カテゴリ:栃木の山( 5 )

社山のつもりが半月山しかも撤退・・・

2013年2月9日(土) 中禅寺湖徘徊 立木観音入口9:16→立木観音9:31→イタリア大使館別荘9:49→狸窪10:14→撤退ポイント11:22→狸窪11:57→阿世潟手前の湖岸12:27(昼食休憩)13:02→狸窪13:25→イタリア大使館別荘13:49→歌ヶ浜駐車場14:11→湖畔の湯14:32
累積標高差+ー220m

今日は日光中禅寺湖畔にある社山に登る予定であったが、帰りのバスの時間を考えて途中で計画変更して半月山に登る事にしたのだが、
雪の多さと先行者の着けたトレースに騙され自己責任なのでルートミスにより途中で撤退し、結局は中禅寺湖を徘徊しただけのスノーハイキングとなってしまった。
a0122149_8261968.jpg

公共交通機関を使っての山行は慣れてしまうと非常に快適で単独では経済的でもあるが、時間的制約が一番のデメリットと言う事を痛感した。
時間的制約に縛られてしまうと焦りから判断を誤ってしまうので、無理をせずに撤退を決めた訳であるが、
無雪期にはハイキングの山が、積雪期には却って仇となりルート目印が全く無いので
積雪期にマイナーな山に行く時には要注意である。やっぱり人気の山以外は無雪期に一度登っておかないと
気軽に行くと痛い目に遭うと言う事を再認識した次第である。

と、まず言い訳を長々と記した訳であるが、結局単独行の初級者は安全第一が一番と言う結論である。それではお粗末なレポをどうぞ。

2月は人事異動の季節であり、この12年間は2年毎に居所の変わる異動になっており単身生活も丸10年を超えた。
東京での単身生活も約2年となり今回も異動の対象になりそうである。関東圏内での異動になるのか、はたまた全く違う所に行かされるのか?
近畿に戻れるのが一番良いのであるがこればっかりは自分で決められる事ではないので余り考えないようにしているのだが、
関東の山に行って見たかった所がまだまだある。山までが遠い遠いと文句ばかり言ってきたが、それでも最近は電車での山行も覚えて暖めている計画はまだまだあるのだ。
そこで、あと何回関東の山に行けるかどうか分からないのでどこに行こうかと迷っていた。大月秀麗富嶽十二景の未踏の山に登ろうかと考えていたが、
とあるブログで日光中禅寺湖畔にある社山のレポを見て、ここに決めた。電車とバスの時間を調べるとちょっと厳しいかも知れないが、半月山なら何とかなりそうなので
前回と同じ電車で行く事にした。前回は浅草6:20発の快速列車は結構空いていて快適だったので今回もそのつもりだったが、今回は3連休の初日である事を忘れていた。
a0122149_9103125.jpg

前回と同じ時刻に電車に乗り込むと登山姿の乗客で一杯であった。それでも始発駅なので十分に席は確保出来た。
車窓から見るスカイツリー、2週間前と比べて随分と明るくなっているのが分かる。
a0122149_9125770.jpg

a0122149_9131324.jpg

快速の次の停車駅である北千住からは信じられないくらいの登山者が乗り込んできて、あっと言う間に満席となり、座れない人も出てきた。
今回は北千住から乗ろうかと思っていたのだが、前回同様に浅草から乗車して正解であった。
前回も書いたが東武電車の料金設定は非常に安く、浅草から東武日光まで2時間以上も乗車して1320円なのであるが、今回は東武日光駅から中禅寺温泉までバスを使う予定で、バス料金が1100円。バス料金が意外と高いのである。しかし東武が発売している日光フリーパスは電車往復運賃とバスのフリー乗車券がセットになって4020円(冬季料金)である。しかしこれを買う予定だったが発売時間が6:30からであり事前に購入しておかなければ6:20の快速には乗ることは出来ないので注意が必要だ。

そうこうしているうちに東武日光駅に着くと、バス停目掛けて皆さん小走りである。満席になると乗れない場合があると聞いていたので私も小走りでバス停に並んだのだが、列に向かって乗り合いタクシーが「バス料金で行きます。バスよりも早く着きます。」と懸命の呼び込みがある。ここでフリーパスを買っていなかった事が功を奏して乗り合いタクシーに乗り換える。ワンボックスの乗り合いタクシーはゆったりと座れてラッキーである。フリーパスを買ってしまっていれば混雑バスに乗るしか無かったので何が吉になるか分からないものだ。一番後方の方は乗れるかどうか微妙な感じである。
a0122149_9422216.jpg

このタクシーは観光タクシーでもあるので、ドライバーの方が良く喋る面白い方で和気藹々とした雰囲気でいろは坂を登っていく。明智平までは道路状況も凍結は一部だけだったが、明智平を過ぎて下りになると完全な圧雪路である。
a0122149_946961.jpg

赤鳥居を少し過ぎた立木観音バス停横のトイレのところで降ろして貰って乗り合いタクシーを見送る。
a0122149_9482061.jpg

ここのトイレは中は暖房が効いていて冬場にとても有り難い所である。(この先の公衆トイレは冬場使用不可だったので要注意)ここで衣服調整やスパッツ取り付けなどを済ませて準備に10分以上掛けて9:16この場所からスタート。赤鳥居の右側に見えているのが言わずと知れた男体山であるが、写真中央の中禅寺湖の向こう側に尖った形をしているのが社山である。
a0122149_9545186.jpg

この日は良く冷え込んだが、天気は申し分なく日光白根山もクッキリと見えていた。
a0122149_10102037.jpg

バリバリに凍結した道路を恐る恐る歩いてい15分で立木観音に到着。
a0122149_10142531.jpg

この先の歌ヶ浜駐車場に行くにはスタッドレスかチェーンは必須である。
a0122149_10155489.jpg

そのまま道路を歩いて歌ヶ浜駐車場を過ぎると右側のゲートのある林道に入っていく。イタリア大使館別荘の案内のあるほうである。林道に入ると雪が多く、歩くのに時間が掛かり、歌ヶ浜駐車場からイタリア大使館別荘まで約20分掛かった。
a0122149_1019217.jpg

ここから先は更に雪が深くなる。4日前の南岸低気圧がもたらした降雪で結構積もったようだ。
a0122149_1022334.jpg

深い雪を避けて湖岸に出て水際を歩く。社山が近づいて来たがまだまだ遠い。
a0122149_10245146.jpg

中禅寺湖は氷結する事は無いのだが、気温は本当に低く水際の小石や枯れ枝は飛沫が凍り付いて氷柱のオブジェになっている。
a0122149_10274670.jpg

振り返ると男体山が綺麗だ。乗り合いタクシーで一緒だった若者は男体山に登ると言っていたが、今は3合目辺りだろうか?
a0122149_10292734.jpg

この場所からは真ん中に日光白根山を挟んでの大パノラマである。
a0122149_1033172.jpg

このログハウスは地図で確認すると民宿とのことであるが、この時期営業している雰囲気はない。
a0122149_10362012.jpg

漸く最終のゲートまでやってきたがここまで約1時間である。
a0122149_10371084.jpg

ゲートには中禅寺湖1周に対する注意書きが出ていた。特にこの時期はちょっと無理だと言う事である。
a0122149_10392114.jpg

ゲートを過ぎるとすぐに狸窪と呼ばれる分岐にでる。
a0122149_10523724.jpg

ここで地図を確認しながらこの先どうするかを検討する。帰りのバスは15:50。余裕を見てもこの場所に14時には戻らなければ15時には中禅寺温泉まで戻ることが出来ない。出来れば温泉にも入りたいので13:30にはこの場所に戻りたい。と思って計算すると阿世潟まで約30分。阿世潟峠まで30分。雪の状況を考えると阿世潟峠から社山山頂までの往復3時間。時間的余裕は全く無いと言うか休憩無しでギリギリバスに間に合うかどうかと言う結果に至った。雪の多さを考えていない計画の甘さを痛感しつつ半月山に計画変更を決める。半月山山頂からはミニ縦走で中禅寺温泉に戻る予定である。
深い雪を前にここでアイゼンを装着。前回アイゼンが破損したので今日は6本爪の軽アイゼンである。ここで男性1人女性2人の3人パーティが追いついて来られた。同じ様に半月山に登られるとの事で、ちょっと心強くなった。3人パーティもここで小休憩との事なので、声をお掛けして先に進む。先行者のトレースはスノーシューとワカンとツボ足の3人分。
a0122149_110356.jpg

a0122149_111484.jpg

普通に歩いていても突然ズボっと踏み抜いて膝くらいまで入る。まるで地雷原を歩いている様で歩き難い。
a0122149_1134444.jpg

登山道に入ると、トレースはあるものの、テープやリボンと言った類の目印が全く無い事に不安を覚える。
a0122149_116037.jpg

a0122149_1161595.jpg

トラバース気味に進んでいるのは地形図で確認しても同じなのだがどうもトレースが信じられなくなってきた。特にこの場所で右の谷に降りて更に右側にトラバースしている所で不安を感じつつトレースを辿る。
a0122149_13395439.jpg

