カテゴリ:九州の山歩き( 36 )

斟鉢山

12/6 斟鉢山  丸野駐車場→加江田渓谷カエデ橋→斟鉢山→カエデ橋→丸野駐車場

先週登った双石山がとても面白かったので、今度は同じ徳蘇山系の斟鉢山(くんぱちやま)に登ってみる事にした。山と渓谷社の新分県地図「宮崎県の山」にも紹介されている山で標高500mの低山ながら双石山よりも登山口までのアプローチが長い分歩く距離は伸びる様だ。更に奥の方に花切山669mがあるが、更に距離がある為縦走周回コースをとると7時間以上所要するらしい。とても自信がないのでお手軽な斟鉢山のみ往復で登る事にした。先週同様に丸野駐車場に車を停めて加江田渓谷を歩く、美しい渓谷を見ながら30分程で硫黄谷休憩所に着く、更に10分ほど歩いてカエデ橋に到着。ここまで距離にして約2.4kmである。この橋を渡って行くと斟鉢山の登山口である。いきなりの急登を喘ぎながら登ると三叉路になり右へ行く。更に登ると又三叉路になるが何れも案内標識が出ているので迷う事は無かった。ここまでカエデ橋から約40分。ここから又急登になりやがて稜線に出る。ここから何度かアップダウンを繰り返す。もう山頂かと思うが中々着かない、カエデ橋から1時間40分掛かって漸く山頂に到着。ここからそのまま下る道があり10分程下ると斟鉢神社がある様だがここまで2時間以上掛かっており登り返しを考えたら少しきついので斟鉢神社には寄らずに来た道を引き返す事にした。
※今回は写真がありません。
by hawks-oh-muku | 2006-12-06 23:29 | 九州の山歩き | Trackback | Comments(0)

双石山

11/29 双石山 丸野駐車場→塩鶴登山口→第一展望台→針ノ耳神社→大岩展望台→第二展望台→山小屋→双石山山頂→加江田渓谷分岐→硫黄谷休憩所→丸野駐車場

10月30日に初めて高千穂峰に登り、立て続けに霧島方面に出かけていましたが、山と渓谷社「新分県ガイド宮崎の山」をチェックしていると非常に気になる山を発見した。宮崎市内にあり標高は509mと低山ながら、侵食された奇岩あり、ロープ場あり、梯子場あり、巨石群あり、展望抜群でもあり山全体が国の天然記念物に指定されそして九州百名山でもあると言う何とも興味をそそられる山である。調べてみると様々なルートがある様だが、オーソドックスなコースと加江田渓谷散策を組み合わせたルートを設定し歩く事にした。南宮崎の自宅から車で約20分で宮崎市内とは思えない自然たっぷりの加江田渓谷入口である丸野駐車場(無料)に到着した。準備を整えて一旦来た道を歩いて戻り車道へ出る。車道を歩いて塩鶴登山口まで移動であるが、これが結構距離があり間違えたかなと思った頃に、鳥居のある塩鶴登山口に着いたが車道歩きに25分程掛かった。ここから暫くは植林の中を歩き祠のある第一展望台に到着、しかし殆ど展望はない。この先少し登るといよいよ核心部分の針ノ耳神社のある天狗岩と呼ばれる奇岩群に着く。
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慎重に登っていくと針ノ耳と呼ばれる岩と岩の間が四角く空いていてそこを潜り抜ける。潜り抜けるとそこは巨石群の空池と呼ばれる場所だった。
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わくわくしながら進んで空池を過ぎると梯子場が連続する。ロープや梯子を使って行くと尾根コースと谷コースの分岐があり、尾根コースを登る。梯子を登り切ったところで大きな岩にロープがぶら下がっている。ロープを掴んで攀じ登るとそこが大岩展望台だった。今日は余り天気が良くないので遠望は利かないが、宮崎市内から日向灘が望める好展望である。小休憩を摂った後、大岩をロープを使って降りたあと、いよいよ急斜面の尾根に取り付く。ロープと木の根っこを頼りに両手両足をフル活用し登る。まるでアスレチックの感覚で楽しく人気がある理由が分かった様な気がした。急斜面をクリアしたら第二展望台である。ここからの景色は先程の大岩展望台と同じである。ここから道は縦走路の様になっているが山頂は右側である。一旦戻る感じで緩やかになった傾斜を登ると10分程で立派な山小屋に到着する。ここから先が地図で見るよりも長く、何度もアップダウンを繰り返し20分ほどで狭い山頂に到着する。山頂からの展望は余りないが、ここで弁当タイムとした。
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道はこのまま真っ直ぐに伸びているが、今日は加江田渓谷に下りる予定なので、来た道を引き返し山小屋を過ぎた辺りから加江田渓谷への道に入る。自然林の中を下って行き、途中から滝が現れて
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沢沿いをぐんぐん下ると、加江田渓谷の硫黄谷休憩所の所に出てきた。ここからは渓谷沿いの景色を眺めながら遊歩道を30分歩いて丸野駐車場に戻った。
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こんな近くにこんな面白い山があるとは思っていなかったが、コースも沢山あるようなのでこれから何度も来て見ようと思った。
by hawks-oh-muku | 2006-11-29 22:11 | 九州の山歩き | Trackback | Comments(0)

