ススキも伸びすっかり秋の大和葛城山

2010年9月17日 大和葛城山 水越川公共駐車場10:43→天狗谷入口11:06→水場11:30→中間地点ベンチ11:47→弘川寺分岐12:10→キャンプ場12:26→山頂12:35(散策)→自然ツツジ園12:53(昼食休憩・ツツジ園散策)→ダイトレ・パラグライダーフライト場13:31→水越峠14:15→駐車場14:23
累積標高差+-585m

9月に入ってからのハイパー残暑も漸く落ち着き、朝晩は涼しくなりやっと秋らしくなってきた。本来なら休みの度に山歩きを楽しみたい絶好の時期であるが、仕事の方が少々忙しく先週の金曜日と今週は月曜日も出勤する羽目になり折角の好天気を逃してしまった。待ち遠しい金曜日の休みに遠出をしたい気持ちはあるものの疲れが出てきて身体は無理をするなと言っている。従って今日の行き先候補はシュカイドウ満開とススキの伸びだした岩湧山か、同じくススキが気になる近くの大和葛城山か何れかにしようと思っていた。どちらも捨てがたいが結局出掛ける時間が遅くなってしまったので近くの大和葛城山に登る事にした。昨年の記録を見ると大和葛城山には9/4岩湧山には9/25に登っている。昨年は9/4でも山頂は秋の気配を感じたが今年は2週遅れで同じ様なものではないかと思うが何れにせよ山頂の雰囲気が楽しみである。
香芝から車で山麓線を走らせるが何か違和感を覚える。何が違うのか?そう!彼岸花が全く目に付かないのだ。昨年は9/11に彼岸花を目当てにかもきみの湯からテクテク葛城古道を歩いて郵便道で金剛山に登ったが、その時は彼岸花も咲き始めていてそれなりに楽しめたし、普通はもう咲いている頃である。彼岸まで1週間を切るこの時期に全く彼岸花を見かけないと言うのはやはりこの夏の異常気象のせいだろう。今年の猛暑は自然界にも大きな変化をもたらしている様で、山頂の雰囲気が気になるところである。しかし彼岸花が目に付かない山麓線を進んでいつもの名柄交差点までやって来ると交差点手前の温度表示は29度と30度を切る表示を見るのは本当に久し振りで季節が変わった事を実感する。そしてここを右折し309号線に入った途端、大きなクレーン車に前を塞がれてしまう。車重が重いのか上り坂になると20km位の超低速で追い抜きも出来ず、少々イライラしながらも無理をせずに走ると私の後ろにも10台近くの渋滞が出来てしまっていた。漸くトンネルを抜けて水越川公共駐車場に車を停めたがクレーン車で10分程遅くなったか・・。早速準備を整え出発は10:43である。遊歩道の雑草は伸び放題で両側から雑草が迫ってくる。
a0122149_2338816.jpg

昨年は9月末に刈り取られていたのでもう少しの辛抱か?(昨年の9/28の写真)
a0122149_23384242.jpg

でも今日は敢えて雑草生い茂る遊歩道を歩く。この遊歩道脇は花が結構咲いているからだ。ツリフネソウは見飽きるくらい咲いているが、この時期ノコンギクかヨメナが沢山咲いている。ノコンギクとヨメナの見分け方は良く分からない。この二つは形が違うようだがイマイチ自信が無い。
a0122149_2339349.jpg
a0122149_23391599.jpg

そしてミゾソバが咲き出した。
a0122149_23394080.jpg

青崩の309号線を越える跨道橋脇には葛の花が一杯咲いていて、間近で見ることが出来る。
a0122149_23395724.jpg

青崩登山口バス停からの道と合流しいつものトトロの案内表示を過ぎて天狗谷に向かうと柿の木に実が生っている。まだ殆どは青いが少し色付いた柿もあった。
a0122149_23411164.jpg

昨年の台風で決壊した登山道を通るたび定点観測してきたが、誰かが補修して頂いている様で、ほぼ以前の形に戻っていた。本当に有り難い話である。
a0122149_23412767.jpg

沢沿いは赤いツリフネソウで一杯であるが、ふと見るとヤマホトトギスが満開!こんなに沢山花をつけたヤマホトトギスは初めて見た。
a0122149_2342486.jpg

不思議な花を見つけたが名前が良く分からない。調べてみたが不明。気になる・・・。
a0122149_23422837.jpg

岩場の可愛い鎖場を過ぎたところでまた大量に花を付けたヤマホトトギスが。
a0122149_23424698.jpg

水場には11:30に到着し喉を潤す。
a0122149_2343540.jpg

この先の階段は、絶妙の間隔で疲れない有り難い階段である。
a0122149_23443147.jpg

階段を登って左に曲がるところで右側の植林が異様に明るい。
a0122149_23445268.jpg

間伐と言うよりも伐採をされている様で、こんなに明るい植林は初めてかもしれない。空が見えるのも新鮮な感覚である。そんな植林を右手に見ながら中間地点のベンチの所に11:47に到着。ここで小休憩を摂る。
a0122149_2345895.jpg

伐採された木材は天狗谷を挟んで向こう側の尾根の方にワイヤーで運ぶようだ。
a0122149_23452373.jpg

前回気になった倒木は脇のほうに寄せられていて通行の妨げにはならない様になっていた。
a0122149_23453810.jpg

ここの階段を登りきると以前から植林伐採の運搬をしているところであるが、その手前に前から気になっていた踏み跡と小ピークの様なところがある。
a0122149_2347545.jpg

少しの距離なので寄り道をしてみるが、踏み跡はすぐに途絶えて小ピークにも特に何も無い。な~んだと思い引き返すときに足元でツルリンドウを発見。
a0122149_23473874.jpg

