妙見谷はイワタバコの花園

8/6(金)金剛山  さわやかトイレ駐車場11:16→妙見橋11:28→入渓ポイント11:48→妙見の滝12:00→回数掲示板13:20→国見城址広場13:23(昼食休憩)→葛木神社13:57→展望台14:17→ちはや園地14:25→金剛山遊歩道→国見城址15:11→タカハタ道→ツツジ尾谷分岐15:22→二の滝15:43→一の滝15:49→タカハタ道出合15:59→腰折滝16:05→駐車場16:21
累積標高差+680m-655m(時計の高度計での計測で誤差はあります)
※時間は休憩時間や写真撮影時間を含む参考程度のゆっくりペースです。

今日はイワタバコが見たくて久し振りに千早側から妙見谷を登って来た。
最近は専ら水越側からのルートを使っており千早側から登るのは本当に久し振りである。
千早側からの登山は記録を見てみると昨年の12/18にツツジ尾谷から登って以来である。
特別千早側を敬遠していた訳ではないが、奈良県側からだと登山口までが遠い事と、駐車場が有料である事が足を遠のかせていた要因である。
本日の予定である妙見谷は2回目であるが、前回登ったのは昨年の8/3(月)で約1年振りのルートである。昨年初めて登った時にイワタバコの花がとても綺麗に咲いていたのが印象に残っており、今日はこのイワタバコが第一の目的である。
イワタバコは薄暗い谷に良く咲いており、丸滝谷ルートやタカハタ道ルートの腰折滝付近など他の谷ルートでも咲いているが、妙見谷は数が半端なく多かったと言う印象がある。

千早側から登るとなると登山口まで時間が掛かる為に出来るだけ早く出発したい所だったが、連日の仕事疲れもあり朝が起きられず、起きてからもボーッとTVを見ていたりして自宅を出たのは10時前になってしまった。
いつもの道を走らせて山麓線から名柄交差点を右折し水越トンネルに向かう309号線に入る。名柄交差点の手前にある温度表示は10時半過ぎで34度を示していた。今日も暑い一日になりそうだ。水越トンネルを抜けていつもなら左折するところだが今日は千早側から登る為、久し振りに直進する。森屋の手前を左折し道なりに進んで11時過ぎにいつものまつまさの手前にあるさわやかトイレのある駐車場に車を停める。
途中の道路にいくつか温度を示す電光掲示板があったが登山口に一番近い所で30度と標高が上がった分少しは涼しい。
駐車料金600円を支払い準備を整えて11:16に妙見橋に向けて府道を歩きだす。
さて先週デビューしたSONYのGPS内臓デジカメであるが、衛星からGPSを受信するのに電源を入れてから少々時間が掛かる。GPSアシスト機能が付いている為、一度受信すると2回目からは受信する時間が短縮されるのでまず電源を入れて受信を試みる。
比較的早めに受信したがそれでもアンテナ表示が立つまで約2分弱かかった。これが第一の難点である。
アスファルトの府道歩きは暑いのを覚悟していたが、丁度日陰になりそれ程でもなくゆっくりと歩いていく。ふと左上の斜面を見ると日に当たり少し弱り掛けであるが山ユリが咲いている。
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「花を採らないで下さい」と手書きの小さい看板もぶら下がっていたが道路際の斜面に咲いている為、観光客でも簡単に手折れてしまうのだろう。少し高い所に咲いているこの山ユリは難を逃れたようだ。
妙見谷入口は、ログハウスの喫茶店?「杣」のすぐ手前の妙見谷橋の所から入って行く。
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この車止めゲートのある林道が入口である。
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雑草の生い茂った林道を歩いていくと、キンミズヒキが咲いている。
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そして右側の岩場の斜面には早くも本命のイワタバコが咲いていて嬉しくなる。
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ヌズビトハギも咲いていた。
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道端に咲く花を愛でながらゆっくりとコンクリート舗装の道を歩いていくと左側に堰堤が見えてくる。
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前回登った時の記憶ではこの少し先に谷へと下りる道があったと思っていたが、目印がなくなっている。見当をつけて沢に入るが少し先に大きな堰堤が見えたので間違っているかもと思い引き返した。
そのまま元の道を進んで行くと、どうも前回の記憶と違う気がする。結局2つ堰堤を左下に見ながら進んで行くと綺麗な沢の流れが見えてきてその先に水が勢い良く流れる滝が見えた。左に入って行く道があったので降りていくと見覚えのある看板が掛かっている。
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やはり谷ルートに入るのは先程の場所で間違っていなかった様だ。ここからはすぐに横飛びの滝である。
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この滝は左右どちらにもロープが下がっているが向かって左側の方が登りやすそうなので左から越える。
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滝上を右に渡って遡行していく。
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この辺りから右も左もイワタバコで一杯である。
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緩やかな流れに変わった沢を歩いていくと妙見の滝に出合う。
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ここは右側に巻き道がありロープも掛けられているが、足場も良くロープに頼らなくても大丈夫である。
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狭い谷筋に変わり途中にはヘツル所もある。
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今日の第二の目的は、前回初めて来たときは良く分からず巻き道を多用したが出来る限り巻き道を使わずに沢を遡行して行こうと言う事である。足元に注意しながら沢を詰めるが沢装備などは無いので自ずと限界があるのは仕方が無い。
