紅葉の男体山

2012年10月20日(土) 男体山  二荒神社駐車場6:06→一合目6:25→三合目7:00→四合目7:27→五合目7:53→七合目8:50→八合目9:20→山頂(日光二荒神社奥院)10:32→刀剣・三角点10:37(山頂散策・昼食休憩)11:34→七合目12:36→六合目13:00→五合目13:13→四合目13:31→三合目13:47→一合目14:11→二荒神社駐車場14:20
累積標高差+-1330m(時計の高度計による計測値)

昨年から行きたかった日光の男体山に登ってきた。10月初めに登った苗場山への車中泊山行で少し風邪を引いてしまって前週の休みはジッと我慢の子であったが、この季節の紅葉は1週間ズレるとピークを逃してしまうので気が気でなかった。
そして今週は週中から天気予報を何度もチェック。週中の予報では北関東地方は曇りの予報で余り良くなく、南関東か山梨辺りの山に候補を絞っていたが、週末が近づき天気予報は良い方に変わったので紅葉の本命である群馬か栃木の山に再度候補を絞った。
色々と悩んだが、男体山の公式な登山期間は毎年5月5日から10月25日までと決まっておりこの機会を逃すと登れないのでラストチャンスの男体山に決めたのである。
公式な登山期間とは、男体山は日光二荒神社の御神体山であり、二荒神社中宮祠で入山手続きをしてから登るのが正しい登山とされており、この手続きが出来る期間が上記の通り決められているのである。
と言うことで金曜日の21時半頃に自宅を出発し、外環道~東北道をひた走り宇都宮ICを12時過ぎに通過し日光宇都宮道に乗り継ぎ日光道終点の清滝で降りる。そこからすぐに九十九折れで有名ないろは坂を登りきって二荒神社中宮祠の登山者専用駐車場に1時過ぎに到着。
もっとご同輩が居ると想定していたが、誰も居らず少々心細い思いをしながら就寝。この日は一番の冷え込みで奥日光の最低気温は3度と予報されていたので、毛布と厚い羽毛布団を積み込んで来た。サンルーフのシェードを開けると空は手が届きそうな満天の星空で、久し振りに感動する位の星空を見る事が出来た。
羽毛布団も快適でぐっすりと熟睡する事が出来た。車中泊の課題であるトイレであるが、神社のトイレもあるのだが、大鳥居の前にある公共トイレの方が綺麗なのでこちらを利用した。深夜でもOKである。

