霧氷満喫、雪のモミジ谷

2011年1月7日(金)金剛山 水越川公共駐車場10:40→水越峠10:49→金剛の水11:17→カヤンボ橋11:24→モミジ谷入口11:26→第一堰堤11:28→第二堰堤11:33→第三堰堤11:34→第四堰堤12:06→第五堰堤12:15→本流分岐12:24→第六堰堤12:31→旧本流ルート分岐12:48→葛木神社裏13:11→転法輪寺13:15→国見城址広場13:24→葛木神社13:33→一の鳥居13:42→展望台13:53→香楠荘14:00(昼食休憩)→金剛山遊歩道一の鳥居分岐15:13→一の鳥居15:18→パノラマ台15:53→カヤンボ小屋16:04→金剛の水16:10→水越峠16:35→水越川公共駐車場16:45
累積標高差+-860m

今年2回目の山歩きは妻と一緒に金剛山に行って来た。
私の休みは週休二日ではあるものの、年に2ヶ月は週休一日となる。昨年はそれに加えてふた月程休みが週一日となり、夏休みも無かったので年間の休日は90日弱だったと思う。それでも何とかやり繰りして年間53回山歩きをしたのだが、絶好のお天気とその山のシーズンが合致して最高の山歩きが出来るのはそう何回もあるものではない。そう言う日に歩ける事は年に1回若しくは2回位の物だと思うが、この日は年の初めにして早くもその最良の1回になった。