ここから先写真を撮る余裕は無いほど急な斜面をストックでバランスを取りながら転げるように谷に降りる。この谷が曲者で、2~3歩進んだところでズボッと踏む抜いて腰まで埋まってしまった。ストックを使って必死で抜け出したがテンションは一気に下がる。そこからも太腿までの踏み抜きを二三度繰り返しながら20分ほど進んだ所でこのルートは正規のルートではないと確信した。
a0122149_11211919.jpg

この先もトレースは続いているのだが、傾斜はキツクなり無事に稜線に出られるかどうか非常に不安である。分岐から約1時間歩いており本来のコースタイムではもう半月峠に着いている筈なのだが、全くその気配はない。計画では遅くとも半月山山頂に12時には着く筈だったが、時間は既に11:22。ツボ足でテンションが下がっている事に加えてルートに対する不安、冷静に判断すれば撤退である。撤退するのであれば早い方が良い。ここで撤退を決定。今日は雲ひとつ無い晴天で山頂から得られたであろう大展望に未練を残しつつ木々の間から見える中禅寺湖を1枚撮影し引き返す。
a0122149_11315372.jpg

腰まで踏み抜いた谷のトラバースの登り返しが嫌だなぁと思いつつ谷まで戻ると後続の3人パーティが丁度谷をトラバースする所だった。急な下りは見事な尻セードで楽しげに降りてこられたが、私の撤退判断を話す。但しトレースは続いているので行けるのかも知れないが、時間的制約も含めて戻ることを伝える。男性は地図でもトラバースしているので行ける所まで行って見ると言われて進んでいかれた。この時点でGPSがあれば軌道修正出来たのだろうが、私のスマホ無料アプリ山旅ロガーではログは取れても現在地確認が出来ない。有料版の山旅ロガーゴールドでは出来るようなのだがケチったツケが回ってきた。帰ってきてからログを確認するとやはり大きく右に逸れていた。多分この尾根だろうと自分的に思っていた場所がやはり正解だった様であるが、目印も何も無くトレースを信じて進んだ自分の未熟さを痛感した。(帰宅後300円の山旅ロガーゴールドをダウンロードした事は言うまでもない)
a0122149_1231518.jpg

11:57に狸窪に戻ってきた。予定では半月山山頂に着いている時間である。
a0122149_12132195.jpg

昼食場所を探すべく、阿世潟辺りまで行く事にする。美しい樹相の中を歩いていくが雪は多く歩き難い。
a0122149_12162570.jpg

中禅寺湖に小さく上野島が浮かんでいるように見える。
a0122149_1218259.jpg

ズームで寄って見る。深いところは水深160m位あるのだが、本当に浮かんでいる様な島である。
a0122149_1220424.jpg

風紋が出来た雪面に木の陰が伸びていて良い雰囲気である。
a0122149_12224664.jpg

湖岸に出られる場所で下に降りて湖岸を歩く。存在感のある男体山が綺麗だ。乗り合いタクシーで一緒だった若者はもう山頂に立っただろうか?
a0122149_12253899.jpg

水面に映った自分の影。心なしか元気がなさそう・・・。
a0122149_12273339.jpg

丁度対岸が中禅寺温泉であそこまで帰らなければならない。モーターボートで一気に帰れば楽だろうな。
a0122149_12295532.jpg

飛沫が凍って石も大福アイスの様になっている。
a0122149_12314159.jpg

阿世潟はダケカンバの森の様だ。
a0122149_1233924.jpg

a0122149_12334215.jpg

この辺りの湖岸の岩に腰掛けて男体山を眺めながら昼食にする。朝握ってきたおにぎり2個とカップヌードルの簡単な昼食を済ませた。男体山のこの雄姿が最高のおかずである。
a0122149_12361321.jpg

帰りは来た道を戻るのだが、歩いた分だけ景色が変わり退屈はしない。日光白根山が綺麗に見えるポイントも何箇所かあり心を奪われる。朝の電車で大きなザックにピッケルなど完全な冬山装備の方々が何人も居られたが、湯元温泉からあの山に登っているのだろうか?
a0122149_12412766.jpg

イタリア大使館別荘の手前では氷柱の簾が出来ていた。演歌「兄弟船」の歌詞に♪雪の簾を潜って進む♪と言うのがあるが、氷柱の簾は初めて見た。そして正面に見える尖った山容が社山である。
a0122149_12444579.jpg

a0122149_12451825.jpg

歌ヶ浜駐車場に戻ってきたが、ここの湖岸はもっと凄い事になっていた。
a0122149_12472033.jpg

a0122149_12473886.jpg

湖岸の木は完全に氷結しオブジェの様である。そしてそれを激写する男性(笑)
a0122149_12493679.jpg

あとは道路に出て温泉に向かう。途中でベンツの除雪車?調べて見るとウニモグと言う多目的作業車と言う車らしい。これならどこでも行けそうだ。
a0122149_1254666.jpg

そして充分過ぎる余裕を持って14:32湖畔の湯に到着。ここは東武系列の日光レイクサイドホテルにある温泉であるが、ホテルの離れになっているので立ち寄り入浴でも気兼ねなく入る事が出来る。ここはフリーチケットで割引があるらしいが、通常料金1000円(タオルつき)と有名観光地プライス。露天風呂はなく、檜の大浴槽だけであるが、硫黄臭たっぷりの白濁したいかにも温泉!という泉質でゆったりと寛ぐ事が出来た。そして奥に暖房の効いた無料の休憩室があり早速自販機でプシュッ。
a0122149_1341058.jpg

バスの時間の10分程前にバスターミナルに行ったのだが、何と観光客で長蛇の列。1台目のバスには乗り切れず、臨時の2台目で何とか乗ることが出来た。東武日光駅に着いたが16:37のスペーシアには間に合わず17:20(下今市で17:30スペーシアに乗り換え)に乗ることにする。東武特急は会員登録しておけばスマホから予約決済が出来て特急券の確認はスマホの画面を提示するという私鉄としては素晴らしいシステムを持っている。バスの中で予約決済を済ませたので時間まで駅前の土産物屋などを覗きながら時間をつぶす。今日は駅から女峰山・赤薙山もクッキリと見えていた。
a0122149_13112213.jpg

東武日光駅では私鉄では珍しい駅弁を売っている事でも有名であり、駅弁と缶ビール・缶チュウハイを買い込んで17:20の新栃木行き普通列車に乗り、2つ先の下今市で特急に乗り換える。
a0122149_131424.jpg

スペーシアは本当に快適で、何と食堂車まで付いているので旅行気分は盛り上がる。駅弁とビール・チュウハイを飲食しながら本を読みウトウト出来るのは本当に楽である。何より渋滞知らずがイイのだ。そして19:20浅草駅に到着。凄いぞスペーシア!(最近鉄ちゃん化している自分が少し怖い)
a0122149_13195845.jpg

by hawks-oh-muku | 2013-02-10 13:40 | 栃木の山 | Trackback | Comments(4)

