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祝開通。大和葛城山北尾根(秋津洲展望)コース

3/29(月) 大和葛城山 水越川公共駐車場9:51(自転車移動)→祈りの滝10:08→九品寺10:25→櫛羅交差点10:34(ここから自転車を押して実質山歩きスタート)→ロープウェイ前11:04→新登山口(北尾根ルート)11:10→ダイトレ経由山頂・自然研究路経由山頂分岐11:59→自然研究路出合12:06→ロープウェイ道出合12:36→山頂12:44→ツツジ園12:56→白樺食堂裏ベンチ13:04(昼食休憩)→天狗谷→水場14:17→水越トンネル跨道橋14:45→水越川公共駐車場14:55→ロープウェイ前自転車回収15:24

累計標高差+950m-630m(自転車移動は含まず櫛羅交差点から計測)

大和葛城山の深谷道(くじらの滝ルート)は昨年10月の台風18号により壊滅的な打撃を受けて通行止めが続いている。大和葛城山はロープウェイで手軽に登れる事もあり山ツツジの咲く5月上旬はもの凄い人出となる。ロープウェイは何時間待ちの行列が出来、駐車場も臨時を含めて満車になり山麓線の櫛羅交差点には臨時の警備員が立つほどの賑わいである。ロープウェイの混雑を避けての俄か登山者も含めてくじらの滝ルート(深谷道)も人で溢れ返る。その人気の登山ルートが通行止めではツツジ祭りの頃は大変な状況になる事は容易に想像がつき心配していた。(水越側からのルートは周辺の駐車スペースがほんの僅かでとても代替にはなり得ない)カタクリの季節も近づき気になって御所市のHPを覗いて見たら、3/27に代替の新ルート開通式の案内が出ていた。(御所市HP:御所市観光課の方の熱意の伝わってくるいい内容であり、コースの詳細も記載されている。台風翌日に倒木処理の軽い気持ちでチェーンソーひとつ持って山に入ると想像を絶する崩落に遭難しかけた話などは当時の事が良く分かるエピソードであり、御所市観光課の方々の苦労も良く分かった。)良く見てみると北尾根コース(秋津洲展望コース)と名付けられたコースは以前にもくじらの滝ルートが崩落した時に新登山道として使われていたルートを再整備したものだ。しかしこのルートは廃道化しており整備には時間とかなりの労力を要した様だ。実は昨年の台風18号が通過した翌日の10/9にダイトレから天狗谷への周回ルートで登っている。その時は通行止めと言ってもすぐに再開すると思っていたが、その後被害は甚大で現ルートは復旧不能と聞き、つつじ祭りまでには代替ルートが必要で廃道化しているこのルートを再整備すれば良いのにと考えていた。(その事は当ブログ11/2にも記している。)なのでこの案内を見た時には何か自分の考えていた事が実現したような嬉しさを覚えて逸早く新ルートを歩いてみたいと思ったのである。(実際は誰でも考え付く事なのだろうが予想が当たって嬉しいのである)しかしこのルートを歩く為には1,000円という法外な駐車料金(ちょっと言いすぎか・・)を払って駐車しなければならない。1,000円あれば大好きなかもきみの湯に2回も行けるではないか!そもそも平日しか登らない私にとって平日はいつも数台しか利用していないあの駐車場に1,000円を払うというのがどうも納得がいかないのである。そこで一計を案じ、福岡の山でたまに使っていた自転車を活用する方法を思いついた。車を利用して登山を計画する場合、同じルートをピストンするか、周回コースをとるかは別として始点と終点は必ず同じになる様にしなければならない。複数のグループの場合は下山口に別の車をデポしておく方法や、別々の登山口から登って山頂で車の鍵を交換する交差登山と言った方法があるが、私の様に単独の場合は無理である。ある一定の条件付では有るがこれを解決できる方法として車に自転車を積み込んで自転車を利用して登山口まで移動する方法がある。一定の条件とは、高低差を利用して楽に移動出来るルート限定という事である。(車に積めるサイズの自転車と言うのが前提であるが)自転車は手段であって目的ではないので自転車移動で体力を消耗してしまい登山中に足が攣ったら洒落にもならない。従って移動する区間の道路状況などが良く分かっていないと痛い目に遭う。福岡の脊振山脈で良く自転車移動を使って縦走ルートを計画したが、椎原登山口から金山までの縦走をした時に、金山花乱の滝から椎原まで前半は高低差を利用して楽勝だったが、後半は厳しい登りと長い距離で1時間を要して体力を消耗してしまった事があった。では今回の計画であるが、水越川公共駐車場に車を停めて、自転車で水越峠を一気に下って山麓線に出て櫛羅まで移動する計画である。水越トンネルは怖いので旧道を走る。駐車場から水越峠までの登りはキツイがあとは下るのみである。山麓線も一言さんから九品寺まで登りはあるが十分乗り切れる勾配である。水越峠に路駐すれば一番楽であるが、路駐も心配だし下山には天狗谷を使いたかったので水越川公共駐車場を起点とした。さてもう一つの問題は今日の冬型の気圧配置であるが、自転車移動の間はウィンドブレーカー等を着て防寒対策をすれば大丈夫だろうと香芝の自宅を9時前に出発した。水越川公共駐車場に到着し準備を整えて9:51に自転車のペダルを踏み出した。
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まずバスの方向転換地までの登りで既に息が荒くなる。ここの駐車場に停めれば良かったと後悔するが時既に遅しである。そこから少し押して歩いて水越峠に到着である。
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ここからは下りなのでペダルを漕ぐ必要は無い。逆に怖いくらいスピードが出るのでブレーキは掛けっぱなしである。日陰の路肩には雪が残っており慎重に下りる。
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祈りの滝に少し寄り道する。4台ほど車が止まっていて大きなポリタンクを幾つも持って水を汲んでいる。順番待ちの行列まで出来ていて驚いた。私が知らないだけで有名なのか?
