修行?罰ゲーム?猛暑日の中尾の背

2010/8/27 金剛山 水越川公共駐車場10:57→丸滝谷入渓ポイント11:37→中尾の背分岐11:49→丸滝谷・東谷合流点12:44→六道ノ辻12:51→大日岳13:06→国見城址13:17(昼食休憩)→葛木神社13:50→ダイトレパノラマ台14:39→カヤンボ小屋14:58→水越峠15:32→水越川公共駐車場15:40
累積標高差+-705m(時計の高度計による計測、最近暑さのせいか誤差多し)

相も変わらず猛暑日が続いている。こうも暑いと低山歩きは体力勝負であるが、今日も負けずに金剛山に行く事にした。
ゆっくり目の10時過ぎに家を出ていつもの水越川公共駐車場に車を停める。夏休みが関係あるのか分からないが、車の数は多く数台の空きスペースしかなくほぼ満車である。石筆橋周辺の路上駐車スペースにも沢山の車があったので、この暑さにも拘らず金剛山の人気は大したものである。
時間も遅いので、下山してくる人も多い中準備を整えて10:57に出発。今日はどのルートにしようかと迷っていたが、ここを基点とするルートの中で未踏の中尾の背ルートを登ってみようと思う。
数ある金剛山のルートの中でも急登で知られるルートであるが、丸滝谷を歩くたびに気になっていた事もあり今日は猛暑日の中トレーニングのつもりで登ってみる気になったのである。
石筆橋までは遊歩道の雑草を避けて舗装路の日陰を選んで歩く。沿道にはミズヒキの赤い花が目に付く様になってきた。
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川沿いの栗の木に緑色の栗が成ってきている。暑さで実感はないが季節は着実に秋に進んでいるようだ。
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堰堤の工事はほぼ終了し、既に新しい堰堤を水が流れていた。
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退屈な舗装路を歩いていると、ヤブミョウガの白い花が群生し今が満開である。
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ミゾソバも咲き始めた。
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クズの花も蔓を伸ばして咲いている。クズと片仮名で書くと可哀想な名前であるが漢字では葛と書き秋の七草の一つである。
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漸く舗装路歩きも終わり鉄板橋から登山道に入り植林の中を少し歩いて入渓ポイントから谷筋に入る。ここで熱中対策グッズを水に晒してたっぷりと冷水を含ませ首に巻く。
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沢の中を進んで行くとマツカゼソウが小さな白い花を咲かせていた。
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今年まだ見ていないフシグロセンノウも確かこのあたりに咲いていた筈だと思いながら進んで行くと、昨年と同じ場所にちゃんと咲いていました。
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イワタバコもこの辺りに・・・と探すとまだ残っていました。(写真はピンボケですが・・)
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ゲンノショウコも咲いている。
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花を探し持って歩いていつもの分岐までやって来た。
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そして今日はついにここに足を踏み入れる。
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いきなりの急登と言うよりも崖の様な斜面でロープを補助に石や木の根を掴みながら這い上がる。
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這い上がっても急登は延々と続いている。
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少し登って振り返ると谷ははるか下で一気に高度を稼いだ感じである。
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聞きしに勝る急登が続き、大きく肩で息をしながら喘ぎながら登る事になる。
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やっと傾斜が緩む所が出てくる。
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時計の高度を見ると690mを表示しているが、標高差を示すグラフ表示が急角度で上がった事を示している。
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傾斜が緩んだのはほんの一瞬で、すぐにまた急登の連続である。とにかく何の罰ゲームかと思う位の急斜面で顎から汗が滴り落ちる。こんなに息を切らせて汗を掻くのは久し振りの事である。丸滝谷と石ブテ東谷の間にある尾根であるが、その尾根に沿って忠実に登山道が付けられている。それよりも手製の木段がちゃんと付けられている事の方が驚きである。ここを整備された方は大変な苦労だったと思う。
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やがて左に分岐が現れる。多分石ブテ東尾根から上がってくるルートと思われる。
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このルート後半は自然林が美しく、登るのなら秋に登るべきルートだろう。猛暑日にトレーニングのつもりで選んだが、とにかくキツクてまるで修行の様である。今更後悔しても遅いが本当にキツイ登りである。
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少し傾斜が緩んだ細尾根を歩く。
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再び左側に分岐があり、これも石ブテ東谷の上部からのエスケープルートと思われる。
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ここからまたまた急傾斜になり一体いつまで続くのかと思わず泣きが入りそうになる。
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漸く見覚えのある丸滝谷・石ブテ東谷ルートとの合流点に到着。全身水をかぶった様に汗でずぶ濡れ状態で、加齢臭を含む汗臭さが好きなのかアブがしつこく付きまとってくる。
