お盆の大和葛城山は秋の気配も近づく

8/13(金)大和葛城山 ロープウェイ駐車場12:44→北尾根ルート登山口12:54→自然研究路分岐13:48→ダイトレ出合14:07→白樺食堂14:36(昼食休憩)→山頂15:06→ツツジ園散策15:20→野鳥の森自然研究路15:30→自然研究路15:52→北尾根ルート出合16:21→駐車場17:09
累積標高差+-700m

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今日は久し振りに妻と一緒に大和葛城山に登って来た。
妻と一緒に登るのは昨年の12/18初冠雪の金剛山以来約8ヶ月振りの事である。
大体お盆に休みが取れることはまず無いが、今年は曜日の巡り会わせで前後にも休みを入れるところが無く、本日はお盆期間中であるが休みが取れた次第である。(と言っても今日一日だけだが)
しかし会社勤めが始まってから世間様の休みと逆の生活を30年以上してきたので、兎に角人混みや渋滞が大の苦手である。人の多いのは嫌だなぁと余り乗り気ではなかったが、折角の妻と同じ休みが取れたので、近場の大和葛城山にでもサクッと登るつもりであった。
ところが家を出るのはのんびりした上に妻の準備に時間が掛かりお昼前になってしまった。
遅く出た方が逆に空いているかと思ったが、さもあらず道路は自宅を出たときから渋滞気味である。山麓線に入ってからも渋滞は続き、この時間から吉野方面に遊びに行くのか、帰省なのか分からないが他府県ナンバーの車で一杯である。
南阪奈道路・高田バイパスとの交差を過ぎると幾分マシになるが、それでも渋滞は続く。
今日は元々から登る山は大和葛城山と決めていたが、水越川公共駐車場に車を停めて天狗谷からダイトレのルートを予定していた。
しかし余りの渋滞に時間はどんどん過ぎて遅くなる一方である。渋滞に嫌気が差して駐車場代1,000円は痛いが、ロープウェイ駐車場に停めて北尾根ルートから登る事に予定を変更。櫛羅交差点を右折し駐車場に着いて見ると平日見たことも無い位、車が停まっていて改めてお盆であることを認識する。
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しかし時間は既に12時を大きく回り13時前である、今から登られる方も駐車場に何組か居られたが、皆さん当然ロープウェイで登られる子供さん連れのファミリーの方々で登山靴に履き替えて準備をする我々が浮いた感じがする。
漸く準備を整えて歩き出したのは12:44とこんな時間から登ってええんかいなと思える時間になってしまった。
ロープウェイ駅の横を歩いていくと不動寺の横に綺麗なユリが咲いている。高砂ユリだと思うが、何輪も綺麗な花を咲かせていた。
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暫く歩き北尾根ルート(別名秋津洲展望コース)への取り付きに到着。
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ここは主尾根に乗るまでいきなりの急登で始まる。
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前回このルートを登ったのは北尾根ルート開通間もない時期であり、登山道の整備もまだ最後の仕上げを実施している時であった。今日登ってみると、登山道の脇には雑草が伸びて来ているが、どなたかが草を刈りながら歩かれたようで刈った草が登山道に沢山落ちていた。
そして前回にはなかった御所市消防署の救急通報プレートが設置してある。
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以前の櫛羅の滝ルート(深谷道)にも設置してあったし、金剛山でも御所市側から登る郵便道にも設置してあるのでツツジ祭りの前辺りに設置されたのだろう。
最近中高年の登山ブームでの遭難が増えている。常識では考えられない軽装で入山し、案内の無い分岐で道が判らなくなって携帯で簡単に救助を要請する不届き者も居るらしい。東京近郊では高尾山などが酷いらしく、ハイヒールで入山するものまで居る始末だそうだ。ここ大和葛城山もロープウェイで簡単に登る事が出来る為、ツツジ祭りの期間などロープウェイの時間待ちが長く嫌気が差した人たちが下山だけ登山道を歩く等の軽装者の事故が起きる確率は高いのだろう。通報プレートは遭難・事故が発生した際、場所の特定に役立つのだろうが、事故の起こらない様に細心の注意を払ってハイキングを楽しんでもらいたいものである。
ベンチのある展望ポイントに到着すると、小学生連れのお母さんグループが休憩をしていた。遅い時間のため、葛城高原ロッジにでも泊まるのだろうか?早速スイングしパノラマを撮ってみるが、お天気は曇っていて秋津洲の展望は悪く残念である。
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ここから先は階段の整備がされていないが、登山道は水の流れ道でもあり真ん中が抉られて歩き難い状態である。
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人が歩く事により道は削られて掘られて行き、雨が降ると水が流れてどんどんと深くなって行ったのだろう。せっかく御所市職員の方が整備をして下さった新登山道であるが、地質も脆く再整備が必要な状態になってしまっている。
募金の協力やボランティアを募集して整備するなど行政がお金を掛けずに整備する事が一番だろうと思う。税金よりも受益者負担で、登山者・入山者に募金の協力を依頼すれば結構集まるのではないだろうか。
さてそんな事を考えながら登ると、自然研究路経由ルートとダイトレ経由ルートの分岐に13:48
に到着した。
