2011年9月24日(土) 高尾山口11:03→6号路登山口11:13→琵琶滝11:24→稲荷山ルート出合12:01(大渋滞)→高尾山頂12:33→もみじ台12:42(昼食休憩)→一丁平13:41→一丁平園地展望台13:47→小仏城山14:07(休憩)→東海自然歩道→千木良登山口15:07→弁天島温泉「天下茶屋」15:12(入浴タイム)→相模湖駅16:44
累積標高差+580m-605m 今日は高尾山に行ってきた。前回の山歩きが7/23なので2ヶ月以上も期間が開いてしまった。8月末に取れた夏休みに妻が東京に来てくれたので日光の観光と男体山登山と鬼怒川温泉観光へ2泊3日で行って来たのだが、生憎の天候となりハイキングに切り替えたためこんなに長い期間開いてしまったのだ。それにしても2ヶ月開くと足にも全然自信がなくなり、軽い山歩きしか出来ないと思って高尾山にしたのだが3連休の真ん中と言うことを全く忘れていました。凄い人混みに気がついたのは京王電車高尾山口駅に着いた時で「えらい時に来てしまった!」と思ったがもう遅い。電車を降りて改札に向かう人混みはまるで通勤ラッシュ時の様な感じでした。 それでも皆さんの格好を見る限りケーブルカーを使う人が大半だろうと高をくくって人混みに紛れて登山口に進む。ケーブル駅の人混みは想像を絶する人人人。 ケーブルカーは何時間待ち?の行列を横目に進んで行くがケーブルカーを諦めて軽装で登山口に進む人たちも多く少々ゲンナリです。駅を降りたときに台風の影響で登山道は6号路と稲荷山コース以外は通行止めと書いていたので歩く方も2つのルートに集中しているのも拍車をかけているのだろうが・・・。 琵琶滝に立ち寄っていきます。 登山道脇にシュカイドウが咲いていた。 琵琶滝では、行も行われている様で、ここから先へは一般人は入れない。 登山道に戻って登っていくが、とにかく前にも後ろにも人人人で登山の趣はまるでなし。ペースも乱れまくります。僅かな隙を見つけて追い抜いても追い抜いても人が途切れる事はない。そして無常にも6号路をそのまま進む道は台風の影響で通行止めに・・・少し進んで見たがとても酷い状況で進む事は不可能だ。 ここからは稲荷山ルートに合流するルートしか残されていない。つまりここから先は1ルートしかない登山道に人が集中することになる。嫌な予感は感じつつ先へ進むと、ヤマジノホトトギスを発見。久し振りの対面である。 そして稲荷山ルートと合流する。やはり人は多い。 で、進行方向を見ると驚愕の風景が目に入る。思わず絶句!!!!! まるでテーマパークのアトラクションに並んでいる気分で牛の歩みを続ける事約20分。渋滞の原因その①に辿りつく。 そうこの倒木で登りと下りの交差待ちするのに渋滞が出来ていたのだ。しかしまだ渋滞は解消されない。まさか山頂までこの渋滞が続くのかと思ったが、もう一箇所の倒木ポイントがありここが渋滞の先頭の様であった。 漸く渋滞からは開放されて先へ急ぐが、人が多いのに変わりは無い。それでも最後の階段を登りきれば山頂である。ペースを速めて登っていく。 階段を登りきると、一気に展望が広がるが残念ながら富士山は全く拝めない。丹沢山系が何とか見える程度である。 三角点の場所まで進むが売店・食堂と、とにかく凄い人混みである。 高尾山三角点に12:33到着。というか写真を撮っただけで人混み脱出を図る。 もみじ台まで行くとここまで人は多くないだろうと、もみじ台で弁当を食べる事にする。狙い通りこちらは高尾山頂の喧騒からは隔離されたように落ち着いている。 とは言っても通常の山よりも当然混雑はしており、空きのベンチを探して漸く昼食にありついた。お湯を沸かしてカップ麺とおにぎりを頬張り、食後のコーヒーも愉しんで先へ進む。縦走路は高尾山登山道の様な渋滞はないが、台風の爪痕は残っている。 しかしあの台風は首都圏を直撃し、交通網が麻痺し2回目の帰宅難民となったのだった。東京に来て半年で2回も帰宅難民になり、大都会東京を支える交通網の脆弱さを身をもって体感する事となった。都会では台風が過ぎ去ると直ぐに普通の生活に戻って台風の事など忘れかけていたが、山や自然には大きな被害を与えていた事を改めて実感した。 そんな事を思いながら歩を進めて一丁平展望台に到着する。 丹沢側の展望が広がる。ここからも天気が良いと富士山が望めるのだが・・・・。 最後の目的地、小仏城山へ向かうがここにも台風による倒木が行く手を阻んでいた。 ここは左側を潜り抜ける。しかしザックが引っかかって思わぬ難所でもあった。そして小仏城山の山頂手前には森の中に彼岸花が咲いていた。 小仏城山の山頂にも人が多く、山頂表示のところは撮影待ちが出来ているので三角点だけ写す。 山頂にある茶店で前回同様に美味しいドリップコーヒーを注文し休憩する。