さて朝は5時過ぎに目覚める。熟睡できたのでスッキリとした朝を迎える事ができた。いつも通り朝食は用意してきた握り飯を2個食べて済ませる。前述の綺麗なトイレで用を済ませ歯を磨いて顔を洗って準備万端整えて6:06に駐車場を出発。この時間でぞくぞくと車が来ていて第一駐車場は8割方埋まっていた。
二荒神社の入山手続きは6時から受付を開始しているので受付へ向かう。丁度華厳の滝の方角から日の出を迎える。
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神社の色づき始めた紅葉にも朝日が当たる。
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入山手続きには住所氏名と電話番号、そして登山ルートも記入し入山登拝料500円を支払う。そして登拝交通御守りと簡単な地図を受け取る。この御守りを首から提げて登るのが正式な作法の様だ。
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登拝門の鳥居が登山口でありここを潜って入山する、この時点で6:14となっていた。
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男体山は聖なる山「二荒山」と申します。登拝門より入り登拝門より出るのが正式な登拝であります。神の山への入山ですので敬虔な気持で六根清浄を念じてお登り下さい。と書かれている。
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階段を登って1合目の鳥居を6:25に潜って進む。
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気持のよい自然の森の中を登っていくが結構な斜度である。
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3合目からは工事用の車道を歩く事になる。
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車道を歩く前に反対側に中禅寺湖が展望できる場所があり、早朝特有の薄っすらとガスが掛かり朝日が紅葉を照らして早くもわくわくする様な景色を拝む事が出来た。
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3合目から4合目までの舗装路歩きが唯一楽な部分なので体力温存を兼ねて写真を撮りながらゆっくりと登る。
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雲ひとつ無い青空に紅葉が映える。
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ゆっくりと歩いて30分弱で4合目の鳥居に到着。
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ダケカンバの間にドウダンツツジやシロヤシオの紅葉が入り混じって見事な斜面。
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紅葉を眺めながら急登をジグザグに登っていく。
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簡素な造りの避難小屋のある5合目に7:53に到着。ちょっと小休憩。
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少し写りこんだナナカマドの赤とカラマツの黄色、カエデ類とツツジ類の赤、ダケカンバの黄色と見事なコントラストの錦繍の向こうに中禅寺湖が綺麗に見えている。
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この写真は不思議な構図になってしまったが、青いのは空ではなく中禅寺湖の水面で湖面の紅葉をズームで撮ったものである。
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更に中禅寺湖の奥側の紅葉も見事なのでズーム撮影。
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5合目を後にして更に登っていくとシロヤシオの見事な紅葉の額縁に中禅寺湖が浮かんでいる。
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6合目の標識を見落としたようで登山道は大きなガラ石のガラ場に変わる、結構な急登である。
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7合目の避難小屋が見えてきたが、この辺りは大きなガラ石で歩き難い。
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7合目を過ぎてもずっと急登が続く。
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急登で汗を掻きながら登っているので寒さは感じないが登山道脇には長い霜柱が一杯出来ていた。
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息を弾ませて登って8合目の滝尾神社の鳥居が現れる。
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鳥居を潜ってから5分程登ると8合目避難小屋だ。5合目・7合目の避難小屋はトタンで出来た雨宿り程度のものだったが、ここは狭いが宿泊可能な避難小屋である。
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避難小屋の前に祠があり、その上の大きな岩に登って見た。
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紅葉は無くなって来たが、皇海山が見える高度まで上がってきた。
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漸く歩きにくかったガラ場を抜けて低木帯に入る。
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しかし途中より土嚢で補修された登山道に変わり、木杭で留められている為これまた歩き難い。
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やがて森林限界を超えて火山らしいザレ場に変わる。富士山の様だと形容されるが、私自身富士山には登った事が無いので比べようも無いが、霧島の高千穂峰も同じ様なザレ場がありズリズリと滑って登りにくいのは一緒である。
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ここからは一気に展望が拓けて一際高い日光白根山もクッキリと見えた。
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ズームすると昨年歩いた戦場ヶ原・湯ノ湖も良く見えて、その向こうにやはり昨年登った日光白根山である。
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中禅寺湖を挟んで名だたる山の大パノラマ。
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山頂まであと少しであるがザレ場の急登は続く。それにしても今日は勿体無い位の青空である。
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燧ケ岳も姿を見せてくれた。
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10:32、漸く山頂の二荒神社奥院の鳥居を潜る。奥に見える真新しい白木の鳥居は先週大剣と一緒に奉納されたものである。
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奥院に参拝し、三角点と先週奉納、再建されたピカピカの大剣に向かう。太郎山・大真名子山が間近に見える。
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今年の春先の嵐で根元から折れてしまった先代の大剣に代わって再建されたステンレス製の大剣が光っている。
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写真撮影の順番待ちも出来ていた大人気の光り輝く大剣。
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そして大剣の裏にひっそりと佇む一等三角点。さすが二荒神社の御神体山なので百名山だの何だのと言った私製の標識など一切無いのが嬉しい。
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男体山の息子である太郎山は美しい山容である。
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二荒山大神の立派な像が建っている。
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山頂を散策すると360度の大パノラマで北西方面は、日光白根山を中心に確認できただけでも8つの百名山が見えている。
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散策を終えて見晴らしの良い場所を確保して昼食にする。おにぎりとカップ麺を食べたあと、早く下るのは勿体無い晴天なのでコーヒー淹れて景色を眺めてゆっくりする。
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秋晴れの景色をずっと眺めていたいところであるが、下山時間を考えるとそうもいかない。懸念されるのは帰りのこの時期有名ないろは坂の渋滞であって出来るだけ早く帰りたいところだ。最後に360度の景色を目に焼き付けて11:34に下山開始。下山は中禅寺湖に向かって一直線だ。しかしこの時間でも登山者は続々と登って来られる。
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7合目避難小屋を過ぎると中禅寺湖に転がり落ちるようなガレ場の急坂で足元に注意しながら慎重に下る。
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登りには気がつかず見落とした6合目表示は岩の上にあり13時丁度に通過する。
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ようやく歩きにくかったガレ場を過ぎて、シロヤシオ・ドウダンツツジの紅葉エリアに突入。ここからは再び紅葉に目を奪われながらの下山になる。
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大きなシロヤシオの紅葉。初夏の花が咲くとまた綺麗だろうと思う。
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4合目鳥居に13:31に降りてきた。
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1合目鳥居に14:11到着。潜って振り返り深々とお辞儀をした。「今日は最高の一日でした」
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登拝門までは石段を降りて行く。
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登山靴を洗う靴清め所がありこれは本当に助かる。しかも理由がイイ、神社の心遣いが嬉しくなる。
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ここで登山靴を綺麗にして14:20に駐車場に戻った。今日は何とか膝が痛くならずに済んだので徐々に筋力が戻ってきた様だ。しかし車に戻って靴を履き替える時にショッキングな事が・・・。約3年間お世話になった登山靴のソールを見てビックリ!本体とソールの間が剥がれて来ているではないか!これは知識としては知っていたポリウレタンの加水分解の前兆?今まで悪いと知っていながら登山靴は車に積みっぱなし。それでも毎週のように山に登っているときは大丈夫なのだったが(履く事で強くなるらしい)積みっぱなしの放置状態が続いたのが駄目だった様だ。今日剥がれなかったのがせめてもの救いか?何とか無事下山できた事で今日は良しとしよう。

