたが、こちらも綺麗に除雪され何の問題も無かった。
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「ようこそ三峰山霧氷まつりへ」の横断幕に迎えられて旅行村に入っていく。
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登り尾ルート・不動滝ルートへはこのアーチ手前の第4駐車場が一番近いが、今日は新道ルートを登りに使うため少し上の駐車場に停める。第2駐車場へ入ろうとするが坂道は凍結している。
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それでも何とか駐車場に車を入れるが一面積雪しており帰りが不安な状況である。
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そこで一旦下ってトイレのあるオートキャンプサイトになっている第3駐車場に車を停めた。
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準備を整えて9:57に新道ルートに向けて出発。ふとトイレの所に張ってあるポスターに目が行く。霧氷祭りの期間に土日祝は姫石の湯の割引券が発行される事は知っていたが、平日は「三峰山に登ってきたよ」と言うだけで良いらしい。昨年は気が付かなかったが今年からのサービスだろうか?平日登山者にとっても朗報である。
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最初からアイゼンを着け様かとも思っていたが、舗装路で雪が無いと歩き難いのでそのまま来たが、少し上のバンガローサイトの所からは完全な雪道である。
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いずれ装着するのであればつけ易い場所で着けたほうが良いのでバンガローサイトの縁側をお借りして早くもアイゼンを装着した。ついでに雪は降っていないが念の為ザックカバーも掛けていく。
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いつもは下りに使う退屈な舗装路であるが、完全な雪道で快適な歩きである。
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ここの植林はいつも手入れが行き届いていて感心するが、積雪による倒木を防ぐために新たに間伐をされていて更に驚かされる。
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しかも間伐材の搬出は春になってからするつもりなのか、倒した木の皮を綺麗に剥いて処理してある。そして切り倒す方向は、木に当たらず重ならない様に絶妙の間隔で並んでおり「いい仕事してますねぇ~」と思わず唸らされてしまう。
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途中アイゼンの装着もしたが、新道ルート登山口には10:52と50分以上掛かった事になる。でも今日は快適な雪道で全く退屈はしなかった。
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鹿除けネット沿いに植林の中を登って行くと、少しの間だけ自然林の場所に出る。ここから見るモヒカン尾根(尾根の部分だけ自然林を残した植林なので勝手に名付けただけであるが)に霧氷が着いて綺麗である。
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それに青空が見えてきて陽も差してきた。さすがウェザーニュース!頼りになる!と思っていたところ急に携帯からメール着信音が鳴る。山の中で携帯に着信があるとドキッとして一遍に現実に戻されるので嫌なのであるが、メールを見るとウェザーニュースから体感予報質問メールである。何とも出来すぎた話である(笑)
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振り返ると曽爾高原から倶留尊山が綺麗に見えている。
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再び植林帯に入っていくが高度が上がり積雪量も増えてきた。上から雪が落ちてくるのでザックカバーは正解である。
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鹿除けネット沿いに自然林が見えてきて程なく鹿除けネットを開閉して沢沿いに入っていく。雪が多くネットは開閉し難い。
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秋に綺麗な錦絵の黄葉を見せてくれた沢沿いの自然林は小さい霧氷を纏い今は水墨画の様だ。
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雪深い道を登って行くと新道峠が見えてきた。
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ここから踏み跡を辿って登って行くが、その横にはこれ見よがしにスノーシューの跡がある。昨日のものだと思うがスノーシューがあれば新雪を快適に歩けるんだぞ!と誇らしげに残った跡は嫌味を感じる程憎らしい。
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ヒメシャラ群生地分岐を横目に登った小ピークがとても良い雰囲気でザックを降ろして小休憩を摂る。マグボトルを出して熱いチャイミルクティーを飲む。5分強立ったまま休憩し小ピークから下っていく。絶好の尻セードスポットだが・・・・小走りに下る。(勇気なし)
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雪はどんどん深くなり歩き難い、今日の先行者の足跡は2名程なのが判る。ワカンかスノーシューがあれば楽なのかも知れないがツボ足で登る。結構体力を消耗する。
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何度かアップダウンを繰り返して進んでいくと常緑樹が目に付き出す、アセビの様だ。
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深い雪を苦労しながら登って行くと、先行者2名が見えた。
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人のラッセルの後をずっと歩く事をラッセル泥棒と呼ぶらしいが、出来る事なら追い越したくないなぁと思いながら追いて行くと、後ろから気配を感じたのか立ち止まって休憩しだした。浅ましい心を読まれた様で、挨拶を交わして追い越す。当然この先は今日の踏み跡はない。
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雪の重みに耐えながらアーチを作って出迎えてくれるアセビの下を潜って進む。
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苦戦しながら漸く三畝峠に12:25到着。
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この時期の新道ルートはワカン・スノーシューがないと結構ツボ足になるので要注意である。下山ルートとして使おうとして雪深さに諦めて引き返した跡も見受けられたので、今日は途中の区間で踏み跡なしとなったのだろう。
三畝峠から少し歩いて八丁平分岐を右に見て山頂へ進むと霧氷のトンネルとなる。
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そして晴れた時には御嶽山が見えると言われるビューポイント。御嶽山は見えないが空気が澄み渡りかなり遠くまで見渡せた。
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遠くに伊勢湾も薄っすらと見えていた。
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青空が出てきて霧氷が一段と映える。
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あっちこっち写真を撮り捲くり山頂到着は12:37となった。
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倶留尊山から大洞山まで室生火山群が綺麗に見えていた。
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次は八丁平に向かう。いつも歩き難い箇所も雪のお陰で歩きやすく一気に下って八丁平に到着。そこには今までこの場所から見た中で最高の景色が広がっていた。
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景色を堪能し三畝峠に向かう。見覚えのある音羽三山とその奥に大和葛城山・金剛山まで見えていた。
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ズームで寄ると水越峠を挟んで対峙する両山が良くわかる。
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振り返って八丁平の美しい雪原を見納める。
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関西のマッターホルン高見山のビューポイントからも秀麗な高見山の雄姿もこの通り。
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先程のアセビはアーチで出迎えてくれたが、帰りはアセビが倒れて通せんぼだ。仕方なく四つん這いになって潜り抜ける。
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再び三畝峠に出て山小屋に向けて下っていく。この辺りも雪が深い。ヒノキの植林もモンスター級の樹氷になっていた。
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山小屋には13:03に到着。今日登りに新道ルートを使ったのはここでぬくぬくと昼食を摂る為だ。登り尾ルートで登った場合山小屋での食事には早い時間になり、ここで食事を摂る周回ルートを計画すると今日のルートになったのだ。冬山での昼食は、暖かいメニューを摂りたくなるが風があったり雪が降ったりすると折角の昼食が我慢大会になってしまう事がある。なので山小屋・避難小屋があれば積極的に利用する様にしている。
今日もメニューは肉うどんとワンパターンであるがこれが一番簡単で旨いのである。
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レトルトの牛丼の具は湯煎してからの方が良いのだが、そのまま搾り出して一緒に煮込んでしまう。ネギだけはこだわりでたっぷりが旨い。
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昨年は焚き火もあったが、今日はない。ただ小屋で風が凌げるだけで全然違う。
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40分強ゆっくり休憩して下山とする。お地蔵さんはバンダナの上から毛糸の帽子をスッポリと被せて貰って暖かそうだ。
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雪が深く、風が強い場所は風紋が出来ている。
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みつえ山林組合の家は、昨年2月に完成した山小屋だが日当たりのいい場所を選んで建てたのかこの辺りだけ雪も無い。屋根にも積もっていないのは屋根の角度と日当たりに秘密があるのかもしれない。雪下ろし不要とは上手く考えている。みつえ山林組合はやはり「いい仕事しますねぇ~」
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さてその下にあるトイレ併設の山小屋で衣服調整を兼ねて小休憩していく。
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この小屋も中で焚き火が出来る冬場には大変有り難い小屋である。またここのトイレは冬季期間でも使用可能である。(不動滝ルート上にあるトイレは冬季使用不能である)
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登り尾ルート登山口となる橋に14:37に戻って来た。
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ここから駐車場までもアイゼンを付けたまま歩けて14:47駐車場に戻って来た。今日も青空の下スノーハイクが楽しめた一日だった。
帰りは当然の如く姫石の湯に立ち寄っていく。旅行村の駐車場に書いてあった通り、券売機横のフロントで「三峰山に登ってきました」と告げると、「お疲れ様でした」と割引券を出しマジックで三と書き番台でこの券を渡すよう言われて500円を支払う。(但しこれは平日限定で土日祝は必ず旅行村事務所で割引券を貰わないといけない。)
温泉では1時間以上ゆっくりと寛いで家路についた。

