観音峯のベニバナ山芍薬

6/21(月) 観音峯 観音峯登山口駐車場8:11→観音の水8:23→第一展望台8:32→観音平8:57→観音の岩屋9:12→観音峯展望台9:32(散策)→観音峯山頂10:17→三ツ塚10:44→法力峠11:30→母公堂12:10→ごろごろ水12:15→稲村ヶ岳登山口12:25→洞川温泉バス停12:42→観音峯登山口駐車場13:20
累積標高差+-690m

6/13に梅雨入りしてから毎日の様に梅雨空が続き、月曜日も土曜日時点の天気予報では雨の予報であった。しかし直前の天気予報では雨は何とか持ち堪えそうで午後には晴れ間もある様な予報に変わった。今の所金曜日が曇りマークで今週唯一雨マークの付いていない日であるが、これもいつ雨の予報に変わるかもしれないと思うとこのチャンスを逃す手はない。観音峯のベニバナ山芍薬には少し早いかも知れないが思い切って行く事にした。
今日も例によってわざと目覚ましを掛けずに寝たが、バッチリと5時には目が覚めた。少し疲れはあるものの朝食を摂り準備を整えて6時過ぎに奈良香芝の自宅を出発。道路はスムースで下市口から309号線に入り1時間20分程で天川村の洞川分岐までやってきた。
ここで観音峯登山口について大きな勘違いと言うか思い違いをしていてそのまま309号線を真っ直ぐに(右に)進んでしまった。みたらい渓谷が頭にあったのと昨年行者還トンネル西口から弥山・八経ヶ岳に登った時にここを通ったので途中に登山口があった様な気がしていたのが大きな間違いであった。10分ほど進んで間違いに気がつくがUターン出来る場所もなく車1台がやっと通る事ができる細い酷道を更に進む事に・・・。そして思い違いをしていた登山口まで来てしまった。「熊に注意」の大きな看板のある登山口は行者還岳の大川口である事に今更ながら気がつき、ここで車をUターン。そしてここで観音峯登山口を再度確認しようと地図を探す。地形図なしで大丈夫だろうと今日は山と高原の地図のみで登るつもりで、車の中に積みっ放しになっている筈の地図を探すと出て来たのは「49金剛・葛城」「51大台ケ原」「44御在所・霊仙・伊吹」で肝心の「50大峰山脈」が出てこない。
何と言う大失態!神戸の自宅に忘れてきているではないか。(大普賢岳山行時のブログを書く時に自宅に持って入っていたのを今更ながら思い出す)
初めての山に地図無しで登るのは無謀且つ危険である事は十分承知している。しかしここまで来て引き返すのは余りにも惜しい。少し不安ではあるが下調べで大体のルートは頭に入っているのでこのまま計画通り登る事にする。(登山口を間違えている位だから下調べも怪しい物だが・・・)
Uターンして洞川分岐まで引き返すが、丁度登山者・釣り人が向かってくる時間帯で3台の車とすれ違い、退避帯まで戻ったり、待ってもらったりで大きく時間をロスしてしまう。
何とか恐怖の酷道309号線を分岐まで戻り洞川方面へ入る。カーブの多い道を登って虻トンネルを抜けたところが観音峯登山口の駐車場であった。駐車場には休憩所とトイレがあり立派な無料駐車場である。
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道間違いで30分以上の時間ロスがあり、早速準備を整えるが出発は8:11となる。登山口には観音峯展望台までのハイキングコースのマップがあるが、山上ヶ岳・稲村ヶ岳まで含めた山域全体のルートはなかった。(法力峠まで縦走の予定でちょっと不安)
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まずは吊橋を渡り入山する。
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吊橋の横には平城遷都1300年祭のせんと君の幟が立てられている。せんと君キャラクターは賛否両論の大論争があったが今ではすっかり人気者であり奈良県内では今はこの幟が至る所ではためいている。吊橋から見るみたらい渓谷の水は澄み渡り綺麗であるが、雨上がりの湿気からか靄が掛かっている。
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南朝ロマンの小径と名付けられたハイキングコースになっているので、道はよく整備されている。道の脇にはフタリシズカやコアジサイが綺麗である。
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登り始めてすぐにみたらい渓谷遊歩道と合流する。立派な道標が立っている。
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登山口から10分程で観音の水が出てくる。
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更に10分程植林の中を進むと第一展望台が出てくる。ここからでも弥山等の大峯の山々が望める筈であるが残念ながら雲の中である。
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ここまでの道は植林の中をジグザグに付けられた道を登って来たが、自然林が出てきて雰囲気も良くなって来ると観音平が近い感じである。ウツギのトンネルを越えると右側の展望が開ける。
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趣のない植林帯を抜けるとやっと大峯らしい雰囲気の自然林になり観音平に到着である。
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ハイキングコースらしく休憩所もある。
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ここから上は登山道らしくなってきて観音平から少し登った所にお歌石と呼ばれる大きな石があった。
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更にすぐ上に観音の岩屋の分岐が出てくる。道標には100mと書いてあるので立ち寄ってみる。急な斜面を登ると大きな岩の下に空洞が出来ていて祠が祭ってあった。
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この辺りにもベニバナ山芍薬があるのかと少し徘徊してみるが何処にも見当たらず、先程の分岐まで下って観音峯展望台に向けて登って行く。ここからは急な九十九折の道となり息を弾ませて登って行く。梅雨で雨が続いているためか道は泥濘で滑りやすく靴も泥まみれになる。岩屋分岐から20分少し急な登りを上がると観音峯展望台手前の階段である。
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階段を上がっているとベニバナ山芍薬は登山道脇にチラホラ見つけることが出来た。もっと探さなければならないと思っていたので少し肩透かしを食らった感じである。
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しかしどれももう少しで開きそうな蕾ばかりで、開花したものが見つからない。やっぱりちょっと早かったか!
