2012年8月9日(木)草津白根山
白根レストハウス9:02~山頂駅9:25(トイレ休憩)~リフト乗り場9:37~登山者カウンター9:54~大釜10:32~本白根遊歩道最高地点10:37~本白根山展望所11:09~ 鏡池11:43~白根レストハウス12:47(昼食休憩)~草津白根山火口展望台13:44~白根レストハウス14:02 累積標高差+425m-445m 年に一度の夏季休暇。私の勤務する会社ではこれ以外にはGWも年末年始も一切休みはないので本当に貴重な休みである。 単身赴任が始まってからこれで10回目の夏であるが、3回目の夏に兵庫県から九州の宮崎へ転勤になり、そこからは夏休みには妻が単身赴任先に来て観光を兼ねた 旅行をするのが恒例になっている。 これはこれで単身赴任の副産物として大きなメリットであり、各地の有名観光地へ旅行するのが楽しみの一つでもある。 昨年は日光・鬼怒川へ出掛けて男体山にも登る計画であったが、生憎の天候で戦場ヶ原のトレッキングに終わってしまった。 今年は♪草津良いと~こ一度はおいで♪の草津音頭で有名な草津温泉に一度は行っておこうと草津温泉に宿泊し、翌日草津白根山ハイキングを楽しもうと言う計画である。 そして軽井沢の近くにもう1泊して浅間山の外輪山である黒斑山に登ろうというちょっと贅沢なプランである。 今回のプランを考えるに当たって留意した点は、妻も一緒に歩く為に標高差が余り無くて軽めの山で無くてはならない。 それでいて景色が良くて温泉旅館もあるところを探したがそんな願いにぴったりの山が草津白根山である。 と言うことで新大阪を7時過ぎに出発する新幹線で上京する妻を東京駅に迎えに行くべく余裕を見て1時間程前に家を出たのだが、一之江で首都高に乗ると事故渋滞の電光掲示が・・・。 大渋滞に巻き込まれ時間短縮のつもりが逆に大遅刻で東京駅に・・・、更に広い東京駅で妻は丸の内口が判らずに右往左往し、結局東京駅から家に来てもらった方が余程早かった結果になってしまった。 気を取り直して一路草津温泉へ、関越自動車道は順調に進んで渋川伊香保ICで一般道に降りて途中で買出しをしたりしながら15時半に草津温泉に無事到着。 今回のお宿は草津温泉の目玉である湯畑から目の前で、ちょっと奮発して部屋から湯畑眺望確約のプランである。荷物を置いてすぐに温泉街へ観光に出掛ける。 宿から15秒で湯畑に到着である。 そして16時から始まる熱の湯観光ショーに向かう。 始まる前 最初はゆっくりとアカペラの草津音頭で始まった。 次は歌い手さんが加わって賑やかに。 段々激しく。 更に激しく。 そして最後は観光客が参加して和やかに・・・。 約30分のショーが終わり温泉街を散策に行く。湯畑は硫黄臭が漂い温泉ムード満点。 部屋に戻って窓から山並みも見えて眺めも最高である。 湯畑が見える露天風呂にゆったりと浸かって、夕食に舌鼓を打ちほろ酔いになったところで再び外出。先程の熱の湯で温泉落語があるのだ。 噺家は二つ目の春風亭べん橋さん。 1時間弱の熱演でとても面白かったです。落語は少人数でこれくらいの距離感が面白いですね。 夜のライトアップされた湯畑もとても雰囲気があって良かった。 宿に戻ってもう一度温泉に入ってから早目に就寝。翌朝の朝食時間は一番早い時間でも7時半とゆっくり目なので朝風呂にゆっくりと入ってから山歩き準備を済ませてから朝食を摂る。 いそいそと車に乗り込んで白根山レストハウスの駐車場を目指す。車でぐんぐんと高度を上げて行くと外輪山の素晴らしい景色に変わる。 そう、この景色を切り裂く様に国道は走っているのである。この国道は志賀高原まで続いていて日本で一番高所を走る国道なのだ。 ロープウェイ乗り場を横目に車を走らせて白根山レストハウス駐車場に到着。広い駐車場は有料で600円である。ここで準備を整えて9:02にスタートする。 この時点で標高2010mもあるので涼しくて気持ちよい。まずは弓池に立ち寄る。 ゆっくりと歩いて30分弱でリフト乗り場にやって来る。 「この先にトイレはありません」の案内がありロープウェイ山頂駅まで少し戻ってトイレを済ませて再びリフト乗り場の横から山に入る。ヤナギランが沢山咲いていた。 すぐ後ろにガイドさんを連れた団体さんが居り、ガイドさんの説明を聞くとも無く聞いていると、 ヤナギランは下から順番に咲いて行き一番上が咲く頃はこの辺りは秋になっているとの事である。 気持の良い木立の中をゆっくりと登っていく。 木道の脇にゴゼンタチバナが咲いている。 リフトで上がってきたハイカーと合流した後すこし進むと尾瀬と同じ様に登山者カウンターが設置されていた。ここまでゆっくり歩いて登っても20分掛かっていない。 そこから僅か5分ほどで中央火口が見えてきた。 そしてここからがお楽しみのコマクサのお花畑である。もうピークは終わっているかと心配したが何とか間に合ったようである。 アキノキリンソウも咲いている。 