氷の神殿「雲竜渓谷」の氷瀑

2013年1月27日(日) 雲竜渓谷
滝尾神社8:53→林道ゲート9:24→稲荷川展望台10:10→洞門岩10:35→雲竜渓谷入口11:08(小休憩)→雲竜渓谷11:23(散策)→雲竜渓谷入口11:53(昼食休憩)12:15→林道コース→洞門岩12:43→稲荷川展望台12:59→林道ゲート13:28→滝尾神社14:02
累積標高差+685m-740m(時計の高度計による計測)

「氷瀑」
2006年秋に趣味として山歩きを始めるまでは別世界の事だと思っていた「氷瀑」なる存在。
a0122149_21351559.jpg

宮崎で始めた山歩きであるが、宮崎にも氷瀑は存在した。それは霧島連山の大幡山の直下にあり膳棚と呼ばれる場所であるが、
ここは山歩き初心者の私にはハードルが高すぎて当時は近づくことが出来なかった。
従って私にとって初めての氷瀑は福岡に移ってから行った宝満山にある難所ヶ滝である。※この写真は2008年1月4日に撮影したものです。
a0122149_21372326.jpg


ここは毎年氷瀑が出来ると新聞やテレビのニュースでも報道される福岡ではかなりメジャーな場所である。
そして近畿に戻って来てからは、金剛山の二の滝や第六堰堤六甲山の百閒滝・似位滝・七曲滝など毎シーズン楽しみに出掛けて行っていた。

しかし今回行ってきた雲竜渓谷の氷瀑群は圧巻の別次元の世界だった。
a0122149_21441316.jpg

この場所は山と渓谷の2011年2月号に紹介されてから人気が加速してこの時期は多くの登山者が訪れると聞く。
a0122149_2214795.jpg

しかしFFノーマルタイヤ車でのアプローチは難しく、今回も電車とタクシーを利用して行く事にした。
早朝5:34の東京メトロ東西線に乗り日本橋で銀座線に乗り換えて浅草へ、ここで東武線浅草駅始発の東武快速に乗り東武日光駅まで合計約3時間の行程である。
色々調べたが、千葉から電車で日光へ行くのにはこれが一番早く着く便である。
同じ東武快速に乗るにしても北千住で乗り換える手もあったのだが、確実に座るには始発駅がいいだろうと浅草まで回りこんで6:20発の東武日光行きの快速に乗り込んだ。同じ様な登山者の姿も結構見かけたが、狙い通りゆったりと席を確保できた。
a0122149_21443722.jpg

ここから電車に揺られて東武日光駅まで約2時間である。席さえ確保できれば外の景色を眺めながらのんびり出来るのは電車の最大の利点である。
夜明け前のスカイツリーを車窓から・・・・
a0122149_21454817.jpg

しかし関東は本当に広いのだが交通網が発達しており、千葉→東京→埼玉→群馬→栃木と5県を跨っての電車の旅で特急を使わずとも3時間、1,550円で行けてしまうから驚きだ。
埼玉県に入り、車窓を眺めていると越谷辺りで朝日に輝く富士山がくっきりと見えていてこれだけでも得した気分だった。
電車は更に群馬に入り、栃木へと進むと白くなった日光連山も姿を現してきた。
a0122149_2147316.jpg

新幹線の2時間は退屈に感じるが、普通快速電車の旅は長い様でも外の景色を眺めていると退屈せずあっと言う間に下今市に到着し、
ここで電車の切り離しを行って、前の4両は鬼怒川方面へ向かい更には会津まで行く。後ろの2両はそのまま終点の日光へと向かう。
東武日光駅には8時半前に到着し、タクシー乗り場へと急ぐとスタッドレスタイヤの後輪に更にチェーンを巻いたタクシーが3台停まっており一番乗りでタクシーに乗車する。
雲竜渓谷のゲートまでと告げると、今日は朝の6時過ぎに一組送ったが凄い車でUターンが出来ないのでゲートまでは行けないと言われる。
仕方ないので行ける所まで行ってもらう。朝はかなり冷え込んだようで普通の道路も凍結しており暫く走ってから日光東照宮の手前を右折すると完全な圧雪路である。
a0122149_21503949.jpg

なるほどFRのタクシーではスタッドレスだけでは難しいのでタイヤチェーンも巻いている筈である。この装備で道そのものはゲートまで行けるらしいのだが、
登山者の気持が分からないでもないが何せ路上駐車のマナーが酷く、退避帯も塞がれて対向もままならずゲートまで送るとUターンも出来ずとてもじゃないがすぐには帰れないそうだ。
と言うことで滝尾神社から少しだけ進んだところで降ろされた。料金は1500円で少しお釣りが来た程度、ゲートまで行くと2000円は超えるらしい。
チップを弾めばゲートまで行ってくれたかも??これは試してないので不明である。帰りのことを考えて電話番号の入ったチラシを貰う。
タクシーを降りて衣服調整とスパッツを着ける。マイカーで来ていた方々もここに駐車し歩いていかれたが皆さん既にアイゼンを装着されているので私もここでアイゼンを装着。
準備を整えていざ出発。ここからは長い長い林道歩きであるが、言われたとおり隙あらば路上駐車で、上まで行ったが駐車スペースが無くて戻ってきた車と、登っていく車で大変な状況。
30分ほどの林道歩きで漸くゲートまで来たが、ゲート付近の駐車スペースは2台~3台と聞いていたが、凄い事になっていた。これではタクシーはUターン出来ない筈だ。
a0122149_22275956.jpg

a0122149_22281850.jpg

さてここからも延々と林道歩きなのだが、このゲートのところで林道が分岐している。登山ポストも見晴台の表示も真っ直ぐ(右側)の林道にあり紛らわしい。
a0122149_22305051.jpg

この地図の前にも車が駐車されていて写真が斜めからになったが、現在地(駐車スペース2~3台と書いてある)から真っ直ぐ進むのは、夏季シーズンの堰堤ハイキングコースで
地形図で確認すると、霧降高原の方にも抜けられる様であるが、この道は間違いである。強行突破も出来ない事は無いらしいが、
沢登ルートなのでルートファイディング技術と12本爪アイゼンにピッケルなどの雪山装備は必須との事なので行かない方が賢明。実際かなり進んでから引き返して1時間以上のロスと言う話も聞く。
a0122149_0335846.jpg

だいたい山と高原地図(2011年)にはルートも記載されておらず、地形図しか当てに出来ない。しかも更新されていない25000分の1地形図と、最新のウォッちずでも若干違いがあり
ウォッちずが一番判り易い。今日はこれで助けられた。印刷してきて良かった。(クリックで拡大可)
a0122149_2253028.jpg

大きく蛇行した九十九折れの林道を登っていく。
a0122149_23104879.jpg

九十九折れのヘアピンカーブをミラーを使って写して見た。自然と自分撮りになってしまうが・・。
a0122149_2314551.jpg

延々と続く林道。関係者(地元ガイド含む)は先程のゲートを開けてこの先の洞門岩まで車で入れるらしい。
a0122149_23162171.jpg

この辺りは携帯のアンテナ状況が悪く、殆ど圏外なので、繋がるポイントには看板があった。
a0122149_231855.jpg

この大きなコンクリート製防護壁が見えてくると展望台は近い。
a0122149_2320074.jpg

稲荷川展望台に到着。望遠鏡まで設置されていてベンチとテーブルも設置されている。
a0122149_23251238.jpg

地形図で示すとこの様な感じである。基本林道歩きなのであるが、ゲートの分岐同様にこの先にも間違い易い分岐があるので示しておく。
有名な砂防堰堤なのでその為の道があるので要注意。(クリックで拡大可)
a0122149_23233638.jpg