「山歩きとは全く関係の無い余談」
本来この話は、ブログネタとしては独立してタイトルを書くべき話であるが、当ブログは山歩き専用ブログとしている為、ここに書かせて頂く。適当に読み飛ばして下さい。

【恐るべき偶然の話】
山歩きの翌日、つまり1/22(土)の事であるが、この日は月に一度の合同会議があり終了後に九州OB会と称して同時期に九州に赴任経験がある9名と九州出身者で最近近畿に転勤してきた2名の11名で難波にて宴会をした。不肖私が幹事を務めさせて頂いたが、「博多の冬はやっぱりモツ鍋やろうもん」ともつ鍋屋を予約して1箇所だけある小部屋のような所で宴を楽しんでいた。酒も進み話も盛り上がり、ちょっとトイレに行こうと部屋を出た所で突然「お父さん!」と聞き覚えのある声に振り返ると、何と長女である。高校時代の友人と10名ほどで飲んでいるところ(今流行の女子会)だったらしいが何と言う偶然か!
これが香芝の居酒屋で鉢合わせするならまだ判るが、星の数ほど店がある大阪みなみで鉢合わせするとは奇跡に近い偶然である。長女の勤務先は梅田だが、高校は奈良だったので近鉄・JRと便利な難波にした様だ。何一つ疾しい事はしていないが、こんな偶然もあるから悪い事は出来ませんねぇ。当然私の宴会の席で自己紹介をさせましたが、会社の同僚もあまりの偶然に驚いていた。
50年程の人生の中でもトップクラスの偶然の話でした。あ~びっくりしたなぁもう。
by hawks-oh-muku | 2011-01-21 23:17 | 台高・大峯 | Trackback | Comments(7)

六甲山で霧氷・氷瀑三昧

2011年1月17日(月)六甲山 自宅8:04→赤鳥居8:34→魚屋道登山口8:52→風吹岩10:01→雨ヶ峠10:44→一軒茶屋11:53→六甲最高峰12:08(昼食休憩)12:46→極楽茶屋跡13:22→百間滝分岐13:43→百間滝13:53→似位滝14:00→白石滝14:18→七曲滝分岐14:33→七曲滝14:41→ロープウェイ有馬温泉駅15:30→有馬温泉「金の湯」15:39
累積標高差+1210m-795m

今日は久し振りに六甲山を歩いてきた。09年3月に福岡より近畿に戻ってきて神戸に住む事になり、最初に登ったのが六甲山である。それと言うのも単身先の住まいから歩いて登れてしまう一番身近な山なのである。しかしながら途中から毎週奈良の自宅に帰るようになり必然的に金剛山に登る事が多くなり最近はとんとご無沙汰である。特に冬シーズンは金剛山や高見山・三峰山の霧氷に忙しく冬シーズンの六甲山は未体験なのである。六甲山は標高931mと高い山ではないが、海側の表六甲と有馬側の裏六甲で大きく気候が変化し裏六甲の方では日が当たらない事と風向きの加減で霧氷も見られる。特に有名なのは有馬四十八滝の氷瀑で、有馬側は一日中日陰になる為、大寒波による氷点下の気温が続くと見事な氷瀑が見られるのである。先週半ばには氷瀑のニュースも流れた上、週末の大寒波で見事に凍った滝が見られるだろうと思っていた。幸か不幸か日曜日の夜は雪と道路凍結の恐れもあり、自宅に帰らないと言う大義名分まで出来たので久し振りの六甲山歩きが楽しめたと言う訳である。(休みの度に奈良の自宅に帰る事が習慣化しており、帰らない為には何らかの理由がないと変に勘繰られても困るのである。やましい事は何一つ無いのだが・・・笑)