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六道ノ辻に12:51に到着し、ザックを降ろして休憩する。
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大日岳までの斜面が今日は緩く感じてしまいながら12:51に到着。
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キンミズヒキやゲンノショウコが沢山咲き、ススキの穂も伸び始めていた。
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大日岳の寒暖計は24度を指している。下界より10度以上涼しい。
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国見城址へ向かっていく登山道にゴマダラカミキリがお散歩中。
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国見城址へは13:17に到着。今日は本当に疲れた。
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売店前で弁当を食べる。デジタルの温度計は23度、涼しいが大量に掻いた汗はちょっとやそっとでは乾かない。
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少しのんびりと寛いだ後は、お決まりの葛木神社へ参拝。今日はいつもと雰囲気がちょっと違う。
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良く見ると灯篭が灯っている。これだけで雰囲気は随分変わるものである。
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裏参道ブナ林からの大和葛城山定点観測。緑が本当に濃くなっている。
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下山ルートはダイトレを選ぶ。登りがきつかったので下りはのんびりと歩きたい気分だ。淡々と下ってパノラマ台に14:39に到着。ここで景色を見ながらちょっと一服。高見山が良く見えている。
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カヤンボ小屋の手前ではクサアジサイが沢山咲いていた。
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ヤマジノホトトギスも一輪だけ見つける。
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カヤンボ橋を渡ると退屈な舗装路歩きになるが、花が沢山咲いていて目を楽しませてくれる。まずはオトコエシ。
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ツリフネソウも沢山咲き始めた。
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キンミズヒキは群生している。
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ツクシハギも沢山咲いていた。
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オタカラコウは今年遅れている様でやっと咲き始めたところである。昨年は同じ時期に山頂付近にも咲いていたが今年は咲いておらず、標高の低いこの辺りでボチボチという感じである。
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ツルフジバカマも綺麗だ。
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振り返ると雲が湧きまだまだ夏の空である。
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水越峠の少し手前で大阪側が良く見えるところがあるが、ここから遠望が利くときは明石海峡大橋が見えるのだが、今日は霞んではいるものの何とか確認できた。(写真では分かり辛いが中央少し右よりの木の上に2本の橋脚が見えている)
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水越峠に降り立ち旧道を歩いていくと、陥没していた道路は補修されていた。
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ゆっくりと歩いて15:40に駐車場に辿り着いた。今日はトレーニングのつもりの軽い気持ちで中尾の背に入ったが、夏の暑い時期に歩いたのは大失敗。本当に疲れて久々に筋肉痛になりそうである。
この後汗を流すべくかもきみの湯に向かうが、御所の辺りから突然の夕立に遭う。もう少し下山が遅かったら危ない所であった。かもきみの湯に着いてから金剛山を見ると雨に霞む中、天使の梯子と呼ばれる薄明光線が一隅を照らす珍しい光景が見られた。
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by hawks-oh-muku | 2010-08-28 22:41 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 産六 at 2010-08-29 07:04 x
中尾の背も聞きしに勝る急登のようですね。後半の自然林が美しいということで秋に石ブテ東谷から入るのがいいとこ取りになるでしょうか。金曜日はこちらも夕立がありましたがそれまでに下山されてなによりでしたね。

今日は三峰山に行く予定でしたが昨日の散歩中に靴擦れを起こして自宅待機中です。記事を拝見していて、近場にでも行ってみようか...と...。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-08-29 23:14
産六様こんばんは。
以前から丸滝谷を歩くたびに気になっていた中尾の背でしたが、無謀にも猛暑日に歩いてしまいました。
隠れた人気の谷ルートに挟まれたマイナールートだと思っていましたが、意外にも良く踏まれて木段の整備までしてあったのに驚きました。
>秋に石ブテ東谷から入るのがいいとこ取りに・・・
いいヒントを頂きました。確かに良いかもしれません。ただ東谷から中尾の背に上がるのも急登の様な気もします・・・・。

靴擦れは大丈夫でしょうか?夏場は汗で蒸れるので靴擦れがおき易いとおもいます。どうぞお大事になさって下さい。
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