雨のカトラ谷

5/10(月)金剛山 青崩駐車地10:19→青崩登山口10:22→途中引き返し→青崩登山口10:40→セト11:50→カトラ谷入口12:10→右俣散策12:39→水場12:52→お花畑散策13:08→国見城址広場13:32(昼食休憩)→大日岳14:18→六道ノ辻14:26→太尾塞跡14:35→ガンドガコバ→カヤンボ分岐14:58→水越峠15:24→青崩駐車地15:42
累積標高差+945m-925m

今年のGWは天候に恵まれて絶好の行楽日和が続いて、休みがない私にとっては羨ましい限りであった。そして連休明け最初の休みだった7日(金)は雨。おまけに午前中は出勤しなければならなくなり、天気予報通り午後から晴れたら六甲辺りを歩こうと思っていたが夕方まで雨は降り続き何処にも行く事が出来なかった。そして土日は五月晴れだったのに月曜日の天気予報は午後から雨。山は逃げないと良く言うが、山芍薬の花期を逃したくない、今日は雨でも兎に角登りたい。ところが日曜日の夜は仕事が長引き奈良の自宅に戻ったのは23時過ぎ。母の日と言う事もあり家族で食事をしてお酒を飲んでとゆっくりしていたら日付はとっくに変わって寝たのは2時前と朝起きてみると連日の出勤疲れと睡眠不足で体調は思わしくない。それでも朝食を摂り山歩きの準備をしてゆっくり目の9時過ぎに自宅を出た。しかし外に出てみると無情にも既に雨粒が落ちてきた。まだポツポツの雨なので余り強くならない事を祈りながら水越峠へ向かう。今日の目的は山芍薬なので、青崩道から上がってセトからカトラに回る予定である。今日は体調が思わしくない事もあり少しでも楽をしようと青崩登山口近くに路上に車を停める。天気も悪いのでいつもよりかなり車の数は少ない。準備を整えて10:19にスタートする。今の所雨は小康状態だが、傘を持ってトイレの横から上がっていくと、カキドオシの花が沢山咲いている。
a0122149_21533948.jpg

石ブテ尾根へ続く林道は現在工事が行われている様で、小型のダンプやユンボが見えていた。青崩道は登り始めが階段状の登山道でいつもよりキツク感じる。今日はやっぱり体調が良くない様なのでゆっくりと登るが、すぐに息が上がる。しかし10分近く登った所でどうもお腹の具合が悪い。この先の道程を考えた時には引き返すのが最良の選択と思って、折角登った階段を慌てて下りる。そのままトイレに駆け込んで用を済ませ、再度の登りとなり、約20分の時間ロスとなった。しかしそのまま登っていたら脂汗で苦しんでいたに違いないので判断は正しかったと気を取り直して出直す。登山道にはマムシグサが沢山出てきていた。
a0122149_21535953.jpg

そしてハナイカダも。葉っぱは天ぷらにして食べられるらしいが食べた事はない。
a0122149_21541344.jpg

ヤマフジも緑の中で紫が光って綺麗である。
a0122149_21542884.jpg
a0122149_21543736.jpg

我々登山者にとって雨は嫌なものであるが、一段と新緑が芽吹いている木々にとっては恵みの雨なのであろう、山の緑が一層美しく映える感じがする。
a0122149_21545270.jpg

4/30郵便道で見かけたチゴユリが青崩道にも今を盛りと咲き誇っている。
a0122149_21551580.jpg

雨足が強くなり傘を差して登って行くとホタルカズラを発見。
a0122149_21555268.jpg

傘を差してゆっくりと登ったがセトへの到着は11:50といつも以上に時間が掛かった。
a0122149_2156849.jpg

いつもであれば、最初のうち身体が辛どくても30分も登れば慣れて来て調子が上がるのだが、どうも今日は本当に体調が悪いようだ。今日は余り無理出来ないと思いつつ傘を差したまま黒栂谷へ下って行く。雨は弱まるどころか強くなる一方で、カトラに入ると片手では危険なところもある為カトラ谷入口のブルーシートの小屋でレインウェアを着込む。
a0122149_21562324.jpg