今日のルートはどうしようかと考えたが、最大の目的は有馬の氷瀑なので六甲最高峰まではあまり寄り道はしないルートで尚且つ自宅から歩いて行けるルートを考える。自宅から歩いて行けるルートとなると岡本から保久良神社を経由し金鳥山・風吹岩から最高峰に到るメジャールートか、同じく岡本から八幡谷を登り打越山経由のルートになる。いずれも途中から魚屋道(トトヤミチ)と合流するのであるが、この伝統ある魚屋道を最初から歩いた事がなかった。そこで今日は魚屋道を歩いて最高峰を目指す事にした。
朝から炊き立てのご飯でおにぎりを3つ握って、その他もろもろ準備を整えて青木の自宅を8:04に出発。今日はここから時計の高度計レコードを開始する。標高はマイナス5mを表示するがこれは誤差として青木は海の近くなので実際ほぼ海抜0mからの山歩きとなる。まずは国道2号線まで歩く。マンションの間隙から六甲山が覗いている。山頂付近は雲が掛かっているが、白くなっているのが分かる。マンションのすぐ右側後方に見えているのが六甲山頂付近である。手前の山裾は前衛峰の打越山の裾野である。(六甲山頂とはロープウェイ六甲山上駅付近で、最高峰とは別物である)
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魚屋道は阪神深江駅を基点とするので2号線沿いを1駅分歩く事になる。そして稲荷神社の赤鳥居の所を山側に歩いて行く。
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JR神戸線・阪急神戸線の高架を潜り歩いていくと稲荷神社がある。
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素通りするのも勿体無いので今日の安全やその他諸々を祈願し詣でて行く事にした。
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住宅街の中を歩くが、案内はちゃんと出ている。
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六甲登山では登山口に辿り着ければ8割方成功と言われる位に住宅地の中に登山口があるので迷いやすいが、案内表示を見落とさず地図を良く確認すれば大丈夫である。しかし今日は時間帯も通勤通学時間と重なり登山姿で歩いていると気恥ずかしい感じであった。特にこの道は甲南女子大学の前を通るのでちょっと恥ずかしい。
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漸く登山口に到着するが、その上にも住宅は並んでいる。途中買い物もしたがここまで自宅から歩いて丁度50分掛かった。
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登って行くと堰堤に突き当たる。六甲山は大雨が降ると水害が起き易い地形で普段水の流れのない谷でも大きな堰堤がいくつも作られている。
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堰堤を越えても又すぐに堰堤である。
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2つ堰堤を越えると尾根道と谷道の分岐があるが、今日は魚屋道を忠実に辿るため谷道を選ぶ。
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水の流れは全く無いが、土石流を警戒するワイヤーが張られている。ワイヤーが切れるとサイレンが鳴り響く仕組みだ。これは六甲のあちらこちらで見られる。ロックガーデンの地獄谷ルートでは取り付きにこれが張られている為、一瞬立ち入るのを躊躇ってしまう場所である。
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登山道にはパウダーの様な雪が薄っすらと残っている程度で気持ちよく登れる。
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今日の天気予報では曇りとなっていたが、抜けるような青空が広がっており気分も高揚する。
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登山口よりゆっくり登って約30分で蛙岩に到着。
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蛙岩から5分ほどで尾根道と合流する。
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六甲山は金剛山同様に枝道が多いが、殆どに案内表示があり迷う事はない。しかし案内表示の無い分岐が出てくる。ここは多分右だろうと右に進む。
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少し進んだら木の所に私製の案内が付いていて右で正しかった事を確認。
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右側に木の間からロックガーデンの名所である万物相が見えている。
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ズームするとこんな感じである。
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少し歩いた所でベンチが在ったのでここで一服する。思えばかなり遠回りをして来たので自宅出発から既に1時間40分歩いてきており10分程の小休憩とした。本来風吹岩が休憩ポイントであるが、風が吹くと寒いだろうしヤンチャな猪にも遭遇したくないのでここが丁度良かったのである。
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岡本・保久良・金鳥山からの道と合流し、風吹岩を目指す。まだ標高500mにも満たないが日陰には結構雪が積もっていた。
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風吹岩には10:01に到着。遠回りをしたので自宅から約2時間掛かっている。(この写真の右下に写っている若者2名とはこの先何度と無く遭遇し、下山後の金の湯まで一緒だった。中々の好青年2名であった)
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風吹岩から芦屋カンツリークラブまでは下りになるが、普段でも滑りやすい地質に積雪しており慎重に下る。
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ゴルフ場(芦屋カンツリー)を横切るが、イノシシ除けの扉があるので開閉して進む。
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ゴルフ場を過ぎると唯一の水場があるが、冬季は凍結し水は出ないので要注意。
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ここから雨ヶ峠までの登りがいつもキツク感じる所である。
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雨ヶ峠には10:44到着。ここでも小休憩を摂っていると風吹岩で休憩していた青年2人もやってきて少し会話をする。一人は尼崎でもう一人は大阪から来たらしい。有馬温泉へ行くと言っていたが、氷瀑の事は知らない様子で教えてあげると計画を変更し行って見ると話していた。
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雨ヶ峠から本庄橋跡までは下りになるが、日陰になる北面はやはり積雪量も多く滑らないように慎重に下っていく。
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普段何の心配も無い渡渉ポイントだが、飛び石の上に積雪しており慎重さが要求された。
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もう一箇所の渡渉ポイントは陽が当たり何の問題も無く通過。
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本庄橋跡を過ぎると広い場所に出るが、何気なく真っ直ぐに進むと土樋割峠の方に進んでしまうので少しだけ注意が必要。やや左側に進むと案内が出ている。
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七曲の道に取り付く手前でまたまた緊張する積雪した渡渉。
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ここから一軒茶屋までの七曲は結構な急登で標高差300m程を一気に登る。
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左側に西おたふく山の鉄塔が見える。霧氷が着いて白くなっているのが分かり疲れた足取りも少し軽くなる。
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日陰ではアイスバーンの上に積雪しており滑りやすいが登りなのでアイゼンは着けずに進む。
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標高800mを超えると霧氷が着き出した。松の木の霧氷も六甲山ならではの光景だ。
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この先霧氷が綺麗で中々進まない。
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一軒茶屋には11:53に到着。かなりの積雪だ。
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最高峰へのコンクリート道。如何にも滑りそうなのでトイレ上の東屋でアイゼンを装着した。
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少し雲が出てきたが、見通しも良く金剛山も薄っすらだが見えていた。いつも金剛山から六甲山を眺める事が多いが今日は反対に金剛山を眺めている。
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ススキにも小さい霧氷が着いていた。鉄塔が立ち並ぶのが六甲山頂と呼ばれる場所。北側の霧氷が綺麗である。
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六甲山最高峰に12:08到着。自宅から4時間の道のりだった。