さて問題のいろは坂であるが、ガッツリと嵌ってしまいました。いろは坂の紅葉の見頃はまだ先であるが、道から見える紅葉は素晴らしく、渋滞が苦痛にならないのがせめてもの救いでもある。渋滞でも徐々に進むので写真撮影は容易ではないが、丁度いいタイミングで車が停まってパチリ。
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景色に目を奪われながらの渋滞を抜けて、日光道路清滝IC近くにある温泉「ヤシオの湯」へ直行。ゆっくりと疲れを癒して長い長い帰路に就いた。

今日のルート、3合目から4合目の舗装路歩きを除いて本当に一直線に登った感じである。
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グーグルアースの違う角度で見てみると、結構な急傾斜だと言う事がわかる。
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問題の登山靴
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この靴はコストパフォーマンスに非常に優れていると気に入っていたのだが、手入れを怠った自分が悪いので仕方ない。しかしこの靴では次回の山行は難しい。痛い出費であるが次回までに何とか新しい靴を探そう。
by hawks-oh-muku | 2012-10-25 06:54 | 栃木の山 | Trackback | Comments(4)
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Commented by 産六 at 2012-10-29 09:41 x
日光までの往復と8時間以上の行動時間、お疲れさまでした。
車中泊は寒くなかったですか。
それにしても、見事な青空の登山日和でしたね。

紅葉を追ってもドンピシャとはなかなかいきませんが、
今年は特に高所の紅葉はよかったみたいで中禅寺湖をバックに奇麗ですね。

おお、私も同じ(色も)mont-bellの靴ですが、3年の寿命でしたか。
私のはちょうど1年目で、他のハイキングシューズや古い登山靴も履いたりして
大切に保管しているつもりでした。
『履く事で強くなるらしい』とは知りませんでした。
大事にし過ぎるのもアカンのですね。
Commented by 段平 at 2012-10-29 13:44 x
紅葉が綺麗ですね。中禅寺湖の奥側ですか特に綺麗ですね。
山頂から見える山は有名な山ばかり、その辺りの山に一山だけでも登ってみたい物です。
大剣も青空に光って綺麗ですねぇ。

登山靴ですが私の靴も同じようになりました(約5年)
もったいないので百均で接着剤を買ってソールの間に入れて
近くの山に行くとき履いています、一番足になじんでいるので
接着は気休め程度、きっと役にたってないと思います(笑)
万一のため靴ひもは余分に持っていきますが。
Commented by hawks-oh-muku at 2012-10-31 21:26
産六様こんばんは。
この日は本当に気持のよい秋晴れで最高の山歩きが出来ました。
紅葉も丁度いいタイミングで中禅寺湖周辺といろは坂の渋滞は凄かったです。

登山靴ですが、http://www.backcountry.co.jp/equipment/she005.htmlを読みましたが、
手入れをせず保存状態が悪いと寿命は3年程と言う事で大いに反省しました。
ポリウレタンは履けば履くほど強度が増すそうで、履かずに保管していた方が劣化するそうです。
モンベルのこの靴は靴底の張替えが出来るので聞いたところ8500円だそうですが、修理の間困るので結局新しい登山靴を買いました。
Commented by hawks-oh-muku at 2012-10-31 21:33
段平様こんばんは。
お天気も最高で紅葉の中気持のよい山歩きが出来ました。

登山靴は結局新調する事になりましたが、いずれモンベルで張替え修理に出そうと思っています。
登山靴のソール剥がれは良くあるそうで、細引きや針金は必携の様ですね。
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