初登りは霧島東神社から高千穂峰

1/4 高千穂峰 霧島東神社→二子石→1321P→皇子原分岐→山頂に向かう手前で敗退→1321P→二子石(避難昼食)→霧島東神社

2007年、新年初登りは高千穂峰に決めていた。そして幾つかあるルートの中で最長且つ最難関の霧島東神社から登る事にした。このルートは標高差1000mを越え山頂までの水平距離で5km。急斜面の登りが続き山頂まで標準タイム登り3時間半、下り2時間50分程である。果たして初心者の自分で登る事が出来るのか?仕事上年末年始が年間最大の繁忙期で9連続出勤の後新年初めての休みで身体が疲れているが身体は持つのだろうか?自問自答しながらも決行した。天気は降水確率40%と願い虚しく悪い予報である。まずは霧島東神社に車を停めて、参道を上がり初詣を済ませる。ちなみに高千穂峰山頂部分は霧島東神社の飛び地境内で天の逆矛はこの神社の社宝である。従ってこの神社からのルートが一番由緒正しいルートだと言われる。社殿の横に登山道はあり最初は原生林の中を進んで行く。最初の内は傾斜は緩いが、登山道が丸太の階段に変わると急な登りが延々と続く。仕事で疲れた足が悲鳴を上げるが黙々と登る。残念ながら雨が落ちてきた。レインウェアを着て更に登っていく。相変わらず急な登りであるが見晴らしが良くなって来て眼下に御池・小池が見える。
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雨でもガスがないので景色はある程度楽しめるのがせめてもの救いか。
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新燃岳の向こうに韓国岳が見える。
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急な岩場を登りやっと二子石まで到着。ここからも韓国岳が見えている。
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しかし雨の装備はしていたつもりであるが、冬の山の寒さと冷たい雨に対する認識が甘かった。手袋が防水で無い為濡れて手の感覚が無くなるほど冷たい。又レインウェアも昔バイクに乗っていた時の上下1万円程度のものだが、古い為か防水機能が落ちて雨が浸み込んでいる。暖かい季節であれば問題ないのだろうが、高度が上がり気温はぐんぐん下がって寒くて仕方が無い。しかし目指す高千穂峰も目の前に美しい姿を見せておりこの時点では山頂まで登る気満々で1321Pまで来た。
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ここから見る高千穂峰の山容はとても綺麗である。
振り返ると二子石が見えている。
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ここから鞍部である御池小分岐まで下る。そしていよいよ最後の登りとなる高千穂峰の急斜面に取り付く、皇子原分岐まで来たところで太腿の辺りが攣ってしまう。少し木段に座り込んで足を揉む。ここから先の道程は初めて登った時のルートで鮮明に覚えているがかなりきつかった。そして山頂には雨風を避ける場所が無いことも分かっている。(山小屋があるが、前に来たときは2回とも閉まっていた)雨は止むどころか強くなってきたし兎に角寒い。特に手袋が濡れて手が冷たい。このまま山頂に上がっても雨風で弁当は食べられそうに無い、太腿は痛む。少しの間思案したが今日はここで引き返す事にした。やはり自分の力不足と装備に対する無知さを恥じるべきだろう。これ以上登る事は無謀だと気付いたら決断は早かった。さっさと来た道を引き返す。1321Pまでの登り返しで何度も太腿が引き攣る、立ち止まっては揉んで摩り再び登る。先程二子石を通過した時に山側の石の中に大きな空洞があり、人が2~3人位入れるスペースがあった事を思い出す。あそこで昼食を摂って休憩しよう。そう思うと気力が湧いて一気に登り返した。そして二子石に辿り着き空洞の中に入る。十分なスペースで雨風が凌げた。食事の準備に取り掛かる。今日は実家から宅急便で送ってもらったキャンプで使っていたガス式のシングルバーナーを持ってきている。お湯を沸かしてカップ麺を作る。冷え切って感覚が無くなり掛けた手をかざして暖を取ると徐々に感覚が戻ってきた。弁当とカップ麺を食べると身体も温まり一息ついた。でもここから長い長い急な下りが待っている。気合を入れ直して慎重に下って行く。下りの道程は登る時よりも長く感じたが漸く霧島東神社まで辿り着いた。社殿の横を通って境内を歩く。今日は1月4日なので初詣客でそれなりに賑わっていた。社務所の所で関係者の方が私の姿を見てお参り有難うございましたと言われた。そうか山頂の天の逆矛にお参りして来た事に対するお礼だと気付いたが、実は途中から引き返しましたとは言えずに黙って頭を下げた。帰りに温泉で今日の疲れを癒した後、都城の大型スポーツ店に寄ってゴアテックスのレインウェアと防水の手袋を買って帰った。必ず近いうちに同じコースをリベンジしようと思った。今回の経験と反省は必ず次回に活かすべきである、独りで始めた山登りである、毎回何かしら学習し会得していくしか方法はない。
by hawks-oh-muku | 2007-01-04 23:16 | 九州の山歩き | Trackback | Comments(0)
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