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雪に埋もれた一等三角点
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少し降りた場所にある東屋で昼食を摂る。今日は肉うどんと手造りおにぎりである。
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40分程の大休憩を摂っていよいよお楽しみの氷瀑巡りである。最短ルートは多分白石谷を下るルートだと思うが、ここは熟練者向けとなっており特に下りは分かり難いとの事で、積雪・凍結を考えると危険である。当初は魚屋道を下って射場山から炭屋道で紅葉谷取り付きに下りて再度登り返しを考えていたが、昼食を摂っている時に紅葉谷から氷瀑巡りをして登って来られたグループから、道中の霧氷が綺麗だったとの話を聞いて紅葉谷から下る事にした。食事を摂った東屋のすぐ下から六甲全山縦走路を通って紅葉谷分岐である極楽茶屋跡を目指す。
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縦走路を下っていくと北側斜面の霧氷が綺麗である。
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積雪も多くちょっとした霧氷のトンネルを潜って進む。
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振り返ると最高峰北面の霧氷が綺麗だ。
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六甲全山縦走路を何度も道路が横切る。まず1回目。
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そして2回目。道路を歩いた方が絶対に楽なのだが趣は全然違うので忠実に縦走路を歩く。
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3回目の横断。
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道路を渡ると西おたふく山の手前に出る。可愛い雪だるまが作られていた。
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すぐ横に道路が走っているが、縦走路は別世界の様相である。
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4回目の横断。現実に引き戻される感があるがこれが六甲山である。
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再び別世界に入る。道路から少し入るだけでこうなっているのを知っているのは登山者だけの特権か?
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水墨画の世界であるが、すぐ下のほうには住宅街も見えるのが六甲である。
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5回目の道路で一気に興ざめである。(道路は平坦に作ってあるが、縦走路はかなりアップダウンがあり疲労が蓄積される。)
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ここからは道路に沿って縦走路を歩く。
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最高峰から25分程で極楽茶屋跡の紅葉谷分岐に到着。ここから紅葉谷に入っていく。
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ここにあった案内図。
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軽装で安易に入って行かない様に神戸市からの注意書き。六甲は遭難救助が非常に多いのである。消防からレスキューに出るのも全部税金ですから・・・とまでは書いていないが、本音はそう言うことかもしれない。
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さすがに有馬側は日が当たらない上、積雪も多いので海側から登って来た時と様相がまるで違う。完全に雪山である。
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紅葉谷と言っても金剛山のそれとは趣が違い、谷らしいといえばここ位で、下流のほうは大きな堰堤だらけになる。
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極楽茶屋跡から20分程で百間滝・似位滝分岐に到着。(公式の案内が出ているが難路あり通行注意とも書いてある。)
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ここを右に入っていくと、細い道でトラバースは結構怖い道である。ロープなどの設置は無く、転落したらタダでは済まない斜面である。
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トラバースを過ぎても急な下りがあり百間滝の上部に出る。そのまま少し下ると右側に百間滝が姿を現す。例の好青年2人が先着していて休憩していた。
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金剛山二の滝の倍以上のスケールと迫力を感じる見事な氷瀑である。凍りついた滝の下を水は流れている。
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続いて少し戻った所から似位滝へ向かう。案内板が出ているので判り易い。
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こちらは上の方が融けていてちょっと不完全な氷瀑である。2段になった感じは金剛山の腰折滝の様な感じである。
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下部は見事に凍っている。
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そこからは白石谷へ向かうバリエーションルートを取る。
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下りに使うと結構怖い場所もありゴルジュの通過部分にはお助けロープがあり助かる。
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続いて大きなゴルジュがあるが、ここはヘツル為のお助けロープが設置してある。
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白石谷分岐に到着。白石滝は全く凍結していない。
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大きな堰堤を越えて下っていく。
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沢沿いを少し歩いて紅葉谷に合流しここから再び登り返しである。と言っても10分も掛からずに七曲滝分岐に到着する。
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ここから少し入った所で分岐があり先行者が戻って来た。トラバースが凍り付いていて危険だから巻き道を行くとの事である。怖いもの見たさで行って見たい気もするが、安全策で巻き道を通るがここも結構難路である。登って下って谷に下りるとシャンデリアの様だと形容される七曲滝が出てくる。実際は高低差もありかなりの迫力である。
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これで今日は充分満足である。あとはサッサと下って有馬温泉に直行するのみである。帰りは怖いもの見たさで先程巻いた道を通って見る。左側は落差のある谷で右側は湧き水が凍結し足元もガチガチである。ロープが設置してあった形跡があるのだが、何らかの意図を持って撤去されたのかロープも無く岩場に手を掛けて慎重にトラバースするがかなり危険である。
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通過して振り返るとこんな感じだ。
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紅葉谷に戻ってからはグングン下って雪が無くなった所でアイゼンを外す。大きな堰堤の上の水も凍りついていた。
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15:30ロープウェイの有馬温泉駅に到着。
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温泉街の雰囲気を味わいながら15:39金の湯に到着。本日の山歩きはここで終了、時計の高度計レコードを止める。累積標高差、登りは1230mもあった。大普賢岳周回ルートの累積標高差は1100mなので海抜0mからはやはり登り応えがある。
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有馬温泉は最近中国人観光客が多いと聞いていたが、金の湯も中国人観光客が大勢押し寄せていてゆっくり出来なかった。しかし中国人の富裕層は流行のファッションに身を包んでいるので話し声を聞かないと日本人と見分けがつかない。
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神鉄有馬温泉駅に行く途中にあるお洒落な立ち飲み屋さん。車では決して飲めないが今日は気兼ねなく立ち寄れる。
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キリンビール工場直送の大きなタンクから注がれた生ビール。不味い訳が無い!
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ビール1杯とスジこんにゃくでサッと切り上げて駅に着くとすぐに電車の時間で慌てて乗り込んで帰路に着いた。
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1駅で有馬口の乗り換えになるがそこから先は新開地まで熟睡であった。新開地から阪神電車に乗り換えて青木自宅に着いたのは18時半頃。今日は一日良く遊んだなぁと言うのが実感である。
by hawks-oh-muku | 2011-01-17 22:22 | 六甲山 | Trackback | Comments(8)