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でも既に花が落ちたものもある。
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更に探しまわるとジキタリスが咲いている。この花はヨーロッパ原産の薬草にもなる花だそうだが何故ここに沢山咲いているのだろか?
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ヨーロッパ原産と言えば、道中で聞いていたラジオで白いアジサイの中継があり、レポーターの女の子が北米原産を「きたよねはらさん」と読んで大爆笑になっていた。アナウンサーによるとかつてフジテレビのレポーターが「旧中山道」を「いちにちじゅうやまみち」と読んだ伝説以来の新伝説になると大笑いをしていた。話は大きく横道にそれたが、気がつくと回りは真っ白なガスで覆われてしまって景色は全く見えない状態である。
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しかし何処かに開いているベニバナ山芍薬はあるだろうとススキの藪道を掻き分けて丹念に探す。中が少し覗けるが、う~んもう少し。
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こちらは開きすぎてあられもない姿。
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こちらは花弁が一片なくなっている。
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おー!やっと見つけた。しかし虫にも人気があるみたいです。
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気がつけば私の顔の周りにも虫が纏わり付いて払いのけながら更に探して漸く納得の一輪に出会えました。
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天気は悪いが今日はこれで十分満足。展望台を後にして山頂に向かう事にする。ここから先はハイキングコースでは点線になっていて一遍に道が不明瞭になる。おまけにガスっていてテープ目印を探しながら登って行く。
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自然林の中はガスって幽玄の世界であるが、何とも奇妙な形の木が出てきて密林の雰囲気でもある。
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今日は法力峠まで縦走の予定であるが、地図を忘れたのでピストンに変更するかもしれない。そうなると曲がった場所などは振り返って地形を覚えておかないと道迷いの可能性があるので何度か振り返りながらガスの中を進む。
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展望台から30分弱で三等三角点のある観音峯山頂に到着。
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山頂は特に展望も何にもなくてそのまま通過する。10分程は幽玄の世界に浸りながら自然の中に溶け込んだ気分で進んでいく。
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しかしそこから先は左側(北側)は植林に変わってしまう。
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前の方からチェーンソーのエンジン音が聞こえてくる。今日の様な天候でも作業をされているんだと思って進んで行くとヘルメットに作業着姿の方が一名作業中で登山道の真ん中で邪魔になる木を間伐し、登山道の整備の様である。暫く見ていると私に気付いたようで作業を中断し通して頂く。今日初めて出会った人が作業員の方で、丁重にお礼を言って通して頂いた。
観音峯からは小刻みなアップダウンを繰り返し20分少しで三ツ塚に到着。1380mだから観音峯よりも高い。
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白い花が目に付き見てみるとサワフタギの様である。
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ドウダンツツジも。
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小刻みなアップダウンが続いて名もなき小ピークを越えてロープ場も1箇所だけあったが大した事はない場所である。(写真は降りた後振り返って撮影。)
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植林に変わった道を進むと道は大きく右に曲がる。案内板はぶら下がっており、ロープも張ってあるがうっかりすると真っ直ぐに間違いそうな場所である。
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ここからは植林の中の下りで、金剛山を歩いている雰囲気であるが間違えそうな分岐からは8分で法力峠に到着である。
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地図があれば稲村ヶ岳にも行きたいが、今日は止めて置くのが賢明である。
時間は11:30でここまで立ち止まり程度の休憩だけで一度もザックを降ろしての休憩は摂っていない。と言うか観音峯展望台を過ぎると座る場所もなかったと言う感じか・・。こうなれば今日はずっと歩き通すかと思って母公堂の方へ進む。ここからはなだらかな歩き易い道でペースも上がる。何度も橋が出てくるが傾斜は緩く歩き易い道である。
