大和葛城山カタクリ・ショウジョウバカマ満喫ルート

4/19(月)大和葛城山 水越川公共駐車場9:11→水越峠9:23→パラグライダー場10:12→ツツジ園・野鳥の森分岐10:19→婿洗いの池10:43→自然研究路分岐10:51→カタクリ散策→旧吊り橋北尾根コース分岐11:24→北尾根コース分岐11:35→ダイトレ11:56→山頂12:22→自然ツツジ園12:36(昼食+散策)→天狗谷ショウジョウバカマ群生地13:40→弘川寺分岐13:55→水場14:18→水越トンネル跨道橋14:43→水越川公共駐車場14:57

累積標高差+910m-895m

今日は大和葛城山のカタクリ・ショウジョウバカマ満喫ルートを歩いてきた。今年の春は彼岸が過ぎても一向に天候が安定せず、4月に入っても雨と低温で農産物にも影響が出ている。そして先週15日には金剛山でも降雪を記録しカタクリには辛い年の様だ。先週は山歩きが出来ずにカタクリの開花が気になっていたが、葛城高原ロッジのHPで確認すると辛い天候に耐えたカタクリが18日の日曜日に一気に開花したとの情報が写真入りで掲載されていたので、大和葛城山行きを決めた。しかし今日の天気は朝からどんよりと曇って綺麗に開いてくれるかどうか微妙な感じである。ルート設定はギリギリまで迷ったが、水越峠よりダイトレを上がり野鳥の森・自然研究路・北尾根コース・ダイトレ・山頂・天狗谷と大和葛城山のカタクリとショウジョウバカマを満喫できる周回ルートを歩く事にした。このルートの利点は同じコースを2度歩くことなく周回出来て、しかもその間に見所を全て回れると言う点である。自然研究路の途中からダイトレに抜けるルートもあるが、今回は北尾根コースの分岐からダイトレへ抜けるルートが未踏である為、遠回りになるが大きく周回する事にした。いつもの水越川公共駐車場に車を停めて9:11にスタートする。今駐車場のコブシ(タムシバかも?)の木が花を咲かせて、桜も一部残っており綺麗である。遊歩道に入り水越川沿いに歩いていくとスミレやタンポポ等色んな花が咲いている。バスの方向転換地の少し手前で白い花を発見。良く見るとなんと!イチリンソウである。数は少ないがこんな所に咲いているのには驚いた。多分気付いている人は少ないかも?幸先良しである。
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水越峠からダイトレに入る。水越峠の路駐もいつも以上に多く今日はカタクリ目当てで葛城山も人が多そうである。
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このルートは登り始めの石段が急勾配でまだ順応していない身体には堪える。先行していた3名グループの人が道を譲ってくれたので、見栄でペースを上げざるを得なくなり余計に堪えた。(譲って頂かなくても良かったのだが・・・)急勾配なので一気に高度を稼ぎ、振り返ると新緑が芽吹き始めた金剛山が綺麗である。
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石段が終わった辺りからはミツバツツジが目に付く。写真撮影にかこつけて息を整える。
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更に急登の階段が続く。身体が馴染んで来るまで本当にキツク感じる。
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登山道脇にはスミレの花が今を盛りと咲き誇っているが、ツクバキンモンソウを発見。
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スミレの花はタチツボスミレが殆どだが、シハイスミレも偶に混じっている。
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漸く階段の急登に身体が馴染んで来て黙々と階段を上がっていく。登りきってツツジ園まであと少しの所にパラグライダーのフライト場が出来ている。前回1月にここを通った時に木が伐採されて何か作っている感じがしたが、パラグライダーの施設でした。スカイレンジャー関西と言う所が主宰している様だが、ちゃんと奈良県と御所市に申請し認可を受けて整備したらしい。3月末に北尾根コースを登った時に途中でこの会の方と一緒になり少しお話しを聞かせて貰ったのでHPも覗いて見たが、結構楽しそうである。自然林の伐採は余り好ましくないが認可を受けての事なので、行政も観光の新名所にするつもりであろう。既に御所市のHPにはパラグライダー体験教室の案内も出ていた。これ以上の自然破壊は御免蒙りたいが、財政難の御所市には観光資源の有効活用も必要なのも理解できる。折角作ったこの場所が活発に利用されて大和葛城山人気が上がる事を期待したい。副次効果として伐採のお陰で見晴らしは抜群で御所市が一望できる様になった。フライト後の着陸場所はオークワスーパーセンターの近くとの事だが、なるほどここからも場所が確認できた。
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特徴的な高見山がハッキリと確認できる。
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レンギョウが咲いている。原産は中国なので誰かが植えたのだろうか?
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ツツジ園の手前で山頂には向かわず右側の野鳥の森へ入って行く。
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原生林の中に桜が混じって綺麗であるが、余り人は通らないようで道は少々荒れている。
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ふと足元を見ると一輪だけカタクリが咲いている。今日はこの先期待が持てそうだ。
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更に進んで行くと分岐があり真っ直ぐは深谷道に行く道で左は探索路となっている。左に曲がるとカタクリの咲いている場所があるので左に進む。有りました!咲いていました!
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一年ぶりに再会するカタクリは曇天ではあるが目一杯反って咲いていました。
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そのまま進むと崩壊地が有ったが補修されて危険箇所はなくなっている。
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この先白樺食堂や売店の方へ曲がる分岐もあるがそのまま進む。自然林が美しい道である。
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谷筋に降りるとカタクリが沢山咲いている。しかし谷に向かって花を咲かせているので登山道からの撮影は無理である。(無茶をすれば可能かも知れないが、危険な事は致しません)それでも所々に咲いているカタクリを愉しみながら下って行くと懐かしい深谷道が現れた。そう言えば深谷道1年前に歩いたきりなので妙に懐かしさを感じた。
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久し振りに階段を登って自然研究路に出ようと思ったが、上の所は通行止めのロープが張ってあったのを思い出した。上がった所で誰かに会うと誤解を招きそうなので婿洗いの池を経由する事にした。
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婿洗いの池を巻く様に付けられた道を上がると大きな山桜の木がありまだ花が残っていた。
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丁度自然研究路の入口辺りに出てくる。さあお楽しみのカタクリ群生地に向かおう。
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カタクリ群生地は期待通り、いや期待以上に綺麗に咲いていた。昨年と較べると花の数は随分と多い様な気がする。特に下側に多く咲いている。下側はカタクリの背中しか見えないがとても多い。カタクリ目当ての人も沢山いて各々写真撮影に余念がない。私もその内の一人であるのは言うまでもないが・・・。但し腕が悪いので沢山撮ったがイマイチ群生が伝わらないのは残念である。
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群生地を過ぎて橋の所まで下って行く。桜とミツバツツジが綺麗に咲いている。
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橋まで降りてきて北尾根コースへ進む。