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蕾の膨らんだ桜越しに金剛山を望む。山頂部は白くなっている。
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ヘアピンカーブをクリアしながら国道に合流し、山麓線名柄交差点まで一気に下った。ここまでは計画通りペダルを踏む事無く楽勝であった。山麓線は車の通行量も多くダンプなど大型車が来たら怖いが、丁度この時間帯は心配するほどの事は無かった。一言神社までの下りで勢いをつけて九品寺までの登りをクリアする。一応自転車は7段変則付きなので苦労はなく登れた。九品寺手前の畑の土手にスミレやタンポポが綺麗に咲いている。
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自転車の魅力は車では見られない風景が見えると言う事と、すぐに停まって寄り道が出来る事が大きい。これからの季節、葛城の道をサイクリングするだけでも楽しいかも知れない。ふと九品寺を見ると桜が綺麗に咲いている。ここへも寄り道である。私は知らなかったが大きな枝垂桜が綺麗で有名なのか、三脚を持った写真愛好家が数名写真を撮影されていた。寄り道は大正解である。これも自転車のお陰かな。
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段々畑の向こうに目指す葛城山が見えている。
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櫛羅交差点手前の鴨山口神社の桜はいつも車で通るときに綺麗だと思っても停まる事が出来ないので通り抜けるだけだったが、自転車だとゆっくりと見る事が出来る。でもまだ三分咲き位かな。
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櫛羅交差点から登山口まではずっと登りなので最初から押して歩く計画だった。後で回収に来るのでこの辺りに自転車を停めることが出来れば一番いいが迷惑を掛けずに停めておける場所は無いので、上まで押していく事にする。腕時計の高度計レコードセットは櫛羅の交差点から開始した。ここで高度150m位である。
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ここから車道は右の方へ行くが直進する。ついでに身体が暖まったのでウィンドブレーカーも脱いで歩いていく。
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流不動明の町石は全国で三番目に古いものだそうである。こんな場所にあることを初めて知った。
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11:04にロープウェイ前に到着し自転車を繋いで出発する。新登山道が楽しみである。
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石碑を過ぎたところに新登山口の案内があった。いきなりの急登でスタートである。
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階段を登りきると尾根に取り付く。
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ここからでも十分な展望が得られる。
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登山道からロープウェイが常に見えていて新鮮な感じがする。
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くじらの滝ルートの崩落した部分の一部が見えている。大きな地滑りの様だ。
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ロープウェイからはハッキリと見えるだろう。
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真新しい登山道脇にスミレが咲いている。
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登山道の整備はまだ続いている様で、作業員の方が木製の階段に防腐剤を塗布している。感謝の言葉を掛けて急登を登って行く。
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所々展望が開ける場所にベンチが設置されている。ファミリー登山を意識した整備の工夫が窺える。今日は残念ながら展望は良くないが、天気がよければ秋津洲展望コースの別名に相応しい展望だろう。
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階段が終わっても急登は続く。やがてベンチが何基か設置された見晴らしの良い場所に出る。ここから山頂まで2.6kmの表示がある。
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くじらの滝ルートからロープウェイの尾根を挟んで北側の谷も大きく崩落している。
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道は相変わらず急登である。ずっとNTTの電柱があり少し興醒めであるが、落葉が堆積しフカフカで足には優しい道である。
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漸く道は平坦になり紅葉の季節が楽しみな自然林を眺めながら歩くと、ダイトレ経由山頂と自然研究路経由山頂の分岐に到着する。カタクリの発芽具合を確かめたいので左の自然研究路経由の道を選択する。
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道は一旦下りになり、木橋の所からは再度沢沿いの登りに変わる。
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この辺りはヤマネコノメソウが沢山咲いていた。
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自然研究路の一番低い部分にある橋に出合う。
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一旦下ったのでここから山頂まで高度差200m程の登りになる。冬枯れの自然林を眺めながらゆっくりと登って行く、新緑の季節が待ち遠しい。
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カタクリの葉は少しだけ出て来ていた。あと半月位で綺麗な花が咲くだろう。
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30分程掛かってロープウェイ山上駅からの道に合流し山頂を目指す。
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山頂には12:44に到着。展望は利かないが、その代わりに白くなった金剛山と霧氷が出迎えてくれた。
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岩湧山・和泉方面は雪が降っているようで真っ白だ。
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金剛山も同様である。真っ白とは行かないが葛城荘の唐松にも霧氷が着いている。
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ツツジ園の様子を見に行くと、突然の降雪に襲われる。風も吹き横殴りの吹雪に変わる。最近は雨男いや雪男になっている様だ。3回連続の「山は天候が急変します」である。
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堪らず白樺食堂に逃げ込もうとしたが、今日は休みのようで裏側の庇の下のベンチで昼食にする。寒いので簡単な昼食で済ます。下山は天狗谷を使う。目的はショウジョウバカマの咲き具合のチェックである。その前にキャンプ場から下った所の大好きな場所にあるカタクリの群生地の状況を見に行く。ここは一杯葉が出て来ていた。
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登山道に戻り次はショウジョウバカマのチェックである。まだ殆ど咲いていないが、開き掛けの花と、蕾を僅かに見る事が出来た。(写真は暗くてピンボケです・・・)
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あとはどんどんと下って鎖場を過ぎた辺りで小さな白い花が固まって咲いているのを見つけた。スズシロソウかな?自信なし。
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ツルカノコソウ。
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その後は一気に青崩まで降りてきて遊歩道を歩いて駐車場に戻ってきた。
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今日はまだ自転車の回収が残っている。かもきみの湯とは反対方向になるので温泉に行った後に回収しようかとも思ったが、自転車を見て下山が遅いといらぬ心配を掛けても申し訳ないので先に回収に向かい無事車に積み込んでかもきみの湯に向かった。
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今日は、近畿では初めてのサイクル&トレッキングであったがこのルートは十分に楽しむ事ができた。カタクリの咲く頃にもう一度このルートを使う事にしよう。このルートを使うと全く無駄なくカタクリを堪能できる。それは①自然研究路を通過点で利用できる。②婿洗いの池にもそのまま進む事が出来るので、そこから別のカタクリの咲く場所へも行ける。③そのままツツジ園に抜けられる。④帰りにショウジョウバカマを見る事が出来る。これらの事は駐車料金1,000円の節約以上に素晴らしい事かもしれない。また楽しみがひとつ増えた充実の一日であった。
by hawks-oh-muku | 2010-03-29 22:41 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(2)

「山は天候が急変します」六甲山編

3/26(金)六甲山 阪神芦屋駅8:39~高座の滝9:18~地蔵の小滝9:27~第一堰堤9:29~第二堰堤9:33~荒地山砂防ダム9:38~2段堰堤(峰の池)9:40~Y字分岐9:51~奥高座の滝9:56~キャッスルウォール10:00~C-5地点10:10~黒岩10:26(小休憩)~プロペラ岩10:50~荒地山11:04~雨ヶ峠11:54(小休憩)~東お多福山12:22~土樋割峠12:31~蛇谷北山12:57~石宝殿13:12~一軒茶屋13:23~六甲最高峰13:33(昼食休憩)~魚屋道峠の茶屋跡14:37~炭屋道分岐14:41~有馬温泉稲荷神社分岐14:55~虫地獄15:10~銀の湯15:19