展望台から見える景色がこれである。雲に隠れているが左側が女峰山で右側が赤薙山でその間のコルの下に雲竜瀑がある。まだまだ遠い。
手前の広大な砂防ダムが日本一大きい日向砂防ダム。総事業費43億6千万、流域面積は東京ドーム124個分と書いてあった。
計画貯砂量10トンダンプ21万5千台て書かれてもピンと来ない。
この渓谷が日光火山群の中でも最も荒廃が著しい急流河川であり、過去大きな土石流被害があり国宝日光東照宮を守る為に建設されたものらしい。
a0122149_23292166.jpg

先程の地形図で間違い易い分岐と記した場所にある字が読めない地図。これが余計に混乱を招くらしい。下に下る道は間違いで、林道を真っ直ぐに進む。
a0122149_23421811.jpg

そしてやっと洞門岩に到着。滝尾神社から1時間40分の林道歩きであったが、ここに関係者の車が2台停まっていた。地元ガイドを雇えばこの反則技が使えるのか?
a0122149_2346140.jpg

ここからは沢コースとまだまだ続く林道コースの2つのルートがあるが、安全第一で行くのなら林道を。沢コースは踏み跡がなければ非常に判り難い上に、
結構危険な渡渉が何度もある。私は林道歩きに飽きたので迷わず沢コースを選択したが、ここの渡渉はデンジャラスだった。
a0122149_23503395.jpg

洞門岩の下を覗くと早くも氷瀑が見える。金剛山のもみじ谷第六堰堤を超えるほどの規模で一人テンションを上げるが誰も見向きもしない。本番はどんなに凄いのか?
a0122149_2353040.jpg

ハッキリとした足跡があり安心したが、確かに何も無ければどこを歩けばよいかサッパリ判らないだろう。
a0122149_23552215.jpg

最初の渡渉ポイント。水の流れが激しく、流れの中にストックを入れると簡単に流されるのでストックを突く時にも注意が必要である。
水量も多いので、岩も沈んでいて完全防水の登山靴でないとこのルートの渡渉は無理である。(この先何度と無く渡渉ポイントが出てくる)
a0122149_23594718.jpg

この辺りでも岩肌に氷柱が出来ているが、この程度の氷柱に嬉々として写真を撮っている人も私くらい?
a0122149_022494.jpg

もう一度渡渉をした後、堰堤がある為に一旦沢を外れて巻き道に入る。
a0122149_04557.jpg

a0122149_051367.jpg

見上げると青空に霧氷が映える。綺麗だ。
a0122149_062289.jpg

この先の堰堤を右側から巻いて越えていった所が雲竜渓谷の入口である。
a0122149_07522.jpg

そして今回最大のデンジャラス渡渉ポイント。夏なら何と言うことは無いのかもしれないが、深い急流でここは慎重に渡りきった。
a0122149_0121551.jpg

ここを渡ったあと急な巻き道を息を弾ませて登る。
a0122149_0134472.jpg

登り切るといよいよ雲竜渓谷の入渓口である。沢山の方が休憩中であった。
a0122149_0155495.jpg

テントが二張りあったが、これは関係者の物であった。
a0122149_017434.jpg

ここまで丁度2時間15分。殆どが林道歩きだったので一度も休憩せずに来た、クライマックスを前にここで小休憩をする。目の前に女峰山が聳えてその下に渓谷美が綺麗である。
a0122149_0223020.jpg

a0122149_023482.jpg

チャイミルクティーと井村屋のスポーツ羊羹を一切れ食べて栄養補給をする。
これは秋の防災シーズンにスーパーで販売されていてその際に購入したのだが、疲れたときにには即効性のある栄養食である。
さていよいよ入渓であるが、急な階段なのだが階段は雪の下に埋まっていて手摺りに掴り慎重に下った。
a0122149_0293549.jpg

渓谷に降り立ち進んで行くと先の方で氷瀑群が早くおいでと呼んでいるが、帰られる方が行き交い渡渉ポイントで待たされてしまう。
a0122149_1953869.jpg

漸く順番が来て慎重に渡渉すると氷のカーテンが出迎えている。しかし足元はアイスブリッジの箇所もあり踏み抜いて穴が開いている所もあるので足元には気を遣う。
a0122149_1982257.jpg

アイスクライミング中のクライマーが注目を浴びている。
a0122149_1910354.jpg

a0122149_19112769.jpg

アイスクライマーの横をすり抜けてから振り返る。
a0122149_1913155.jpg

いよいよ友知らずと呼ばれる核心部分に踏み込む。
a0122149_19141091.jpg

氷柱の神殿と形容されるこの部分は圧倒的な迫力である。
a0122149_19152214.jpg

中に入って見る。山と渓谷の表紙に使われていた場所である。氷柱の間に落差100mを超える雲竜滝を入れてみる。点にしか見えないがクライマーが挑んでいるのが写っている。
a0122149_1918466.jpg

氷瀑の中から見るのは初めてであるが、青白い氷柱が見事である。
a0122149_19203464.jpg

抜け出すときは、氷柱が落ちて来る場合もあるので慎重に安全を確かめて出た。雲竜滝が大迫力で迫ってくる。クライマーはもうすぐ半分の所に達しそうだ。
a0122149_19225732.jpg

振り返った角度からも見事である。
a0122149_19244461.jpg

しかしここで問題発生!左側のアイゼンの前側を固定している樹脂の部分が破損して外れてしまった。このアイゼンは今日で3回目の使用なのだが何たる事か!
これでは雲竜滝の真下までは行けない。滝壺の所に行くのには手前の氷瀑をクライムするか高巻きするしかないので、アイスクライムは無理なので高巻きするのだが
高巻きのルートも結構厳しく、最低でも10本爪以上のアイゼンが必要で出来ればピッケルも有った方が安全と言う事である。そう言えばピッケル持参の方が多い。
a0122149_21515845.jpg

残念ながら今日は雲竜滝の真下に行くのは諦めるしかない。目一杯ズームで雲竜滝の下側を撮影するだけにして置こう。
a0122149_21532377.jpg

それにしても今日はそこかしこでアイスクライミングをしている方が多い。
a0122149_21551427.jpg

それでは名残惜しいが戻ることにしよう。最後に氷柱の神殿、氷柱のグランドキャニオンを何枚か撮影する。
a0122149_21582237.jpg

a0122149_21585792.jpg

a0122149_21592418.jpg

ここは結構な斜度なので片足アイゼンでは厳しく、手摺に掴りストックを突いて何とか登りきった。
a0122149_2212566.jpg

この上のテントが張ってあった場所で昼食休憩とする。朝から握ってきたおにぎり2個とカップヌードルの簡単な昼食を済ませて12:15に下山を開始する。
アイゼンが片足しかないので遠回りになるのだが林道を歩いて戻る。まぁデンジャラスな渡渉をしなくていいので下りには林道歩きも有りだと思う。
今日は持参していなかったが、林道を下るときにはヒップ橇があれば楽しみながら時間短縮が出来たと思う。
a0122149_22151063.jpg

それと林道歩きの副産物として青空に映える赤薙山の景色が眺められたのは怪我の功名であった。
a0122149_2213991.jpg

a0122149_22132997.jpg

a0122149_2214306.jpg

林道は雪が深く、ノーアイゼンで雪を蹴散らすように歩いて30分弱で洞門岩の所に戻ってきた。
a0122149_22174493.jpg

ここから先も長い長い林道歩きである。
a0122149_22184217.jpg

結構飛ばし気味に下ったので洞門岩から50分弱でゲートの所に戻ってきた。これはゲートの内側から撮影したのだが、シルバーのワンボックスがゲートの前に駐車されていて
関係者の白いワゴン車が外に出る事が出来なくなっている。
a0122149_22232255.jpg

車内を覗いて見たが、関係者と思しき方は諦めてシートを倒して寝ておられた。こんな事が続くとシーズン中は林道乗り入れ禁止になるのも時間の問題ではないだろうか?
ゲートから下も道のりは長く、タクシーを呼べる滝尾神社まで滑りやすいアイスバーンの林道をノーアイゼンで慎重に歩いた。また車も通るので車にも注意である。
滝尾神社に着いてタクシー会社に電話をした。すぐに回しますとの事で本当に10分足らずでタクシーが到着。朝乗せてもらった同じ運転手の方で、
楽しく会話をしながら東武日光駅まで送っていただいた。帰りの料金は1800円程掛かった。振り返ると女峰山は雲に隠れてしまっていた。
a0122149_22335316.jpg

