カタクリ探しに丸滝谷から青崩大迂回ルート

4/9(金)金剛山 水越川公共駐車場9:54→丸滝谷入口鉄板橋10:20→中尾の背分岐10:37→下の丸滝11:11→上の丸滝11:19→中尾の背出合11:46→六道ノ辻11:53→大日岳12:11→国見城址広場12:20→葛木神社12:31→登山回数掲示板前12:47(昼食休憩)→青崩道迂回路→青崩道出合13:16→わさび谷分岐13:20→カトラ谷下出合13:55→黒栂谷14:00→セト14:20→青崩入口15:18→水越川公共駐車場15:31
累積標高差+985m-955m

今日は金剛山デビュー1周年である。正確には小中学校の毎年耐寒登山で登っていたし、中学になってからは冬休みに友達同士で登った事もあるので1周年と言うのは適切な表現ではないのかも知れない。しかし大人になって趣味として山歩きを始めたのは2006年秋の九州宮崎からで、昨年3月に近畿に戻ってきて久々に金剛山に登ったのが丁度一年前の今日、昨年の4/10(金)なのである。記録を見てみるとあれから53回山歩きをしているがその内26回が金剛山となっていて山歩きの約2回に1回は金剛山とすっかりその魅力に嵌ってしまった。昨年のブログを読み返してみると、千早本道から黒栂谷を歩いているが本当に何も知らなかったなぁと恥ずかしくなるような内容である。しかしこの一年で金剛山の色々なルートを歩き、行く度に金剛山の奥深さを知りすっかり魅せられていったのである。春夏秋冬それぞれのシーズンを経験したが、春のシーズンは金剛山1年生の認識・知識不足により堪能できていないのである。従って今日の目的はカタクリ探しである。昨年は大和葛城山のカタクリを見に行ったが、金剛山のカタクリは何処にあるのかも分からずまだ見た事が無いのである。昨年の今日、黒栂谷を下っている時にすれ違った男性から「カタクリ咲いていましたか?」と尋ねられた。私は逆に「もう咲いているのですか?」と聞き返してしまった。すると「72番の下の所に咲いていたと話を聞いたので来て見たのだが」と言われて72番が何処なのかさっぱり分からなかったのである。それから1年、今ではその場所が何処なのか見当は付いている。昨年クリンソウを探しに間違ってカトラからここに抜けた事もある。あとはどのルートを通って行くかだけの事である。そして今日選んだルートは、登りは丸滝谷を遡って、下りに青崩道72番からわさび谷に降りて再度黒栂谷をセトに登り返して青崩道を降りると言う青崩大迂回ルートである。丸滝谷は昨年7月と8月に登って大好きになったルートであるが、少し危険な箇所もあり、冬場は単独で行くのはリスクが高いと思って避けていたので久々である。車は青崩のトイレ近辺に路駐するのが一番近いのであるが、10時前には既に沢山の車が路駐されてあり停められない事も無かったが、迷惑になってもいけないので水越川公共駐車場に車を停める事にした。準備を整えて9:54にスタートである。まず青崩まで遊歩道下って行く、桜の花が綺麗である。
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この遊歩道沿いの道端は、結構沢山の花が咲いていてオオイヌノフグリやスミレなどが一面に咲いているが、ヤマルリソウも咲いていた。
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石筆橋を渡って舗装林道を登って行くが、ここも色々な花が咲いていた。モミジイチゴの花やヤマブキが特に目立つ。
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大きな堰堤を過ぎて、丸滝谷入口の鉄板の橋にやって来た。駐車場からここまで約20分である。この橋を渡るのは久し振りでわくわくする。
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最初は植林の中を進む。すぐに沢にも入れるが、最後の滝を越えるのが難しいので無理はしない。ミヤマカタバミの蕾が沢山あるが、どれも開いているものは無かった。
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沢に入ると木々は新緑前の冬枯れ状態なので明るくて新鮮な感じである。
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ここにもモミジイチゴが咲いている。
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少し開いたミヤマカタバミ。
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カエデは新芽が出てきている。新芽は赤いので紅葉しているように見える。
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ヤマネコノメソウは今至る所で咲いている。
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中尾の背・石ブテ東谷の分岐を10:35に通過。写真を撮りながらのゆっくりペースなので時間が掛かっている。夏場は鬱蒼と木々が繁って真昼でも薄暗く(涼しくていいが)写真が上手く撮れないのだがこの時期は本当に明るく、初めての沢を歩いている感じさえした。
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この表示の左に滝があり、滝を越えると(ロープも下がっているが巻き道あり)東谷・勘助屋敷谷で手前黄色テープの尾根を上がると中尾の背である。東谷は一度行ったが途中で違う道を上がってしまって大変な目に遭った。中尾の背はまだ行った事はない。
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暫く歩くとシロバナネコノメソウを発見。(※ニッコウネコノメソウに訂正いたします)
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金剛山の秘境と言われる丸滝谷であるが、やたら目印が目立つようになって来ている。最悪なのはペンキの目印。折角の自然の景観が台無しである。