累計標高差+1150m-790m

今日は久し振りに六甲最高峰を経て有馬温泉へ行ってきた。単身先の住居が東灘区なので六甲山と言えば東六甲の各ルートが殆どであるが、今日は芦屋からのルートのうち未だ歩いた事のない高座谷を歩いてみた。芦屋からのルートは昨年、3/23ロックガーデン中央稜からと4/13に地獄谷から、そして5/15の城山(鷹尾山)経由荒地山からと(何れも最終地は有馬温泉)3回登っているが高座谷は未踏であった。地獄谷は有名なA懸・B懸があるせいか破線ながら地図などの記載もあるが、高座谷の記載はなく迷路のようで複雑であると聞く。ネットで検索し非常に判り易い概念図と記録があったのでこれと地形図を頼りに行く事にした。自宅近くの阪神青木駅に8時半に到着すると、すぐに電車が来たのでこれ幸いと乗り込んだ。
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芦屋までは2駅ですぐに到着し8:39に最終目的地の有馬温泉に向けて出発した。
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芦屋駅を出て芦屋川を渡る、高級住宅越しに第一目標の荒地山が見えている(写真中央)
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国道2号線を渡ると業平さくら通りになり、芦屋川沿いに植えられた桜並木を歩く。桜は開花しているものの見頃はまだ1週間位先の様である。
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鶯も開花状況を確かめるようにとまっていた。
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JRを跨ぐ、JRは芦屋川の下を通っている。この川が氾濫したら大変な事である。
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川べりでは小鷺が餌を物色中?だった。
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阪急芦屋川駅に8:52到着。
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阪神間の電車は山側から阪急・JR・阪神と3路線がほぼ並行して走っている。従って六甲山に一番便利なのが阪急電車で、この芦屋川駅には何組ものハイカー(六甲では登山者とは言わずにハイカーと呼ぶ事が多い)が待ち合わせで集まっていた。既に歩かれている方も多く、その間に紛れるように歩いていく。閑静な高級住宅街の中を通って行くが、案内板はちゃんと設置されている。間違って住宅街をうろうろされる方が迷惑なのだろう。
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昨年同様に山の桜の木はもう満開である。
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ロックガーデン入口には滝の茶屋がありトイレもここにある。
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もう少し進んだ所が高座の滝で、滝の横に藤木九三氏のレリーフが設置されている。
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滝の前を横切って進むと階段状の岩場で登りきるとミツバツツジが綺麗に咲いていた。
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そのまま少し登って落石注意とイノシシ危険の看板のあるところから右に高座の滝上部の堰堤が見える、ここが高座谷の入口である。(案内は出ていない)
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少しすすむと小滝が現れてお地蔵さんがある。
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すぐに一つ目の堰堤が現れて左側を越える。堰堤の上は広場の様になっておりいつもイノシシがいる様だが今日はいなかった。代わりに桜の木が開花して出迎えてくれた。
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ここから巨石が川を塞ぐようになっていて、進むと二つ目の堰堤が現れる。
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この堰堤を越えた所で飛び石を渡って左岸を行く。(登りの場合向かって右が左岸)
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渡らずに真っ直ぐ進むと三つ目の堰堤(荒地山砂防ダム)に行く手を阻まれて引き返す羽目になる。荒地山砂防ダムは越える事は出来ても高い為降りることが出来ないらしい。左岸道はこの砂防ダムを巻くように付けられており、砂防ダムの所で再び沢に下りてくる。
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ここ辺りにもミツバツツジは咲いていた。
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少し歩くと目の前に2段になった大きな堰堤が聳えるように現れる。
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この2段構えの堰堤は左側から越えていく、通行止めのロープが貼ってある所の横から堰堤の上段と下段の間にある峰の池と呼ばれる所に錦鯉がいると聞いていたので覗いて見る。確かに大きな錦鯉が3匹悠然と泳いでいた。誰かがこんな場所まで運んで放流したのであろう。ここで少し雨が落ちてきたが殆ど気にならない程度である。
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この大きな2段の堰堤を巻く道は結構急斜面になっている。
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堰堤を越えた所で道が分岐している。ハッキリした道は直進で、私の前を歩かれていた軽装の男性は直進された。直進はロックガーデン中央稜から風吹岩付近に出るものと思われる。奥高座の滝・荒地山へはこの分岐を右に降りていく。
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降り立つと2段の堰堤の上段が聳え立っている。
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ここから岩の多い沢を遡行する。
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やがて岩に赤ペンキでYが掛かれた沢の分岐が出てくる。左が本流で奥高座の滝。右は確かめていないがキャッスルウォールへ行く支沢と思われる。
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左の本流を進むと「龍白龍神」と書かれた石碑が出てくる。
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この石碑からすぐの所で奥高座の滝の案内板があった。
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程なく奥高座の滝に到着した。滝は2つあり向かって左側が本流の様で、高い位置から何段かに分けて勢い良く水が流れ落ちている。昨日まで結構雨が続いたので見応えのある水流である。
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右側の滝は細い水流だ。
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この滝を越えることも出来るらしいが、単独の私にはその様な技量も無いので大人しく引き返して巻き道探す。この辺りは沢山道がある様で、見当をつけた一番近い道は崩落地を横切る事になった。
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崩落地を横切って登って行くと右側にキャッスルウォールと呼ばれるロッククライミングの練習場が見えてきた。
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休日には結構ロッククライミングをされている様だが、今日は平日で誰もいなかった。岩場を慎重に登って行くとC-5と書かれた消防本部の救助連絡板があり分岐している。左は横の池に行く様で、荒地山へは右に進む。ここからは少しの間だけ尾根に沿った道になる。
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ヤブ椿が落ちて赤い絨毯みたいになっている。
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左側で聞こえていた沢音もなくなり険しい岩場の登りに変わる。
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登り切った所が黒岩と呼ばれる展望ポイントである。阪神芦屋駅から約2時間歩き小腹も空いてきたので絶景ポイントで休憩を摂る事にした。大阪側は黒い雲が立ち込め金剛山はすっぽりと雲の中である。
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行動食のソフトクッキーを食べエネルギー補給をしたあとプロペラ岩に向かう。分岐の目印は分かり難かったが木に字が彫った跡がありそこを下っていった。
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下ると大きな岩に出た。ロッククライミングの痕跡もありこれがプロペラ岩だと思い、更に下へ下って行く。下りきって見上げると写真で見たプロペラ岩であった。この岩場も登る人がいる様である。
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元に戻る登り返しは結構キツかった。
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先程まで青空が出ていたのに岩場を登り返した所で急に暗くなり雪が降ってきた。今日の天気予報では午前中は俄か雨が降る所もあると言っていたが、まさかの雪である。先程金剛山にも黒い雲が掛かっていたので金剛山はもっと降っているに違いない。慌ててレインウェアを出して上だけ羽織る。荒地山には11:04に到着であるが青空は消えて真っ白である。
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降ってきた雪は、霰みたいな感じで硬く岩陰には見る見るうちに積もっていく。
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しかし雪雲はすぐに流れて青空が戻ってきた。ゴルフ場越しに電波塔の立つ西お多福山が見えた。その右側の一番高いピークが今日の目的地六甲最高峰である。