霧氷育つ高見山のエビの尻尾

2011年1月14日(金) 高見山 たかすみ温泉駐車場10:13→登山口10:18→高見杉11:05→平野分岐11:37→国見岩11:59→息子岩12:01→揺岩12:05→笛吹岩12:20→高角神社(山頂)12:35→避難小屋(昼食休憩13:19まで)→再度山頂13:21→笛吹岩13:33→平野分岐13:53→高見杉14:10→登山口14:39→たかすみ温泉駐車場14:45
累積標高差+-850m(時計の高度計記録による計測、時間は写真撮影・休憩を含む時間であくまでも目安です)

今日はモンスター級の霧氷が見たくて高見山に行って来た。人間は欲深い生き物で、霧氷と雪景色であれば今なら金剛山で充分に堪能できる筈であるが、どうしてももっと凄いのを見たくなるのである。と言っても私の場合、全然進歩の無い万年初心者なので本格的な冬山にはとても近づけない。そこで私レベルでもちょっとした冬山気分が味わえるのが高見山と言う訳である。昨シーズン初めて訪れた時は綺麗な霧氷を見る事が出来たが雪はほとんど無く雪深い高見山は未経験である。しかし雪が多いとアクセスに不安があり、ノーマルタイヤの休日ドライバーでは二の足を踏むところで常に天気予報とにらめっこしながら機会を窺うことになる。