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気持ちの良い沢を遡行していくと次々と小滝が現れる。夏場は暗くて上手く写真が撮れなかったが、今日は明るいので撮り易い。
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大き目の滝にはロープが下がっているが、出来るだけロープに頼らず3点確保で登る様にした。下の丸滝には11:11に到着。この滝は左側に少し入っているので寄り道をする事になる。
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上の丸滝はそこから10分も掛からない。ここはロープに頼らない事にはクリアできない。
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右側に設置されたロープを掴んで足元をしっかりと確認し登る。ここのロープはしっかりしていて安心して大丈夫だ。
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上が2段になっているので一旦超えてから左を巻く様に超える。途中の苔が綺麗だった。
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上の丸滝を越えると水量は一気に減って細い谷を上がる。
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ここが最初の一滴の場所。ここから上は水が無くなる。
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水がなくなると急斜面の登場である。ここもロープに頼って登る。ロープは途中3回乗り継いで上がっていくことになる。
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登り切った所がお花畑の様になっている。イチリンソウの葉っぱかな?沢山出てきている。
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そしてエンレイソウが群生している。独特の葉っぱの形である。
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最後の最後に急傾斜を越える。
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超えた所が中尾の背からの尾根である。右に曲がると分岐がありこれも右に登る。
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すぐに石ブテ尾根の道と合流し六道ノ辻にでる。ここで少し休憩を摂る事にして一服するが急に風が強くなり肌寒く、薄いウィンドブレーカーを出して着込む。
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大日岳には12:11に到着する。
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温度計は9度。冬場だと暖かいと言い、春先では少し肌寒いと言う。感覚の違いは面白い。
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大日岳から売店の方には降りずに右に曲がって国見城址広場の上の展望場所に行く。曇っているが六甲山は薄っすらと見えている。
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関空も見えているから遠望は利いているほうだ。
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国見城址広場に12:20到着。結構人は多く皆さんお弁当タイムである。
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先に葛木神社へお参りに行く。
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定点観測の大和葛城山。あと一月もすれば真っ赤に染まる山頂が楽しみである。
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葛木神社の裏を回って転法輪寺に戻る。樹齢300年の枝垂桜も満開は5月頃か。
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登山回数掲示板の前で弁当タイムにする。コンビニ弁当とおこげスープ。お湯はステンレスボトルで十分なので楽チンである。あっと言う間に食べ終わって一服後本日の最大の目的のカタクリ探しに行く事にしよう。13:10下山開始である。売店横を大日岳方面へ向かう。ジロボウエンゴサクが咲いている。
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迂回路を通って青崩道に出る。国見城址広場への道は通行止めが続いている。
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73番と72番の電柱の間にわさび谷へ抜ける分岐がある。カトラ谷へも続いている。カトラ谷の水場を過ぎて古い堰堤を越えた辺りの沢の分岐を左に行くとここに出られるのである。昨年クリンソウを探して間違ってここに上がってきた事があるがわさび谷は初めてである。72番電柱を左に入る。
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ここは気持ちの良い自然林で、新緑の季節は見事である。
