中岳・新燃岳

12/20 中岳・新燃岳 高千穂河原→中岳→新燃岳→中岳→高千穂河原

10月から急に始めた山歩きであるが、その魅力にすっかりと嵌ってしまった。最初は高千穂峰に登りたい一心だったが、山頂から見た霧島連山の美しさに魅了され、白鳥山・甑岳・韓国岳と登った。まだまだ初心者なので霧島縦走は、時間配分や体力面で全く自信がなく、高千穂河原から中岳・新燃岳の往復を考えた。話によると中岳・新燃岳から見る高千穂峰の姿は、目の前にどーんと聳えて迫力があり美しいと聞く。韓国岳から見た秀麗な姿をもっと間近で見てみたいと思うのは当然の成り行きで中岳・新燃岳への一番簡単なコース選択である。宮崎市内から車で出発し宮崎自動車道都城ICで降りて10号線を走り都北交差点で右折し県道108号線を庄内方面へ向かわせる。庄内から県道31号線に変わり、30分程で国道223号線と合流する。この庄内から国道223号線までの道から見える高千穂峰の美しい姿が山登りを始めたきっかけの一つになったが、今日はガスが掛かりその姿は全く見る事が出来なかった。霧島神宮方面へ進んで霧島神宮の手前を右折し県道480号線に入る。この県道は鬱蒼とした原生林の中を走り、昼間でも薄暗く独特の雰囲気を持っている。急カーブの続く急勾配の道を進んで高千穂河原に到着したが残念な事に一面のガスで真っ白で目指す中岳方面は全く見えない。ここ高千穂河原はえびの高原と同じく登山基地になっており有料(400円)の広い駐車場が完備されている。シーズンの土日は車が溢れかえり満車で停める事が出来ない状況になるらしいが、今日は平日のシーズンオフで殆ど車は停まっていなかった。ガスっている状況なので尚更かもしれない。少々の不安を感じながら中岳へ向けてビジターセンターの横から入山する。最初は中岳中腹探勝路となっており、観光客でも歩ける整備された中を歩く。途中もみじコース・つつじコースの分岐があるがそのまま真っ直ぐに登山道を歩く。この分岐は最終的に登山道と合流する様だ。ガスは時々風に流されガスの切れ目から中岳を見る事は出来たがすぐに隠れてしまう。
a0122149_10565179.jpg
a0122149_10571286.jpg

足元の登山道はハッキリしているので迷う事は無さそうであるが、ガスの状況によっては引き返す事も考えながら中岳への岩場に到着した。
a0122149_10574115.jpg

ここからは急な岩場を登っていく。岩場を過ぎて木の階段に変わると山頂は近かった。山頂に着いてはみたが真っ白いガスに覆われて全く視界が利かない。
a0122149_10582617.jpg

少し休憩をし新燃岳に向けて歩き出すがその姿さえ見えず、どの程度の距離感なのかも全く分からず、方向感覚も怪しくなり初心者の単独者がこれ以上進むのは危険だと思い直して中岳に戻る。山頂の広くなった所のベンチで弁当を広げて食べていると、強い風が吹きガスが一気に飛ばされていきなり目の前にど迫力の高千穂峰の山頂が姿を現した。
a0122149_1059241.jpg
a0122149_10594155.jpg
a0122149_110387.jpg

感動で一瞬動けなかったが、このチャンスを逃してはいけないと慌ててカメラを出して写真を撮る。先程諦めた新燃岳も姿を現した。
a0122149_1103050.jpg

30分程の距離と聞いてはいたが実際の目的地が見えて初めて距離感がつかめたのでやっぱり新燃岳まで行く事にした。弁当を大急ぎで食べて再出発。しかしガスが晴れたのも束の間で歩き出して暫くすると再び真っ白の世界となった。ただ目標を一度目にしたので距離感も方向感覚も掴めた上、登山道はハッキリしているので先程のような不安感は無くなった。中岳と新燃岳の鞍部の辺りで鹿の群れと遭遇する。驚いたのは鹿のほうらしく飛び跳ねるように走り去っていく。ある程度距離が離れてから一斉に首を曲げてこちらの様子を窺っている。しかし残念ながら写真には納まらなかった。鞍部からは木の階段状の登山道に変わり道に迷う事は無さそうだがガスは相変わらずで新燃岳の姿は全く見えない。振り返るとそこも真っ白で降りてきた中岳さえ見えない。階段を登り山頂近くになると猛烈な風が吹いている。山頂に上がると冷たい強風が吹き荒れておりガスが吹き付け手袋をした手に霜に変わって付いていく。期待していたエメラルドグリーンの火口湖も姿を現さず、早々に退散する事にした。
a0122149_1111458.jpg

来た道を下って中岳に登り返し、中岳からは急な岩場を慎重に下った。何とか無事に高千穂河原まで戻ってきたが、今日の本来の目的である高千穂峰は一瞬頭を出しただけで残念ながらその雄姿を見る事は出来なかった。又新燃岳のエメラルドグリーンの火口湖も見る事が出来ず、次回に持ち越しとなった。まぁ愉しみが先送りされたと考える事にして、霧島の自然の凄さと山の天候の怖さを体験出来たことが収穫であったとしよう。
by hawks-oh-muku | 2006-12-20 23:48 | 九州の山歩き | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://hawksoh.exblog.jp/tb/10190838
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 高千穂河原から高千穂峰 釈迦ヶ岳(宮崎県国富町) >>