今日は妻と休みが合ったので一緒に登ろうと言っていたのだが、妻と登るときはいつも準備に時間が掛かり遅い出発となってしまう。この日も七草粥を食べて妻の準備を待って家を出たのは10時前。早く行かなければ霧氷が融けてしまうのではないかと気になるが、事前にチェックした金剛山の山頂情報では、山頂の気温はマイナス6度、積雪は30cmとなっておりこの分だと霧氷は融けずに持ちそうである。また積雪が増えていると言う事は、昨日降った雨が金剛山では雪であり、新たに積雪したものと思われ楽しみで仕方が無い。逸る気持ちを抑えつつ水越峠に急ぐ。途中コンビニに寄るが今日は弁当類は買わない。山頂の気温を見て妻が恐れをなしてしまったので香楠荘で食事をする事にしたのである。昨冬シーズンは一度だけ一緒に金剛山に登ったのだが、その時の山頂気温がマイナス5度で、昼食でうどんを作っても寒くて食事をしている間に身体が完全に冷え切ってしまったのが記憶にあるのだろう。香楠荘の食事で妻をその気にさせて何とか連れ出した次第であるが今日登るルートについては一切触れずに面白いルートとだけ言っておいた。今日登るルートはモミジ谷と決めていたのだ。昨シーズンは見ることが出来なかった第六堰堤の氷瀑に期待してのルート設定であるが、今年は雪が深いようで雪景色のモミジ谷の美しさを見せてやれば多少キツクても妻も喜ぶだろうと思った。余り最初から辛どいルートと予備知識を与えると嫌がってしまうので何も触れずに10:40水越川公共駐車場から歩き出した。(心配された道路状況は、雪も凍結も無く全く心配無用だった。)
水越峠からダイトレに入ると早くも凍結気味で滑らないように注意して歩く。歩いて5分も掛からない辺りで大阪平野や大阪湾が展望できるポイントがあるが、今日は冷え込みにより空気が澄み渡っており明石海峡大橋もクッキリと見渡せた。(写真はピントが合わなかったが主塔が2本はっきりと見えていた)
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暫く歩くと橋の修復工事か、斜面の土砂を削って整地していた。
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ここから先キャタピラの跡が付いていて、ブルドーザーか何か重機が登っていている様だ。先へ進むとダイトレについた分厚い積雪をユンボが剥がしている。積雪と言うより分厚い氷で10cm位の厚みを剥がしては進んでいる。
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元々ダイトレもこの先も林業の方の作業林道であるから、遊びで歩いている我々とは違って仕事なのだろうが少し興ざめしてしまった。ユンボの横を通らせてもらい進むと気持ちの良い雪道である。
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カヤンボ橋まで来るとかなりの積雪量である。
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モミジ谷の入口には少ないが先行者の足跡があり安心しながら跡を辿る。
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第一堰堤を越えると雪は深く、私たちは先行者の方のラッセルした跡を歩くので楽であるが最初の方は苦労されたのではないだろうか。
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第三堰堤を越えると積雪量は更に増えて、第四堰堤ではこんな状況である。ここは右岸(左側)を巻くが、普段でも滑りやすい所なので念の為に手前でアイゼンを装着した。
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堰堤を越えると完全に雪山の様相である。
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第五堰堤の積雪も沢を隠すほどになっている。
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ここは左岸(右側)を巻くのだが掴む所がなく少々手こずった。
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ここを越えるとすぐに本流ルートとの分岐であり、右側の本流ルートに進む。いつもながら綺麗な景色である。
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先行者の足跡はどうも一人とワンちゃん1匹の様で、踏み跡を辿りつつ足元に注意して進む。お正月に歩かれた産六さんのブログでは先行者が無く苦労して進まれたと書かれていたが、踏み跡がないと確かに苦労しそうである。
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分岐から7分ほどで第六堰堤に到着した。完全氷結までは至っていないが見事な美しさであり、妻も大喜びをしていた。
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少し戻って右岸を巻くが、ここは雪の下に堆積した落ち葉が隠れているので滑りやすく注意して進む。特に沢側は雪庇になっているので踏み抜くと沢に転落し兼ねないところだ。通過しながら上からも氷瀑を撮影する。
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ここを越えると落ち着ける感じの場所に出るが、今日は一面真っ白である。
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更に沢筋を詰めて行く。
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第六堰堤から15分少々綺麗な沢筋を歩いて旧本流ルートの分岐に到着。右の本流ルートへ進む。
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見上げると青空が広がってきた。雪景色と青空のコントラストは本当に美しく雪景色を際立たせる。
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急登に息を弾ませ高度を上げると霧氷も見えてきた。
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最後の急登に妻も苦戦気味であるが、美しい景色を楽しんで居る様である。
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葛木神社裏に出ると霧氷がビッシリ着いている。
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時間的に遅くなっているので先に香楠荘に食事に行こうかと言ったが、トイレが先だと言う事になり、そのまま転法輪寺へ向かう。すると転法輪寺の境内も美しい霧氷に覆われていた。
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妻がトイレに行っている間に気温を確認するとマイナス5度。久し振りに見る気温である。
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温度計の裏にある木は霧氷を纏ってホワイトツリーに変身し美しい姿に変わっていた。
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カマクラは更に大きく成長し、上は木の枝に着くまでになっていた。
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売店の屋根にはツララが成長し、その後方は霧氷で真っ白だ。
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やはり霧氷には青空が一番映える。
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国見城址広場には13:24に到着。
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六甲山まで綺麗に見えていて、手前の自然林にはビッシリと霧氷が着いている。
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しかし食事は香楠荘で食べる予定なのですぐに引き返す。まずは葛木神社へお参りに行く。参道の灯篭にもかなりの積雪である。
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神社の屋根は雪下ろしをしなくても大丈夫なのだろうか?かなり積もっている。
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いつもの定点観測。
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今日は葛城山も近くに見えるが、生駒山がこんなにクッキリと近く見える事も珍しい。
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ダイトレを急ぎ足で歩いて展望台に上がる。秋の紅葉の時期も美しい場所であるが、霧氷が着くと違う山に来た様に思える葛木岳と湧出岳である。
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360度の展望を楽しむ。
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しかし大峯の山々は雲の中で姿は拝めない。
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遠くに行かなくてもこの霧氷を見られるだけて寒さも吹き飛ぶ。
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今年は冬休みが長く、今日も千早園地では子供たちの歓声が上がっていた。
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香楠荘には丁度14時に着いて、アイゼンを外し雪を払って中に入り暖房の効いた中で至福のひと時を過ごす。ファミリー登山にストイックを求めてはいけないのだ。(癖になりそうな快適さである)香楠荘の中からの景色はまた格別で、霧氷を纏った自然林が一望できる。
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ロープウェイ山上駅では雪下ろしの作業中であった。
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食後のコーヒーも飲んでゆっくりしたが、時間的に余りのんびりもしていられない。急いでロープウェイ駅方面に下って、遊歩道を通って一の鳥居へ向かう。分岐から一の鳥居に登るがかなりの積雪でびっくりする。
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ここの左側にあるブナ林の霧氷が素晴らしい。(電柱・電線が映り込む所が無粋であるが金剛山らしいと言えばそれまで・・)
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一の鳥居に出てダイトレに進む。雪によりこれがダイトレかと思う様相である。
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階段がどこにあるのかも分からず快適に下る事が出来る。
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風が作り出す見事な雪庇。
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ダイトレとは思えない雪の壁に挟まれて歩く。
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深いところは40cm位積もっていた。
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パノラマ台に15:53に到着。今日は倶留尊山が見えている。
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高見山は山頂の尖がりこそぼんやりしか見えないが、真っ白になっている様だ。
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時間も押してきたので急いで降りるが、妻の膝が痛み出した。慣れない雪の中を結構歩いたので変調をきたした様である。もう少しで歩きやすいダイトレに出るからと騙し騙し下ってダイトレに出たのは16時を少し回ったところであった。ユンボはカヤンボ橋の少し上に停めたままになっており、道は無残な姿で登山者にはかえって歩き難い状態になっていた。
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水越峠の少し手前の遠望ポイント、六甲山の山並みから神戸の建物までクッキリと見えていたのには少々驚いた。空気が澄むと本当に近く見えるものだ。
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水越峠に出て旧道を歩いて駐車場に戻ったのは16:45と暗くなる一歩手前である。スタート時間が遅いのに、景色に見とれてゆっくりとし過ぎてしまった。しかし今日は天気予報では曇りだったのに思いがけず青空と霧氷のコントラストが堪能できて充実の一日となった。
by hawks-oh-muku | 2011-01-07 22:02 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 産六 at 2011-01-10 11:29 x
雪が深くて奇麗なモミジ谷と青空に輝く見事な霧氷のオンパレードに奥様も大満足の一日のご様子ですね。新雪の後のダイトレも気持ち良さそうです。
パノラマ台から見えるあの山は倶留尊山でしたか。また見る目が変わってきます。知るということは嬉しいですね。

第五堰堤で苦闘する奥様を狙う旦那様の影が何とも言えないです。うちのカミさんなら叱られてシュンでしょうか。(笑)
Commented by hawks-oh-muku at 2011-01-10 23:06
産六様こんばんは。
祝日になると休みが減る構造で、今週は金曜日だけがお休みのHawksです。(笑)
この日は年一の金剛山でした。でも今年は厳冬のようなのでもっと良い日に登る事が出来るかも?と期待しています。
今年は新規開拓を増やす事が目標ですが、当分金剛山が続きそうな予感です。

第五堰堤の写真、私の影が写っていますね気がつきませんでした(汗)この後直ぐに手を貸したんですがねぇ(笑)
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