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少し降りて広くなったところにカタクリの群生はあった。しかし時期が早いのか、天気が悪いのか開いている花は一輪も無かった。場所の確認が出来たので次回のお楽しみにしよう。
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そこから自然林の中を下って行くとコバイケイソウの群生地があった。花の咲く7月頃は見事な群落になるだろう。
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下から水音が聞こえてくると自然林から植林に変わる。そこからは尾根道の急激な下りに変わる。
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どんどん下ると出たところはカトラ谷の一番下の方だった。わさび谷の尾根ルートと呼ばれる所を下ったようだ。出てきた尾根の入口はここ。
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この尾根の左側の沢。これがわさび谷と呼ばれる谷だろう。ブルーシート小屋の所から登った場合この沢をどこかで横切らなければならないのだと思う。
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ここからカトラ谷入口のブルーシートの小屋の様な物が見えているので本当にカトラの入口位である。カトラ谷の赤ペンキ目印が更に増えている。本当に嘆かわしい事である。
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ブルーシートの小屋の横を上がる。わさび谷の入口を確認し左に曲がり黒栂谷へ向かう。黒栂谷を登り返すとヒメカンスゲが沢山咲いていた。
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疲れた足にはセトへの登り返しがキツイ。
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この辺りも最近間伐作業が行われたようだ。
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セトに14:20に戻ってきた。青崩道の大迂回ルートであった。
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ここでコーヒーを淹れてゆっくりする事にした。この時間は静かで誰一人通らなかった。
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一服後は青崩道を一気に下る。シロバナショウジョウバカマが1輪だけ咲いていた。
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展望が開けるベンチのある所ではショウジョウバカマが固まって咲いている。
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開きかけのヒトリシズカを見つけた。清楚な感じが綺麗だ。
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淡々と下って15:20青崩道入口に到着。
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後は桜咲く遊歩道を歩いて駐車場に戻る。
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駐車場には15:31に到着である。いつも帰りはトンネルを使うが、3月末に葛城山北尾根ルートを登った時に、自転車で水越峠を下ったが、祈りの滝に綺麗な桜がある事に気が付いた。あの時は蕾膨らむ状態だったので、今日は綺麗だろうと旧道で水越峠を越える事にした。これが大正解。殆ど車の通らない旧道には桜が沢山植えられていて見事な満開の桜を楽しむ事が出来た。
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レンギョウの黄色い花とピンクの桜の取り合わせも美しく、金剛山も眺める事が出来て隠れた名所である。満開の桜を堪能した後はかもきみの湯に直行し、疲れた足をゆっくりと癒して帰路に就いた。金剛山デビュー1周年は内容の濃い一日となった。
by hawks-oh-muku | 2010-04-09 21:58 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 産六 at 2010-04-12 07:50 x
丸滝谷〜わさび谷〜セト〜青崩とはすごいハードコースですね。丸滝谷の登り切ったところの群生は気になっていましたが、イチリンソウでしたか。楽しみが増えました。それにしてもペンキはちょっとやり過ぎですね。

ミヤマカタバミって奇麗ですね。花は有名どころでないとほとんど知りませんので、たくさんの写真は大変勉強になります。知ると知らないでは大違いですものね。

わさび谷のカタクリも昨年知って、今年は見に行こうと思っていたところです。タイムリーな記事ありがとうございました。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-04-12 19:48
産六様こんばんは。
1年前の千早本道から大きく変わって少々ハードコースでした。
丸滝谷は夏に涼しいルートで夏限定と自分では思っていましたが、今の季節は明るい雰囲気でまた違った雰囲気で登って見てよかったです。上のお花畑のような所はイチリンソウかどうかは自信がありませんが、葉っぱの形からそうかな?と思いました。今はエンレイソウが群生して咲いていました。エンレイソウは初めて見ました。

今日は雨で山歩きが出来ずに、今週はお預けです。(今年は六甲山のタムシバが見られずに残念です)来週はカタクリ本番の時期なのでいい天気を期待したいと思っています。
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