2012年7月28日(土) 奥多摩・本仁田山
鳩ノ巣町営駐車場9:17~登山口9:31~熊野神社分岐9:40~大根ノ山ノ神10:12~杉ノ殿尾根大タワ分岐10:42~1011P・11:34~コブタカ山11:57~本仁田山頂12:25(昼食休憩)~花折戸尾根分岐12:50~大休場13:37~奥多摩駅14:33 累積標高差+870m-820m(時計の高度計による計測値) 以前から行きたいと思っていた奥多摩であるが、千葉からだと意外に遠いので中々その機会が無かった。 奥多摩は東京都とは思えない自然が一杯の山深さが人気のエリアで多くの登山者が訪れる。電車でのアクセスが良いのも人気の一つだと思う。 但し私の住む千葉からだと電車で2時間半を要し新幹線だと大阪まで行ける時間である。これでは行くまでに疲れてしまいそうだ。 車で行く場合は駐車場の問題とルートをどうするか?の2つの問題がある。それと車でも所要時間は2時間を超える。 これが順調に行っての話しで、首都高から中央道は渋滞の多い所でこれが一番躊躇させる要因でもある。 しかしこの暑さであるので電車での往復5時間の移動は辛いので車で行く事にして駐車場所をネットで調べる。 大変便利なサイトを見つけた。サイト運営者の方有難うございます。 と言う訳で、次なる難関の渋滞を回避するために朝6時に家を出るが、夏休みに入っており6時では全然遅い事を後で思い知らされる。 首都高は順調であったが、中央道均一区間に入ると断続的に渋滞で、調布辺りからは完全な渋滞になってしまう。 何とか八王子ICで中央道を離れて一般道に出る。国道16号~411号と走って奥多摩に近づくと東京とは思えない山深さである。 鳩ノ巣町営駐車場は鳩ノ巣駅を過ぎてトンネル手前を右折するとすぐにあって車を駐める。9時を少し回っていたがまだ数台の空きがあって助かった。 準備を整えて9:17歩き出すがすぐに汗が吹き出るくらい暑い。登山口までは舗装路を登っていくが本当は駅まで戻るところを林道をそのまま進む。 川沿いの対岸を見て見ると山ユリが咲いている。 このまま林道を歩いても大根ノ山ノ神に出るのだが、趣もないので本来の登山道へ向かう道を探しながら5分ほど歩いたら右側に抜けられそうな道を発見。ここを登る。 ここを登り切って道路に出る。地図を確認しながら熊野神社の前を通って正法院に向かい指導標を見つける。 そこから1分ほど急傾斜の舗装路を登ったところに登山口があった。民家の横にあって一瞬行き止まりかと思ってしまった。 登山口から振り返ると尖がった城山が見えていて左奥の方が御岳山かな? 登山口から10分足らずで熊野神社からの道と合流する。 この登山道は植林の中を黙々と登るのだが、大きな存在感あるブナの木が1本異彩を放っていた。 登山口から40分で大根ノ山ノ神に到着。暑さでもうバテ気味である。 ここは林道が横切っておりちょっと興醒めである。 東京都が設置した登山案内地図。今日あわよくば川苔山まで足を伸ばそうかと思っていたが、この暑さと体力不足であっさり断念。 林道を横切って本仁田山へ向かう。 急登に喘ぎながら30分登って大タワ経由との分岐に到着。大タワ経由も考えていたがあっさり最短ルートでコブタカ山に向かう事にした。 ここから更に傾斜はキツクなって間伐されて明るい植林の中を休み休み登っていく。 分岐から40分ほどで植林から自然林が増えてきた。やっぱり自然林は気持ちいい。 木の根っこに大きなガマ蛙君鎮座しており危うく踏みそうになった。 植林がそこだけ途切れている明るいところに出てきた。地図で言う標高点1011mの所だろう。 本仁田山が姿を見せた。 まずは目指すコブタカ山も。 漸く花らしい花を見つける。ママコナである。 多分防火帯だと思うがコブ高山に向かう登山道だけが植林が途切れていて暑い。そして息が上がる急登だ。 息を弾ませながらコブタカ山に到着。地図にも表記のある山であるが山頂を示す表記は一切無い。 ここから自然林の中を本仁田山に向かう。 何を運搬するためのものか解らないが、モノレールの軌道が森の中を走っている。 漸く山頂に到着。誰もいない寂しい山頂である。ここまで単独の登山者と1回すれ違っただけで関東の山でこんなに静かな山歩きは初めてである。 この山は展望はあまり良くなくて山頂から南側が開けているだけなのだが、それさえも雲が広がっていて残念無念。 ここで昼食にするが、おにぎりを食べていると虫が寄ってきて落ち着いて食べられない。しかも小雨まで降ってきて壊れかけの小屋に入って簡単な食事を済ませる。 小雨であるし、どうせ頭から水を被った様に汗を掻いているので雨具は付けずにザックカバーだけ被せて下山する。 下りは奥多摩の中でトップ3に入ると言われている急傾斜で疲れた足には堪える。地図では破線になっている鳩ノ巣に降りられる花折戸尾根分岐はすぐであった。 花折戸尾根を指す指導標にはマジックで、「スベルスベル、アブナイヨ」と書かれている。 破線だけでもビビルのにこう書かれては進む勇気はない。奥多摩駅に向かう。ここからが急で歩き難い。 東京都が管理している様だが、間伐が綺麗にされている。 大休場には1名男性が休憩中であった。 ここを右に曲がって急傾斜を転がるように下っていくが、ピカッと光ったかと思うとバリバリ、ドーンと雷様が暴れだした。 山の中の雷は怖くて怖くて急いで下山するが、雨もゲリラ豪雨の様に降ってきてずぶ濡れ状態である。何とか民家のすぐ横を通って舗装路に出る。舗装路も川のようになっている。 それでも斜面に咲く山ユリに癒されながら黙々と歩く。 ここから先の舗装路歩きが結構長くて、マス釣り場を過ぎて橋を渡った所で雨は小降りになり、奥多摩駅に着く頃には雨は上がっていた。 奥多摩駅で電車の時間待ちが30分程あったが、電車で2駅戻って鳩ノ巣駅で駐車場に到着。ずぶ濡れなので温泉に直行であるが、 このままでは車のシートにも座れないくらいの濡れ鼠状態で車に積んであったヒップそりをシートに敷いてその上に座って温泉へ直行。 奥多摩温泉「もえぎの湯」、2時間750円である。ここはロッカーのキーを受付で受け取る方式で、着いたときに丁度満員となって、整理券を貰って5分ほど外のベンチで待たされる。 但しこの方式のお陰で浴室内の混雑はそれほどではなく、露天風呂・内湯とゆっくり出来た。 帰りは中央道の渋滞は殆ど無く、順調であったが首都高に入ってから大渋滞!この日隅田川花火大会で一部路線が通行止めになっている影響だ。 最後にこれが堪えたのか家に着いたときには足が固まってしまって2日間筋肉痛に悩まされる事となった。
by hawks-oh-muku
| 2012-07-28 23:42
| 奥多摩・高尾山
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