帰りは特急スペーシアに乗って帰る。全席指定で特急料金が1400円である。まずは14:48の下今市行き普通列車に乗って2駅先の下今市で特急に乗り換えるのだ。
a0122149_22365737.jpg

下今市で少し待ち時間があったがホームにスペーシアが滑り込んできた。
a0122149_2239189.jpg

この特急スペーシアは新幹線よりもいいシートでとても快適であった。そして電車でのお楽しみはこれである。
a0122149_22405899.jpg

渋滞知らずの電車でウトウトしながらの快適な列車の旅、途中で双耳峰の筑波山が良く見えていたので何とか撮影する。
a0122149_22433970.jpg

今日も充実した一日であった。
by hawks-oh-muku | 2013-01-31 22:49 | 栃木の山 | Trackback | Comments(2)

紅葉の男体山

2012年10月20日(土) 男体山  二荒神社駐車場6:06→一合目6:25→三合目7:00→四合目7:27→五合目7:53→七合目8:50→八合目9:20→山頂(日光二荒神社奥院)10:32→刀剣・三角点10:37(山頂散策・昼食休憩)11:34→七合目12:36→六合目13:00→五合目13:13→四合目13:31→三合目13:47→一合目14:11→二荒神社駐車場14:20
累積標高差+-1330m(時計の高度計による計測値)

昨年から行きたかった日光の男体山に登ってきた。10月初めに登った苗場山への車中泊山行で少し風邪を引いてしまって前週の休みはジッと我慢の子であったが、この季節の紅葉は1週間ズレるとピークを逃してしまうので気が気でなかった。
そして今週は週中から天気予報を何度もチェック。週中の予報では北関東地方は曇りの予報で余り良くなく、南関東か山梨辺りの山に候補を絞っていたが、週末が近づき天気予報は良い方に変わったので紅葉の本命である群馬か栃木の山に再度候補を絞った。
色々と悩んだが、男体山の公式な登山期間は毎年5月5日から10月25日までと決まっておりこの機会を逃すと登れないのでラストチャンスの男体山に決めたのである。
公式な登山期間とは、男体山は日光二荒神社の御神体山であり、二荒神社中宮祠で入山手続きをしてから登るのが正しい登山とされており、この手続きが出来る期間が上記の通り決められているのである。
と言うことで金曜日の21時半頃に自宅を出発し、外環道~東北道をひた走り宇都宮ICを12時過ぎに通過し日光宇都宮道に乗り継ぎ日光道終点の清滝で降りる。そこからすぐに九十九折れで有名ないろは坂を登りきって二荒神社中宮祠の登山者専用駐車場に1時過ぎに到着。
もっとご同輩が居ると想定していたが、誰も居らず少々心細い思いをしながら就寝。この日は一番の冷え込みで奥日光の最低気温は3度と予報されていたので、毛布と厚い羽毛布団を積み込んで来た。サンルーフのシェードを開けると空は手が届きそうな満天の星空で、久し振りに感動する位の星空を見る事が出来た。
羽毛布団も快適でぐっすりと熟睡する事が出来た。車中泊の課題であるトイレであるが、神社のトイレもあるのだが、大鳥居の前にある公共トイレの方が綺麗なのでこちらを利用した。深夜でもOKである。

さて朝は5時過ぎに目覚める。熟睡できたのでスッキリとした朝を迎える事ができた。いつも通り朝食は用意してきた握り飯を2個食べて済ませる。前述の綺麗なトイレで用を済ませ歯を磨いて顔を洗って準備万端整えて6:06に駐車場を出発。この時間でぞくぞくと車が来ていて第一駐車場は8割方埋まっていた。
二荒神社の入山手続きは6時から受付を開始しているので受付へ向かう。丁度華厳の滝の方角から日の出を迎える。
a0122149_2317572.jpg

神社の色づき始めた紅葉にも朝日が当たる。
a0122149_23205539.jpg

入山手続きには住所氏名と電話番号、そして登山ルートも記入し入山登拝料500円を支払う。そして登拝交通御守りと簡単な地図を受け取る。この御守りを首から提げて登るのが正式な作法の様だ。
a0122149_23263692.jpg

登拝門の鳥居が登山口でありここを潜って入山する、この時点で6:14となっていた。
a0122149_23281542.jpg

男体山は聖なる山「二荒山」と申します。登拝門より入り登拝門より出るのが正式な登拝であります。神の山への入山ですので敬虔な気持で六根清浄を念じてお登り下さい。と書かれている。
a0122149_2332582.jpg

階段を登って1合目の鳥居を6:25に潜って進む。
a0122149_2334649.jpg

気持のよい自然の森の中を登っていくが結構な斜度である。
a0122149_23355950.jpg

3合目からは工事用の車道を歩く事になる。
a0122149_233771.jpg

車道を歩く前に反対側に中禅寺湖が展望できる場所があり、早朝特有の薄っすらとガスが掛かり朝日が紅葉を照らして早くもわくわくする様な景色を拝む事が出来た。
a0122149_23422488.jpg

a0122149_23423740.jpg

3合目から4合目までの舗装路歩きが唯一楽な部分なので体力温存を兼ねて写真を撮りながらゆっくりと登る。
a0122149_21181564.jpg

雲ひとつ無い青空に紅葉が映える。
a0122149_21194471.jpg

a0122149_2120939.jpg

ゆっくりと歩いて30分弱で4合目の鳥居に到着。
a0122149_21212667.jpg

ダケカンバの間にドウダンツツジやシロヤシオの紅葉が入り混じって見事な斜面。
a0122149_21244712.jpg

紅葉を眺めながら急登をジグザグに登っていく。
a0122149_21262784.jpg

簡素な造りの避難小屋のある5合目に7:53に到着。ちょっと小休憩。
a0122149_21321121.jpg

少し写りこんだナナカマドの赤とカラマツの黄色、カエデ類とツツジ類の赤、ダケカンバの黄色と見事なコントラストの錦繍の向こうに中禅寺湖が綺麗に見えている。
a0122149_213864.jpg

この写真は不思議な構図になってしまったが、青いのは空ではなく中禅寺湖の水面で湖面の紅葉をズームで撮ったものである。
a0122149_21405253.jpg

更に中禅寺湖の奥側の紅葉も見事なのでズーム撮影。
a0122149_21425415.jpg

5合目を後にして更に登っていくとシロヤシオの見事な紅葉の額縁に中禅寺湖が浮かんでいる。
a0122149_2145257.jpg

6合目の標識を見落としたようで登山道は大きなガラ石のガラ場に変わる、結構な急登である。
a0122149_21483219.jpg

7合目の避難小屋が見えてきたが、この辺りは大きなガラ石で歩き難い。
a0122149_21502569.jpg

7合目を過ぎてもずっと急登が続く。
a0122149_2152132.jpg

a0122149_2153965.jpg

急登で汗を掻きながら登っているので寒さは感じないが登山道脇には長い霜柱が一杯出来ていた。
a0122149_2155254.jpg

息を弾ませて登って8合目の滝尾神社の鳥居が現れる。
a0122149_21575347.jpg

鳥居を潜ってから5分程登ると8合目避難小屋だ。5合目・7合目の避難小屋はトタンで出来た雨宿り程度のものだったが、ここは狭いが宿泊可能な避難小屋である。
a0122149_221576.jpg