霧島連山の主峰韓国岳初登頂

11/22 韓国岳 えびの高原駐車場→小地獄登山口→韓国岳→大浪池(東回り)→避難小屋→えびの高原→駐車場

先週は雨で断念した韓国岳にやっと行く事が出来た。観光写真などでも良く見る韓国岳山頂から見る高千穂峰の秀麗な姿を是非この目で見たい!それがまずは本日の第一の目的。そして霧島連山の最高峰1700mに登頂したいと言う気持ちが2番目といった所である。先週と同様に宮崎自動車道を走り高原ICで降りて、霧島バードラインでえびの高原に出て、駐車料金400円を支払いえびの高原駐車場に車を停める。硫黄山近くの小地獄登山口の前にも無料の駐車スペースがあるが、今日は大浪池を周回するコースなので下山時を考えるとこちらの方が楽かなと思ったのである。準備を整えて道路を横切って遊歩道の様な道で登山口へ向かう。緩やかな登りで身体慣らしには丁度いい感じである。小地獄登山口からの道と合流しやっと本格的な登山道に変わる。登山道は一部階段上に整備されているが、大きなゴロタ石やガレ場で少し登り辛い。韓国岳は標高1700mであるが、登山口のえびの高原も標高が1200m程あるので標高差は500m程度と1時間ぐらいで登れる小学生の遠足コースでもあるが、傾斜はそこそこあって息を弾ませて登っていく。途中5合目辺りからえびの高原側の展望が開けて、不動池や11月初めに登った池巡りコース・甑岳が一望できる。
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そして更に上り詰めると標高1400m以上にある大きな火口湖大浪池が見えてきた。
この大浪池は標高1412m水面の標高で1241mと常時水を湛える火口湖としては最も高い場所にある。直径で630m周囲は約2kmあるらしい。
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8合目辺りまで標高を上げていくと左側が切り立った崖の様になっているので覗きこんでみると、そこは韓国岳の爆裂火口であった。
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深さは約300mあるらしい。噴火が起こったときに水蒸気爆発で西側が爆裂崩壊した為大きく口が開いている。従って西側から見る山容は二上山の様に2つの山に見えて反対側から見る山容とは全く異なる山である。いよいよ山頂近くと言う所で目に飛び込んできたのが本日の第一目的の高千穂峰の秀麗な姿である。
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獅子戸岳・新燃岳の向こう側にどっしりと構えている高千穂峰、神々しいまでの美しい姿にただただ感動した。漢字の山の字はこの山から出来たのではないかと思うほど山型をしている。高千穂峰の遠望は天気が良くてもガスが掛かっていたり、霞んでいたりで見られない事も多いらしく今日はラッキーだったのかも知れない。しばし姿に見惚れて山頂に立ち竦んだまま休憩をしていたが、11月の下旬で標高1700mの山頂は気温も低く風も強いので登りに掻いた汗が一気に冷えて寒くて仕方が無い。リュックから上着を出して羽織るがそれでも寒く、大浪池に向かって下山する事にした。大浪池への下りは急な木の階段になっている。大きな口を開けた大浪池が目の前に広がり、左には高千穂峰も見える絶景を楽しみながら下って行く。途中階段が崩れていたり、段差が広がっていたりするが、特に危険な箇所はない。高度を下げると樹林帯に入り展望はなくなる、平坦になって程なくすると韓国岳避難小屋に到着する。引き戸を開けて中に入ると先客は居ない様で一人ゆっくりと出来そうである。今日は寒いしここで昼食休憩にした。休憩している間に外で声が聞こえたが、結局食事が終わるまで誰も入ってこなかった。さてここから大浪池を東回りに1周する。大浪池は名前が池となっているが三角点のあるれっきとした山である。山の名前が火口湖の名前と同じになっているのでちょっとややこしいのである。ザレた登山道を登っていく。先程の下りに慣れた身体にはこの登りもちょっと堪える。漸く傾斜も緩んで平坦になり少し進むと大浪池の姿が現れた。美しい火口湖である。
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振り返ると韓国岳も穏やかな姿に変えて見える。
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高千穂峰も姿を現す。角度が違うので新燃岳の奥にお鉢の火口縁を見せて先程の姿とは違ったイメージである。
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途中何度か大浪池を真下に覗き込むポイントに寄り道をして写真を撮りながら道は下りに変わり大浪池避難小屋まで来る。
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ここから少し急な登りに変わり泥濘んだ道を避けながら平坦な所に出る。そしてまたまた下りに変わり木で作られた橋のような登山道に出ると大浪池の周回は終了である。ここを右に行けば先程休憩した韓国岳避難小屋で左は原生林の中に入りえびの高原である。何度か沢を横切ったりアップダウンを繰り返してえびの高原キャンプ場の近くに出た。この辺りには野生の鹿が多いが、観光客が餌を与える為、人馴れし車が止まると近寄って餌をねだる。舗装路を5分ほど歩くと朝車を停めたえびの高原駐車場である。霧島神社の紅葉が綺麗だとテレビで言っていたので帰りは霧島神社に寄り道をしよう。新湯を過ぎて湯之野から少し進んだ所に千里ヶ滝の標識が目に入り行って見る事にした。細い道を右に入り駐車場に車を停めてここから歩いて下って行く。雨が少し降り出したので傘を差して降りていくが結構な下りである。帰りがしんどいなぁと思いながら下ると、どうも発電所の施設であるらしく、トンネル状の中の階段を下りていく。滝の音が聞こえてきてやがて大きな落差の滝が見えてきた。
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丁度紅葉も綺麗で帰りの事も忘れて更に下に降りて行った。一番下には発電所の設備があり行き止まりになったので、一通り景色を堪能し今降りてきた急な傾斜階段をゆっくりと登り返した。霧島神宮に着いた頃には本降りの雨になり、傘を差して霧島神宮に参拝した。
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紅葉は丁度見頃で美しく、観光バスも沢山停まっていた。今日は目的であった高千穂峰の秀麗な姿を見る事が出来て、霧島神社の紅葉も楽しめた充実した一日になった。
by hawks-oh-muku | 2006-11-22 23:40 | 九州の山歩き | Trackback | Comments(0)

