南葛城山敗退も串柿の堀越から燈明岳

2010年11月15日(月) 燈明岳他散策 滝畑駐車場10:58→光滝キャンプ場11:15→林道茗荷谷線分岐11:32→野谷林道分岐11:41→野谷林道終点12:16→敗退撤収地点12:38→自然林の美しい場所12:51→野谷林道終点13:13→府道堺かつらぎ線13:46→蔵王峠14:21→堀越集落14:47→燈明岳展望台15:12(昼食休憩)→燈明岳山頂15:33→蔵王峠16:08→中の茶屋橋16:41→駐車場17:09
累積標高差+-930m

今日は滝畑から南葛城山に登って蔵王峠に下り、串柿の堀越集落を見る予定で行ってきたが恥ずかしながら南葛城山は取り付き地点から道を間違って、仕方なく別ルートで南葛城山を目指したが敢え無く敗退し長い距離だけ歩いた散策となった。それではお粗末な顛末をレポする事にします。

まずは今日の出発地点である滝畑ダムを目指して車を走らせる。滝畑ダムへ行くのは本当に久し振りである。一番最近では子供が小さい頃滝畑の光滝キャンプ場で日帰りバーベキューをしたのが最後だと思うが、高校生の頃バイクでのツーリングが好きで、まだ完成前だった滝畑ダムへ訪れて以来何度も来た事のある懐かしい場所である。お気に入りのルートは、府道堺かつらぎ線で蔵王峠を経由して和歌山の妙寺・笠田へ抜けるコースであった。あの頃の懐かしい記憶を辿るとこの時期、藁葺き屋根の堀越集落に見事な串柿の簾が出来て本当に美しかった事を思い出す。30年以上前の記憶なので多少美化されているかも知れないが、あの風景をもう一度見てみたかった。果たして30年たった今でもあの風景は残っているのだろうか?等と思いを馳せながら外環状線を走っていると富田林の錦織公園付近の街路樹の紅葉が美しい。外環状線が全面開通してから何年経つだろう?立派な紅葉の街路樹の大きさから月日の流れる速さを実感しつつ河内長野までやってきて滝畑への道を思い起こす。以前の記憶では旧道170号線(当時はこれしかなかったが)を走って天野山の先を左折したような気がする。外環状線が先まで伸びて昔の記憶では当てにならないので、旧道170号線に入り天野山へ向かう。この辺りの紅葉もきれいで脇見をしつつ天野山を通り越して細くなった道を進み、滝畑の標識を左折する。昔の記憶ではこの道は細いが滝畑へ行ける筈だった。しかし未舗装路になったところで通行止めの表示とバリケードに行く手を阻まれUターンする羽目に。(これが本日最初の躓きであった)素直に引き返し、昔の記憶を呼び戻しながら天野山まで戻って関西サイクルスポーツセンターの方へ進む。そのまま真っ直ぐに進むと昔の記憶どおり懐かしい滝畑ダムに出た。そのまま進んで今日の出発地点である駐車場に到着。堺かつらぎ線も本日より17日まで舗装工事の為全面通行止めになっていた。レストランに駐車料金1000円を支払い10:58に歩き出す。
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見上げると紅葉が美しい、今日は期待が持てそうだ。
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トイレの裏に岩湧山の登山口がある。(本来ここに入って千石林道へ行くはずが地図の見誤りと思い込みによる勘違いで光滝キャンプ場の方へ進んでしまった。これが第二の躓きである)
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府道を歩いていくと紅葉と渓谷が美しい。
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約15分歩いてキャンプ場までやってきた。
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昔の懐かしさから地図も確認せずに千石林道はまだかな?少し遠いような気がするな?等と思いながらもどんどん進んでしまう。(これが一番悪かった。早めに地図を確認すべきだった。)キャンプ場を過ぎると再び警備員の方がいて、この先舗装工事をしていますのでご注意下さいと通してくれた。それにしてもキャンプ場付近の紅葉もきれいだった。
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キャンプ場に立体駐車場があるのに驚きながら更に進む。きれいな紅葉を眺めながら・・・
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右側に林道茗荷谷線が出てくる。
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これを見送って中之茶屋橋を渡る。この辺りから南葛城山への道があるはずだったが、案内もなく見落としたのか判らなかった。何とかなると思って更に歩くと漸く左側に野谷林道が出てきた。
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今日は山と高原の地図しか持ってこなかった、このルートは破線もなく心配だったが、林道終点からのぞき平かP822には抜けられそうだったのでここを進む。しばらく行くとゲートがあり閉ざされているが横をすり抜ける。
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右側にきれいな谷を見ながら進んでいくとカエデの黄葉と小滝が美しい。