避難小屋の前に祠があり、その上の大きな岩に登って見た。
a0122149_2221561.jpg

紅葉は無くなって来たが、皇海山が見える高度まで上がってきた。
a0122149_2245191.jpg

漸く歩きにくかったガラ場を抜けて低木帯に入る。
a0122149_2284235.jpg

しかし途中より土嚢で補修された登山道に変わり、木杭で留められている為これまた歩き難い。
a0122149_22112922.jpg

やがて森林限界を超えて火山らしいザレ場に変わる。富士山の様だと形容されるが、私自身富士山には登った事が無いので比べようも無いが、霧島の高千穂峰も同じ様なザレ場がありズリズリと滑って登りにくいのは一緒である。
a0122149_2216381.jpg

ここからは一気に展望が拓けて一際高い日光白根山もクッキリと見えた。
a0122149_22181899.jpg

ズームすると昨年歩いた戦場ヶ原・湯ノ湖も良く見えて、その向こうにやはり昨年登った日光白根山である。
a0122149_22203433.jpg

中禅寺湖を挟んで名だたる山の大パノラマ。
a0122149_23285239.jpg

山頂まであと少しであるがザレ場の急登は続く。それにしても今日は勿体無い位の青空である。
a0122149_2331195.jpg

燧ケ岳も姿を見せてくれた。
a0122149_23331729.jpg

10:32、漸く山頂の二荒神社奥院の鳥居を潜る。奥に見える真新しい白木の鳥居は先週大剣と一緒に奉納されたものである。
a0122149_2335496.jpg

奥院に参拝し、三角点と先週奉納、再建されたピカピカの大剣に向かう。太郎山・大真名子山が間近に見える。
a0122149_23401558.jpg

今年の春先の嵐で根元から折れてしまった先代の大剣に代わって再建されたステンレス製の大剣が光っている。
a0122149_2342555.jpg

写真撮影の順番待ちも出来ていた大人気の光り輝く大剣。
a0122149_2343398.jpg

そして大剣の裏にひっそりと佇む一等三角点。さすが二荒神社の御神体山なので百名山だの何だのと言った私製の標識など一切無いのが嬉しい。
a0122149_23445162.jpg

男体山の息子である太郎山は美しい山容である。
a0122149_2349387.jpg

二荒山大神の立派な像が建っている。
a0122149_23513321.jpg

山頂を散策すると360度の大パノラマで北西方面は、日光白根山を中心に確認できただけでも8つの百名山が見えている。
a0122149_23561059.jpg

散策を終えて見晴らしの良い場所を確保して昼食にする。おにぎりとカップ麺を食べたあと、早く下るのは勿体無い晴天なのでコーヒー淹れて景色を眺めてゆっくりする。
a0122149_0455100.jpg

秋晴れの景色をずっと眺めていたいところであるが、下山時間を考えるとそうもいかない。懸念されるのは帰りのこの時期有名ないろは坂の渋滞であって出来るだけ早く帰りたいところだ。最後に360度の景色を目に焼き付けて11:34に下山開始。下山は中禅寺湖に向かって一直線だ。しかしこの時間でも登山者は続々と登って来られる。
a0122149_15312070.jpg

7合目避難小屋を過ぎると中禅寺湖に転がり落ちるようなガレ場の急坂で足元に注意しながら慎重に下る。
a0122149_1536252.jpg

登りには気がつかず見落とした6合目表示は岩の上にあり13時丁度に通過する。
a0122149_1537538.jpg

ようやく歩きにくかったガレ場を過ぎて、シロヤシオ・ドウダンツツジの紅葉エリアに突入。ここからは再び紅葉に目を奪われながらの下山になる。
a0122149_15474744.jpg

a0122149_1548322.jpg

大きなシロヤシオの紅葉。初夏の花が咲くとまた綺麗だろうと思う。
a0122149_15493578.jpg

a0122149_1550644.jpg

4合目鳥居に13:31に降りてきた。
a0122149_15511356.jpg

1合目鳥居に14:11到着。潜って振り返り深々とお辞儀をした。「今日は最高の一日でした」
a0122149_15533957.jpg

登拝門までは石段を降りて行く。
a0122149_1555083.jpg

登山靴を洗う靴清め所がありこれは本当に助かる。しかも理由がイイ、神社の心遣いが嬉しくなる。
a0122149_15581313.jpg

a0122149_15583361.jpg

ここで登山靴を綺麗にして14:20に駐車場に戻った。今日は何とか膝が痛くならずに済んだので徐々に筋力が戻ってきた様だ。しかし車に戻って靴を履き替える時にショッキングな事が・・・。約3年間お世話になった登山靴のソールを見てビックリ!本体とソールの間が剥がれて来ているではないか!これは知識としては知っていたポリウレタンの加水分解の前兆?今まで悪いと知っていながら登山靴は車に積みっぱなし。それでも毎週のように山に登っているときは大丈夫なのだったが(履く事で強くなるらしい)積みっぱなしの放置状態が続いたのが駄目だった様だ。今日剥がれなかったのがせめてもの救いか?何とか無事下山できた事で今日は良しとしよう。

さて問題のいろは坂であるが、ガッツリと嵌ってしまいました。いろは坂の紅葉の見頃はまだ先であるが、道から見える紅葉は素晴らしく、渋滞が苦痛にならないのがせめてもの救いでもある。渋滞でも徐々に進むので写真撮影は容易ではないが、丁度いいタイミングで車が停まってパチリ。
a0122149_16243178.jpg

景色に目を奪われながらの渋滞を抜けて、日光道路清滝IC近くにある温泉「ヤシオの湯」へ直行。ゆっくりと疲れを癒して長い長い帰路に就いた。

今日のルート、3合目から4合目の舗装路歩きを除いて本当に一直線に登った感じである。
a0122149_549611.jpg

グーグルアースの違う角度で見てみると、結構な急傾斜だと言う事がわかる。
a0122149_5492690.jpg

問題の登山靴
a0122149_16315550.jpg

a0122149_1632758.jpg

この靴はコストパフォーマンスに非常に優れていると気に入っていたのだが、手入れを怠った自分が悪いので仕方ない。しかしこの靴では次回の山行は難しい。痛い出費であるが次回までに何とか新しい靴を探そう。
by hawks-oh-muku | 2012-10-25 06:54 | 栃木の山 | Trackback | Comments(4)

紅葉と霧氷のコラボレーション!百名山日光白根山

2011年10月8日(土)日光白根山 
菅沼登山口6:02→弥陀ヶ池7:49(小休憩)→日光白根山頂9:18(小休憩+散策)→五色沼避難小屋10:28→五色沼10:43(昼食休憩)→弥陀ヶ池11:55→菅沼登山口13:19
累積標高差+940m-945m
※時間は写真撮影・休憩を含むゆっくりペースです。

今回は菅沼登山口から周回ピストンルート。
a0122149_13263073.jpg

秋は一年で一番好きな季節である。錦絵のように色ずく紅葉の山の景色が大好きである。紅葉の季節にこの山に登ろうと思って2週連続高尾山で足慣らしも完了した。
満を持して10/7(金)の夜に自宅を出発し途中で時間調整をしながら深夜割引になる12時を回ってから東北自動車道宇都宮ICを出て日光宇都宮道路に乗り継ぐ。
今日の車中泊の場所は菅沼登山口の様子がよく判らないので、道の駅などトイレも完備された所が良いと思い、8月に訪れた戦場ヶ原の横にある大沼駐車場と決めていた。
深夜に到着すると、写真愛好家やカメラマンが中心だと思うが、大駐車場で同じ様に車中泊している車が一杯で驚いた。朝は冷え込みが予測されるので、家から羽毛布団も積んできたのが正解で、朝は震えるくらいの冷え込みであった。朝は5時前に起きてトイレなどを済ませて登山口である菅沼を目指す。
湯元温泉を過ぎてどんどん高度を上げていくと夜が明けてきた。少し広くなったところで沢山のカメラマンが三脚を立てて狙っているので私も降りて見ると、朝日を背負った男体山が綺麗だった。
a0122149_13541268.jpg