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あちらこちらの咲いているイワタバコに癒される。
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前回巻き道を通って見ていなかった綺麗な滝が現れる。滝が連続した連瀑である。
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一つ目は右側から巻く。ロープも掛けられている。
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次は大きな滝で左側にロープが見える。
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絶壁の様に見えて緊張をしたが、実際は足掛かりも良く、掴む所もあり3点支持で余りロープに頼らなくても登れた。
一番上の滝は落差は無いが幅広の滝である。
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ここは右側から登った。
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少し広くなったところでイワタバコの群生があり、ここから先はイワタバコが殆ど見られなくなる。
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沢筋を忠実に辿っていくと崩落した斜面のトラバースになる。
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やがて沢の流れが少なくなり傾斜がキツクなってくる。
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ここで白い謎の生物を発見。多分蝶か蛾の幼虫だと思うが、クネクネと動いており全身が真っ白で初めて見る生物である。
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景色が一変し自然林の美しい渓谷に変わっていく。
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今日は青空が広がり日差しもきついが、谷の中は木々の屋根が日差しを遮り快適である。
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水の流れは無くなりゴロタ石が歩き難い。
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水が無くなった途端体感温度は上がり暑い上に、沢詰めルートお約束の最後の急傾斜で汗がドット噴出す。喘ぎながら登って行く、胸突き八丁の急登であるが美しいブナ林の風景に癒される。
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漸く急登を登りきり笹道を進むと千早本道が左に見える。
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最後はあっさりと回数掲示板の所に出てきた。時間は13:20。写真を撮りながらのゆっくりペースであるが、少し時間が掛かりすぎた感じである。
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温度計は24度。湿気は少なくさわやかである。
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国見城址には13:23に到着。夏休みで家族連れが多く、賑やかだった。
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ここで昼食休憩を摂っているとベンチの横でキジバトが偽傷行為を始めた。近くに巣があり卵か雛がいるのだろう。親鳥は目をそらそうと必死の演技である。
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今まで時計台の横に沢山咲いていたヤブカンゾウは雑草と共に綺麗に刈り取られていて金剛桜の横に2輪咲いているだけだった。
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姥ユリも咲き始めた。
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いつもの葛木神社に参拝する。
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大和葛城山定点観測。
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そして10倍ズームでの撮影。
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前に使っていたデジカメも7倍ズームと薄型のコンデジでは大きい方だったが、今度のデジカメは10倍ズームである。しかも前のと殆ど変わらない薄型である。技術の進歩は本当に早い。ここでスイングしてみる。
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少し変わったパノラマになったが、今日は展望台まで行ってスイングしてパノラマ写真を撮ってみようと思い歩いていく。ダイトレの道は暑いが日陰を選んで20分程で展望台に到着。早速スイングしてみた。
湧出岳方面。
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高見山から大峯山脈も良く見えている。
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和泉山脈方面。
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展望を楽しんだ後、ちはや園地まで行ってゆっくりしに行く。缶コーヒーを買ってベンチに座ってのんびりと景色を眺める。大峯の山々は雲が少し掛かっているが良く見えている。
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入道雲が湧いて来て青空に映える。ただ雷にならなければ良いがと思っていたが・・・
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帰りはツツジ尾谷を下る予定で遊歩道を歩いて転法輪寺まで戻ってきた。