このドリップコーヒーは200円の超お得な代物である。ここでのんびりとした時間を過ごした後は下るだけである。前回は小仏峠まで進んだが、今日は大人しく東海自然歩道を下る事にする。今日こそは前回気になった天下茶屋温泉に入るつもりである。東海自然歩道を少し下るとツリガネニンジンを発見。 そして吾亦紅も。(アキアカネのおまけつき) そしてどんどん下っていくと、ここにも台風の爪痕が・・・。 ここをクリアし下っていくと気持の良い稜線歩きになる。 自然林が気持の良い道になったが、また倒木が出てくる。 どんどん下っていくと相模湖が見えてきた。 更に下っていくと漸くゴールが見えてきた。 降り立った登山口には何と言う誘惑が待ち構えていた・・・・。 しかし温泉に行く予定なのでこのスーパードライの誘惑を振り切って先へ進む。東海自然歩道は舗装路に変わってもまだまだ続く。 そして道路を渡りバス停を横目に少し進むとお目当ての天下茶屋温泉。「テン・ガチャヤ」ではありません。 ここから帰りがしんどそうな激下りの道を降りていくと何ともひなびた感が嬉しい天下茶屋温泉に到着。 この温泉日帰り入浴1050円と少し高く、設備も古いが泉質はとても良く。ひなびた感じがとても気に入りました。そして湯上りにビールを1本注文。湯上りに飲む瓶ビール!不味いはずが無い。最高である!しかし長居は無用。ここから相模湖駅までまだ歩かねばならない。(バスもあるんですがねぇ) ビールを飲んだ後の登りはやはりキツク、国道に出た後は甲州街道を歩いて小原宿本陣屋敷を横目に更に進む。 相模湖が見えてくると、ここにも台風の影響が残っていた。 ズームで寄って見ると貯まりに貯まった水を凄い勢いで放流中である。 そして漸く16:44相模湖駅に到着。 電車でのアクセスは湯上りのビールが飲める半面、帰りの道中は都心を通過しなければならず結構辛いのが難点である。しかし久し振りの山歩きは人混みに驚かされて前半はどうなるかと思わされたが、それなりに充実した一日となった。
by hawks-oh-muku
| 2011-09-23 22:08
| 奥多摩・高尾山
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Comments(4)
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産六
at 2011-10-26 08:20
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大和葛城山のツツジの頃を思わせる人、人、人で、これはウンザリしますね。一度巻き込まれてエラい目にあった覚えがあります。
台風の影響は関東の山にも及んでいたのですね。しかも大地震に次いでの帰宅難民とは! こちらも予定していたところはほとんど林道の崩壊で行けません。紅葉も葉が落ちたり枯れたりでさっぱりのようです。関東のほうは紅葉は奇麗なんでしょうね。
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hawks-oh-muku at 2011-10-26 22:38
産六様こんばんは。
ホント大和葛城山のツツジの頃の様でしたが、台風被害が拍車をかけて凄い事になっていました。 十津川や熊野の方の被害と比べると関東は大分マシだと思いますが、それでも結構爪痕が残っていました。 紅葉は関東も不発のようです。ピーク前に積雪や霧氷が付いた事で、葉が落ちてしまったり枯れたりした様でした。 日光白根山は紅葉ピーク前でしたが、霧氷のコラボが見られただけで幸いだったようです。
hawks-oh-mukuさん、初めまして!
私は、今年から金剛山で山歩きをしています。まだ初心者なので色々参考にさせて下さい(^^) 勝手にHPリンクさせてもらいましたm(_ _)m
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hawks-oh-muku at 2011-11-14 22:03
きまぐれ写遊人様こんばんは。
最近休眠状態の当ブログへのご訪問並びにコメント有難うございます。 ここのところ山歩きの回数も減り、ブログ更新も不定期になってしまっていますが、 こうしてコメントを頂くと、とても嬉しく思います。どうぞ宜しくお願いします。 私は山歩きを始めて丸5年になりましたが、技術的には全く進歩が無く万年初級者です。 過去のレポでもご参考になれば幸いです。今後とも宜しくお願いします。
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