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11:20魚屋道に合流し先へ急ぐ。
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魚屋道はゴルフ場を横切るが、その手前は一旦下りになる。滑りやすい地質なので気をつけて下って行く。
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沢を渡ってゴルフ場の敷地に入る。ここにはイノシシ除けの扉があり自分で開けて進んでいく。
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ゴルフ場の横に付けられた登山道を進む。ゴルフボールを打つ音が聞こえているので「ファー」と声が聞こえたら要注意である。
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今度はカート道を横切って扉を開けて進む。(写真は振り返ったところから)
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ここを少し行くと水場があるが天然水を浄化した水道水である。
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何度もアップダウンを繰り返した後の雨ヶ峠までの登りが結構堪える。一歩一歩ゆっくりと上がっていき、漸く雨ヶ峠に11:54到着である。ここでは大勢のグループがお弁当を食べて休憩中であった。私もここで小休憩としてソフトクッキーを食べチャイミルクティを飲む。今雨ヶ峠ではトサミズキが満開である。
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ここから東お多福山に向かう。東お多福山の三角点は階段を上がってすぐの所にある。
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しかし東お多福山の最高地点はまだまだ先で、草原状の登山道をアップダウンを繰り返しながら進む。
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目的地の最高峰が良く見える。手前の電波塔が2本立っているのは西お多福山でその奥の電波塔が1本だけ立っているのが最高峰である。
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先程横切ったゴルフ場が下に見えている。その遥か向こうの海に近い芦屋のほぼ海抜0mから登ってきているのでここまででも達成感は十分に味わえる。
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東お多福山最高地点に12:22到着。山頂表示の右側から降りていく。
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ここは自然林が美しく、アセビの花が咲いている。
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下りきった所が土樋割峠で、ここから蛇谷北山に向かう。
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ここは急登が続く険しい道である。
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細尾根を通って行くと斜面には結構雪が残っている。
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蛇谷北山まであと少しの分岐で樹木に氷柱が出来ている。この氷柱の樹木を過ぎてすぐの所が蛇谷北山である。以前来たときは私設の山頂表示が乱立していたが全て取り払われてすっきりしていた。ここが芦屋市の最高地点である。あと半月位でタムシバの群落とミツバツツジのトンネルが楽しめるだろう。
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ここから道は再び下りになる。今日は何度アップダウンを繰り返しただろう?ふと北側の斜面を見ると何と霧氷が出来ている。
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良く見ると六甲最高峰の斜面にも霧氷が着いているようだ。
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疲れていたが俄然パワーが沸いてきてピッチを上げて登り石宝殿に13:12に到着した。
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おぉー霧氷が着いている。思わず声が出た、3月下旬の霧氷に感動である。
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県道16号線に出て県道を歩く。ここは全山縦走路が並行してあり、本来は鉢巻山トンネルを潜らず上を登るのだが、歩き始めて5時間近く立って居り疲れが出てきたので楽をしてトンネルを利用する。
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この辺りは桜ではなく霧氷が満開である、大きな白い花が咲いている様に見える霧氷。ズームで見るとかなり大きな霧氷である。
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後鉢巻山の斜面にも霧氷が着いている。
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ここから最高峰まであと少しであるが霧氷のオンパレードである。ここは車も走っているが車を停めて写真を撮っている方も結構居られた。
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霧氷を纏った最高峰が目前である。
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最高峰のすぐ下に一軒茶屋があり、トイレもこの右側にある。
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ここから舗装の道を最高峰に向けて登って行く。登りきると東屋がありここに荷物を置いて山頂を目指す。ふと見ると西お多福山方面の北側斜面は霧氷で真っ白である。
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一等三角点のある六甲最高峰には13:33に漸く到着である。小休憩2回や写真撮影をしながらのゆっくりペースであったが5時間近く掛かった。普通に阪神芦屋からロックガーデン経由だとゆっくりペースで3時間少しなので高座谷・荒地山・東お多福山・蛇谷北山と少し欲張りすぎたルート設定だったかもしれない。アップダウンの繰り返しで結構足に来ている。
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東屋に戻って遅い昼食である。今日は手作りのおにぎりと卵焼きとウィンナー、そしておこげスープである。最近は手抜きしてコンビニ弁当ばかりであるが、今日は単身先からだったので自分で作ってきた。実家では自分で弁当を作ると妻に嫌味に取られてしまうので単身先限定である。
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天気は急回復し、二上山から金剛山が綺麗に見えるようになってきた。
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ズームで寄るとPL平和の塔も見えている。金剛山は山頂付近に雲がかかり多分雪が降っているだろう。
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食後のコーヒーを淹れて飲むが寒くてゆっくり出来ない。温度計がないので正確には分からないが体感的にマイナス2℃くらいだと思う。風も強く身体が冷え切ってしまった。一刻も早く有馬温泉に浸かって温まりたいところである。下山は魚屋道を一気に有馬温泉に下る予定である。魚屋道を少し下って振り返ると北側斜面の霧氷が綺麗である。
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魚屋道の名前の由来は、その昔神戸から有馬温泉へ魚屋さんが新鮮な魚を運んでいた道だからだそうである。広くて歩き易い道である。
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途中に六甲最古のトンネル跡がある。有馬温泉は日本最古の温泉と言われるが、昔は温泉に行くのにも大変な労力だったのだろう。
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その先を少し下ると峠の茶屋跡があり、現在は立派な休憩所になっている。ここで少し休憩をと思ったが先客が沢山居られたので素通りする。人がいて写真も撮れなかったので通り過ぎた場所から撮影した。
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炭焼き小屋跡がある炭屋道の分岐がある。ここはミツバツツジが綺麗な所であるが今はまだ咲いていない。ここにあるベンチでちょっと一服である。
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更に下ると有馬温泉稲荷神社への近道分岐がある。先行のグループはここを入っていかれたが、以前に歩いたときに神社の所で放し飼いの犬に追いかけられた苦い記憶があるので自分はそのまま魚屋道を進んでいく。
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クロモジが咲いている。
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アオキも雄花をつけていた。
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15:12漸く有馬温泉の登山口に到着である。
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昨年建設中だった会員制リゾートホテルも完成していた。
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炭酸泉源の公園に立ち寄る、ここにはトイレもある。
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そしてお待ちかねの銀の湯に到着である。
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ここは550円の立ち寄り湯である。立ち寄り湯は他にもあると思うが、私が行った事のあるのはかんぽの宿の金泉(700円)と金の湯(650円)とここ銀の湯だけである。(銀の湯と金の湯の両方入る事ができる共通券も850円で販売されている。)金の湯は人が多く、かんぽの宿も同様なので最近は銀の湯専門である。銀の湯は炭酸泉とラジウム泉の混合で無色透明なさらさらした泉質でゆっくり浸かると身体の芯まで温まる。約1時間ゆっくりと過ごして有馬温泉街を抜けて神鉄有馬温泉駅まで歩く。途中温泉寺の桜はつぼみ膨らむ程度で見頃はまだまだ先になりそうだ。