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捺印所の前の道の真ん中に雌のクワガタ虫が居た。時間も15時を回り子供達の姿も居なくなっていたのがクワガタにとっては幸いか。子供たちが居たら即虫カゴ行きであったろう。
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タカハタ道を下ってツツジ尾谷分岐を15:22に左折。
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恐れていた雷がゴロゴロ言い出した。やはり先程発達した入道雲は黙っていなかった様だ。自然と急ぎ足になるが、鬱蒼とした谷は日が暮れたように真っ暗になって来た。足元を良く見ながら二の滝まで降りてきた。美しい滝である。
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傍に咲いていた姥ユリを撮影するがまるで夜のようである。
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一の滝。手持ち夜景モードで撮影すると実際よりも明るく見える。
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ゴロゴロ言っていた雷はいきなりゴロゴロ~バリバリ~ドーンに変わりそれを合図に大粒の雨が落ちてきた。タカハタ道出合の橋の所で慌ててザックカバーを掛けて折りたたみの傘を差す。
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腰折滝も手持ち夜景モードで撮影する。前のカメラではこの暗さでは絶対に撮影できなかったが、綺麗に手ぶれ補正がされて撮影できる。
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ここからは駆け足モードで降りて舗装路は出来るだけ木陰を選んで歩いたので、そんなに濡れずに済んだ。しかし谷はヘッドランプを点け様かと思う程真っ暗だった。不思議だったのは暗くなると水の流れが糸を引いたように見える事である。
写真ではシャッタースピードを遅くすると白糸を引いたように水の流れを撮影できるが、肉眼でも暗くなると同じ様に見えるのである。原理は良く分からないが少し不思議に思った現象だった。
高城茶屋の横で靴を洗わせて貰って駐車場に戻ってきたのは16:21。沢山停まっていた車は自分の車以外に1台も無くなっていた。
登った時間が遅かったのに、カメラで遊ぶ為に展望台やちはや園地まで足を伸ばしたのがいけなかった。すぐに降りてきていれば雨にも雷にも遭わなかったのにと反省しつつ、かもきみの湯経由で帰途に就いた。
しかし、久し振りの妙見谷はとても素晴らしいルートだと再認識した。千早側からのルートでは間違いなく一番のルートではないかと思う。
さて、SONYのGPSデジカメであるが山用としては大きな難点がある。それは前述したがGPSの衛星を捉えるまで時間が掛かる事である。所謂山用のGPSの場合電源を入れたら降りてくるまで入れっぱなしであるが、カメラの場合は当然撮影のたびに電源をオンオフする。その度にGPSを補足するのだが、アシストデーター機能を使っても時間が掛かる。ほんの10秒くらいの時もあれば、木々に覆われているともっと時間が掛かる。
その10秒とて待てないので、受信を示すアンテナを確認しないまま撮影すると、前回受信をした撮影場所と同じ場所を表示してしまうのである。この点だけが少し残念な所であるが、本来メーカーが想定した場面と違う使い方をしているのだから仕方の無い事か・・・。
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by hawks-oh-muku | 2010-08-06 22:18 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(4)
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Commented by anikobe at 2010-08-09 10:11 x
駐車場に入るまでの道路は、何度も通っていますのでよく分かりました。
紫のイワタバコに惹かれての登山、美しい画像を見ながら納得しています。
関東方面の山に登っている人のサイトでは、イワタバコをよく目にするのですが、金剛山系にも咲いているのですね。
山登りのできない私には、高嶺の花です。
厳しい瀧などのあるところ、綺麗ですね。しんどいでしょうね。そんなことを呟きながら画像と共に楽しませていただくと言うよりスリルを味わっています。
下山時の夕立ち、雷。私の一番恐れることです。
もうひやひや、恐ろしく思いました。
体験できない山登りの記でした。
ありがとうございました。
Commented by 産六 at 2010-08-09 11:00 x
妙見谷は行ってみたいと思いつつまだその機会がありませんが、記事を拝見していると食指を動かされました。イワタバコも初めて知りましたが岩の間に生えていて奇麗ですね。河内長野でも金曜日は一発凄い声で雷様が吠えましたが、あれを金剛山で遭遇されたのですか。クワバラ、クワバラ・・・。それでも腰折滝を落ち着いて撮影されたのはさすがです。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-08-09 22:36
anikobe様こんばんは。
ご訪問有難うございます。イワタバコは高嶺の花ではありませんヨ。
今回1枚目のイワタバコは妙見谷橋横の林道を少し歩いた所の右側に咲いていたものです。
沢沿いの群生とは行きませんが、それなりに何輪か咲いていました。この辺りでも色んな花を見る事が出来ましたよ。
立秋を境に少し残暑も緩みました。金剛山でや葛城山では秋の気配が近づくのも早いので、花の移り変わりがが楽しめます。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-08-09 22:47
産六様こんばんは。
妙見谷は未踏でしたか。私も1年ぶり2回目でしたがルートの素晴らしさを改めて認識しました。お勧めのルートです、是非一度お出かけください。

お盆を過ぎると漸く週休2日休めそうなので、そろそろ遠出もしたいと思いますが暑さに負けずもう暫くは近くの山歩きを楽しみたいと思っています。(雷と夕立は御免蒙りたいですが・・)
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