昨年から探していても見つける事が出来なかったツルリンドウがあっさりと見つかって思わぬ収穫である。そして今度はヤマジノホトトギスの固まりを発見。今日はホトトギスの大収穫日である。
a0122149_2348467.jpg

弘川寺分岐を過ぎるとフシグロセンノウのちょっとした群生があるが、もう時期的に遅く少しだけしか見られなかった。
a0122149_23485742.jpg

ショウジョウバカマの群生地を過ぎてキャンプ場入口の分岐に12:26到着。
a0122149_23491989.jpg

そこからトイレに寄ってから山頂に12:35に到着。天気は余り良くないので見通しは悪い。
a0122149_23493375.jpg

山頂の高原はススキが一気に伸びていて完全に秋の気配に変わっていた。
早速高原を散策し花を探す。昨年見たときは虫に大人気だったノダケであるが今日は虫が居ない、時期の違いかな?
a0122149_23513864.jpg

ワレモコウは一杯に増えていていた。
a0122149_23515543.jpg

タムラソウも沢山咲いている。ヨシノアザミと良く似ているが別物です。
a0122149_2352123.jpg
a0122149_23522460.jpg

ツリガネニンジンも鈴生りになっている。
a0122149_23524079.jpg

黄色い花はヤマニガナ。
a0122149_23525965.jpg

ススキ越しに金剛山。黒い雲が覆っているが、雨が降りそうな気配ではない。
a0122149_23532159.jpg
a0122149_23533259.jpg

アカツメグサ。これも今がピークかも知れない。
a0122149_23535131.jpg

ゆっくりと散策しながら自然ツツジ園までやって来た。
a0122149_2354737.jpg

ここで弁当を食べてゆっくりと寛ぐ。少し離れた所では男性がぐっすりとお昼寝中である。(パノラマ右側にほんの少し写ってしまったかな?)
ツツジの中を下ろうと思って途中まで進むが、足元が覚束無い程の藪になっており、ススキは私の背丈よりも高く(ちなみに私の身長は184cmである)藪漕ぎにも嫌気がさして結局引き返す羽目に・・・。但し足元にはイナカギクを沢山見つけられたから怪我の功名か。
a0122149_2357463.jpg

アキノタムラソウも咲いていた。
a0122149_23572249.jpg

ツツジ園も今はススキが巾を利かせている。
a0122149_23574543.jpg

帰りはいつもの階段激下りのダイトレであるが、パラグライダーのフライト場から御所の町並みを眺めに行く。大和三山も良く見えていた。
a0122149_23583070.jpg

階段を激下るが、今年はどんぐりが全く見つからない。
a0122149_23585157.jpg

猛暑の影響でドングリが少なく(どういうメカニズムかまでは分からないが)熊や猿の餌が不足して人里に侵出しているらしい。この秋、大峯方面は熊の出没に十分注意が必要で熊鈴は必携かもしれない。
石段の所まで降りてくると、草刈が行われたらしく非常に綺麗になっている。本当に有り難いことである。
a0122149_23595469.jpg

ゆっくりと歩いて14:15水越峠に到着し駐車場には14:23に戻ってきた。まだまだ汗は掻くものの、山頂では涼しい風が吹き抜けてやっと待望の季節が到来である。彼岸花が全く咲いていないのは気になるところであるが、一日一日秋らしくなり天気予報では今月末は一気に冷え込みが来るらしい。例年季節の変わり目で夏の疲れが出て体調を崩す事が一番多い時期であるが、今年ほど1ヶ月の中で気温変動のあるのも無いのではないだろうか。体調管理には万全を期して秋山を楽しみたいと思う。
by hawks-oh-muku | 2010-09-17 23:33 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : http://hawksoh.exblog.jp/tb/11305161
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by 産六 at 2010-09-20 07:25 x
18日に北尾根ルートを歩きました。想像以上にきつい上りですね。1日違いの山頂風景を楽しく拝見させていただきました。hawks様ほどたくさんの花を観察できませんでしたが、大和葛城山のススキはこの時期最も奇麗かなと思っています。

畦道一面に彼岸花が咲くと、次は紅葉の色付き具合が気になりますね。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-09-21 08:37
産六様、おはようございます。
18日に登られたんですか、一日違いでしたね。北尾根ルートは結構急登の尾根道ですよね。
標高差も700mありますので水越からの金剛山と同じ標高差を一気に上がるので意外とキツイルートかも知れませんね。
今月・来月は、絶好の秋山シーズンですが、仕事の都合で今年は山行きが減ってしまいそうです。
Commented by anikobe at 2010-09-21 19:17 x
葛城山のススキは今頃どうだろうかと、思っていました。
ロープウエーでの葛城山行きでも、ワレモコウの群生が見える場所があるのでしょうか。また、アキノタムラソウ、ツリガネニンジン、タムラソウなどの秋の山野草たちと、頂上からツツジ園の展望台までのところで、見れるのでしょうか。

楽をしての登山では、そんなご褒美をいただけないのだろうと諦めているのですが・・・
ススキを見に、良いお天気の日に出かけてみようと思っています。
ススキ以外のお花とも会いたいものです。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-09-21 21:35
anikobe様こんばんは。
葛城山のススキも身頃を迎え、山頂一帯の葛城高原では簡単に山野草が楽しめますよ。
山頂表示のモニュメントから西側の散策路をツツジ園の方へ進むと色んな花が楽しめると思います。
今週末はかなり涼しくなる様で、一層秋らしくなっているのではないでしょうか?山頂一帯は20度以下になりそうですから、上着を一枚持ってお気をつけてお出かけください。
<< ススキの大海原、関西百名山生石ヶ峰 トリカブト咲くカトラ谷 >>