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彼岸花の咲き出した葛城の道から郵便道・伏見道

9/11(金) かもきみの湯11:01→高天彦神社11:46→ダイトレ合流13:16→一の鳥居13:19→葛木神社13:25→国見城跡広場13:33(昼食休憩)→ダイトレ伏見峠14:33→伏見道→菩提寺15:32→かもきみの湯15:58   標高差+-925m

山と渓谷社の新分県登山ガイドでは、山頂の所在県ではなく登山口の所在地でルートを紹介している。従って県境の山域は両県それぞれで紹介されていて、金剛山であれば山頂一帯は奈良県に属するが一般的な登山道は千早からのルートで、前述の新分県登山ガイド「大阪府の山」では当然千早登山口からのルートが紹介されている。一方「奈良県の山」では北宇智から天ヶ滝新道を登って下山には郵便道を辿ってかもきみの湯に下りるルートが紹介されている。奈良県に住んでいながら(単身先の住居は神戸ですが・・)こちら側から登った事がなく、一度登って見ようと思いながら暑い時期は沢ルートばかりを選んでいてその内彼岸花が咲く頃に登って見ようと今まで先送りにしていた。そろそろ彼岸花も咲きだしているだろうし、時期がずれて稲刈りが終わると立派な稲穂とのコラボも見れなくなるため彼岸花の見頃には少し早いと思いながら9/11に登る事にした。最近金剛山に行く時はついついゆっくりしてしまい家を出るのが遅くなり9:40頃に香芝の自宅を出発し途中コンビニで弁当を調達し高天彦神社には10:40頃に到着する。しかし出るのが遅かったのか駐車場は満車で1台の駐車スペースもない。路駐するスペースもなく近隣に迷惑を掛ける訳にもいかないので少し迷ったがかもきみの湯に駐車しそこから登る事にする。今来た道を引き返しぐんぐんと高度を下げてかもきみの湯の駐車場に車を停めて準備を整えて出発は11:01とここから登るには少し心配な遅い時間となってしまった。ここから船路交差点まで戻って金剛山に向けて葛城の道を歩き出す。金剛山は遥か遠くに見える。
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この一帯は棚田が広がり航空写真で見るとこんな感じである。
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棚田の間の緩やかな傾斜の道を登って行くと葛城の道ナビゲーションシステムと言う石柱の立派な道標が立っている。2次元バーコードを携帯で読み取ると案内表示をしてくれるらしい。写真からでも読み取るので画像をクリックし拡大された画像から読み取って見て下さい。「ここは伏見北分岐です」と表示される。
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葛城の道は「葛城の道めぐり」を参照して見て下さい。これから彼岸花が満開の頃はカメラファンが沢山来られる様です。さて道は山麓線の下の旧道に出て数はまだ少ないが彼岸花も綺麗に咲いています。
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要所要所に道標があり判り易く迷う事は全くない。
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旧道から山麓線までの間に蓮の葉が一面に広がる池があった。まだ咲いている花もあり蒲の穂も伸びている。
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漸く先程車で通った山麓線に出た。
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ここまで写真を撮りながらゆっくり歩いて30分の道程であった。ここから傾斜はきつくなる。先程車で登ったので大体の距離感は判るが案内では距離にして約1キロである。山麓線から7分程で人の歩けるシュートカットの分岐がある。車は大回りが必要だ。
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傍らには彼岸花。
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ここから遊歩道の様な所を登って途中1箇所分岐があり案内に従って右に入ると木段に変わる。
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蜘蛛窟を経由して高天彦神社に出る。時間は11:46高度差で220m程上がって来た。
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1時間ほど前には満車だった駐車場はガラガラでした。(苦笑・・・・笑うしかない)
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境内のそばにはコスモスが綺麗に咲いていた。
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境内の横を通って高天滝までは舗装された細い道を登る。高天滝には11:57に到着する。
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この滝を右に見ながら腐りかかった木橋を渡っていよいよ郵便道の始まりだ。
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金剛山の登山ルートは案内のない分岐・枝道が多いが郵便道も例外ではなく分岐が現れる。ここは素直に右に進む。左は別ルートの様だ。
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御所消防署・消防団の通報プレートがある。ちなみに大和葛城山のロープウェイ側から登っても同じ通報プレートがある。
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アキギリが目に付くようになる。
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またしても分岐。通報プレート「い―4」の所でここは左。右でも先で合流するようだが未確認。
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アキチョウジが沢山咲いている。今が見頃の様だ。
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この分岐から5分程で「い―5」に出る。