木曜日の夜に単身先の神戸から奈良の自宅に戻り、携帯からウェザーニュースをチェック。携帯版ウェザーニュースに有料登録すると登山情報が見られる。これは地域を選択し更に山域を選択すると主要な山の山頂の天気予報が見られる登山者にとって強い味方である。民間の天気予報会社の中でもこのウェザーニュースと言う会社は色々な分野に役立つ濃い情報を提供してくれるトップ企業だ。早速登山情報→近畿→大台ケ原山(以前は台高だったが最近台高山脈の山々は大台ケ原山に分類されている)→高見山をチェック。天気は午前中曇りで午後からは晴れマークが並んでいる。山頂付近の最低気温はマイナス8度となっており午後からの晴れマークに期待を寄せる。午前中曇りでマイナス8度と言う事は霧氷は間違いなくあるはずだ。霧氷の出来る条件は、まず気温が氷点下になる事で、氷点下5度以下が良い条件の一つ。そして空気中の過水分、いわゆるガスが掛かった状態である事。そして最後に風であるが高見山は稜線に出ると凄い風が吹く事で有名で、これが霧氷の名所たる所以だろう。天気予報を以上の3つに当てはめると深夜から早朝に掛けてガスった山頂付近に強風が吹きつけ氷点下8度で大きなエビの尻尾が育っているはずである。さて気になる道路状況であるがここ最近は近畿南部では積雪の情報はなかったので何とかなるだろう。それよりも今週末の土日にかけて第一級の寒波がやってきて近畿平野部でも積雪する恐れがあるとの予報が出ている。こうなると月曜日の休みにはノーマルタイヤでは近づく事が出来そうにないので、今日のタイミングを逃す手はないのである。
午後からの晴れ間に期待して、少し遅めの8時20分頃に自宅を出発した。中和幹線を走って桜井に出て、165号線に合流。外山交差点から166号線に進路を変えて大宇陀道の駅から毛皮で有名な菟田野に入っていく。この辺りから田畑や民家の屋根に雪が見えてくるが道路には全く雪は無い。
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電光掲示板では、高見トンネル積雪凍結と出ていて少し不安になるがチェーンは勿論携行しているのでいざとなれば何とかなるだろう。
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更に先へ進めば道路脇の積雪量も増えてきて、新木津トンネル手前では除雪された雪が道路脇を埋めつくしている、大晦日から元旦にかけての大寒波でかなり積雪があったのだろう。但し今現在は、除雪されており道路の通行には全く問題はない。
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トンネルを抜けて少し走った所から高見山を遠望。山頂付近はガスが掛かり山容ははっきりしないが真っ白になっている様だ。
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高見トンネル手前から左折し、たかすみ温泉への道を進む。この道は一部細い部分もあるものの大体は片側1車線の道であるが、道路脇の積雪が迫ってきていて対向が難しい状態なのでゆっくりと進む。
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たかすみ温泉まで何の問題も無く到着。問題があったとすれば駐車場入口横で「とんど焼き」の準備を村の方がされていて、大きな竹で道路を塞いでいたので少し入り難かったが村の方が誘導をして頂いたので事なきを得る。駐車場に車を停めて早速準備を整えて10:13に高見山へ向けて出発する。
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駐車場から道路を少し戻って平野口バス停付近から左折し積雪した橋を渡る。
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登山口も積雪が多く、早々にアイゼンが必要になりそうだ。
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登り始めの階段は雪の下が凍結していてツルツル滑るので堰堤の所で早くもアイゼンを装着する事にした。
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早めのアイゼン装着は正解で、硬く締った雪道をサクサクと登ってく。
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途中高見山の山頂が見える場所があるが、山頂付近はガスっていて良く見えなかった。登り切って一旦下りになり沢を渡渉(橋が架かっている)すると高見杉は近い。避難小屋のある高見杉には11:05に到着。
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休憩もせずそのまま進むともう一つ小屋が出てくるが、これは山林関係者の作業小屋の様である。
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一気に登って平野・杉谷分岐に11:37に到着。
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前回の反省からここでアウタージャケットを着る。ここまでは植林の中を歩くので風も無く山シャツ一枚で汗を掻く位の気温だが、この先少し登ると風が出てきて状況は一変するのである。ザックを降ろしてフード付きのソフトシェルのアウターを着込んで防寒対策は万全である。(前回はそのまま登って猛烈な風にさらされて慌ててアウターを出して寒い中着込んだ記憶がある。この場所で衣服の調整をするのが一番良いと思う。)
この先雪深くなってきた道を登って行く。樹木の上にも雪が積もり、ツララが出来ている。
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積雪量は凄みを増して来て雪の風紋や雪庇も見られる。
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この辺りから小さな霧氷が見られる様になって来た。
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国見岩まで来ると霧氷も大きくなってくるがまだまだ子供である。
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息子岩の辺りでは積雪量も半端ではなくなる。
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揺岩を12:05に通過。風の威力も凄みを増してきたがまだまだましな方かも知れない。
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南側の台高山脈方面はまだ視界があるが、北側はガスが掛かり真っ白である。
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エビの尻尾もだんだんと大きくなってきた。
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霧氷のトンネルを潜って進む。
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雲が低く垂れ込めるが、肉眼では特徴有る山容の大普賢岳も見えていた。
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展望ポイントの笛吹岩に12:20に到着。
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山頂南斜面の霧氷は綺麗だが、お天気は今ひとつ。天気予報を信じて1時間位後の下山時に青空を期待しよう。
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ここから先になると本格的な強風が吹いてくる。写真撮影も落ち着いて出来なくなるが風に向かって何枚かシャッターを切る。ガスが晴れてくれれば良いのだが・・・。
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山頂に近づくとそろそろモンスター級の霧氷(エビの尻尾)が増えてくる。
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フードを被り強風を避けながら山頂に12:35到着。
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三峰山方面もスッポリとガスに覆われている。
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予報通り晴れてくれる事を信じて避難小屋で昼食にする。先客は10名程居られるが席は充分に確保出来た。これが平日登山の良い所である。今日は天ぷらうどんとおにぎりである。
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食べていると外が明るくなってきた。うどんを食べ終わり慌てて外に出ると北側のガスが晴れて室生火山群も見えている。
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鍋を濯いでお湯を沸かす。沸騰してコーヒーを飲もうとザックの中を探すが入れ忘れをして来た様で見つからない。仕方ないのでマグカップにお湯を入れてお湯を飲むがこれも結構アリかな?身体は暖まった。そうこうしている内に小屋の中は私だけに・・土日では有得ない状況か?人が居なくなり改めて小屋の中を良く見ると中まで雪が入り込み小屋全体も冷凍庫の様なものだ。風が凌げるだけで暖かいと感じるが実際は小屋の中でも氷点下間違いなしである。
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もう一度展望台に上がって見ると三峰山も良く見えている。
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音羽三山越しに金剛山・葛城山もバッチリと見えている。
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さぁガスが晴れた中を下山しよう。登りでは見えなかった素晴らしい景色を見ながらの下山に足取りも軽い。
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霧氷越しに金剛・葛城の山並みを遠望する。
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ガスが無くなるだけで風は強くても気分が良く写真撮影も苦にならない。
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霧氷の額縁に鎧・兜を入れて撮影。
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もう一度笛吹岩に立ち寄る。やっぱり青空がいい!
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パノラマ撮影にスイング!
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強風に煽られて雪煙が上がる。
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こういうのを動画で撮れば臨場感が出るのだろが、咄嗟の時に操作が出来るほど慣れていないので残念!結構綺麗でした。

下りはWストックでスキーの様に足を滑らせながらグングン飛ばして降りる。スノーシューがあれば楽しいだろうと思う。
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やっぱり霧氷には青空が映える。これ以上贅沢を言う必要があろう筈がない。
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平野分岐に13:53到着。ここでアウタージャケットを脱いでザックに納める。ここからは山シャツ一枚で充分だ。
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高見杉を14:10通過。
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東側が開けた展望ポイントで高見山山頂を振り返る。(ズーム撮影)
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登山口に下りて来て、たかすみ温泉へ向かう道路に出ると「とんど焼き」が行われていて竹が弾ける爆音が響いている。
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14:45たかすみ温泉駐車場に到着。今日も一日楽しい山歩きが出来たので、お楽しみのたかすみ温泉に直行する。温泉入口で屋根に積もった雪とツララが出迎えてくれた。
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温泉にゆっくり浸かって疲れを癒して帰路に着く。新木津トンネル手前から高見山を振り返る。本当に関西のマッターホルンに相応しい秀麗な山容である。
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麓まで真っ白な姿も見てみたいが、その為にはスタッドレスタイヤが必要だろう。先週車検に出したばかりの愛車であるが、もう13年のロートル車で次の車検までには乗り換えたいと思っている(あわよくば4WD)。それならば今タイヤを買う事は無駄になってしまうのでスタッドレスタイヤは二の足を踏んでしまう。これが今一番悩ましいところである。

※余談:今回の車検は神戸で出した。前回は福岡、前々回は宮崎、その前は兵庫県たつの市、車屋も呆れていた・・・。
by hawks-oh-muku | 2011-01-15 23:12 | 台高・大峯 | Trackback | Comments(4)

霧氷満喫、雪のモミジ谷

2011年1月7日(金)金剛山 水越川公共駐車場10:40→水越峠10:49→金剛の水11:17→カヤンボ橋11:24→モミジ谷入口11:26→第一堰堤11:28→第二堰堤11:33→第三堰堤11:34→第四堰堤12:06→第五堰堤12:15→本流分岐12:24→第六堰堤12:31→旧本流ルート分岐12:48→葛木神社裏13:11→転法輪寺13:15→国見城址広場13:24→葛木神社13:33→一の鳥居13:42→展望台13:53→香楠荘14:00(昼食休憩)→金剛山遊歩道一の鳥居分岐15:13→一の鳥居15:18→パノラマ台15:53→カヤンボ小屋16:04→金剛の水16:10→水越峠16:35→水越川公共駐車場16:45
累積標高差+-860m