菅沼の白根山登山口に6時前に到着するが既に多くの車が停まっていた。素早く準備を整えて6:02に出発する。
a0122149_1357680.jpg

最初は林道の様な所を歩いていく。
a0122149_1415988.jpg

草紅葉も見事な案内板のところを右に曲がる。弥陀ヶ池までは2.7kの表示が出ていた。
a0122149_14165030.jpg

40分ほど登って来た所で八経ヶ岳の標高を超える。
a0122149_14193071.jpg

この辺りで色づいた紅葉が見られる様になってきた。
a0122149_14205047.jpg

元々火山帯であるのでゴロタ石の登山道は少々歩き難い。
a0122149_14235100.jpg

やはり紅葉した山は美しい。ナナカマドなどの赤い色やカラマツの黄色や針葉樹の緑が色なす見事な錦秋である。
a0122149_14265857.jpg

ナナカマドと抜けるような青空のコントラストが見事で今日はこの山に来て本当に良かった。
a0122149_14275693.jpg

弥陀ヶ池まで900mの辺りではいつ降ったものか残雪がチラホラ出てきた。
a0122149_1430199.jpg

a0122149_14305316.jpg

7:49に弥陀ヶ池に到着。ここには既に三脚を立てたカメラマンの姿も。
a0122149_14325713.jpg

その理由は、私も思わず感嘆の声を上げてしまった風景である。
a0122149_1434398.jpg

何と山頂付近は真っ白くなっており山裾の紅葉と見事なコントラストを見せており更に弥陀ヶ池に写る逆さ白根山!!何と言う幸運か!!今日はこれだけでももう十分な収穫である。山頂付近をズームで寄ると霧氷がビッシリ付いているのが判る。
a0122149_143878.jpg

白根山の案内図。ここから山頂までは急坂・岩場の1時間とある。
a0122149_1439496.jpg

天気がよく陽が差してきたので霧氷が解けてしまわないかと逸る気持ちを抑えつつ登山道を進む。
a0122149_14422988.jpg

白根山に取り付くと急斜面で息が乱れてくるが、先に見える景色にペースは上がってしまう。
a0122149_14442392.jpg

上から見る霧氷と紅葉のコラボ。
a0122149_14453533.jpg

赤い実をつけたナナカマドも霧氷で氷結されたようだ。
a0122149_14475438.jpg

傾斜はどんどんときつくなり目の前の白根山も迫力を増してきた。
a0122149_1450039.jpg

a0122149_14504743.jpg

霧氷の中に入っていくと今の季節が判らなくなりそうな景色である。
a0122149_14515613.jpg

a0122149_14523192.jpg

いよいよ傾斜がきつくなり慎重に登る。一応アイゼンも忍ばせてきているが、何とか無しでも大丈夫そうだ。
a0122149_14544970.jpg

a0122149_14553176.jpg

振り返ると先程逆さ白根を撮った弥陀ヶ池が下のほうに見える。そしてその更に下方に3つの湖が見えるが、写真で一番右側の小さいのが菅沼で登山口のところである。
a0122149_14574225.jpg

菅沼をズームで寄って見る。
a0122149_14585220.jpg

前を見ると違う季節のようで更に様相は険しくなってきている。
a0122149_1513635.jpg

白いサンゴ礁の様な霧氷。九州九重で見た霧氷と同じ様な感じである。
a0122149_1534982.jpg

10月初旬にこの景色が見られるとは思わなかった。麓と一緒に写すと本当に季節が判らない不思議な感じである。
a0122149_1562222.jpg
a0122149_1555798.jpg

冬山の様相の岩場に一瞬怯んでしまったが見た目ほど怖くは無かった。
a0122149_151012.jpg

そこから少しアップダウンをして山頂に回りこみ9:18に山頂に到着。
a0122149_15104267.jpg

a0122149_15111481.jpg

温度計の気温は1度。昨晩から早朝にかけてはかなりの冷え込みだったのだろう。
a0122149_15131237.jpg

そろそろ麓に下りようと思っていたイワヒバリもこの天候には驚いたのか少し寒そうであった。
a0122149_15135774.jpg

神秘的なエメラルドグリーンの五色沼を上から望む。
a0122149_15163463.jpg

この後は五色沼の方へ下りて行く予定だが山頂付近を少し散策する。少し歩くと男体山と中禅寺湖が綺麗に見えた。
a0122149_15185536.jpg

少しガスっている様だがそれが神秘的にも見える。
a0122149_15204662.jpg

白根山山頂を振り返る。こちら側は陽が当たっているので真っ白ではない。
a0122149_15223094.jpg

五色沼に向かって下山開始。
a0122149_15234044.jpg

ここの登山道はガレ場で滑りやすいので慎重に下る。
a0122149_15251987.jpg

森林限界より下になるとダケカンバの林の中に入っていく。
a0122149_15273466.jpg

振り返ると青空が本当に綺麗だ。
a0122149_15283126.jpg

避難小屋まで降りてきたが、この避難小屋は鍵が掛かっていて開かない。いざと言うときの避難小屋の役目は果たしていない様だ。
a0122149_1530557.jpg

五色沼仁到着し、湖畔の適当な場所を見つけて昼食とする。近くで見ると普通の水の色をしている。
a0122149_15333145.jpg

ここから見上げる白根山は霧氷などなくダケカンバの紅葉が残る朝とは違う様相である。
a0122149_1536156.jpg

昼食休憩を取った後五色沼を半周する形で弥陀ヶ池への登りに向かう。カラマツの黄葉が綺麗である。
a0122149_1541278.jpg

白根山の様相も又変わって見える。
a0122149_15422138.jpg

弥陀ヶ池までの登りの途中で五色沼を振り返る。
a0122149_1544262.jpg

11:15弥陀ヶ池まで周回して帰ってきた。
a0122149_15454513.jpg

あとは下るだけであるが、登りでも苦労した大きな火山岩の登山道を慎重に下る。
a0122149_1546593.jpg

途中に木々の間から見える紅葉の山肌に癒されながら下っていく。
a0122149_15491289.jpg

下りでは少し道迷いやすそうな所まで来ると登山口は近い。
a0122149_15504661.jpg

13:19無事駐車場に下山し、遠い帰路に就く前に温泉で汗を流す。帰り道に有った温泉に立ち寄る。この写真は旅館になっていてここに料金を支払い、温泉は写真を撮影している場所にあり、源泉掛け流しの気持のよい温泉だった。
a0122149_15542359.jpg

by hawks-oh-muku | 2011-10-08 23:20 | 栃木の山 | Trackback | Comments(0)

戦場ヶ原・小田代ヶ原トレッキング

2011年 8/25(水)日光・中禅寺湖他、観光。
8/25(木)小田代ヶ原・戦場ヶ原 湯元温泉8:55→湯滝落ち口9:28→湯滝滝壺9:36→小滝9:56→泉門池10:21(小休憩)→小田代ヶ原鹿除けゲート10:41→小田代ヶ原11:08→赤沼12:10(昼食休憩)→戦場ヶ原分岐12:48→戦場ヶ原展望所13:08→湯ノ湖14:19→湯元温泉14:43。

昨年は夏休みも取れず仕舞いだったが、今年は何とか纏まった休みが取れた。奈良の自宅に戻ろうと思っていたが、妻が単身先に来てくれる事になった。九州に赴任している時も観光を兼ねて何度か来て貰っていた。家の片付けもして貰える上に赴任地の先々を夫婦水入らずで観光が出来るという一石二鳥であり、単身赴任の唯一の楽しみでもある。TV「秘密のケンミンShow」の人気コーナーで「辞令は突然に」と言うのがあるが、転勤により各地に住む事が出来ると言うのも前向きに考えると満更でもないのである。
と言うことで関東の観光地の定番でもある日光へ行って来た次第である。私も妻もそれぞれ高校の修学旅行で訪れた事はあるのだが(もちろん別々の高校なので偶々ではある)その当時と年齢を重ねた現在では見える景色も感動ポイントも別物であろうと言うことで楽しみである。それと同時に百名山の一つである男体山に登れると言うこれまた一石二鳥を狙ったのである。(妻に言わせると後者の方が主たる目的だろうと図星をさされたが・・)