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ここから先は左側の自然林が美しい。紅葉の季節は大変素晴らしいのではないかと楽しみになる。
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ゆっくりと歩いて14:07 にダイトレに合流する。
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そして前回には見かけなかった分岐の案内板が設置されている。
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遠回りになるが階段を避けて自然研究路を経由するルートの案内である。案内のあるルートを覗いて見るが、雑草が伸びていて余り歩かれていない様だ。
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ここからはダイトレ特有の階段が連続する。8ヶ月振りの山歩きで心配したが、妻も順調に登っている。
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階段は登って、登って下って登ってを繰り返し最後の階段に辿り着く。
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最後の階段を登って左に曲がると鉄塔がある。
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前回7/16に登った時にヘリコプターで資材を空輸していたのは、どうも鉄塔をもう一基建設するようである。現在鉄塔の横で工事が進められていた。(今日はお盆休みなのか作業はしていなかったが)
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ここまでくればあと一登りで山頂であるが、今日は妻も一緒なので機嫌を損ねないように先に白樺食堂で休憩を摂る事にした。白樺食堂でキツネうどんを注文し、外のテラスで食べる。途中のコンビニで買ってきたおにぎりも一緒に食べて食後のコーヒーも注文しゆっくりと過ごす。今日は蒸し暑く大量に掻いた汗を少しでも乾かそうと言う腹積もりだ。
山の上はやはり涼しく、時折気持ちの良い風が吹き昼寝でもしたいところであるが、何せ登り始めた時間が遅いので余りのんびりする訳にも行かず山頂へ向けて歩き出す。今日大和葛城山で探したい花は咲き始めたであろう秋の花であるが、その中でも今が花期であるナンバンギセルである。ナンバンギセルはススキの根元に生える寄生植物である。ススキの根元を良く見ながら歩いていくと、登山道脇に大量のナンバンギセルを早くも発見した。
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もっと探さないと見つからないと思っていたが肩透かしをくらった様に訳も無く見つかった。今日の収穫はこれで充分である。山頂には15:06に到着。この時間でもファミリーの姿が多く、少し驚いた。
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ツツジ園の方へ向かって歩いていくと、葛城高原ロッジの前には大勢の人で、先程の小学生連れのお母さん達も居られたのでやはりロッジに泊まる方も多いのだろう。
高原を散策すると、色々な花が沢山咲いている。
まずはコオニユリ、背景に金剛山が入りお気に入りの写真となった。
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そして今の主役はカワラナデシコである。あちらにもこちらにもピンク色の可愛い花を見る事が出来る。今が丁度ピークの様だ。
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そして秋の花ワレモコウも咲いていた。
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秋の七草でもあるオミナエシ。
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紫色が可愛らしいツリガネニンジン。
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ツツジ園の下の方まで歩いてきたが、カワラナデシコが一番多く、登山道の脇に本当に一杯咲いていた。
そしてお気に入りの構図の金剛山をスイング。今日はここからのパノラマを撮影するのを楽しみにしてきたが、天気がイマイチなのが残念である。
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さて水越峠側に下山したい所であるが、車の駐車場所が御所市側なので北尾根を下るしか手立てはない。但し自然研究路経由で下る事にする。
それならばと野鳥の森研究路を通って婿洗いの池から自然研究路に入ろうとツツジ園の横から足を踏み入れるが、夏場は誰も歩いていないようで、藪道化しており雑草を払いのけながら歩いていくがこの道の選択は大失敗であった。先が思いやられるので途中からトイレの前に上がったが、ここは完全な藪道になってしまっている。登って上がってみて納得、櫛羅の滝ルートにも抜けられる道のため、上側で通行止めにしているのである。誰も歩かない筈である。こちら側の自然研究路も再整備すれば自然が綺麗なのに勿体無い事である。
結局藪道に寄り道しただけの遠回りになってしまったが白樺食堂の前を通って歩いていくと、大きな荷物を持ったファミリー客がまだまだロープウェイで登ってくる。お盆は葛城高原ロッジも大人気の様だ。そして自然研究路入口に到着。