今年2回目の山歩きは妻と一緒に金剛山に行って来た。
私の休みは週休二日ではあるものの、年に2ヶ月は週休一日となる。昨年はそれに加えてふた月程休みが週一日となり、夏休みも無かったので年間の休日は90日弱だったと思う。それでも何とかやり繰りして年間53回山歩きをしたのだが、絶好のお天気とその山のシーズンが合致して最高の山歩きが出来るのはそう何回もあるものではない。そう言う日に歩ける事は年に1回若しくは2回位の物だと思うが、この日は年の初めにして早くもその最良の1回になった。

今日は妻と休みが合ったので一緒に登ろうと言っていたのだが、妻と登るときはいつも準備に時間が掛かり遅い出発となってしまう。この日も七草粥を食べて妻の準備を待って家を出たのは10時前。早く行かなければ霧氷が融けてしまうのではないかと気になるが、事前にチェックした金剛山の山頂情報では、山頂の気温はマイナス6度、積雪は30cmとなっておりこの分だと霧氷は融けずに持ちそうである。また積雪が増えていると言う事は、昨日降った雨が金剛山では雪であり、新たに積雪したものと思われ楽しみで仕方が無い。逸る気持ちを抑えつつ水越峠に急ぐ。途中コンビニに寄るが今日は弁当類は買わない。山頂の気温を見て妻が恐れをなしてしまったので香楠荘で食事をする事にしたのである。昨冬シーズンは一度だけ一緒に金剛山に登ったのだが、その時の山頂気温がマイナス5度で、昼食でうどんを作っても寒くて食事をしている間に身体が完全に冷え切ってしまったのが記憶にあるのだろう。香楠荘の食事で妻をその気にさせて何とか連れ出した次第であるが今日登るルートについては一切触れずに面白いルートとだけ言っておいた。今日登るルートはモミジ谷と決めていたのだ。昨シーズンは見ることが出来なかった第六堰堤の氷瀑に期待してのルート設定であるが、今年は雪が深いようで雪景色のモミジ谷の美しさを見せてやれば多少キツクても妻も喜ぶだろうと思った。余り最初から辛どいルートと予備知識を与えると嫌がってしまうので何も触れずに10:40水越川公共駐車場から歩き出した。(心配された道路状況は、雪も凍結も無く全く心配無用だった。)
水越峠からダイトレに入ると早くも凍結気味で滑らないように注意して歩く。歩いて5分も掛からない辺りで大阪平野や大阪湾が展望できるポイントがあるが、今日は冷え込みにより空気が澄み渡っており明石海峡大橋もクッキリと見渡せた。(写真はピントが合わなかったが主塔が2本はっきりと見えていた)
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暫く歩くと橋の修復工事か、斜面の土砂を削って整地していた。
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ここから先キャタピラの跡が付いていて、ブルドーザーか何か重機が登っていている様だ。先へ進むとダイトレについた分厚い積雪をユンボが剥がしている。積雪と言うより分厚い氷で10cm位の厚みを剥がしては進んでいる。
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元々ダイトレもこの先も林業の方の作業林道であるから、遊びで歩いている我々とは違って仕事なのだろうが少し興ざめしてしまった。ユンボの横を通らせてもらい進むと気持ちの良い雪道である。
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カヤンボ橋まで来るとかなりの積雪量である。
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モミジ谷の入口には少ないが先行者の足跡があり安心しながら跡を辿る。
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第一堰堤を越えると雪は深く、私たちは先行者の方のラッセルした跡を歩くので楽であるが最初の方は苦労されたのではないだろうか。
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第三堰堤を越えると積雪量は更に増えて、第四堰堤ではこんな状況である。ここは右岸(左側)を巻くが、普段でも滑りやすい所なので念の為に手前でアイゼンを装着した。
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堰堤を越えると完全に雪山の様相である。
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第五堰堤の積雪も沢を隠すほどになっている。
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ここは左岸(右側)を巻くのだが掴む所がなく少々手こずった。
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ここを越えるとすぐに本流ルートとの分岐であり、右側の本流ルートに進む。いつもながら綺麗な景色である。
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先行者の足跡はどうも一人とワンちゃん1匹の様で、踏み跡を辿りつつ足元に注意して進む。お正月に歩かれた産六さんのブログでは先行者が無く苦労して進まれたと書かれていたが、踏み跡がないと確かに苦労しそうである。
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分岐から7分ほどで第六堰堤に到着した。完全氷結までは至っていないが見事な美しさであり、妻も大喜びをしていた。
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少し戻って右岸を巻くが、ここは雪の下に堆積した落ち葉が隠れているので滑りやすく注意して進む。特に沢側は雪庇になっているので踏み抜くと沢に転落し兼ねないところだ。通過しながら上からも氷瀑を撮影する。
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ここを越えると落ち着ける感じの場所に出るが、今日は一面真っ白である。
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更に沢筋を詰めて行く。
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第六堰堤から15分少々綺麗な沢筋を歩いて旧本流ルートの分岐に到着。右の本流ルートへ進む。
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見上げると青空が広がってきた。雪景色と青空のコントラストは本当に美しく雪景色を際立たせる。
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急登に息を弾ませ高度を上げると霧氷も見えてきた。
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最後の急登に妻も苦戦気味であるが、美しい景色を楽しんで居る様である。
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葛木神社裏に出ると霧氷がビッシリ着いている。
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時間的に遅くなっているので先に香楠荘に食事に行こうかと言ったが、トイレが先だと言う事になり、そのまま転法輪寺へ向かう。すると転法輪寺の境内も美しい霧氷に覆われていた。
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妻がトイレに行っている間に気温を確認するとマイナス5度。久し振りに見る気温である。
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温度計の裏にある木は霧氷を纏ってホワイトツリーに変身し美しい姿に変わっていた。
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カマクラは更に大きく成長し、上は木の枝に着くまでになっていた。
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売店の屋根にはツララが成長し、その後方は霧氷で真っ白だ。
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やはり霧氷には青空が一番映える。
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国見城址広場には13:24に到着。
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六甲山まで綺麗に見えていて、手前の自然林にはビッシリと霧氷が着いている。
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しかし食事は香楠荘で食べる予定なのですぐに引き返す。まずは葛木神社へお参りに行く。参道の灯篭にもかなりの積雪である。
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神社の屋根は雪下ろしをしなくても大丈夫なのだろうか?かなり積もっている。
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いつもの定点観測。
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今日は葛城山も近くに見えるが、生駒山がこんなにクッキリと近く見える事も珍しい。
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ダイトレを急ぎ足で歩いて展望台に上がる。秋の紅葉の時期も美しい場所であるが、霧氷が着くと違う山に来た様に思える葛木岳と湧出岳である。
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360度の展望を楽しむ。
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しかし大峯の山々は雲の中で姿は拝めない。
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遠くに行かなくてもこの霧氷を見られるだけて寒さも吹き飛ぶ。
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今年は冬休みが長く、今日も千早園地では子供たちの歓声が上がっていた。
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香楠荘には丁度14時に着いて、アイゼンを外し雪を払って中に入り暖房の効いた中で至福のひと時を過ごす。ファミリー登山にストイックを求めてはいけないのだ。(癖になりそうな快適さである)香楠荘の中からの景色はまた格別で、霧氷を纏った自然林が一望できる。
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ロープウェイ山上駅では雪下ろしの作業中であった。
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食後のコーヒーも飲んでゆっくりしたが、時間的に余りのんびりもしていられない。急いでロープウェイ駅方面に下って、遊歩道を通って一の鳥居へ向かう。分岐から一の鳥居に登るがかなりの積雪でびっくりする。
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ここの左側にあるブナ林の霧氷が素晴らしい。(電柱・電線が映り込む所が無粋であるが金剛山らしいと言えばそれまで・・)
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一の鳥居に出てダイトレに進む。雪によりこれがダイトレかと思う様相である。
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階段がどこにあるのかも分からず快適に下る事が出来る。
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風が作り出す見事な雪庇。
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ダイトレとは思えない雪の壁に挟まれて歩く。
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深いところは40cm位積もっていた。
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パノラマ台に15:53に到着。今日は倶留尊山が見えている。
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高見山は山頂の尖がりこそぼんやりしか見えないが、真っ白になっている様だ。
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時間も押してきたので急いで降りるが、妻の膝が痛み出した。慣れない雪の中を結構歩いたので変調をきたした様である。もう少しで歩きやすいダイトレに出るからと騙し騙し下ってダイトレに出たのは16時を少し回ったところであった。ユンボはカヤンボ橋の少し上に停めたままになっており、道は無残な姿で登山者にはかえって歩き難い状態になっていた。
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水越峠の少し手前の遠望ポイント、六甲山の山並みから神戸の建物までクッキリと見えていたのには少々驚いた。空気が澄むと本当に近く見えるものだ。
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水越峠に出て旧道を歩いて駐車場に戻ったのは16:45と暗くなる一歩手前である。スタート時間が遅いのに、景色に見とれてゆっくりとし過ぎてしまった。しかし今日は天気予報では曇りだったのに思いがけず青空と霧氷のコントラストが堪能できて充実の一日となった。
by hawks-oh-muku | 2011-01-07 22:02 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(2)