ヒメシャジャンも沢山の花をつけている。 コキンレイカ(別名ハクサンオミナエシ)も一杯咲いている。 火口を半周してきた所でガスが湧いてきた。 本白根山展望所と遊歩道最高地点の分岐の所でコースを右に取り最高地点に向かう。火山独特の砂礫の山肌にコマクサとハクサンオミナエシが群生している。 ヒメシャジャンも ハクサンオミナエシのお花畑を眺めながらガスの掛かった最高地点に進む。 ガスが少し晴れて最高地点が見えてきた。 ハクサンオミナエシに綺麗な蝶が停まっている。 10:37に今現在立ち入る事の出来る最高地点に到着。 別の案内板の裏側に本白根山の表示が。この奥に見えているのが本白根山のピークであるが現在立ち入る事が出来ない。 中央火口をパノラマで ここからぐるっと回って向かう予定の本白根山展望所を望む。 お花畑に目を奪われながらゆっくり歩いていたら展望所への登りの所で再びガスが掛かってきた。 リフトもあるのでびっくりする軽装のハイカーや観光客も歩いていて重装備の方が恥ずかしかったりする。 日本百名山の冠が少し照れる様な山頂表示・・の下に申し訳程度に展望所と書いてある。 アカモノもまだ少し咲き残っていた。 帰りは鏡池の方へ回っていく。鏡池への分岐であるがガスが掛かって先が良く見えない。 ガスの下のほうが賑やかだと思っていたら修学旅行生だろうか高校生が昼食中だった。 ガスの覆われた鏡池は水は少なめであるが幻想的な風景でもあった。 分岐まで登り返してロープウェイ山頂駅に下っていく、自然林が美しい木道である。 ナナカマドが色づいてきている。 鏡池から20分程で分岐に出てくる。 ここからも自然林の美しい登山道であるが針葉樹が増えてくる。 一旦沢を渡るのだが歩きやすい鉄階段が付けられている。 沢を渡って少し登りになるとロープウェイ山頂駅は近かった。帰りは山頂駅のすぐ横のハイキングコースを通って戻る。白根レストハウス越しに草津白根山の湯釜が見えている。 白根レストハウスに到着し、ここで昼食にする。食堂で蕎麦を食べてゆっくりとしてから一旦車にザックを降ろして空身で草津白根山へ登る。ここは観光コースで観光客が大勢登っている。 舗装された道であるがそれなりの登りなので観光客もヒーヒー言いながら登っている。実際は15分弱で登れる楽々コースである。展望所の少し手前で本当の草津白根山のピークが見えるがここも入山禁止である。 そして展望台に到着すると幻想的な色の火口湖湯釜が姿を現す。 不思議で神秘的な色の湯釜は迫力満点である。ガスで見れない事も多いそうなので見られただけでもラッキーである。 今日の山歩きはこれで終了。 明日は浅間山の第2外輪山の黒斑山に登る予定で、ここから軽井沢を目指して車を走らせた。途中浅間山の噴火で押し出された溶岩がまるで鬼ヶ島の様な風景の「鬼押出し園」に立ち寄る。ここから見える浅間山もど迫力である。 明日はここから見える浅間山の反対側から登る事になるが、明日が楽しみである。 つづく・・・
by hawks-oh-muku
| 2012-08-09 23:19
| 群馬の山
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Comments(2)
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産六
at 2012-09-01 08:25
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貴重な夏季休暇を奥様との観光を兼ねた山歩きで満喫されたご様子ですね。
草津温泉には一度泊まりましたが湯もみショーは見ませんでした。 見ておけばよかった。 たしか、大きな露天風呂に入ったような記憶が...。 温泉街の夜の散策ってゾクゾクしますね。 本白根山へはお花一杯のいいコースですね。 当時は見向きもしなかったのが今は悔やまれます。 湯釜はその時も含めて2回行ってどちらも奇麗に見えましたが、 『ヒーヒー言いながら』登りましたよ。(笑) 自然観察員のような方がコケモモの実を採ってくださって 子供(ついでに親にも)に食べさせてくれました。 いつかは自分の手で食べたいものだと思っていますが。
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hawks-oh-muku at 2012-09-01 13:51
産六様、コメントありがとうございます。
今回は妻と二人で観光を兼ねたハイキングでした。 本白根山は楽々ハイキングで花も楽しめて高山気分も味わえる楽しい山でした。 最近は体力がメッキリ落ちて楽な山歩きが続いています。 体力・脚力が落ちるのは早いですね。もうちょっと鍛えなおしてから秋山に備えます。
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