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林道は荒れていて簡易舗装と未舗装部分も一部あり堆積した落ち葉を踏みしめながら進む。林道が大きくカーブする所で地図を広げて現在地確認をする。山と高原の地図は5万分の1なので判り難いが、このヘアピンカーブははっきりと記載されているので現在地の特定はここしかないと思い、コンパスをセットする。(地形図を持って来るべきだったとこの時反省する、これが第三の躓きか?)林道入り口から35分程登って林道終点に到着。
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ここに古い案内板があり、桃木ダオには行けないと記載されているが、のぞき平・P822は記載があり先へと進むことにする。
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不明瞭な踏み跡とテープ目印を頼りに進んでいくが、何とも不安な道である。
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藪気味な道を進むとヌタ場があり、真新しい痕もあり今にもイノシシが出そうである。
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テープ目印とコンパスを頼りに進んできたが、5万分の1の山と高原地図では非常に心もとなく、尾根に入った所で踏み跡・テープ目印もついになくなってしまった。
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時間は12:38、行くか戻るか思案するが時間的に遅いのでこの先迷ってしまった時の事を考えると進む勇気はない。時間に余裕がない時に焦りが出て冷静な判断が出来なくなり遭難につながる事は、過去に読んだ本の事例から良くわかっている。残念であるが撤収する事に決めた。来た道を振り返ると広い尾根で薄い踏み跡は既に判りづらい状態だが、撤退を決めたのが早いので戻る自信はある。これがもっと先まで進んでいたら戻るのも困難になっていたかも知れない。
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気持ちを落ち着かせて戻って行くと右側に美しい自然林の紅葉が見える。見るとそこにもテープ目印があるので、進んでみた。
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美しい場所で立ったまま少しだけ休憩しルートを探るが、これまた先は不明瞭で元に戻る。(自宅に戻って地形図を良く眺めると、この谷を登るとのぞき平に行けたのかも知れない)結局林道終点に13:13に戻ってきた。約1時間ロスをした事になるが気を取り直して林道を下る事にする。
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途中、堰堤横の岩壁に素晴らしい紅葉を見つけて寄り道する。
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登る時には気がつかなかったが、野谷林道入り口付近に関電の鉄塔点検用の道が付いている。これにも興味がわいたが時間切れと地形図もないので諦める。
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府道に戻って、今日もう一つの目的である堀越集落へ向かう為、蔵王峠を目指す。長い府道歩きになりそうだ。歩き始めてすぐに道路工事の現場に出会う。工事の人も驚いていたが、快く横を通らせてくれた。
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昔バイクで通った道は、歩くとこんなにも遠かったかな?と感じるほど長い府道歩きを経て漸く蔵王峠に到着。時間は14:21。
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まだ昼食も摂っていないので空腹を覚えるが、堀越集落を目指して歩く。ヤクシソウが綺麗だ。
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面白い看板を発見。
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「この山で捨ててよいのは日頃のストレス」「取ってよいのは空気と写真」。ストレスは沢山捨てさせて貰いました、空気と写真も存分に頂きました。感謝。
路傍にリュウノギクも沢山咲いていた。
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展望台・燈明岳の分岐が出てきた。
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しかしまだ目的のあの光景を見ていないので、堀越集落へ向けて一旦下りの道を進む。集落が出てきたが、30年前の風景とはやはり変わっていた。昔の記憶が美化されていたのか、月日が流れて集落も変化があったのかは定かではないが、残念ながら30年前に感動した風景ではなくなっていた。(私の記憶違いかも知れないが、カーブを曲がったところから集落が見えていたと思うのだが、植林されていて見通しが利かなくなっていた。植林されているスギ?は20~30年位の若い木だったので、昔見た風景はもう見られないのかも知れない)
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気を取り直して燈明岳展望台駐車場の所から燈明岳を目指す。
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串柿を干している農家があった。30年前に見た風景とは違うが、これはこれで十分絵になる風景である。
