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八甲田山の紅葉

2015年10月5日(月)北八甲田(井戸岳・赤倉岳)

酸ケ湯8:55→下毛無岱9:41→上毛無岱10:17→避難小屋11:11(休憩)→井戸岳11:42→赤倉岳11:52→田茂萢・毛無岱分岐12:28→毛無岱分岐13:06→上毛無岱13:11(休憩)→下毛無岱13:46→酸ケ湯13:33
累積標高差+705m-710m

今日はやっと紅葉の八甲田に行く事が出来た。7月の中旬から仕事が忙しくなり中々休みもとれずに、岩手山からずっと山歩きから遠ざかり、8月末に函館山ハイキングに出かけるのがやっとこさの状態で、9月には行きたかった山が山ほど有ったにもかかわらず一度も山に行けなかった。ようやく出掛ける事が出来たこの日も天気予報は微妙な感じで絶好の紅葉日和ではなかったが、この日を逃すと紅葉も終わってしまいそうなので天気が好転する事を期待しつつの山歩きとなった。
朝は早めに出掛ける予定であったが、久々の山行で準備に手間取ったり、おにぎりを作ったりと出遅れて、何とか7時前に自宅を出発、青森市内までは約50分弱であるが、丁度通勤時間帯に当たったか車が多く少し時間がかかった。最近の青森は最低気温が10度を割り込む日が出てきて、平地の木も紅葉が始まって来ているので街路樹のナナカマドが綺麗である。 八甲田十和田ゴールドラインという道路に入っても観光客を乗せたバスや車が多く酸ケ湯の登山口まで丁度2時間も掛かってしまった。今は酸ケ湯の辺りの紅葉が見ごろを迎えている。
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久々の山歩きなので準備運動を入念に行って出発である。今日は毛無岱の紅葉が一番の目的なので、前回とは逆のルートで酸ケ湯温泉の横から登る。今は酸ケ湯温泉で工事が行われていて、カラーコーンで登山者用の歩道が出来ていた。
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約40分程登って下毛無岱に入るが、ガスが出ていて今にも雨が降りそうな天候でテンションが一気に下がる。
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それでも高層湿原帯の草紅葉が綺麗で気を取り直して木道を進む。
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上毛無岱への登りを前に雨が降って来たが、まだ小雨なので上毛無岱までそのまま歩く事にしたが、周りの方はレインウェアを着込んでいる方が増えてきた。
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上毛無岱への長い階段を登る辺りで雨脚が強くなってきたが、登り切った先の上毛無岱の休憩ポイントまで急ぐ事にした。
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上毛無岱はすっぽりとガスに包まれて雨風が強くなってきた。
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そして漸く休憩ポイントに到着し、ここでレインウェアを着込みザックカバーを掛けて小休憩。
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登山口から約2時間で大岳と井戸岳の鞍部に近付き風景は一変するが、周りの様子はガスに覆われて全く見えない。
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11時11分に避難小屋に到着。
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ここで休憩する事にしたが、この天候で中は満員状態で席が空くのを少し待ってからベンチに腰掛ける。平日の悪天候にも関わらず、続々と登山者がやってくるのでゆっくりも出来ず、結局おにぎりを1個だけ食べて席を譲る。それにしても周りから聞こえてくる会話では、群馬から来たとか広島から来たなど、紅葉の季節の百名山の人気は凄い。しかし折角の遠征登山でこの天候は本当に残念であろう。再びザックを背負って井戸岳への登りに向かう。殆どの方の目的は百名山の目的を達すべく最高峰の大岳であり、井戸岳に向かうのは私一人でここからは静かな山歩きである。
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振り返ると先ほど休憩した避難小屋すら見えないガスである。
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火口縁を歩くが火口すら見えずに怖い感じである。
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避難小屋から20分程で井戸岳1550mに到着。
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ここは通過するだけで赤倉岳へ向かう。一旦下ってから登りになる。
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赤倉岳の所でクラブツーリズムの団体とすれ違う。多分ロープウェイで登って田茂萢岳を経て登って来たのだろう。
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ここで山頂表示を撮影していたら、一人の方にカメラを渡され撮影を頼まれたので撮影したら、次々と私も私もとお願いされ5名ほど撮影をして先へ進ませてもらう。その先に祠が有ったので来月出産予定の娘の安産を願って参拝する。山の神様が安産にご利益があるかは不明だが・・・
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ここから火口縁を少し歩くと分岐になる。周りの景色が全く見えないので、読み辛い分岐表示であるが非常に助かる。なければ真っすぐ進んでいたかもしれない。
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ガスの中を下って行く。結構な下りである。
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そして毛無岱への分岐となり、毛無岱の方へ曲がる。(この写真は分岐を分かりやすく撮影する為、降りてきた方角とは逆の位置からの写真である。写真の奥が降りてきた赤倉岳方面である)
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ここから毛無岱へは緩やかな下りであるが、この登山道の泥濘は酷く、登山靴は泥んこになる。ロープウェイから毛無岱へ行かれる方は、軽装の方もおられるが、靴だけは長靴が必要な位の泥濘なので注意が必要である。
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この先ガスが晴れてきて天候も回復。確かに天気予報では午後の方が良かったので天気予報が当たった様だ。津軽平野に優雅に裾野を広げて屹立する岩木山も姿を現した。
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田茂萢岳も姿を現してくれた。紅葉とアオモリトドマツのコントラストが綺麗である。
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このアオモリトドマツが冬になるとモンスターと呼ばれる樹氷になるのである。分岐から約30分で朝登って来た毛無岱への登山道と合流する。
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ガスのとれた草紅葉の上毛無岱の木道を足取りも軽く進んでいく。
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そして今日一番楽しみにしていた景色がこれである。
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ガスが晴れて良かった!この下毛無岱を見下ろす紅葉が見たかったのである。
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前回来た時は水芭蕉が咲いていた池塘の草紅葉も綺麗である。
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振り返っても綺麗な紅葉でガスが晴れて本当に良かった!
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今日はこれでもう大満足である。あとは下山するのみ、但し雨にぬれて滑りやすい木道は要注意で、前を歩いておられた初老の男性が滑って尻もちをついていたので慎重に下って行く。酸ケ湯温泉が見える場所まで下って来てあともう少しであるが、この辺りの紅葉が一番の見頃かもしれない。
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14:33下山完了。酸ケ湯の駐車場も一杯である。
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酸ケ湯温泉は多分相当な混雑だろうと今日は帰りに幾らでもある温泉で汗を流す事にして、もう一つの楽しみにしていた日本一の長さの上路式アーチ橋「城ヶ倉大橋」の紅葉を見に行く。ここの紅葉はもうあと少しが見頃だろう。ちょっと残念な感じであった。
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帰りはこの橋を渡って黒石経由で自宅に戻った。
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by hawks-oh-muku | 2015-10-09 09:26 | みちのくの山 | Comments(0)
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