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今日は北尾根コースから多くの登山者が登ってくる。カタクリの状況を聞かれて説明すると喜んで上がっていかれた。水道施設の様な場所の横の尾根にもカタクリは咲いていた。
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谷を渡る古い木橋の根元が陥没している。御所市のHPによるとこの木橋は昔に設置してあったものを再利用と書いてあったが、急に大勢の登山者が訪れて地盤が緩んだのかも知れない。注意が必要である。(開通まもなく登った時は崩落していない)
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ここから少し登って振り返ると山桜が綺麗である。
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漸く北尾根コース分岐に到着である。ここから未踏部分のダイトレ方向へ進む。
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赤松とミツバツツジが綺麗な道であるが、結構急傾斜でアップダウンを繰り返した足には少々堪える。
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傾斜が緩んで葛城山ロープウェイ側の尾根を見ると山桜が美しい。
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ロープウェイが下から登って来たので少し待ってタイミングを計り大峰の山々を背景に入れて撮影する。
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ダイトレ出合の手間では登山道のすぐ脇にカタクリが咲いている。そして漸くダイトレに合流する。
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学校山の表示を見て1年前の二上山から葛城山までダイトレを歩いた記憶が甦る。その時の記憶では学校山から葛城山まで階段が続いた様な・・・。ボケかけの記憶は正しかった。名物の階段登場である。お疲れ気味の足には堪える階段である。
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登り切ると次なる階段が待ち受ける。
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二つ越えた所で下りの階段に変わる。折角登ったのに下るのが惜しいが仕方ない。
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下った分以上に登り階段が待ち受ける。
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登り切ると自然研究路からの道が左から合流する。かなり遠回りをしたのを実感する。
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最後の階段。もう少しである。
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電波塔を通過。
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山頂に到着は12:22。遠回りの周回ルートなのでスタートから山頂まで3時間を越えての到着である。ルートの設定次第では葛城山でも十分歩き応えがあった。
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休憩はいつものツツジ園の予定なので素通りして進む。今日は曇っているものの大峰山系は見えている。
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そして大好きなここから見る金剛山。
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休憩はまだ先にしてツツジの中に入っていく。キジムシロが咲いている。
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ツツジの蕾は赤く膨らんできているものもあり、少し赤みを感じる様になった。
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足元を見ながら進んで行くと。咲いていましたカタクリが・・・。多分誰にも気付かれる事なく咲いている感じである。
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ツツジの中を抜け出して下側の休憩場所(舞台みたいになっている所)で漸く昼食である。この近辺はカタクリが結構咲いていて間近で見る事が出来る穴場である。
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この辺り一帯は火気使用禁止となったのでステンレスボトルのお湯でおこげスープを作ってお弁当を食べる。1月に登った時は禁止になった事を知らず、準備をして来ていたのでガスストーブでうどんを作って食べたが、ガスストーブの取り扱いで自分だけは大丈夫という保障はない。九州の百名山の内のひとつでもあるくじゅう三俣山で昨年登山者がガスボンベの不注意で爆発になり、ミヤマキリシマを焼失する事故が起きた。葛城山の一目百万本の山ツツジは大事に守らなければならない。禁止の処置も仕方ない所である。
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食後は足元に細心の注意を払ってカタクリ鑑賞である。
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この場所に行かれる場合は足元に十分注意しないと、花をまだつけていないカタクリを踏む可能性が高いのである。刈り取られたススキが堆積した下にカタクリの葉が隠れているので要注意だ。カタクリ鑑賞を十分に堪能し、ツツジ園の巡回路を通ってぐるっと回って天狗谷の方へ向かう。キャンプ場前の山頂斜面を覗いて見たがカタクリはまだほんの一部しか咲いていない。
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続いてすぐにショウジョウバカマの大群生である。写真を撮りながらなので中々前へ進まない。広範囲に渡っての見事な群生である。
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弘川寺分岐の植林伐採作業の為の通行止め表示は無くなっていた。
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どんどん下って水場も過ぎて行くと花が多く咲いている。先ずはヤマルリソウ。
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ミヤマハコベ。
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ミヤマキケマン。
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昨年の台風で崩落した登山道。前回ここを通った時に河原に入って中の石を投げて埋めている方が居られて少しお話をさせて頂いたが、結構埋まってきている。多少なりとも崩壊が食い止められると良いが、台風クラスの大雨が来れば石ごと流されてしまうかもしれない。
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水越トンネル手前の跨道橋を14:43に渡り、駐車場には14:57に戻ってきた。
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今日はスタートが9:11だったので、休憩・散策も含めた行動時間は6時間近くになった。万歩計の歩数も22000歩を少し超えていたので散策も含めて良く歩いた充実感があり、大和葛城山カタクリ・ショウジョウバカマ満喫コースを堪能した一日であった。あとは疲れを癒すいつものかもきみの湯で1時間半ゆっくりと過ごして自宅に帰った。
by hawks-oh-muku | 2010-04-19 21:51 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(4)
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Commented by anikobe at 2010-04-21 10:15 x
会員専用トラックバックになっていますので、ここにコメントしてもいいのかどうか、ほかになかったものですから、失敗しても仕方がないと・・・

