霧島東神社から高千穂峰

3/2 高千穂峰 霧島東神社→二子石→1321P→御池小分岐→皇子原分岐→山頂→皇子原分岐→御池小分岐→1321P→二子石→霧島東神社

今年の初登りに山頂手前で敗退した霧島東神社からのコースをリベンジする機会を窺っていた。このルートは暖かくなると山蛭が出るとの情報があり、それまでに何とかリベンジを果たしたいと考えてこの日を迎えた。前回は悪天候と自分の装備に対する無知さで山頂を目の当たりにしながら断念した。それと体力的にもきつかったのも事実である。標高800mを過ぎた辺りからは急斜面の登り一辺倒のきついルートである。しかも前回の時に太腿が攣った事が少々トラウマで一抹の不安を感じる。しかし今回は一度通った道なので状況は分かっている。ゆっくりと登れば問題ないと自分に言い聞かせて霧島東神社を出発する。しかし今日は神社が騒々しい。何かあったのかなと思い進んで行くと、どうも遭難騒ぎのようである。ヘリコプターも飛んでいる。私の格好を見た地元の消防団らしき方が今から登られるのであれば、もし発見した場合警察に連絡して欲しいと言われた。まだまだ自分のことで精一杯であるが、分かりましたと言って先へ進む。それより自分自身が遭難しない様に気を引き締めて登る。まずは植林帯と樹林帯が入り混じった鬱蒼とした中を登っていく。霧島東神社の標高が約500mで、この辺りはまだなだらかな傾斜で地形図では597.6mの三角点を通過するようになっているが、小高い所を通過はするもののピークではない。現在のルートではピークをトラバースする様に登山道が変わっているのだろう。ここから少し平坦なあるきになるが、擬似木で作られた階段が現れると一気に急斜面に変わる。この階段が整備されたのはかなり以前なのだろう、結構荒れていて土砂の流出と共に流されているものもある。やがて本物の木段に変わると更に傾斜はきつくなり、樹林帯を抜けて視界が広がる。振り返ると下のほうに御池・小池が見えて高度が上がってきたのが分かる。
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暫くすると急斜面は岩場に変わり左側は深い谷で断崖絶壁である。転落防止の鎖が張られているのでそんなに恐怖感はないがきつい登りが続く。
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ふと岩場を曲がったら大きな雄鹿が立派な角をつけて立っている。お互い目が合って一瞬睨み合いがあるが、雄鹿は真横に身体を向けて急斜面を山の中に駆け下っていった。時間的には一瞬の事だったと思うがかなり驚いた。今まで霧島では何度も鹿に遭っているがあんなに大きな雄鹿は初めてで鹿に恐怖を感じたのも初めてだったので肝を潰したが、気を取り直して先へ進む。二子石が見えてきた、やれやれだ。正月の悪天候の中救われた二子石の空洞を覗き込んで先へ進む。ここからは目の前に高千穂峰の山頂が見えて俄然やる気が出てくる。新燃岳や韓国岳も見える。
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1321Pに到着しここで小休憩をとる。ここからの高千穂峰の山容はどっしりとしていてとても格好いい。今日は天気が良くここからでも山頂に旗めいている日章旗が見える。
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振り返ると二子石と御池が見える。
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ここから一旦下るので山頂までの高度差は300m弱である、最後にザレ場の急斜面が待ち構えているのでここからが胸突き八丁である。御池小分岐・皇子原分岐を過ぎて岩場を過ぎると壊れた鳥居がありここからは木段のあるザレ場だ。偽山頂を越えるといよいよ山頂の日章旗が大きく見える。
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この辺りでやはり太腿に若干の違和感が出てきたが後は気力で登れる距離である。一歩一歩ゆっくりと進んで漸く山頂に到着。
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これで初登りのリベンジを果たす事が出来た。しかも今日は本当に青空が綺麗で風もなく前回とは大違いである。弁当を食べた後、山小屋を覗いてみると今日は開いている。少し休憩をさせてもらう。温かい缶コーヒーを買って立派なヒゲの仙人のような小屋主さんと会話をして楽しいひと時を過ごす。霧島東神社から登って来たと話すと、「あのルートはきつかろ、帰りも時間が掛かるから早めに降りた方がええっちゃろ」との事で、改めて今日のルートで登ってきて良かったと感慨もひとしおで、アドバイスに従い早速下山する事にした。下山は来た道をそのまま戻り、無事霧島東神社に到着した。
by hawks-oh-muku | 2007-03-02 22:21 | 九州の山歩き | Trackback | Comments(0)
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