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法力峠から30分で稲村ヶ岳登山口と母公堂の分岐に到着。
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どちらも初めてなので遠回りになるが母公堂を見てみたくて母公堂へ進んでみる。
分岐から少し下ってここに出てきた。
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その横に母公堂があった。
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ここからは退屈な舗装路歩きであるが、のんびりと大峯山岳信仰の雰囲気を味わいながら降りていく事にしよう。
名水百選のごろごろ水
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大峰蛇之倉七尾山、ここから登って行くみたいだ。
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稲村ヶ岳登山口。先程の分岐を母公堂ではなくこちらへ進めばここに出てきた。
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ここに山域全体の地図があり確認すると、観音峯登山口まではかなり有りそうだ。(帰ってから測ってみると母公堂から観音峯登山口まで舗装路歩きで5kmはあった)
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とぼとぼと洞川温泉街のいい雰囲気の中を歩いて、バス停がありその先の日帰り入浴施設洞川温泉センターの所からみたらい渓谷遊歩道の案内が出ていたが地図が分からず断念し舗装路を歩き通す。
何と、民家の庭先にオオヤマレンゲが・・・。ちょっと驚き。
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みたらい渓谷遊歩道の入口がある。温泉センターからここに出て来た様で遊歩道を歩けば良かったと思うが後の祭り。
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約1時間の長い舗装路歩きで漸く登山口駐車場が見えてきた。
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朝は1台も停まっていなかった駐車場が今は殆ど埋まっている。そして何組かの登山者が吊橋を渡って戻って来ている。殆どの方はピストンなんだろうな。車道から歩いてきた私を見て不思議そうな顔をしてみていた。
登山靴からサンダルに履き替えて、休憩所で弁当を食べる。5時間一度も座らずに歩き通したのでコンビニ弁当の味も格別上手く感じた。
帰りに洞川温泉に寄っていく、先程歩いた道も車だとあっと言う間である。ここの温泉は駐車場が有料で温泉を利用すると1時間だけ無料になるが1時間では余りゆっくりとは入れない。料金は600円。内容はまあまあと言う感だった。
今日は地図を忘れると言う大失態で、ペース配分が分からず5時間無休憩の歩き通しとなってしまった。標高差は余りないので疲れは余り感じないが、距離的には結構長い距離を歩いた感じがする。目的のベニバナ山芍薬が見られた事で、ガスで展望が楽しめなかった事は帳消しの充実した一日になった。
by hawks-oh-muku | 2010-06-21 22:35 | 台高・大峯 | Trackback | Comments(4)
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Commented by 産六 at 2010-06-24 08:44 x
地図無しでしかもガスがかかってくると不安でしたでしょうね。お疲れさまでした。前回は二上山のササユリ、今日は観音峯展望台の紅山芍と楽しませてもらっています。先週末より風邪気味でスッキリせず近場のササユリだけでも見たいと思っていますが、紅山芍は蕾から開花したものまで堪能させていただいたので実物は来年の楽しみに。(次から次へと来年の楽しみが...また先送りとか)

観音峯展望台は360度の大展望で、みたらい渓谷の紅葉も見事ですので秋ののんびりハイクには最高ですよ。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-06-26 06:17
産六様、おはようございます。
今回は地図を忘れると言う大失態で不安を打ち消すように歩き通しになりました。
ガスで大展望は全く望めず、今度はお天気の日に稲村ヶ岳と合わせて歩いて見たいと思います。

昨日は久し振りに金剛山へ行ってきました。途中からまたまた雨が降り、「早く梅雨が明けないかなぁ」と願っています。
Commented by anikobe at 2010-06-29 23:11 x
お久しぶりです。
今日はごろごろ水を汲みに行ってきましたので、画像のうちに何枚かお馴染みのところが出てきて、惹きこまれる様に、拝見しました。
紅花山芍薬、綺麗ですね。
観音峰登山口から向こうのことが知りたかったので、登れそうもないですが、写真でしっかり味わわせていただきました。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-06-30 22:54
anikobe様ご訪問ありがとうございます。
ごろごろ水は良く汲みに行かれるのでしょうか?
私は初めて歩きましたが、ごろごろ水の駐車場はとても賑わっていてビックリしました。
駐車料金に水汲み料が含まれる面白いシステムですね。
観音峯登山口から観音峯展望台まではハイキングコースで、少し急な登りもありますがゆっくり登って1時間半位だと思います。
お天気の良い日に歩いて見るのも面白いかも知れません。
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