野鳥の森散策

11/14 御池野鳥の森 御池皇子港→御池時計回り→キャンプ場→第一東屋→第二東屋→野鳥観察小屋→自然観察路→キャンプ場→御池時計回り→皇子港

今日は韓国岳に登るつもりでえびの高原に早朝よりやって来たが、生憎の雨模様。韓国岳は真っ白なガスの中で影も形も見えない。仕方なく様子を見る事にして有料駐車場ではなく、宮崎交通の経営するレストハウスの奥の駐車場に車を停めて中でシートを倒して寝ながら待つ事にした。1時間ほど寝ただろうか、外を見てみるが雨は小降りになったが相変わらずガスで真っ白けの状態でとても山登りが出来る状況では無さそうである。こうなると諦めが肝心で来た道を引き返す。それでも折角来たのだから何処か探索をして少しでも歩きたいと思った。そうだ高千穂峰の麓にある御池の辺りにハイキングコースがあったはずなので、そこなら大丈夫かもしれないと車で御池へ向かった。御池の皇子港に車を停めて池の畔を時計回りに回っていく。この辺りは屋久霧島国立公園の中にあり日本で最初の国立公園である。そして日本で4つしかない国立の野鳥の森としても昭和47年に他に先駆けて指定された貴重な自然の森である。http://www.town.takaharu.miyazaki.jp/web/kankou/out_yacyou.htm
池の畔を約半周しキャンプ場のところから森に入っていく。鬱蒼とした原生林で迷わないように慎重に進んで行く。途中に大きなイチイガシがあり林野庁が指定する森の巨人達100選に選定されている旨の看板が立っていた。森の中は原生林の自然そのままで少し怖い感じがするほどで、誰にも会わない。忘れた頃に案内表示があるものの、踏み跡の薄い所もあり1箇所間違って進んでしまい危うく迷う所だった。道が無くなり間違った事に気がつき引き返すと別の踏み跡があり無事に事なきを得た。観察小屋まではとても遠く感じる位不安な道を進んで行くと、目の前を小鹿が凄い勢いで走り去り思わず絶叫してしまった。心臓が飛び出るくらい驚くとはこの事かと思う位びっくりした。そして漸く観察小屋に到着し、観察小屋の中で弁当を食べた。窓から外を見ていたが残念ながら水場に野鳥が来る事は無かった。小池まで行こうかとも思ったが、これまでの道のりも結構迷いそうで怖かったので、不安があり今日はここから引き返す事にした。帰りは自然観察路を歩いて戻る事にしたが、この観察路はしっかりとした道で何の不安も感じることなく、来た時の道はバードウォッチングの方以外はあまり通らないのかも知れないと思った。キャンプ場まで戻って来た時にはお天気もかなり回復し、青空も少しだけ見えてきてガスの中だった高千穂峰も姿を現した。1周4kmある御池の残り半分を時計回りに周って皇子港に戻ってきた。今日は残念な天気で韓国岳は延期になったが、またひとつ霧島の素晴らしい自然に出会えたので十分満足できる一日となった。帰りには都城にある日本滝百選に選ばれている関の尾の滝に寄る。豪快な滝である。
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by hawks-oh-muku | 2006-11-15 09:05 | 九州の山歩き | Trackback | Comments(0)