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ここで外国の青年から声を掛けられて道を尋ねられた。軽装の5人グループ(外国の青年は一人で後は日本人の家族の様であった)で「ロープウェイヲツカワズニオリルミチハドコデスカ?」と私でも判る流暢?な日本語である。道はここからだが、キツイ下りと登りも少しあって簡単に降りられる道ではないことを説明。そしてグループ女性の一人がサンダル履きなのを見て、サンダルでは絶対に下れないから止めた方が良いと説明をする。それでも降りたそうだったが、時間的にも4時前と遅く止めた方が良いと本気で説得し断念した様だ。設置された通報プレートは役に立たない方が良いに決まっているのだ。(良く見ると分岐のところにその足元の装備で大丈夫ですか?の看板が設置されていた、やはり軽い気持ちで下る人が多いのだろう)
北尾根コースの案内板が増えた事により、安易に使う人が多いのかも知れないが、最低限運動靴でないと絶対にここを降りることは出来ませんのでご注意を。
さてカタクリ鑑賞以来の自然研究路であるが、相変わらず自然林が美しいお気に入りのルートである。
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自然研究路の一番低い部分まで降りてきて木橋を渡りは左折し北尾根ルートに入る。
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ここは沢が横にあり、岩も濡れていて登山靴でも慎重に降りる所である。サンダルでは無理だろう。そして古い丸太橋はどんどん沈んでいる様に感じる。ここを渡るときは注意して渡った方が賢明である。
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丸太橋を渡ると北尾根出合まで軽い登りで、北尾根出合には16:21に到着。
後は下るだけである。北尾根ルートの道も前述したように削られて荒れているので下りは滑りやすく慎重に下る。妻と先程のグループがサンダルで降りていたら今頃大変な事になっていただろうと話しながら足元を選んで降りた。ロープウェイの最終便が降りてきた様だ。
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最終便が下りてきて閉める直前の売店に滑り込みソフトクリームを買い、ベンチでゆっくりと食べて駐車場に17:09に降りてきた。
立秋も過ぎて確実に日は短くなっている。馴れた山とは言え登る時間が遅くなった事は大きな反省である。ヘッドランプはザックに常備しているが今まで一度も使った事は無く、余り使いたいとも思わないので、山は「早立ち」の原則を守って時間にはゆっくりと余裕を持って登りたいと思う。秋の花が咲き出した葛城山、次は余裕を持って山頂でのんびりとお昼寝でもしたいものである。
※帰りにお決まりのかもきみの湯に寄って行ったが、道路の渋滞と温泉の混雑には辟易した。私には平日の静かな山歩きが一番である。
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by hawks-oh-muku | 2010-08-13 22:11 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(4)
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Commented by 産六 at 2010-08-15 17:49 x
ナンバンギセル、コオニユリ、カワラナデシコ、ワレモコウ、オミナエシ、ツリガネニンジンと大和葛城山はお花畑のようですね。ご夫婦でたっぷりと初秋の気配を感じられたことと思います。北尾根ルートも早く歩いてみたいです。

今朝は鳥取・大山に登ってさきほど大渋滞の始まりの中(宝塚西TN12km)を帰ってきました。山頂はガスに覆われていましたが、途中からは隠岐の島まで見渡せました。お盆時期土日のみ1000円で土日の渋滞予測は大外れです。おっしゃる通り、のんびりと静かな山歩きが一番ですね、
Commented by hawks-oh-muku at 2010-08-15 23:16
産六様こんばんは。
素早いコメント有難うございます(笑)。まだ昨晩仕上げられずに編集途中でした(汗)、先程編集が終わりました。

鳥取の大山ですか!いいですね。是非とも行きたい山の一つです。少し遠いなぁと思っています。日帰りで行く計画を検討してみます。
Commented by anikobe at 2010-08-16 10:44 x
昨夜一度拝見して、また今お訪ねしました。
葛城山の秋の草花たちに会いたいなぁと、世間のお休みが済んで、お天気のほうが安定したら、ロープウエーで登って散策したいと思いました。
ナンバンキセルは、もうその頃には駄目なのかしらと、心配です。
厳しい山歩きのできない私でも、このような花と出会えるのでしょうね。
前には、ツリガネニンジンが咲いていましたし、リンドウも観た覚えがあります。
一番近くて、行ける山は葛城山なのですもので・・・。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-08-16 23:05
anikobe様こんばんは。
この日はお盆休みで山頂の高原には多くの方がロープウェイで訪れていました。残暑の避暑地としても良い所ですものね。
ナンバンギセルは今週一杯は持ちそうでしたが、下旬になると探すのが難しそうですね。
リンドウは昨年10月始めに登った時に咲き始めていました。10月はススキの穂も伸びていい雰囲気でした。
※ナンバンギセルの場所ブログの最後に追加します。
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