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ここで右から道が合流する。先程の「い―4」の右の道かと思うが未確認。振り返っての写真はこんな感じ。
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この先少し緩やかになった植林の中を歩いていくとイヌショウマが咲いている。
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ヤマホトトギスも
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登山道に栗が落ちている。
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「い―6」の通報プレート。これを過ぎるとまもなく木段に変わる。
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この木段一番最初に493と書いてある。いつもルート調べなどでお世話になっている「愛犬まりと山歩る記」で調べた時は492だったと思ったが1段増えたのだろうか?ここを登ると50段毎に表示がされておりひとつの目安にはなるが、疲れているときは更に疲れが増すかも・・・・・。丁度半分辺りだろうか、トリカブトが咲いていた。添え木がしてあるので誰かが保護しているのかと思う。
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13:16ダイトレとの合流点に出る。
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3分足らずで一の鳥居に到着。今この辺りはミカエリソウが一面に咲いている。
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葛木神社に向かう途中で葛城山が見える。
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13:25葛木神社に到着しいつもの通り参拝する。その後国見城跡広場には13:33に到着。
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気温は19度。ベンチに腰掛けて昼食を食べている間に汗はすっかり乾き風が心地よい。目の前にアキアカネが飛んで来て停まる。山頂もすっかりと秋の様相に変わっている。
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30分程ゆっくりして来た道を引き返す。ダイトレに出て伏見峠を目指す。ちはや園地辺りでヤマハッカが沢山咲いていた。
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14:33伏見峠に到着する。
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この少し手前に伏見道への分岐がある。
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巡礼古道北宇智道のプレートが下がっているが、この季節余り歩かれていない様で笹薮が茂っている。
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3分程で北宇智と伏見の分岐があり、真っ直ぐ伏見道を下る。
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この伏見道は初めて歩くが、何とも不気味な感じで薄気味悪い。藪も生い茂り、倒木も多い。
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一刻も早くこの薄気味悪さから開放されたくて急いで下りる。イナカギク?かシロヨメナ?が咲いている。
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ヤマジノホトトギスも沢山花を付けていた。
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倒木の横に何やら真っ赤な物が・・・後で色々調べた結果ツチアケビと判りました。ラン科で6月には花が咲くようです。笹薮が伸びる前にこの花は見に来る価値はあるかも?
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ヤブラン発見。
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あと少しであろうが、倒木がひどい。
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15:29、漸く伏見の集落の所に飛び出した。
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ホッとしたのが本音です。もうこの伏見道を使う事は無いと思います。
伏見山菩提寺にちょっと寄り道。立派な仁王像が睨みを利かせている。
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この場所で標高は400m以上あるので、大峯の山々が良く見えている。
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振り返ると今下山した金剛山。
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来た時と同じ棚田の中を下っていく。栗の木にはたわわに栗が成っている。
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田んぼの中にいた青鷺がすぐ脇から飛び立っていく。びっくりした!!少し離れた木の上に止まった。
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15:58かもきみの湯のすぐ近くまで戻ってきた。今来た道を振り返る。
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今日は高天彦神社の駐車場が満車だったお陰で、距離と高度は伸びたものの葛城の道を歩く事が出来て一度で2度美味しい山歩きが出来ました。このまま即温泉と言うのも非常に有り難い事で、ゆっくり目に浸かって疲れを落とした。
by hawks-oh-muku | 2009-09-11 20:37 | 金剛・葛城山 | Comments(0)
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