紅葉のえびの池巡り

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11/2 白鳥山・甑岳 
えびの高原駐車場→二湖パノラマ展望台→白鳥山→六観音御池→甑岳→えびの高原露天風呂(閉鎖中)→不動池→駐車場

今日はえびの高原池巡りコースを是非とも歩いてみたいと思った。写真で見ると非常に紅葉が美しい所で、高低差もあまり無い様なので3日前の初登山時の足の筋肉痛がまだ癒えないが問題ないと判断した。えびの高原駐車場に車を停めて歩き出す。最初は遊歩道の様な整備された道を歩く、やがて森の中に入って行くと分岐があり真っ直ぐは白紫池、左は二湖パノラマ展望台経由白鳥山である。左に進むと少し登りになるが直ぐに二湖パノラマ展望台に着く。ここからは六観音御池と白紫池の2つの湖が展望できる絶景ポイントである。(白紫池は冬場には凍り付きスケート場として営業していたらしいが、現在ではスケート場は別の場所に移されてスケートは出来ない)展望を楽しんだ後一旦道は下って白鳥山への登りに変わる。足元がガレ場になってくると山頂は近い。アンテナのある山頂には三等三角点がある。この先を少し行くと北展望台がありここからは六観音御池が綺麗である。ここでお弁当を食べているグループが多く。私もここで弁当休憩とした。休憩後先へ進むが、ここから登山道は急な下りとなり足元も悪くなっている。漸く急な下りを降りると白紫池からのルートと合流し、六観音御池へと進む。なだらかな下りを進んで六観音御池の展望台までやってきた。残念ながら紅葉は終わり掛けであったがそれでも韓国岳をバックに美しい眺めを楽しむ事が出来た。六観音御池を後にして不動池の方へ登っていくと大きな杉の大木があった。ここからは緩やかな登りで周りの紅葉を楽しみながら進む。不動池のところに来て不動池を撮影し、少し戻った甑岳分岐から甑岳へ向かう。ここは森の中になるので赤テープの目印を良く見て進まないと迷いそうだ。10分程だろうか露天風呂方面から来た道と合流し標識が出てくる。ここから甑岳へ向かっていくと上の方から子供達の賑やかな声が聞こえる。どんどん進んでいくと小学生の遠足登山の様で、皆が元気良く挨拶をくれるので元気がもらえた。傾斜は段々きつくなり、登山道も少し荒れ気味で先程の小学生達は良く登ったなと思った。最後は両手も使って攀じ登る様にして山頂に着いた。山頂表示があり標高の高いのもここであるが、三角点は旧火口の湿地帯の草原を渡った向こう側にあるらしい。(この当時三角点には興味が無かったので行かなかった)ここから見る韓国岳はどっしりとした感じで大きく見えた。微かに3日前に登った高千穂峰の山頂部分も見えた。特にする事もなく、直ぐに下山に掛かる。急な斜面を慎重に下って下山は露天風呂の方へ進んで霧島バードラインに出た。ここからは舗装路を歩き、不動池の横を抜けて駐車場に戻った。
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by hawks-oh-muku | 2006-11-02 22:54 | 九州の山歩き | Trackback | Comments(0)