谷に入ると水量は多く、水も少し濁っている。
a0122149_21563973.jpg
a0122149_21565011.jpg

オオツクバネウツギの白い花が沢山咲いている。
a0122149_2157775.jpg

梯子場の手前の斜面には昨年同様イチリンソウが咲いていたが、イチリンソウは昨年よりも多い様な気がする。
a0122149_21573019.jpg
a0122149_21574160.jpg

梯子場を越えて、水場の手前の分岐に来たがここの右俣に山芍薬が多いとの情報を得たので探索に入ってみる。
a0122149_215757100.jpg

右俣に入ってみると足場が悪く、殆ど沢に入り水の中を歩く形になる。暫く悪戦苦闘しながら進むと新緑の美しい沢筋である。
a0122149_21582234.jpg

しかし山芍薬は見当たらない。もっと上まで詰めないと無いのだろうが、今日の体調と天候を考えたらこれ以上進むのは危険だと判断し引き返す事にした。下りは登り以上に足元に注意を払って滑らないように戻る。
a0122149_2158407.jpg

分岐まで戻ってカトラ谷の正規ルートを登り、水場到着は12:52である。かなり時間が掛かっている。
a0122149_21585691.jpg

雨で肌寒く感じていたがやはり気温は10度しかない。
a0122149_21591285.jpg

水場付近にはオオチャルメルソウを沢山見かけた。
a0122149_21592847.jpg

水場でペットボトルに水を補充し、まずはニリンソウのお花畑である。これで今シーズンは3回目であるが、今年は昨年より少ない様な気がする。
a0122149_2202223.jpg
a0122149_2204021.jpg
a0122149_2205212.jpg

しかもこの天候でニリンソウは下に俯いた状態で元気がない。それでもこの群落は見事なものである。
a0122149_2211170.jpg
a0122149_2212358.jpg

続いて大本命の山芍薬はどうかと、左の谷へ進んでみると前回より葉っぱの色は緑が美しくなった様だが蕾は固いままである。
a0122149_2213974.jpg
a0122149_221506.jpg

誠に残念で、もう一箇所クリンソウの谷へ向かおうかとも思ったが今日の体調では厳しい。更に傘は畳んではいるが、片手で持っているのでロープ場を越えるのも危なっかしい。そう考えると今日のところは大人しく山頂に向かったほうが賢明かと思い、諦めてカトラ谷ルートに戻って最後の急登を上がる。しかしこの急登で体調の悪さを実感し何度も立ち止まっては息を整える。ヤマブキソウが沢山咲いていて写真を撮りながらゆっくりと登った。
a0122149_22287.jpg

国見城址の下の広場に着くと八重桜が綺麗に咲いている。
a0122149_2222825.jpg

国見城址には13:32に到着。
a0122149_2224461.jpg

金剛桜は丁度見頃で、今年は1週間ほど遅れた様である。昨年5/8に登った時には既に散っている状態だったので初めて見る事が出来た。山芍薬は残念だったが、金剛桜が見られたので良しとしよう。GWに休めない私には見頃には合わないと思っていただけにこれだけは収穫である。
a0122149_223913.jpg
a0122149_223257.jpg

転法輪寺の枝垂桜は残念ながら散っていた。
a0122149_2234213.jpg

登山回数掲示板の屋根の付いたベンチで弁当を食べるが、全く登山者がいない。食べている最中でも本当に誰も来ない、雨の日に登った事は以前にもあるがこんなに人が少ないのは初めてである。寂しい昼食を終えていつもの様に葛木神社に参拝しようと途中まで登るが今日の体調の悪さは何なんだろう。身体も冷えたのか寒気もしてきて早く下山したほうが良さそうである。そう思うと葛木神社も諦めて回れ右で虫除け井戸の所から大日岳経由でさっさと下山である。体調の悪さを鑑みてガンドガコバで下る事に。大日岳ではガスも出てきて眺望はゼロ。
a0122149_224769.jpg

六道ノ辻を経由して太尾塞跡を14:35に通過。
a0122149_2242734.jpg

ガンドガコバは面白味は無いが、体調の悪さを考えると足場も良く急な下りもないので歩き易い。途中植林の間に真っ赤な山ツツジが咲いていた。
a0122149_2244660.jpg