葛城山のカタクリとても綺麗ですね。
私のカメラと腕とでは、こんなに綺麗にとることは不可能なので、ゆっくり感動しながら拝見しています。

葛城山も櫛羅コースの変わりに、北尾根コースができたのですね。
下から上がってきた人に聴きますと、かなりきついとのことで、もうそんな体力も脚力もないので、ロープウエー専用の葛城山行きに徹しています。
キャンプ場近くのショウジョバカマの群生地はあるのでしょうか、だいぶうろうろしたのですが辿り着けなかったのと、山の中に入っていくには一人での不安があったので、諦めました。
もう一度ショウジョバカマの群生を見たいのですが、キャンプ地のどの辺りを目標にしたらいいのでしょうか。
Commented by 産六 at 2010-04-21 10:47 x
大和葛城山のカタクリ探勝コースを最適かつ絶好の時季に行かれたようですね。カタクリもショウジョウバカマもとっても奇麗で、写真だけで堪能できました。自然研究路、下側にも花が多いとのことで早く行ってみたいですが、様子をうかがっているうちに行けるのが今週末になってしまいました。遅きに失したかもしれません...。

ツツジ園の火気使用禁止は、致し方ないとはいえ山頂での楽しみが一つ減りました。が、それを補ってあまりあるほどの開放感は四季を通じての一番の魅力です。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-04-21 22:19
anikobe様、こんばんは。
ショウジョウバカマの群生地は、青崩方面の道標を目印にキャンプ場の横を下っていきます。
ロープウェイ山上駅から山頂方向へ上がると突き当たりに自販機があり左が白樺食堂や山頂方面で、右側は2つくらい分岐していると思いますが、一番右はダイヤモンドトレールで二上山方面になります。
丁度今なら北尾根コースの案内矢印が設置されているので判り易いと思いますが、ここは違います。
右真っ直ぐで下っていく道が正解です。そこを少し下ると左側に古いキャンプ場の炊飯用水洗い場があり、その先道が分岐しますが道標が出ています。
ここを青崩方面(左)に下ります。少し下ると右側にショウジョウバカマが出てきます。歩いて5~7分程度に渡って広範囲に群生していますので帰りの事も考えながら下って、後は来た道を引き返して下さい。
あと近鉄のてくてくまっぷをご参照にお気をつけてお出かけ下さい。http://www.kintetsu.co.jp/zigyou/teku2/pdf/katsuragi_mini.pdf。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-04-21 22:34
産六様、こんばんは。
明日はお天気が悪いようですが、今週末ならまだ充分に楽しめると思います。
自然研究路の群生地は、昨年と比べて花はかなり多い印象でした。

ツツジ園はどの季節でも雄大な金剛山が目の前に迫り本当に良い場所ですね。私もあの場所が一番のお気に入りです。
火気使用禁止は残念ですが仕方ない処置かと思います。火を使う場合は山頂か白樺食堂の裏辺りに行くしかなさそうです。
次は金剛山のカタクリ・ニリンソウ・クリンソウ・山芍薬とお楽しみは続いて忙しくなりそうです。
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