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登山道に入ると朽ち果てた案内板があり、余り登っている人はいない様だ。
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薄暗い植林の道を登る。
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突き当たったのは、先ほど見た分岐から登ってきた道である。ここを左に曲がって山頂を目指す。
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更に展望台・燈明岳と三国山の分岐があり、右に曲がり展望台を目指す。
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程なく展望台で、時間は15:12.遅くなったがここで昼食を摂る。
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弁当を食べていると雨が降り出した。結構キツクなってきたので、展望台の下に避難しレインウェアを着込んで地図を見ながら帰路を考える。地図では燈明岳から神野山を経由し、中之茶屋橋辺りに下りるルートが一番近そうである。帰りはこのルートを通る事にして山頂を目指す。燈明岳山頂到着は15:33。
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先へ進もうとするが、雨も降り出したこともあるが薄暗い上に、踏み跡は薄く大いに不安を感じる。再度地図を確認するとこのルートは破線であり、時間的に暗くなったら不明瞭な道は絶対に判らないと思う。どちらかと言うとマイナールートの破線表示では暗くなったら万事休すである。結局元来た道を引き返すのが一番賢明だと思い直し、引き返しを決断。さっさと引き返す。蔵王峠手前の辺りで雨は霧雨になり日が差してきたので虹が出るのでは?と思って空を探すと、東側にうっすらと虹が出来ていた。
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蔵王峠からは淡々と府道を歩いて中之茶屋橋まで約40分。南葛城山への取り付きを再度確認する為付近を捜すとありました案内表示が。小さい表示を見落としていたのと、登山道そのものも余り歩かれていないようで雑草が生い茂って判りにくかった。今となっては後の祭りであるがいずれ歩いて見ようと思う。
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暗くなってきた時間の紅葉も美しく、紅葉を眺めながらテクテク歩いて駐車場に戻ったのは17:09、もう少しで真っ暗になる時間である。(神野山経由は止めて置いて正解である)今日は舗装路メインの歩きになったが、歩行距離は17km程あり、累積標高差も930mと久々の足に疲れを感じるロングルートとなってしまった。反省点も沢山あったが、一番は時間に余裕がなかった事、そしてこの山域を歩くには地形図は必携だと言う事である。時間に余裕を見て、地形図片手に歩けば、もっと面白い山歩きが出来たと思う。しかし懐かしい道を歩き満足感は十分得られた。次の機会には南葛城山へ辿りつきたい(笑)
by hawks-oh-muku | 2010-11-15 22:58 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(3)
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Commented by 産六 at 2010-11-21 16:30 x
南葛城山から串柿の里周遊コースを予定されていたのですね! 思いもつきませんでしたが、いろいろなルートで滝畑から四郷へ周遊できそうです。とてもいいヒントになりました!

中ノ茶屋橋からは登ったことは無いので本日行ってきました。取り付き点付近は雑草が生えていますがすぐにしっかりとした踏み跡になって急坂がつづきます。休憩ポイントの鉄塔71からの眺望もまずまずです。山頂まで1時間40分くらいで、テープと指標を確認していけば迷うことは無いと思います。ノゾキ平までは千石林道ルートよりこちらが楽と思いました。ただ、肝心の紅葉はほとんど終わりでしかも植林の桧が成長して展望が台無しです。帰りは千石林道の大滝の少し上に下るルートを取り、こちらも桧の成長で展望は悪くなっていますが、途中の自然林は見応え充分でした。もし、行かれるなら大滝ルートを組み込まれるのがいいと思います。
Commented by 産六 at 2010-11-21 17:29 x
追伸です。
滝畑の駐車場:1000円というのは少し法外な料金だと思います。滝畑ダム沿いに東屋とトイレのある6,7台の駐車スペースがあって、新関屋橋までは片道徒歩20分のアルバイトです。ご参考までに。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-11-23 05:37
産六様おはようございます。
中之茶屋橋からのルート情報有難うございます。当日は完全に見落としていて判からず帰りに見つけた次第ですが、中はしっかりとした道なのですね。
昨日は残念ながら雨の為どこにもいけませんでした。滝畑の駐車スペースそう言えば東屋のある駐車場がありましたね。時間短縮のため一番近くまで行ったのですが、1000円は高いですよね。次回は無料のこの場所に停めて歩いて見ます。大滝ルートも是非歩いて見たいです。
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