と言うわけで8/24は日光の観光のみであり、いきなりここに来ました。
a0122149_1246237.jpg

a0122149_12501754.jpg

やっぱり高校生の時には余り感動もなかったが、建造物の美しさには目を見張るものがあり感動した。
a0122149_1250399.jpg

二荒神社や輪王寺など共通観覧券で見て回る。
a0122149_125153100.jpg

輪王寺の三仏堂は現在平成の大改修が行われていて建物は全て覆われている。しかし中への観覧は出来る上、この時でないと見る事ができない貴重な改修工程が見る事ができた。
a0122149_125250100.jpg

a0122149_12532145.jpg

続いていろは坂を通って華厳の滝に向かう。途中でゴンドラに乗って遠くから正面に観覧できる場所があり立ち寄る。
a0122149_12535226.jpg

ゴンドラに乗って展望所に到着し、華厳の滝を展望する。
a0122149_12542383.jpg

まるで中禅寺湖の栓が抜けて流れ出ている様な迫力のある構図である。近くの観覧場所からでは見る事の出来ない構図なので立ち寄ったのは正解だった。
a0122149_12553396.jpg

明日登る予定の男体山はスッポリと雲の中で、裾野だけが見えている。
a0122149_1256592.jpg

続いて場所を移して目の前で観賞出来る展望所からの華厳の滝。こちらは近い分迫力満点である。
a0122149_12565426.jpg

次は中禅寺湖の観光に向かう。ここから見ても男体山は雲の中である。
a0122149_12581693.jpg

紅葉の季節になると観光ポスターに良く登場する竜頭の滝。紅葉すると見事な景色に変わるという。
a0122149_12584589.jpg

ちなみにこれが紅葉した竜頭の滝。(風景壁紙.comから転載)
a0122149_1334516.jpg

今夜の宿は、もう少し奥には行った奥日光の湯元温泉。翌朝は雨の音で目が覚める。この時点で男体山は諦めて戦場ヶ原トレッキングに変更しゆっくりと過ごす。雨が上がった中、8:55に出発しまずは湯滝に向かう。
a0122149_121860.jpg

a0122149_1343914.jpg

湯ノ湖沿いを歩いていくと山頂が雲に覆われた男体山が姿を見せる。
a0122149_1352222.jpg

湯滝の落ち口に到着、思っていたより大迫力。
a0122149_1331527.jpg

滝の横を下っていく。結構急な下りで真横に滝が見えて大迫力。
a0122149_13332099.jpg

滝壺の観瀑台まで降りてきて湯滝を真正面から見る。かなりの落差である。
a0122149_1335166.jpg

そこから気持の良い木道を歩いていく。
a0122149_14242848.jpg

歩き始めて約1時間で小滝に到着。そこでは釣り人がフライフィッシングを楽しんでいた。
a0122149_14261327.jpg

綺麗な小川には鴨が泳いでいる。本来渡り鳥の鴨であるが、ここは居ごごちが良いのか棲み付いて年中見られるのだとか・・・。
a0122149_14321444.jpg

小川の横を歩いていく。とても気持よい道である。
a0122149_14331033.jpg

1時間20分ほどで戦場ヶ原近くの分岐まで歩いてきた。
a0122149_14353447.jpg

泉門池にはベンチスペースがあり休憩には最適の場所。ここで小休憩。
a0122149_14373541.jpg

少し歩くと戦場ヶ原と小田代ヶ原の分岐に出る。周回コースを歩く予定なのでここで右に曲がって小田代ヶ原に向かう。
a0122149_1443586.jpg

分岐から10分程歩くと鹿の侵入を防ぐゲートがある。鹿の食害は全国各地で大きな被害になっている様である。しかしそれよりも先程から多く見られる熊出没注意の警告がここにもある。防柵内での目撃があると言う事は、外に出られない熊が常駐しているという事か?
a0122149_14504740.jpg

柵の中に入って進むと湿原の風景が目に飛び込む。
a0122149_14581024.jpg

カラマツ林の中を進んで行く。
a0122149_1504746.jpg

ホサキシモツケソウが沢山咲いている。
a0122149_154399.jpg

アキノキリンソウとツリガネニンジンも咲いている。
a0122149_155319.jpg

ハクサンフウロ
a0122149_155262.jpg

男体山をバックに有名な小田代ヶ原の貴婦人と呼ばれる1本の白樺が見えてきた。
a0122149_15122038.jpg

ぐるっと回り込んで小田代ヶ原展望所に到着。ここからも奥の方に貴婦人が写っている。
a0122149_15174344.jpg

ここまでバスが来ているようで、ここは人が多かった。トイレもありここで小休憩。ここからは舗装されたバス道路を少し歩いて戦場ヶ原に向かう。
湿原帯と自然林に入っていくとやはり気持ちよい。
a0122149_8332145.jpg

歩いていくと探していたウメバチソウを発見。ちょっと嬉しい。
a0122149_834262.jpg

そしてリンドウを発見。これはエゾリンドウの様である。
a0122149_8363111.jpg

そして大好きなアケボノソウも見つける事が出来た。
a0122149_8374344.jpg

しかしここから戦場ヶ原までの道が酷かった。朝方に降った雨の影響で道が川のように水溜りになっている。
a0122149_944215.jpg

何とか水溜りをかわしながら歩いて分岐を赤沼方面へ。
a0122149_984756.jpg

800m程歩くと更に分岐となりここを左に曲がると戦場ヶ原を経て湯滝へと戻るのだが、赤沼で弁当を食べる事にして真っ直ぐ進む。
a0122149_911556.jpg

赤沼は大駐車場もあり、戦場ヶ原へのもっとも近く楽に行ける場所で、多くの観光客が居る中、東屋のベンチで弁当を食べる。弁当は昨日宿泊した旅館で、日光トレッキング弁当つきプランで申し込み、朝出来たての弁当を受け取ったものだ。
コーヒーも淹れてゆっくりして戦場ヶ原に向かう。気持のよい小川の横を歩いて核心部に来ると漸く姿を見せた男体山が美しい。
a0122149_918429.jpg

a0122149_9182647.jpg

そしてここにはエゾリンドウが沢山むらさき色の花を咲かせていた。
a0122149_920378.jpg

a0122149_920213.jpg

そしてウメバチソウもチラホラと咲いている。
a0122149_921253.jpg

雄大な男体山を眺めながら湿原を歩いていく。
a0122149_9221376.jpg

そしてアケボノソウの群落があり嬉しい限りである。
a0122149_923351.jpg

a0122149_924059.jpg

a0122149_9242529.jpg

戦場ヶ原の核心部を過ぎると小川の流れる横を歩いていく。
a0122149_9253139.jpg

往路では小滝の下を通ったが復路では周回路を歩くので今度は上から見下ろす。
a0122149_9263052.jpg

湯滝の滝壺部分まで戻ってきて、このルートで唯一大きな標高差の湯滝の横を登って落ち口まで息を弾ませた。落ち口は本当に大迫力である。
a0122149_9284717.jpg

湯ノ湖に戻ってくると釣り人が竿を振っている。手前に見えるのはオイルフェンスで震災で近くのパイプがズレて流出したらしい。
a0122149_9314433.jpg

湯ノ湖を半周するのだがこれが結構長く、丁度小学生の林間学校の団体とすれ違いで思ったより時間が掛かり、14:43ようやく湯元温泉に戻ってきた。
a0122149_9333989.jpg

今回は、朝の雨で男体山を諦めて戦場ヶ原・小田代ヶ原トレッキングに切り替えたが、多くの花を見る事が出来て充実した歩きとなった。

※【番外編】この日はこの後、鬼怒川に向かって鬼怒川でもう一泊。そして翌日に鬼怒川ライン下りを楽しんだ。これが結構楽しめた。
a0122149_937461.jpg

a0122149_9381453.jpg

a0122149_9382996.jpg

a0122149_9384666.jpg

by hawks-oh-muku | 2011-08-25 23:43 | 栃木の山 | Trackback | Comments(2)