初登りは三社参りの金剛山

2011年1月4日(火)金剛山 駐車地点10:42→高天彦神社参道入口10:53→高天彦神社11:05→高天滝11:15→「い-2」11:31→「い-3」11:50→ベンチ休憩場所12:08→ダイトレ出合12:55→一の鳥居12:59→ブナ林13:03→葛木神社13:06→国見城址広場13:20(昼食休憩)→展望台14:19→伏見峠14:28→北宇智・西佐味分岐14:34→伏見道登山口15:31→菩提寺15:37→駐車地点15:51
累積標高差+960m-940m(時計の高度計による計測)

今年の初登りもやっぱり三社参りのこのルートにした。私にはちょっと保守的な所があり、毎年初登りは初詣と兼ねるルートを設定しているが、1年間無事に過ごせた事を感謝して同じルートを選んでしまうのである。08年・09年は福岡で宝満山(名前からして縁起がいい山であるが、金剛山と同様に福岡では登山者が多く、回数登山をされている方も多い。)と太宰府天満宮をセットして登った。昨年は近畿に戻って金剛山を初登りに設定したが、この時に葛城古道の二つの神社と山頂にある葛木神社の三社参りを思いついて実行した。

雑煮を食べて8時半頃に自宅を出発。途中コンビニに立ち寄りおにぎりを買っていつもより空いている山麓線を快調に進んでまずは一社目の一言主神社の駐車場に9時15分ごろ到着。普段は参拝客も少ないが、今日は初詣客で賑わっている。車から降りてデジカメ及び山での必需品が入った愛用の小型バッグを探すが見当たらない。そうだ今日、家を出る際に一旦バッグを手にして車に乗り込むところで、マグボトルにチャイミルクティーとテルモスにお湯を入れていない事に気づいて、もう一度家に入ってお湯を沸かして準備し、マグボトルとテルモスだけを手にして車に乗り込んだ事を思い出す。何と言う失態か!正月早々初忘れである。バッグの中にはデジカメだけでなく山で必要なものが入っているので自宅まで取りに戻るしかない。(近くだから良かったものの遠くだっらアウトでした)往復1時間程のタイムロスで、再び一言主神社に戻って来た。気持ちを落ち着けて参拝に向かう。
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一年の無事を願って初詣を済ます。
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見事な大銀杏はご神木でもあり、真新しい注連縄が巻かれていた。
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初詣を済ませて車に戻って高天彦神社に向かう。山麓線から右折し細い道を上がるとかなりの積雪である。12/27には路面の積雪で断念したが大晦日からの寒波で更に積雪したようだ。
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更に車を進めると路上にも車が駐車されていて、駐車場所が満車なのかと不安になりながら進むと何と日陰の路面には積雪と一部が凍結している。ノーマルタイヤで上がれるか不安だったが何とかクリアし駐車場に着くと不安が的中し満車の上、路上にも多くの車が溢れている。
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昨年も同じ1/4にこのルートから登ったがここまで多くは無かった。過去に何度かこのルートを登っているが、満車の事が多く初めて登ったときにはかもきみの湯に車を停めてそこから歩いた。暫く待てば空く事が多いのだが、待つのが苦手な性分なので駐車場所を探して下っていく。ここが問題の積雪凍結箇所。
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何とか無事にクリアして山麓線まで戻り、更に下に下ったところで駐車スペースを見つけて駐めさせて頂く。路上駐車には違いないのだが、大きく広がったスペースなので迷惑にはならないだろうと判断した。準備を整えて腕時計の高度計のレコードをセットする。この時点での標高は355mを表示しているので結構な登りになってしまいそうだ。ここから見上げる金剛山は遥か遠くに見える。
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葛城古道の道標を見ながら民家の中を歩く。
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既にアイゼンが必要か?と思うような道である。
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少し歩いて山麓線に出る。
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登って行くと高天彦神社の参道入口に出る。ここから歩くのが正しい参拝なのでこれもまた怪我の功名かもしれない。
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参道には雪がなく徐々に高度を上げていく。
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既に登山道のようでここまででも結構いい運動だ。
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高度もグッと稼いだ。
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参道を抜けると真っ白な田んぼに出る。
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駐車場を見ると、2台ほど空きが出ている。かもきみの湯から登った時も同じだった。待っていれば良いと分かっていても待てない性分が災いする。(しかし下に停めた事で下山時のルート選択に幅が出来た事を考えると幸いしたのかもしれない)
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二社目の参拝を済ませる。
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高天滝までの舗装林道を登るとアイスバーン状態で少し手こずりながら歩く。
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高天滝の手前で雪の重みで倒木した大きな木が道を塞いでいて、地元の方が数名でチェーンソーを使って処理中だった。
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高天滝に到着し、この先の事を考えてここでアイゼンを装着する。
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積雪の中を進んでいく。
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目標位置「い-2」のところから左に入ってマツバカケ尾ルートから登る事にした。
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少し進むと右側に明確な踏み跡がある。ここは以前より確認していたが、深い積雪のなかの踏み跡を見るとついつい気になってここを登って見る事にした。尾根の急登で結構登りがいのあるルートである。
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朝は雑煮で小餅を8個も食べてお腹が重かったが、時間も経過し運動量も増えて小腹が空いてきた。ここで今回初登場の行動食を出す。「丹波黒豆甘納豆」である。
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新田次郎の小説「孤高の人」のモデルである加藤文太郎氏が、雪山の行動食として甘納豆をポケットに入れていたのは有名な話である。大豆のたんぱく質と甘味のカロリーでこれさえあれば何日でもピバーグ出来て体力が維持できると本には書いてあった。私はどちらかと言うと甘いものは苦手で甘納豆は敬遠していたが、今回偶然見つけたこの商品は、試食すると甘すぎず丹波の黒豆独特の噛めば噛むほどコクのある味が気に入って2つ程購入した。何でも結構人気の商品だそうだ。小袋でズボンのサイドポケットに入り食べ切りサイズなのも丁度いい。この先3・4粒づつ口に入れながら登った。
さて話は横道に逸れてしまったが、急登を登り詰めると出てきたのは何と「い-3」の場所だった。そう「い-2」から「い-3」までのショートカット道だったのだ。
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結局「い-3」から左に入りマツバカケ尾に戻る。この道を歩くのは初めてなのでどこで合流するのか楽しみである。余り歩かれていない道なので雪が深い。
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合流した場所はここ。下りの時に気になっていた場所である。下で合流すると思っていたが違っていた。左の道が「い-3」へ右の道は「い-2」へ出る。
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普段は植林の中で味気ない道であるが、雪を被ると何とも美しい道に変わる。
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ベンチの所で少し休憩し、チャイミルクティーでも飲もうと思っていたが、誰かがカバーを外したままにしていて雪が積もって座る事が出来ない。
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また木の上から融け出した雪がドサッと落ちてくるので気が抜けず、休憩は断念しそのまま進む。雪がだんだん深くなってきた。
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尾根に出る辺りから更に雪は深くなり、踏み跡のない場所では膝くらいまである。
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幾筋か付けられた踏み跡を辿って行くと湧出岳をトラバースする道に出る。平坦な道をトラバースしダイトレへ向かうが、この辺りは植林にも積雪し綺麗な光景になっている。
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12:55ダイトレに出合う。
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一の鳥居12:59に通過。結構人が多い。
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裏参道ブナ林に向かい、いつもの定点観測。大和葛城山の雪は大分融けているようだ。
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ブナ林には霧氷は着いていないが雪化粧し綺麗である。
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三社目の葛城神社に参拝。今日のミッションは完了である。
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昨年の1/4に来たときは社務所が閉まっていて捺印所の横で購入したが、今日は開いていて神主さんが座っておられるのでここで破魔矢を購入。昨年の寅年よりも一回り大きくなって1500円。(この大きさが下山時に苦しむ事になる)寅年の破魔矢を返却しようと考えていたが、持参するのを忘れて来たのでちょっと残念。アイゼンを効かせて参道を下って国見城址広場へ向かう。
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回数掲示板横の温度計はマイナス2度。暖かいほうだ。
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捺印所前のカマクラは最大級の大きさになっていた。
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国見城址広場には13:20に到着。六甲山までクッキリと見えていた。
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今日まで会社が休みの所が多いのか、凄い人で賑わっている。食事場所を探すが適当なところが無く、回数掲示板前のベンチが空いたのでそこに座って食事にする。今日はおにぎり3個と春雨ヌードルと質素である。お湯を沸かすのも面倒で、テルモスからお湯を注いで短時間で食事を済ませる。なにせ人が多く、順番待ちの人もいてゆっくりは出来ない。天気はどんどん良くなって青空が綺麗で、展望台まで行ってみる事にした。転法輪寺の枝垂桜も雪化粧し美しい。
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金剛山遊歩道(いわゆる楽な道)を歩いていくと、少しだけ霧氷が見られた。
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橇遊びをするファミリーなどを追い越して展望台下のロープウェイ山上駅の上にあるトイレの所までやってきた。雪だるまはあちらこちらで見かけたが、この雪だるまは完成度が高く思わず写真を撮影する。
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カタクリの道で展望台に直行する。するとウサギの足跡を発見。今年の干支なので野兎が見られたらいいなぁと思っていたが、足跡だけでも嬉しい。
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しかしその横に残念な橇遊びの跡が・・・・!
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ここはカタクリなどが咲く花壇で、柵で囲まれて立ち入らないように注意書きまでしてあるのに非常に残念な事である。まぁ雪が深いので、植物には影響がなかったかも知れないが、上のほうには注意書きが無く雪が多いので子供たちが滑ったのだろう。上のほうにも注意書きをしないと今年の様に積雪が多いとこれからも同じ事が増えそうで心配である。
またまた話が逸れてしまったが、展望台に上がって見ると、和泉方面や、高野山方面は良く見えているが、大峯方面は雲が掛かって山々は拝めなかった。
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展望台から降りて来た時点では一の鳥居まで戻って郵便道を下る予定だったが、良く考えると車は山麓線のまだ下に停めたので伏見道から下るのも面白いと考えて急遽予定を変更し伏見峠方面へ足を向ける。千早園地のピクニック広場では沢山の子供たちが橇遊びや雪合戦をして大賑わいだ。
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伏見峠の少し手前の分岐から伏見道に入る。思ったとおり雪が深い。
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この道は以前かもきみの湯から登った時に一度だけ下りに使ったが、その時の印象は暗くて藪や倒木が多く、どちらかと言うと悪い印象でもう使う事は無いだろうと思っていたが、今日は余り人の歩かれていない積雪に期待したのである。積雪量は想像以上で、積雪後はじめて歩かれた方は、ラッセルが大変だっただろうと思う。お陰で私は快適に雪の中を歩く事が出来て幸せであるが・・・。余りの快適さに思わず小走りになりながら下っていく。
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西佐味・北宇智への分岐。西佐味・北宇智方面には一切の足跡はない。
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どんどん下っていくが、思わぬ敵が潜んでいた。倒木が多いのは前回で分かっていたが、潜るときにザックに括り付けた破魔矢が長すぎて、しゃがんでも破魔矢が引っかかってしまうのである。これには辟易し、這いつくばって倒木をクリアしていく。
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うんざりするほどの倒木である。何度も引っかかり破魔矢が無事か心配だが、ザックを降ろすのも面倒で泣きそうになりながら下る。
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漸く倒木ゾーンも通り抜けて、下山口の集落に到着。
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伏見菩提寺に立ち寄る。立派な仁王さんが睨みを効かせている。
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この辺りでも標高が400m以上あるので音羽三山が綺麗に見えている。
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五条の方は田畑が真っ白なのが分かる。
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積雪した畑から菜の花が健気に咲いている。今年の冬は寒く、驚いている様だ。
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山麓線に出て、少し戻って駐車地点に15:51に戻って来た。この場所に停めた事で予定外の周回ルートが歩けて結果的には良かったと思う。本当に何が幸いして何が災いするかは分からないもので、単独ゆえの気軽さで気ままにルート変更するが災いにはならないように充分注意して今年も一年山歩きを楽しみたいと思う。さて問題の破魔矢であるが、無事でした。良く見るとザックよりかなり上に突き出ていました。来年は小さいほうを買おうと早くも来年の事を考えている自分がおかしかった。
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※毎回山歩き後おたのしみの「かもきみの湯」であるが、昨年1/4は警備員の満車表示に恐れをなして諦めたが、今年は意地でも入ろうと奥の駐車場所まで行って入浴したが、恐ろしい混雑振りで辟易した。毎週日曜日はこんな混雑なのかも知れないが、平日休みの私には考えられない混み様で、早々に切り上げて自宅に戻った。
by hawks-oh-muku | 2011-01-04 22:17 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(4)