カテゴリ:丹波の山( 1 )

ヒカゲツツジの回廊、向山連山

4/23(金) 向山連山 水分れ公園駐車場8:44→観音堂登山口8:46→二の山9:08→岩座展望所9:29→三の山9:39→四の山9:56→松の台展望所10:06→深坂北峰10:19→ツツジが岡展望所10:28→向山三角点10:31→向山平展望所10:36→五の山11:06→蛙子展望所11:21→蛙子峰11:30→清水山11:58(昼食休憩)→剣爾山12:51→領家の頭12:56→天狗岩13:08→鳳翔寺13:26→水分れ公園駐車場13:32

累積標高差+610m-605m


向山連山ルートイメージ
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今日はヒカゲツツジを求めて丹波の向山連山へ登って来た。向山は標高600m足らずの低山であるが、「山高きが故に貴からず樹あるをもって貴しとする。」この諺通りの歩き甲斐もあり非常に趣のある素晴らしい山であった。向山はどちらかと言えばマイナーな山で、山と渓谷社の新分県登山ガイド「兵庫県の山」にも掲載はない。但しネットでヒカゲツツジを検索すると必ず出てくる山である。ヒカゲツツジと言う名前は昨年ネットで初めて知った。白いツツジでシャクナゲの様な花のつき方が何とも美しい。兵庫県では準絶滅危惧種に指定されているが丹波の山に多く見られ、その中でも向山のヒカゲツツジは特に見事だと言う事である。昨年は時期を逸してしまい見る事が出来なかったが今年は是非とも見てみたいと機会を覗っていた。丹波市観光協会のHPでは4/18満開の案内が出ていたのでギリギリ間に合うかどうか際どいタイミングであるが行くとすれば今日しかないと思って出掛けて来た。しかしお天気は微妙な感じで祈るような気持ちで朝7時少し前に単身先の自宅(神戸市東灘区)を出発した。ガソリンスタンドで給油を済ませてコンビニで弁当を調達し、六甲有料道路に入り六甲トンネルを経由し神戸三田から中国自動車道に合流する。赤松Pに寄り朝食を摂り吉川JCTから舞鶴若狭自動車道に入り春日ICで降りる。神戸三田IC・春日IC間の料金は1200円であるがETC通勤割引で半額の600円で済んだ。この600円は昼食代や温泉代が浮く位大きいが高速無料といっていた民主党の政策で6月からこの割引は廃止されると言う。そして又見直すとか見直さないとか迷走している、鳩山さんしっかりしろ!と思ってしまう。春日ICから国道175号線を西に走ると春日の局生誕の地の看板が掛かっている。そうだったのかといい勉強になった。坂交差点で左の旧道に入りJR福知山線石生駅のすぐ先で水分れ公園の案内に従い左折し水分れ公園駐車場を目指すが、大きな駐車場を見落として公園まで行ってしまい駐車場所を探してうろうろし、水分れ資料館前の家の方に場所を聞くと怪訝な顔をしながら教えて頂き駐車場に辿り着く。先ほど通った道の脇に大きな駐車場と看板が出ており間違う方が難しい場所でした。(恥しい・・・)無事駐車場に車を停めて準備を整えて出発する。駐車場の中に向山連山の案内が出ていた。
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そして日本一低い谷中分水界の説明板も出ている。
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広い駐車場には登山者らしい車は大阪ナンバーの1台のみでやはりヒカゲツツジの見頃は終わってしまったのだろうか?それともお天気のせいだろうか。
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これから向かう向山連山はすっぽりとガスの中である。今の所、雨は降っていないがここまでの舞鶴若狭自動車道ではずっと雨だったので山の中は雨かもしれない。
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駐車場からすぐに案内が出ており間違う事はない。
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観音堂に登山口があり案内が出ている。
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上がっていくとすぐにネットがあり自分でドアを開けて入り閉めていく。
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更にイノシシ防護柵がありここも同じくドアを開閉して入る。
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いきなりの急登であるがミツバツツジが非常に多く綺麗な登山道である。
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登山口から約20分で標高差200m近くを稼いで二の山に到着。
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ここからもミツバツツジの咲く急登を上がって行くと目の前に尖ったピークが見える。三の山だろうが尖り具合から見て急登は更に続きそうである。
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イノシシの物と思われる足跡が登山道に。出来る事なら遭遇したくない相手である。
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青空のミツバツツジも綺麗だが雨の雫がついたミツバツツジは潤いを感じて美しい。
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岩座展望所に寄ってみる。車を停めた駐車場が遥か下に見える。
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ズームで寄ってみると自分の車も確認できる。
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目指す向山はガスの中で見えない。
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所々に岩が剥き出しの急登が続く。
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登山道には一定の間隔で道標があり安心できる。
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三の山に到着。
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舞鶴若狭自動車道が見えている。
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ここから下りに変わるがここで本日のお目当てのヒカゲツツジがお目見えする。時期を過ぎたかと心配していたが綺麗な花で安心した。この先が楽しみである。
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ツツジは終わりかけになると雨で痛んでしまうが、まだまだ大丈夫だった。
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亜炭展望所があるがガスで展望は全くない状態である。
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四の山に9:56到着。
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この辺りからガスが出てくるがヒカゲツツジが多くなり嬉しくなる。
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登れば下り、下れば登るの繰り返しで低山とは思えない歩き応えである。次のピークが見えてきた。左が深山北峰で右のピークが向山三角点と思われる。
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四の山の下りはヒカゲツツジのトンネルである。