初めての山登り天孫降臨ルートで高千穂峰

10/30 高千穂峰
   天孫降臨登山口→第一展望台→第二展望台→皇子原分岐→高千穂峰→往復
※この記録は09年にデジカメの記録を元に当時を思い出しながら、書いたものです。

いよいよ初めての山登りである。何故急に山登りを始めたのか?様々な複合的要素はあるものの、書き出すと長くなるので別の機会に書くとして、簡潔に言うとどうしても高千穂峰に登りたかったのである。元来日本書紀のいわゆる神話の部分に非常に興味があった。仕事の都合で宮崎に住む事になり、神話の国宮崎には神話にまつわる様々な言い伝えや名所が沢山ある。休みの日に観光がてらあちらこちらへ出かけてはデジカメで写真を撮ったりして楽しんでいた。色々調べて探索するのは非常に楽しく、鵜戸神宮や霧島神宮等へも行ったりしていた。その霧島神宮に向かう道の途中で目の前に聳える高く美しい山があった。その時は何と言う山なのか名前も知らなかったが、神々しいまでの美しい山容に思わず見とれてしまった。帰って調べてみると霧島連山の高千穂峰である事が判った。天孫降臨伝説の山頂には天の逆鉾があり大いに興味をそそられた。天孫降臨伝説の場所は諸説あるが、「神々しさを漂わせるあの美しい山に登りたい」ただその一心であった。簡潔にと言いながらもかなり長くなってしまったが、複合的要素の中で一番の強い思い入れがこの気持ちであった。元々アウトドアは大好きで、奈良の実家には山でも使えそうな道具は幾つかあったが単身赴任先には一切持ってきていないので、まずは最低必要な道具から揃える事になったが、靴だけはちゃんとした物を買って(この靴は現在も現役で活躍している)リュックはいわゆるDパックと言われる簡単なものの少し大き目を買った。色々情報も集めたがガイド本として山と渓谷社の「新分県ガイド宮崎県の山」を買った。(今から考えると地図もなくガイド本だけで初めて山に登ったと言う非常に危なっかしい事をしたものである。しかもこの時は高千穂峰の山頂が宮崎県にあるし宮崎に住んでいたので何の躊躇も無く宮崎県の山を買ったが、実際のメインルートは鹿児島県側にある高千穂河原から登るルートでそのルートは当然鹿児島県の山に掲載されていたのである。しかしその当時はそんな事は知る由も無く、本に紹介されていたある意味マイナーで玄人好みの宮崎県高原側から登る天孫降臨ルートを何の疑いも無く登ったのである。)登山前日早めに寝ようと布団に潜り込む直前に携帯が鳴り、出てみると会社の仲間が近くで飲んでいるので出てきませんか?との誘いであった。明日は山に登るからと一旦は断ったものの、是非にとの誘惑に負けて出かける羽目に。12時過ぎまで楽しく飲んで帰宅し、翌朝は何とか予定通りに起床するが当然ながら体調は万全ではない。しかし準備を整えて車で目的地に向けて走り出す。国道220号線を南に走り宮崎ICより宮崎自動車道に乗り高原ICで降りる。223号線で狭野神社の所を右折し皇子原公園へ進む。この皇子原公園までは以前にも来た事があった。9月頃だったと思うが、ここは彼岸花の大群生になり地元TVでも紹介されていたので見に行ったのである。ガイド本によると皇子原公園の横の道を更に奥まで進む様になっているのでそのまま進むと道は段々と細くなり舗装はされているものの林道と言う感じの山道を少々不安に感じながら進んで行った。途中分岐もあったが真っ直ぐに進むと山深くなり、更に進むと行き止まりの地点で広くなった所がありここが駐車スペースで簡易トイレもあった。既に2台ほど車が停まっていて、1台は2名の女性の登山者が準備中であった。無事に登山口まで辿り着いて一安心し直ぐに準備をして、まだ準備中の2名の方に挨拶をして先行し出発をした。何度も読んだガイド本通り、一旦砂防ダムまで下り、砂防ダムを横切ると鬱蒼とした樹林帯の中に入っていく登山口があった。ここから登っていくが、なにせ初めてでペース配分も何も分からず、急な登りを喘ぎながら上へ上へとひたすら登って行った。私の登山経験と言えば、小学校・中学校で毎年登った金剛山くらいのもので、その記憶も遠い昔で定かでない状態である。