八甲田山最高峰大岳


2015年5月25日(月)
北八甲田大岳酸ケ湯駐車場9:32→地獄湯の沢11:08→仙人岱11:39→鏡沼12:47→大岳山頂13:00(昼食休憩)→大岳避難小屋13:47
→毛無岱14:37→酸ケ湯温泉15:50→駐車場15:50
累積標高差+-675m

前回のリハビリ・偵察を兼ねた岩木山はなんちゃって登山であったが、今回は漸く本来の山歩きが出来た。
今回行ってきたのは、一定以上の年代の方なら富士山に並ぶくらい知らない人はいない位有名な八甲田山である。
この山も百名山に良くあるお約束通り、八甲田山と言う山はない(笑)
同じ八がつく山としては八ヶ岳があるが、名前の由来は同じようなもので、大きな山塊をさして八甲田山である。
百名山の場合、何故かその山塊の最高峰に登ればクリアの様な風潮がある。
しかし、記録上百名山登頂になったとしてもその山塊が持つ本当の魅力は10分の1位しか伝わらないのではないかと
思う。今回、北八甲田を歩いてつくづくそう思った次第で、九州の霧島やくじゅうの様に何度も通ってしまいそうな
魅力を感じた山であった。
a0122149_22064450.jpg
まずは、酸ケ湯温泉の上にある残雪の駐車場から登り始める。
a0122149_22130601.jpg
登山口は鳥居が目印との事だったので、すぐに分かって鳥居の向こうに見える八甲田大岳を目指す。
a0122149_22161294.jpg
久し振りの登山であり勇んで鳥居を潜って進むとすぐに祠が有ってそこで行き止まり。今一度地図を確認すると、小さい鳥居が目印と書いてある。初めての山はまず登山口に辿り着くのが第一関門であるが、今日はここでまず躓いた。本当の登山口はここである。
a0122149_22224710.jpg
今度こそ小さい鳥居を潜って登山道に入る。
a0122149_22294445.jpg
最初はなだらかな傾斜の中を歩いていく。この辺りでは新緑が綺麗であり、まさに今山の自然の芽吹きが始まっている感じだ。
a0122149_22315234.jpg
登山道を登っていくと硫黄臭が漂い、酸ケ湯温泉からまだ近いので温泉の臭いかと思ったが、火山である八甲田山域なので所々でこういう場所があるようだ。
a0122149_22345503.jpg
一歩一歩登山道を登っていくが、所々に残雪がある。しかも融雪はどんどん進んでいるため、
内側からは雪解け水が流れるスノーブリッジとなっており歩きにくい。
a0122149_05530595.jpg
踏み抜いた跡も見られるが、確実に膝上まで埋まること確実なので慎重に足元を確認しながら歩を進めると紫色の大きめの花が目に入る。スミレの花であるがサイズは大きめである。
a0122149_07550747.jpg
そして今青森で一番人気の山菜、筍も顔を出している。
a0122149_08305733.jpg
私も知らなかったのだが、青森県にはいわゆる孟宗竹は存在しない。青森で筍と言えばこの細筍なのである。ここ10年くらいで孟宗筍も広がってきた様だが、その生筍は孟宗と言って区別している。この細筍も結構高値で流通するため、小遣い稼ぎも兼ねて好きな方は山に分け入り血眼になって採取している様であるが、その分遭難騒ぎも起きており先日は亡くなられた方もいた。しかしこの場所は国立公園内で草花・植物の採取は禁止されている為、さすがにここには来ていない様だ。さらに白い花を見つける、コヤマカタバミである。
a0122149_08451762.jpg
しばらく登ると右側が開けて、南八甲田の山並みが見えてきた。美しい景色に足が止まる。
a0122149_08461977.jpg
a0122149_09464840.jpg
オオカメノキの白い花も咲いている。
a0122149_09470174.jpg
何度か現れる雪渓を横切ったりしてきたが、高度があがってきてひと際大きな雪渓が現れる。
a0122149_09491502.jpg
詰めていくと竹でバッテンマークが有りここから右の登山道に入っていく。
a0122149_09503848.jpg
本日の唯一怖かった雪渓のトラバース。ステップが切ってあるので慎重に進めば何という事はないのだが・・・
a0122149_09523049.jpg
うっかりと足を滑らせたら最後、谷底まで真っ逆さまに滑落必至。ピッケルなど持っていないので滑落停止は出来ないので、慎重に進んだ。
a0122149_09541756.jpg
渡り切って振り返る。
a0122149_09551366.jpg
この谷が地獄湯の沢であり、ここから少し進むと沢を横切る。
a0122149_09570701.jpg
木橋を渡って少しのぼると地獄湯の沢の説明が書いていた。
a0122149_09582414.jpg
硫黄臭が漂い、まるで温泉の中を歩いている感じである。沢もまるで温泉の様に岩が白く変色している。
a0122149_10011748.jpg
地獄湯の沢を登って行き再度沢を渡り返す。
a0122149_10041545.jpg
渡り返すと斜面に白い花が見える。桜の様だ。
a0122149_10043428.jpg
ミネサクラ(嶺桜・高嶺桜)が丁度見頃だった様でうれしい限りである。
a0122149_10044968.jpg
a0122149_10050061.jpg
再び大きな雪渓が現れて目印にさされた竹竿に沿って進んでいく。
a0122149_10053369.jpg
雪渓を渡り切ると木道が現れ仙人岱に着いたようだ。
a0122149_10060852.jpg
a0122149_10062449.jpg
目の前に現れたのは小岳である。
a0122149_10063503.jpg
大岳はこちらでまだまだ遠い。
a0122149_10151703.jpg