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有馬温泉独特の金泉の源泉である。
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こちら金の湯では足湯は無料開放されていて観光客でいつも賑わっている。
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バスターミナル近くの善福寺の糸桜も蕾が膨らみほんのり赤くなっている程度である。
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太閤橋からの温泉街
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駅前のみやげ物屋にある枝垂桜は既に見頃になっている。
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駅についてここからは電車に乗り自宅まで帰るだけである、有馬温泉口で乗り換えて、新開地まで出て再び阪神電車に乗り換えて自宅に戻った。今日は芦屋川の桜で春を感じ、ロックガーデンのミツバツツジで初夏を感じ、六甲最高峰の霧氷で冬を感じて一日で3シーズンを楽しめた中身の濃い山歩きでした。(「山は天気が急変します」今日も身に染みました)
by hawks-oh-muku | 2010-03-26 21:56 | 六甲山 | Trackback | Comments(3)

花の百名山藤原岳の福寿草

3/19(金)藤原岳 観光駐車場7:47~鳴谷神社7:54~聖宝寺8:05~登山口8:11~二合目8:37~三合目8:52~四合目9:01~五合目9:07~六合目9:27~七合目9:38~八合目9:51~九合目10:12~藤原山荘10:45~天狗岩付近11:10~藤原山荘11:30(昼食休憩)~藤原岳12:34~藤原山荘~八合目13:55~表登山道七合目14:04~六合目14:10~五合目14:16~四合目14:22~三合目14:27~二合目14:32~神武神社14:42~表登山道駐車場14:44~観光駐車場14:47
累計標高差+1115m-1100m

今日は少し遠出して鈴鹿の藤原岳に行って来た。鈴鹿の山域は紅葉の頃にも行きたかったが果たせず今回が初めとなる。藤原岳と言えば福寿草と言う位、近畿圏では福寿草の群生ではトップクラスの有名な山であり是非とも訪れて見たいと前々から計画していた。今年の福寿草は、西吉野の津越へ2回見に行ったが、やはり人知れず山の中に自生し群落している福寿草が見たいとの思いが強く少し遠いが早朝より出掛ける事にした。当初は妻も一緒に行く予定であったが、仕事が忙しく連続出勤が続いていてしんどいので止めて置くとの事で、残念であるが今日も単独での山行となった。ただ今回は結構長丁場の歩きになるので妻の心配をしなくて良くなりいつものペースで歩けるので気が楽になったと言うのが正直な気持ちでもある。又朝が苦手な妻と行くときは早めの出発でも朝6時が限界であるが、気兼ねなく早朝出発が出来るというメリットもある。(妻には内緒である)
という事で今日は朝5時に自宅を出発し香芝ICより西名阪に乗る。西名阪香芝から天理までの集中工事の車線規制は本日まで行われているがこの時間では全く問題は無かった。天理から名阪国道に入り伊賀辺りで明るくなって来て山の朝焼けが美しくSAに寄って写真を写す。
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亀山から東名阪自動車道に入り桑名ICで降りる。四日市ICで降りるか迷ったが、桑名ICからの方が道は判り易そうだったので桑名まで走った。東名阪自動車道ではETC通勤割引が適用される。通勤割引は地方の交通量の少ない高速道路で実施されており(都心では通勤時間帯に渋滞が起こるので考えられないが)朝は6時から9時夕方は17時から20時の各1回限り100kmまでに限り半額料金となる。九州に居るときは最大限活用させてもらったが100kmを越えると全区間の割引が対象外となってしまうので100km圏内を調べて一旦降りて乗り直す事もあった。という事で亀山IC桑名IC間1,000円が半額の500円で通過できた。(香芝・天理間は深夜早朝割引で半額の200円)桑名から国道421号線を使っていなべまで走りいなべ警察署東の交差点は直進し県道5号線を使って鎌田で306号線に合流する。次に西藤原駅方面の標識を目印に曲がる。この辺りから霧雨が降り目の前に綺麗な虹が現れた。
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観光駐車場の案内看板が出ているので細い農道のような道を走り、案内に従って進むと西藤原小学校の横にある観光駐車場に7:30に到着した。途中SAで休憩も入れたが大体予定通り2時間半の所要時間であった。霧雨は続いているが今日の天気予報は快晴の筈であるし虹も出ていたのですぐに晴れるとは思ったが濡れるのも嫌なのでレインウェアの上だけを着て7:47に出発する。観光駐車場は300円の有料である。無料の駐車場は大貝戸登山口(表登山道)にあるようだが地元の経済効果に少しは協力する意味でも300円の良心的価格なのでこちらへ停めた。(今日は無人で料金BOXがあった)この時間なので私の車を含めて2台しか停まっていなかったので、多くの方は無料の方へ行かれている様である。しかし土日は早い時間から満車になると聞いている。駐車場には桜が早くも綺麗に咲いていた。(駐車場にはトイレと靴の洗い場が完備されている。靴の洗い場が完備されている理由は後で思い知らされた)
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駐車場を出ると小学校に登山口の案内が出ていた。人気の山で多くの人が訪れるのだろうがこんな所にも町のこの山に対する思いが伝わってくる様だ。
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今日のルートは事前に地形図で確認した所、裏登山道は谷筋で表登山道は尾根筋だったので、登りは谷・尾根は下りの原則通り裏登山道を登って表登山道を下る計画である。右に曲がって聖宝寺へ歩いていくと丁度小中学生の登校時間で小中学生が同じグループで集団登校している。私の姿を見つけるとまだ距離が離れているにも拘らず「おはようございます」の大きな声の挨拶があり、朝から清清しい気持ちになった。藤原岳はこの町の誇りであるのだろう、歓迎感がひしひしと伝わってくる。地方では観光資源は非常に大事な経済資源であるが、町の歓迎感があると訪れた人も優しくなりマナーも良くなる効果があると思う。三峰山へ行った時も手作りの案内看板や横断幕から歓迎感を感じたものである。そんな事を考えながら歩いていると登山口の案内が出ておりここにも300円の有料駐車場があった。
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左折してすぐの鳴谷神社の横から登って行くが、まずは今日の安全登山を祈願して参拝していく。「ようこそ人と自然を大切にする鳴谷の里へ、どうぞ境内の中央で深呼吸をされてご参拝下さい」と書かれていたので大きく深呼吸をすると神聖な気分になれた。
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境内の横の石段から上がっていく。
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200段以上ある石段を上がるとレインウェアを着ているので早くも汗ばんできた。上がりきった所が聖宝寺の入口であるが、ここで鱒の養殖池があり虹鱒が沢山泳いでいた。
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聖宝寺には立ち寄らず、案内板を確認し登山道へ進む。
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登山道に入る前に登山届BOXが設置されていたので登山届を記入して行く。登山届BOXが設置されていても全く管理整備されていない所も多いが、ここはボールペンも登山届もきちんと整備されていた。ここで木々に覆われて霧雨が気にならなくなったのでレインウェアを脱ぐ。
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「山は天候が急変します」の看板。(看板に偽りなし・・・あとで思い知る事になった)
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聖宝寺登山道(裏登山道)は落石等により迂回路が付けられている。
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迂回路に入りすぐに谷を渡る。丸太を組み合わせた橋を渡るが濡れていて滑りそうで怖かった。
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沢沿いを登って行くと脇のほうでミヤマカタバミの蕾を発見。日の照っている時にしか開かないので残念であるが雨の雫のついた可憐な蕾も風情があった。(写真はピンボケだが・・)
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やがて長命水と名がついた小滝に出る。
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ここから登山道は谷を巻くように斜面にジグザグに付けられており、結構な急斜面であり二合目の看板に8:37に到着。二合目までに50分を要した事になる。
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ヤマネコノメソウが沢山咲いている。
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登山道は涸れ沢に降り岩を越えていく、このまま谷を上がるのかと思ったが、すぐに右にロープが下がり巻き道を通る。
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三合目を8:52に通過。急登は続く。
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四合目を9:01に通過。まだまだ急登は続く
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五合目を9:07に通過。五合目の上が明るく植林帯はここまでの様だ。
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植林帯を抜けると霧雨が続いており、一旦脱いだレインウェアを再着用し、ついでに小休憩を摂る。バイケイソウの葉が出てきている。
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六合目辺りでやっと傾斜は一旦緩み風景も明るくなる。木々の間から見える稜線は天狗岩から白瀬峠だろうか?