今から登る高千穂峰は標高1574mで、金剛山が1125mだから、「金剛山よりも500m強多く登らないといけないな」程度の認識であった。登山口からの標高差と言う意識は全く無かったのである。照葉樹林の中を登っていくと所々に案内板が設置されている。地元の大幡山登山会が設置されたもので、現在の標高と山頂までの標高、登山口からの標高差が記されている。途中何度か休憩しながら登って1000mを越えた辺りから展望が開けてきた。上のほうに山頂の様な物が見えたが、それが高千穂峰とも分からない無知さであるが、まだまだ遥か遠くに見えたので改めて気を引き締めて登っていく。所々で展望が開けるところで霧島連山が見通せる所もあった。
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登山道はいつしか樹林帯を抜けて岩場や砂礫に変わり景色を眺めながらの登りで気持ち的には少し不安感が無くなる。やがて皇子原分岐と呼ばれる登山道が交差している場所に飛び出る。九州自然歩道となっている。
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今から向かう高千穂峰の山頂が大きく聳えたっている。ここから目指す目標は見えたがまだまだ試練は続く。岩場・長い木製の階段、山頂と思っていたら実は偽山頂と呼ばれる小ピークだったりで、息も絶え絶えと言った状態で何とか山頂に辿り着いた。天気は少し曇っていて期待していた桜島は見えなかったが360度の大展望に大感激である。
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そして何と言っても見たかった天の逆矛も目の当たりに出来て疲れも吹っ飛んだ気分であった。(本当に気分だけで相当の疲労があり、鈍った足は悲鳴を上げていたのだが・・)山頂で展望を楽しみながらのおにぎりの味は格別で、来て良かった!と登って来た時の苦しみを全て忘れて本当に心が洗われる気分であった。さて景色も展望も目に焼き付けて下山する事にしよう。山登りの服装が良く分からず、綿シャツに綿パンで登ってきたので、のぼりで掻いた汗が乾かず身体が冷えてしまった。急な降りに足を進めると、太ももから膝にかけて筋肉痛が襲う。まるでロボットの様な歩き方になりながらゆっくりと降りていく。かなり不恰好な歩きだったと思うが、下りの階段の途中、朝駐車場で挨拶をした女性登山者2名が座って休憩中であった。私を見て「もう降りられるの?さすが若いから早いねえ」と声を掛けられた。確かにお二人から見るとかなり若いかもしれないが私も40代後半になり一般的には中高年登山者の分類であるのだが・・・。しかも初めての山登りで足が引き攣っている状態で・・・。それでも見栄とやせ我慢で「お先に失礼します」と軽快な足取りを装ってその場を足早に立ち去る。その後痛む足を騙し騙し何とか来た道を引き返し漸く登山口に辿り着いたときは正直ホッとした。今登った高千穂峰を振り返る。
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この写真の左側のピークが二子石、鞍部が皇子原分岐、右が山頂であるが少し下に偽山頂がある。
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帰りは皇子原公園も向かいにあるサンヨーフラワー温泉に寄って、足を良く揉んで疲れを癒した。このサンヨーフラワー温泉は、白濁した色と硫黄の匂いがして如何にも温泉!といった感じでとても良かった。露天風呂はぬるめで30分位浸かったままでものぼせないので疲労回復には持って来いの温泉でした。
こうして初めての登山が終わったが、これを契機にどっぷりと山に嵌って行くのであった。

※尚この後2日間程は階段の上り下りが筋肉痛でままならない状態であった事は言うまでも無い。
by hawks-oh-muku | 2006-10-30 22:44 | 九州の山歩き | Trackback | Comments(0)