八甲田清水(源五郎清水)でペットボトルに水を補給する。この風呂釜の様な中から滾々と水が湧き出しているが、この中から直接水を汲むのではなく、横にパイプがつけられていてそこから流れ出ている水を汲むのである。(注意書きにも書かれている)驚くほど冷たくて美味しい水に力を頂いて最後の大岳に向かって進む。
a0122149_10211718.jpg
しかし木道はすぐに雪に閉ざされて、ここからは雪道を進む事になる。
a0122149_10230544.jpg
ここからは少し長い雪渓歩きになりそうだ。
a0122149_10243970.jpg
a0122149_10263337.jpg
雪渓を登り切って夏道に入り、開けた場所から南八甲田を展望する。
a0122149_10274178.jpg
a0122149_10285798.jpg
a0122149_10293416.jpg
いよいよ山頂に近付いてきた様だ。
a0122149_10432729.jpg
その前に鏡沼に到着する。
a0122149_10452939.jpg
a0122149_10455841.jpg
ここで一休みして最後の登りにかかる。
a0122149_10480038.jpg
火口も見えてきた。火口の向こうには高田大岳と寄り添うような雛岳である。
a0122149_10494112.jpg
山頂直下にある祠にお参りに立ち寄る。
a0122149_10504979.jpg
山頂直下にはミヤマキンバイが咲いていて少し足が止まる。
a0122149_10523722.jpg
そして漸く八甲田大岳山頂に到着。
a0122149_21310183.jpg
a0122149_10532876.jpg
a0122149_17501669.jpg
a0122149_17503349.jpg
ここで昼食休憩。朝から握ってきたおにぎり2個とカップラーメンの簡単な食事であるが、360度の展望を楽しみながら約40分の大休憩とした。そして噴火口のある井戸岳と赤倉岳を目指して下山開始。
a0122149_18015740.jpg
鞍部をズームすると大岳避難小屋がはっきりと確認できる。
a0122149_18124346.jpg
こちら側の斜面には雪がないかと思ったが、途中より長い雪渓が現れて下りなので足を滑らせながらスイスイと下る。
a0122149_18145632.jpg
振り返るとこんな感じ。ミニスキーでもあれば楽しかったと思う。
a0122149_18155758.jpg
八甲田大岳と井戸岳の鞍部に降り立つ。井戸岳・赤倉岳はすぐそこで、もう少し早出をしていたら周回縦走できたと悔やむが、次回以降のお楽しみにとっておこう。
a0122149_18170297.jpg
大岳避難小屋は立派な造りである。
a0122149_18171915.jpg
少し下って八甲田大岳を振り返る。裾野に広がるアオモリトドマツが綺麗である。
a0122149_18201814.jpg
ここからの下りも所々にアイスブリッジの雪渓を横切る個所があり、歩きにくい。
a0122149_18222451.jpg
ここ最近は青森も気温が高く融雪が進み、雪解け水が轟々と流れ登山道を沢の様に変えてしまっている。
a0122149_18233419.jpg
しかし登山道には色々な花が咲いていて気持ちが和む、これはイワナシ。
a0122149_18265233.jpg
そしてショウジョウバカマも咲いていた。
a0122149_18285817.jpg
この先も登山道は目まぐるしく変化し、大きな雪渓のこんな所や
a0122149_18310151.jpg
木道が現れたと思ったら雪解け水で川の様になっていたり・・
a0122149_18314452.jpg
そして漸く上毛無岱に到着したようだ。
a0122149_18331267.jpg
振り返ると向かって右に八甲田大岳、左に井戸岳が美しい。
a0122149_18332063.jpg
水芭蕉も咲いており気分は尾瀬歩きである。
a0122149_18354279.jpg
そしてツツジを見つけるが、帰ってから調べるとムラサキヤシオツツジと言う品種らしい。
a0122149_18363011.jpg
急な木段が現れると下毛無岱が目の前に広がる。
a0122149_18384088.jpg
下毛無岱に降り立つと池塘の周りに水芭蕉が咲いていてうれしい限りである。
a0122149_18450337.jpg
a0122149_18462033.jpg
a0122149_21322855.jpg
右から八甲田大岳・井戸岳・赤倉岳を背景に入れて水芭蕉を撮影。これで水が張っていればもっと綺麗だったのだろう。
a0122149_21324547.jpg
あとは下るのみである。しかしここからも結構長く、木段や
a0122149_18500797.jpg
こんな歩きづらい場所を越えて
a0122149_18505307.jpg
ぱっと開けたところからは南八甲田と酸ケ湯温泉が見えてきた。
a0122149_18511362.jpg
そして降り立ったのは酸ケ湯温泉の裏側であった。
a0122149_18524062.jpg
ここからもう少し歩いて駐車場に戻った。標高差は余り大したことないのだが久し振りの山歩きで結構疲れた。そして今日は暑かったので汗もたっぷり掻いたので、酸ケ湯温泉にゆっくりと浸かって帰途についた。

by hawks-oh-muku | 2015-05-25 21:33 | みちのくの山 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://hawksoh.exblog.jp/tb/21264784
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 梵珠山・ベンセ湿原 なんちゃって岩木山 >>