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ツチグリを発見。木の実の様だがキノコである。
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この先から足元が少し悪く傾斜も再び急になる。谷筋に目を凝らすと福寿草がポツポツと点在しているが足場が悪く行く事が出来ない。
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七合目を9:38に通過。駐車場から既に1時間50分掛かっている。残雪も見え出す。
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残雪と同じ色をしていて見逃しそうだったが登山道脇にセリバオウレンを発見。
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八合目9:51.ここから表登山道と合流する。
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いよいよ八合目から上が福寿草の群生地である。しかし生憎の天気で蕾は固い。(この時点ではすぐに晴れて下山する頃に見頃になると楽観していたのだが・・・)
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ジグザグについた登山道をあがるが、泥濘がひどくグチョグチョの道を登る。
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九合目の手前からは雪景色に変わりおまけにガスも出てきた。
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岩肌に福寿草の群生が現れる。
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昨日開いたときに雪が降ったのだろうか?花弁に積雪し閉じられなくなった福寿草。
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この天候でも開いているものもあった。
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花の撮影が忙しく九合目到着は10:12。九合目から先は雪とガスで幽玄の世界に・・・。霧雨はみぞれから雪に変わる。
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まさかの霧氷が・・・。霧氷と福寿草のコラボは2年連続である。しかし昨年は晴天であったが・・・
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藤原山荘には10:45到着。ゆっくりと花の撮影をしながらであるが約3時間も掛かった。
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まだ休憩には早いので天狗岩の方へ進む。藤原岳に行きたかったが案内表示がなくおまけにホワイトアウト状態で何処にあるのか判らず、2名先行者がいたので案内表示のある天狗岩の方へ後を追うように進んだのである。雪原状になった所は完全なホワイトアウト状態で先行者の姿も見えず方向感覚が無くなる。踏み跡と所々にあるテープの目印が頼りである。もしこの状態で吹雪いてトレースも消えてしまったら間違いなく遭難するのではないかと思う位真っ白である。登山口に有った看板の意味が良く分かった。「山は天候が急変します」「登山届けは提出しましたか?」「登山計画に無理はありませんか?」「装備・食料は十分ですか?」答えは一応3つとも○である。届けも出したし、7時半から早立ちし計画にも無理は無い。装備もアイゼンは勿論、ダウンジャケット・冬用手袋など冬装備も持ってきているし食料も非常食を多めに持ってきている。お陰でザックはパンパンだが備えがあれば慌てる事も無く不安感が和らぐ心理的効果も大きいと思う。しかしこのガスは景色が全く見えず誠に残念である。
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多分天狗岩の辺りだと思われる場所で先行者の2名が写真をしゃがんで撮っていた。見ると雪に埋もれた福寿草の群落であった。結構な数で踏まないように足元を確認しながら撮影するが写真では群落の様子は余り伝わらないのが残念である。
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先へ進むが天狗岩の案内がなくなり白瀬峠へと案内が変わる。結局天狗岩の場所が判らず引き返す事にした。(晴れていたら訳も無い事なんだろうが・・・どうせこの天気なので展望も何も無いから仕方ないと諦めもつく。晴天の見通しの良いときは天狗岩から白山や御嶽・乗鞍などアルプスの山々も見える絶景ポイントだと聞いていたので本当に残念である。)
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引き返すときに踏み跡はハッキリしていたので安心し足元を見ながら歩く。それでも藤原山荘が中々見えて来ないので正直不安が一杯であった。
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本当に真近になって漸くぼんやりと山荘が見えてホッとして11:30に山荘の中に入る。山荘の中は満員で、席が空くまで暫く待って、5分ほどで空いたテーブルに腰をかけて、食事の準備に取り掛かる。今日のメニューは肉うどんである。スーパーで売っている液体のストレートタイプのうどんだしを鍋にかけ、レトルトの牛丼の素も一緒に入れて煮込む。煮立った所でうどんを投入し、麺がほぐれたら刻み葱をたっぷり掛けて出来上がりである。小屋にいい匂いが立ちこめて周りから「美味しそうなうどんですねぇ」と声が掛かる。7年の単身赴任で身につけた自慢の簡単レシピが役に立つ。
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食後のコーヒーも淹れてゆっくりしたい所だが、次々と新しい登山者が入ってきたので場所を譲って外に出てコーヒーを飲む。(止められないタバコを吸いたいので外に出ただけかも?)さて藤原岳は何処だ?地形図とコンパスを出して確認するが、視界が無いと方角と地図だけでは進む勇気が無い。前回の櫃ヶ岳で読図に少し自信をつけたつもりだったが、いざと言うときには全然役に立たないのではどうしようもない。まだまだ初心者の域を出ていない事を痛感した。そこへ一人の登山者に「縦走ですか?」と声を掛けられた。(余りに熱心に地形図とコンパスを見ているのでそう思ったのだろう。)私が「いえいえ藤原岳に行くだけです」と答えると、この道です。と目の前の下っている登山道を指し示した。「晴れていたら目の前に見えているんですがこの状況だと分からないですよね」「有難うございます、では行ってきます」と進む。ここは展望台と案内看板が出ている道であり、下っている事もあり違うと思っていた道である。景色が見えていたらなんて事の無いのだろうが初めての山でガスが発生すると本当に分からない。案内看板も山頂とは書かずに展望台となっているから余計にややっこしいのである。道を一旦下って進んで行くと案内表示が出てきてここには藤原岳・展望台となっている。山荘の所の表示もこうなっていたら良かったのにと思いながら進む。
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アセビも雪が積もって驚いている事だろう。
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目の前はこの状態で何処が山なのかさっぱり分からない。
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周りを見渡しても真っ白である。
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それでも傾斜を登りきると漸く山頂に到着である。
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山頂の木々にはエビの尻尾が出来ていた。
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山頂で少し休憩した後は下山に掛かるとしよう。藤原山荘前まで戻り朝来た道を下って行くが、登山道は大勢の人が通り雪が融けて更に酷い泥沼状態である。これだけ酷い泥濘もないと思われるくらいでまるで水溜りの中を歩いている様である。道理で駐車場に靴洗い場があるのだと合点がいった。(この泥沼状態は延々8合目まで続く)
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九合目辺りまで来てガスが急激に晴れてきた。振り返ると藤原岳が姿を現した。
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下の景色も見えるようになった。(もう少し早く晴れてくれればと恨めしかった)
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朝も撮影した岩肌の群生地の福寿草の様子を見に行くと朝よりも少し開いている様な気がして散策と撮影タイムとなる。
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八合目からは表登山道を下る。ここからは道も良くなり少し飛ばして降りていく。七合目を14:04に通過。
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今頃になって天気は急回復している。暑いし不要になったレインウェアを脱ぐ。
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六合目を忘れて五合目を14:16に通過。表登山道は歩き易い道である。
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四合目手前は美しい自然林で紅葉のときは美しいだろうと思った。四合目は14:22に通過
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三合目14:27通過
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二合目14:32通過、かなり急ぎ足である。
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大きな堰堤の横を通って神武神社に14:42到着。
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ここが表登山道の登山口である。
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無料の駐車場と休憩所。
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環境省と三重県の説明看板「藤原岳の四季」を見るとここにも展望丘と書いてあるので藤原岳山頂としているピークは展望丘であって藤原岳はいわゆる金剛山や六甲山と同じく大きな山塊を呼ぶもので藤原岳というピークは無いのかも知れない。
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ここからは車道を歩いて観光駐車場に14:47に帰着した。今日は丁度7時間の山歩きとなった。休憩や福寿草の散策を除く実質の歩行時間だけだとガイド本にある5時間半程度なのかも知れないが、あれだけの福寿草の群落を見るとつい夢中で写真を撮ったりしてしまう上、泥濘の歩行で思いの外時間が掛かるので時間には余裕を見ておくのが良いだろう。しかも藤原岳は金剛山と標高こそほぼ同じであるが駐車場の標高が100m程でアプローチが長く累計標高差も1115mと山の高さと標高差の違いは歴然としたものがあり充実感はかなり高い山に登った感覚を覚える。しかし噂には聞いていたが雪解けの登山道の泥濘には辟易した。長靴で登っておられる方を見掛けたが長靴が正解である。行かれる時は足元が泥まみれになる事を覚悟してお出かけ下さい。釣り用のスパイクの付いた長靴(いわゆる磯ブーツ)が正解かと思う位酷い状態です。さて下山後は駐車場に設置された靴洗い場で泥だらけの靴の泥を落として帰途に就く事にしよう。帰りは四日市ICから東名阪に乗り渋滞も無く17時過ぎに無事帰宅した。いつもお楽しみの温泉は付近にも何箇所かあったが留守番の妻に気を遣って真っ直ぐに帰り、妻を連れて自宅近くの虹の湯に行ったので付近の温泉情報はありません。