今日は葛木神社に行かなかったのでいつもの場所からの葛城山定点観測写真が撮れなかったが、途中葛城山が綺麗に見える場所で写真を撮る。
a0122149_2251022.jpg

葛城山の山ツツジもまだ蕾膨らむ状態らしくほんのりと赤みを帯びた感じである。今日来る時に櫛羅交差点に警備員が一人立っていたが、見頃まではまだ1週間以上は掛かるのではないだろうか。
a0122149_2254564.jpg

カヤンボ橋を14:58に通過。
a0122149_2261673.jpg

金剛の水を15:02に通過。ここまででも誰にも遭わない。
a0122149_2263141.jpg

ウワミズザクラだろうか大きな木に白い花が咲いている。
a0122149_2264741.jpg
a0122149_2265991.jpg

ダイトレを一気に下っていると新緑が映えて植林とのコントラストが美しい。
a0122149_227299.jpg
a0122149_2274072.jpg

水越峠には15:24に到着。ここに来ていつもは水越川公共駐車場に車を停めるのに今日に限って青崩付近に路上駐車した事を後悔する。
a0122149_2275531.jpg

車道に出て傘を差して歩いて15:42に漸く駐車場所に戻ってきた。今日は10日振りの山歩きと、連続勤務の疲れと、睡眠不足が重なったのか本当に疲れた。更に雨の中傘を差しての山歩きが良くなかったのかも知れない。天候と体調を考えたら今日は千早からカトラ谷を登り、本道を下るのが賢明だったのかと反省した。
さて山芍薬の見頃はいつだろうか?次の休みは14日の金曜日であるが今日の蕾の状態ではまだ先かもしれない。17日月曜日は会社の行事があり山歩きは無理である。う~ん今年も駄目なのか?非常に悩ましい所である。14日金曜日はもう一つ昨年行けなかったアケボノツツジとしゃくなげが咲くと言う台高山脈の馬ノ鞍峰に行きたいと考えている。アケボノツツジは2007年に宮崎の尾鈴山へ行って以来見ていないので是非とも見たいと思っている。しかし色々と欲張る以前に体調を整える事が先決かもしれない・・・・。
by hawks-oh-muku | 2010-05-10 21:50 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://hawksoh.exblog.jp/tb/10596619
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by 産六 at 2010-05-13 08:57 x
体調の悪い中のハードなコース、その後回復されましたでしょうか? 休みと体調とお天気と季節のタイミングがバッチシとあうとこれほど嬉しいことはありませんね。記事に刺激されて明日当たりにカトラ谷を彷徨したくなりました。

馬ノ鞍峰:調べてみました。いい雰囲気のコースのようで、アケボノツツジも見たいし、しゃくなげの群落は凄そうですね。しかし、私にはちょっと無理なコースのようで、もし行かれましたら、こちらの記事で楽しませていただくのを楽しみにしています。体調を万全にしてお気を付けて!
Commented by hawks-oh-muku at 2010-05-16 22:03
産六様こんばんは。
昨晩は仕事から帰って来てからブログのアップに没頭してしまい、こちらのお返事を書くのを失念しており失礼いたしました。
体調のお気遣い有難うございます。この時は本当に体調が悪く天気も悪かったので自重すべき所でした。
この日カトラ谷で滑落事故があった事を後で知りました。実は私が梯子場の手前の木橋を渡っているときに、左側の滝の下に人がいてビックリしたのです。
この時はもう既に救助を呼んで待っている時だった様で声も掛けられなかったので、滝の下で写真でも撮っているのかと思っていました。
私自身傘を差していたので分かりますが、木橋の横に岩に沿って張ってあるロープ(ワイヤー)が傘で見えないのです。察するに傘がロープに架かって反動で滑落したのではないかと思います。
カトラ谷はそんなに危険なルートではないと思っていますが、いつ危険が潜んでいるか分からないなぁとちょっと考え直させられました。
<< アケボノツツジとシャクナゲが咲... キバナイカリソウ咲く郵便道 >>