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途中松の台展望所があり、展望が開けている。
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この辺りではもう田植えの準備は完了している様で、GWに一斉に田植えだろうか、水を張った水田が美しい。
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登山道はヒカゲツツジのトンネルが続き、さながらヒカゲツツジの回廊である。
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分岐をひとつ見送って進むとミツバツツジとヒカゲツツジの競演である。
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振り返ると先ほど辿ってきた四の山が見える。斜面がヒカゲツツジでクリーム色をしている。
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深坂北峰521mに到着。10:19である。
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ヒカゲツツジのトンネルは続く。雨は降っていないのだが、木々には雨の雫がついていて結構濡れてしまうのが難点である。
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ツツジが岡展望所に着くがこれまた展望は利かない。しかしヒカゲツツジは見事である。
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何度も繰り返したアップダウンであるが漸く向山三角点に10:31到着である。
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展望は余り良くないのでその先へ進んで向山平展望所で休憩する事にした。ザックを降ろしてみるとヒカゲツツジのトンネルを潜ってきたのでびしょ濡れであった。ゆっくり休憩出来るスペースは無さそうだったので今日はコンパクトチェアを持参してきた、これは大正解で腰を下ろして休憩する。今日は肌寒く、山の上は10度以下の気温だと思われる。ウィンドブレイカーを着ても寒いくらいであった。
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10分程休憩を摂って、ザックカバーを掛けて先へ進む。下のほうで電車の音がするので見てみるとJR福知山線の特急が見えたので、俄か撮り鉄になってズームで撮影してみた。
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次なるピークは向山連山最高峰の五の山である。花の回廊を通って11:06に到着する。
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いくつピークを越えたか忘れるくらいアップダウンの多い稜線を辿って縦走すると、蛙子展望所がある。岩場の展望所である。
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更に下って行くと大きな岩場になり、岩場は左を巻くように登山道が付けられている。本当に低山とは思えない深山の雰囲気を持った趣のある山である。
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これから向かう清水山方面の斜面では散りかけの山桜とタムシバが競演している。
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蛙子峰の手前でリスが目の前を駆け抜けていく。慌てて写真に収めようとするがとても間に合わない。山の中でテンやウサギなど小動物は何度か見た事があるがリスを見るのは初めてだった。蛙子峰を11:30に経由し次へ向かう。
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珪石山・水分かれ公園へのショートカットコース分岐があるが、計画通り清水山へ向かう。
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トラバース道は滑りやすい地質で注意しながら進む。
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11:58に清水山に到着。ここは関西電力の大きな反射板が設置されていて興醒めするが、時間的にここで昼食にする。
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ここまで来ると駐車場が見えて連山を一周歩いてきた実感もわく。
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昼食後は一気に下るだけであるが、結構急傾斜の下りである。途中イルカ岩と名前の付いた不思議な形の岩があった。
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続いて博打岩と言う名前の由来が知りたくなる様な展望場所があり立ち寄る。ここからは歩いてきた周回コースが一望できた。
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ミツバツツジが咲き誇る道を下り剣爾山(けんじやま)と読み方が私の名前と同じ山に到着。ここからは先程の博打岩よりも鮮明に歩いてきた山が一望できて充実感に浸る事が出来る。
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領家の頭・天狗岩と名前の付いた展望場所を通過する。
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天狗岩からは出発地点の駐車場がハッキリと見えてあと僅かである事が認識できる。
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もうすぐ下山口である鳳翔寺が近づいてきた辺りは趣のある森であった。この森でもリスを見かけて、今日は登山者と誰一人出会わなかったのにリスには4回も遭遇した。この山にはリスが余程多いのだろう。
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最後はやはりイノシシ除けの扉があり開閉して潜り抜ける。
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鳳翔寺は茅葺屋根の珍しいお寺だった。
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後は車道を歩いて駐車場に向かう。ガスが晴れて向山連山が良く見えている。
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朝どうして見落としたか分からない立派な駐車場に戻ってきた。ピーク時季の週末は駐車場が満車になる位人気の山らしいが今日は誰一人出会うことなく静かな山歩きが楽しめた。それにしても低山の魅力が凝縮された本当に楽しい山であった。
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帰りは時間が充分に有るので高速は使わずに国道176号線を南下し、有馬温泉に寄って帰った。有馬温泉は駐車場が少なく有料なので久し振りにかんぽの宿の立ち寄り湯にした。ここは700円で金泉に入浴できる上に駐車場完備で駐車料金も不要である。六甲山から下山した時には一番近くにあるので最初の頃は良く利用したが、久し振りである。ゆっくりと疲れを落として六甲トンネルを使って自宅に戻った。
※今年のヒカゲツツジは裏年との事。これで裏年なら表年はどれ程の群落になるのだろう。早くも来年の事が楽しみになって鬼が爆笑しそうである。
by hawks-oh-muku | 2010-04-23 21:46 | 丹波の山 | Trackback | Comments(5)