by hawks-oh-muku | 2010-03-19 23:51 | 鈴鹿 | Trackback | Comments(4)

戻り寒波で積雪した金剛山モミジ谷本流ルート

3/12(金)金剛山 水越川公共駐車場10:00→水越峠10:10→ダイトレ→もみじ谷本流ルート→葛木神社11:58→国見城址広場12:08(昼食休憩)→カトラ谷→黒栂谷分岐13:37→セト14:03→青崩登山口14:54→水越川公共駐車場15:11
累計標高差945m

10日水曜日の戻り寒波で金剛山は15cmもの積雪になっているらしい。積雪15cmと言うと今シーズン最高レベルである。1月中旬の寒波の積雪15cmが最高だったのでそれ以来のまとまった雪が降った事になる。積雪情報を見てから待ち遠しかった休みの本日、勇んで金剛山に出掛けた。水越峠に向かう途中、山麓線から309号線に入る名柄交差点の手前に国土交通省の温度計があるが10時前で既に11度を表示しており、雪はかなり融けているのではないかと気が気でなくなる。水越トンネルを抜けて旧道に左折すると、道路脇には残雪があり少し安心する。今日はこの積雪を逃すまいと多くの登山者が来ている様で、いつも以上に路上には沢山の車が停まっている。水越川公共駐車場に10時前に到着したがここも満車に近く、空きは3台分しかなかった。私はいつも平日しか登る事ができないが、この駐車場でこれ程多いのは初めてである。早速準備に取り掛かるが、同じ様に準備をされている方が2組居られて、1組はご夫婦、もう1組は単独の方で、私よりも少し早く出発された。川沿いの遊歩道には昨日作られた雪だるまが出来ていた。
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ご夫婦の登山者は太尾東尾根に入っていかれ、単独の方は私を同じ水越峠の方へ進まれる。水越峠にもビッシリと路上駐車が・・・皆さん戻り寒波に期待されていたんですね。
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ダイトレ入口の東屋の横の梅が綺麗に咲いている。
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ダンコウバイか?アブラチャンか?黄色い花が沢山咲いている。
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何の花か判らないが、綺麗なピンク色の桜のような花も咲いていました。
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いつもは退屈な舗装のダイトレであるが、残雪と共に春を感じさせる花が咲き写真を撮りながらゆっくりと登って行く。ところが金剛の水の手前、日陰に入ったとたん景色は一変し真冬の景色に。
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先行されていた登山者の方は、金剛の水で衣服調整の休憩を摂られていて追い越す。私は暖かいのは判っていたので山シャツ1枚で登って来たがそれでも少し汗ばむ位の暖かさである。カヤンボ橋分岐を10:39に通過。道の真ん中は雪が融け出して歩き難い。
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もみじ谷入口から谷に入る。谷は雪が多く滑らないように慎重に進む。一つ目の堰堤を越えて進むが積雪量はかなり多い。先行者の付けた足跡は1名分のみであるが不慣れな谷なので有り難い。
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4つ目の堰堤を越えて前回気に入った自然林の所に出る。積雪量は更に増えて、足がすっぽりと入る。吹き溜まりの所ではストックを差すと30cmは積もっていた。
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5つ目の堰堤を越えるが、雪が多くて右側を越えるのに少し手こずった。
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堰堤を越えてすぐに分岐である。今日は初めての本流ルートに進む。先行の足跡も本流ルートに付いているので少し安心である。
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分岐から5分程で第六堰堤が出てきた。当然凍ってはいないが、来シーズンはここの全面凍結を見てみたい。
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ここは左側を巻いて行くが、積雪が多く滑りやすく緊張しながら慎重に進んだ。
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堰堤を越えると素晴らしい沢筋が現れる。
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10分程で谷は二俣に分岐する。右が本流ルートで左は旧本流ルートと呼ばれるらしい。(写真は左の旧本流ルート)
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先行者の足跡は右の本流ルートに伸びている。私も右に進む。
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右に進むとすぐに左側の尾根に目印があり尾根に登る。結構な急登であり積雪もあるので滑りやすくダブルストックでバランスをとりながら登って行く。
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ここまでアイゼンなしで登って来たが、急斜面で何度か滑ったので少し狭いが平らになった場所で安全を考えアイゼンを装着する。車で準備をしている時に、ザックには6本爪のアイゼンが入っていたが4本で充分だろうとわざわざ4本に入れ替えて来たのだが、急斜面では4本ではつま先のグリップが全く効かないのでアイゼンを装着しても滑り、慎重に木に摑まったりストックを突き刺したりしながら急登を上がる。漸く石柱の所まで出て一安心。先ずは葛木神社へお参りに行く。裏参道のブナ林からいつもの大和葛城山を眺める。葛城山も山頂は真っ白になっている。
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いつもの様に葛木神社に参拝。
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山頂の温度計は3度。やはり暖かい。
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カマクラは最大級まで復活していた。
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国見城址広場には小学生の団体が沢山いて大賑わいである。3月の中旬に耐寒登山を計画する事はないと思われるが、今日は突然の積雪で子供達は大喜びだろう。
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どこも一杯でやっと売店前のテーブルを確保し昼食にする。今日は金曜日なので売店はお休みである。今日は具沢山の五目ラーメンである。市販のラーメン(スープつき)にレトルトの中華丼の素を入れて一緒に煮込むだけのお手軽メニューであるがこれはとろみも付いて結構いける。
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食後も少しゆっくりし下山に取り掛かる。下山コースはカトラ谷・黒栂谷経由の青崩道にした。カトラ谷はニリンソウの群生が有名だが、花が多いルートなので何かしら春を探す事が出来るのではないか?と期待しての選択である。カトラ谷は登りで使う事が多く下りで使うのは2回目である。先ず最初の難関は、山頂直下の急斜面である。雪で木段が埋まり滑りやすいので神経を使いながら下る。登りの時にはさほど感じないが結構な急斜面である。
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日の当たる場所は融けだしてグチュグチュにぬかるんでいて滑って尻餅でもついたら悲惨な目にあう。
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漸く急斜面を降りて大好きな風景のブナ林に出る。
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期待したお花畑での春探しは残念ながらすっぽりと雪に覆われて真冬の状態で春の片鱗も無かった。水場を13時過ぎに通過し沢沿いを下る。
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第二の難関の梯子場である。梯子は登るより下りのほうが絶対に怖い。敢えて足元を撮影してみた。登るときは上を見るが下る時は足元を確認する為に下を見るので高度感を感じる。
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岩場に大きな氷柱がぶら下がっている。ストックと較べてみると一番長いので1mを超えていた。
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小滝まで来たので登山口までもう少しである。
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登山口の黒栂谷分岐で工事が行われていた。黒栂谷の水流を一旦太いパイプで迂回させて木と石積みで堰を作っている様だ。
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ここで高度は675m(誤差は最大40m位あると思う)ここから黒栂谷を登る。
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途中暑くなり上着を脱いで融け出した泥濘の道を上がって行くと。ここで融け掛けた雪の合間から芽吹きを見る事が出来てやっと春を感じる。苦労してカトラを下った甲斐があったと言うものである。
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さぁここからセトに向けて急登が待ち受けている。上を見て歩くと疲れが増すので黙々と足元だけを見て登る
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黒栂谷分岐から25分でセトに到着。高度差160mでいい運動になった。
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セトから青崩道に入るがここから登山道の状況は最悪だった。泥々の泥濘で水溜りも出来ていてヤケクソで歩いた。
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14:54登山口に到着。
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旧道に出て水越川公共駐車場までとぼとぼと歩く。道端にオオイヌノフグリが沢山咲いている。白い花はコハコベ。
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遊歩道に入るが雪はすっかり消えている。
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朝はちゃんと雪だるまの形をしていたが、融けて雪の塊になっていた。
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今日は休憩を含めて約5時間の山歩きとなった。久々に雪の感触を味わいながら春と冬の混在する山歩きが出来て充分に満足行く一日であった。金剛山では多分最後の積雪であろう。雪の金剛山のシーズンもあっと言う間だった気がする。これからは訪れるたびに春を感じて、季節の移り変わりを愉しむ事にしよう。
by hawks-oh-muku | 2010-03-12 21:44 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(8)

お花見に岡本から風吹岩その他周回

3/8(月) 六甲 青木自宅12:34→阪急岡本駅12:52→天上川公園12:59→保久良神社13:12→保久良梅林13:17→金鳥山13:36→旗振山13:50→風吹岩14:07→横池14:25→七兵衛山14:50→水平道→八幡谷→岡本八幡神社16:00→岡本梅林公園16:05→青木自宅16:36
標高差+-590m
今日のルート(イメージです。GPS軌跡ではありません)
(市街地歩きが山歩きと同じ位の距離がありました)
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3月に入って初めての山歩きである。先週は休みの日に会議が入り山歩きは出来ず、今日はやる気満々で高槻のポンポン山へ福寿草を見に行こうと計画していた。しかも久し振りに妻も休みだったので一緒に行こうと思っていたが、何と昨日の日曜日に仕事でトラブルが発生!今日は休日出勤を余儀なくされた。トラブルは相手がある事なので何時に終わるか予定も立たず、一日仕事を覚悟していたが何とか午前中に解決した。お天気は良好で居ても立ってもいられずすぐに自宅(単身先の神戸の)に帰って準備を整える。時間は12時前だったので昼食は自宅で摂ってから出掛ける事にして出発したのは12時半を少し過ぎていた。時間が時間であるので六甲前衛の山を周回するコースを歩く事にする。単身先の住まいは阪神青木駅の近くで六甲山には自宅から歩いて行く事が出来る絶好のロケーションである。しかし六甲山は夏向きの山ではなく(かなり暑い)夏頃からは金剛山に行く事が多くなり、秋の紅葉の季節も金剛山、冬も金剛山でかなり遠ざかっていて自宅から歩いての六甲行きは昨年の6月以来である。自宅からの山歩きで一番のお気に入りは六甲最高峰を経て有馬温泉まで歩いて温泉で疲れを癒して有馬温泉駅から神戸電鉄・阪神電車と乗り継いで帰ってくるルートであるが、今日は時間がないので有馬温泉へは行けないので残念である。自宅を出発し住宅街を抜けて行くと前方に目指す山が見えている。
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JR摂津本山駅の横にある陸橋を越える。線路脇にも岡本梅祭りの幟が立ち並んでいる。
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山手幹線を渡って岡本駅前の商店街に入るとクイズDE梅ウォークの看板が立っている。
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「梅は岡本、桜は吉野、みかんは紀の国、栗丹波」と江戸時代には詠われていたほど岡本梅林は有名であったそうであるが、宅地化により数十年前に姿を消して今は岡本公園と保久良山に梅林が再生されてあるだけである。しかしこの時期阪急岡本駅周辺では岡本梅祭りの幟が立ち並び様々なイベントが行われているのである。
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岡本駅の東側の踏切を渡って閑静な高級住宅街を抜けて天上川公園に到着。ここから保久良山に取り付く。
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舗装されたハイキングコースを登っていく。
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登り切った所が保久良ゆめ広場で、ここから保久良神社・梅林へと続く山道になる。
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ヤブ椿の赤い花が綺麗である。
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まずは保久良神社へお参りに行く。
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灘の一ツ火と呼ばれる石灯籠。最初の灯台と言われている。
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ここからの眺めは最高である。東灘の街並みから海の向こうに金剛・紀泉の山並みが一望できる。
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梅林に向かうと丁度今が見頃の様で綺麗に咲いている。
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この辺りは猪が多く、人馴れしていてすぐ近くに人がいても平気で土を掘り返していたりするが今日は見かけない。但し手配書が出回っており、登山者やハイカーに害を与えている様である。特に横池の所で被害が続出し腕を噛まれたハイカーも居る様である。
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金鳥山へ向かう。青空が綺麗である。
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足元を見るとスミレが咲いている。タチツボスミレかな?
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濃い紫色はホンスミレだと思う。
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金鳥山展望台からの遠望。曇ってはいるが二上山はハッキリと認識できる。
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展望台を後にして進むと分岐に出る。右が旗振山・風吹岩である。
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少し登ると旗振山に到着。今でも旗振り櫓は残っていて登る事も出来るが怖そうなので止めて置いて先へ進む。
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魚屋道(トトヤドウ)が合流する。
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ここにも別の手配書が貼ってある。かなりやんちゃなイノシシの様だ。
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風吹岩に到着。自宅から歩いて約1時間半である。ここで小休憩を摂り暖かいチャイを飲む。
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5月に登った荒地山。
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ロックガーデンも見えている。もうすぐミツバツツジが咲く頃に出かけてみたい。昨年3月下旬に登った時にはもう咲いていて驚いたものである。4月中旬に登った時には桜とミツバツツジのコラボが綺麗だった。
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横池から七兵衛山に抜けようと思っていたが、やんちゃなイノシシに遭いたくないのでここから細尾根に入って行く事にした。
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横池の上の方に出てきた。
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ここから急登を攀じ登る。
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上がりきるとミニロックガーデンの様である。松の木が庭園みたいで美しい。
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北側に六甲最高峰が見える。
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これから向かう七兵衛山も見えている。
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岩場を越えて横池の西側にある小さい池に出る。
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池を過ぎて分岐があり右側の斜面を上がり打越峠の方に向かう。
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八幡谷・七兵衛山の分岐に到着。
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分岐から七兵衛山に向かう。
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最後の急登を上がり七兵衛山山頂に到着。ここからの展望も見事である。
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山頂でちょっと一服し下山に掛かる。下山は水平道に降りて中腹をトラバースし八幡谷を使う。七兵衛山の南面は急斜面で、急な下りであるが木で階段が整備されているので余り危険はないが、昨日の雨でぬかるんでいるので滑らない様に注意する。途中ヤブツバキの絨毯が綺麗だった。
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水平道に降りてきた。写真は振り返って撮ったところ。
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水平道は日当たりが良く、ミツバツツジが咲いていた。六甲山のミツバツツジは開花が早く3月下旬には綺麗に咲き出すが、普通ツツジは5月上旬なので本当に驚く。
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水平道は八幡谷からの道に合流する。
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更に下っていくと山の神分岐に出る。写真は振り返って撮ったところ。左側の斜面から降りてきた。
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沢沿いを降りていくと大きな八幡谷の堰堤が出てくる。六甲山の谷には大きな堰堤が多い。過去に鉄砲水による被害が頻発し治水事業で造られているが、この堰堤の多さが六甲の谷ルートを難しくしている。難ルートで知られる水晶谷や西滝谷などは遭難事故も多い。
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水は綺麗であるが六甲山の水は殆ど飲用出来ない。六甲のおいしい水が有名なので飲めそうに思うが、上流に建物やゴルフ場があり、水質検査の結果殆ど飲用不可との事である。
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この辺りにもスミレが綺麗に咲いている。
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高度を下げると左側に橋がありお寺がある。
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そこを渡り登ると滝がある。
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トラロープが掛かっているので遡行する登山者も居る様だ。
登山道に戻り少し下ると八幡谷の入り口に到着。この辺りが昔は梅林だった所で、今は住宅になっているが住宅の名前は岡本梅林住宅が正式名称になっている。
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岡本八幡神社の梅も綺麗に咲いていた。
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天上川を覗いてみるとイノシシ達が遊んでいた。この光景もこの辺りでは見慣れたもので誰も驚かない。
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岡本梅林公園に寄り道する。全体的には終わりかけであるが、色々な品種が植えられているので今が見頃の梅もありそれなりに楽しめた。
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後は住宅の中を20分少し歩いて自宅に戻った。今日は時間がない中であったが4時間の歩きが出来て仕事のトラブルでのモヤモヤも吹き飛ばしてくれた。また梅だけでなくスミレや思いがけずミツバツツジまで見る事ができて大満足である。今日登った山の中で一番高い山でも七兵衛山の464mであるが、海抜0mからの周回なので累計標高差は590mといい運動にもなった。
by hawks-oh-muku | 2010-03-08 23:44 | 六甲山 | Trackback | Comments(2)