戻り寒波で積雪した金剛山モミジ谷本流ルート

3/12(金)金剛山 水越川公共駐車場10:00→水越峠10:10→ダイトレ→もみじ谷本流ルート→葛木神社11:58→国見城址広場12:08(昼食休憩)→カトラ谷→黒栂谷分岐13:37→セト14:03→青崩登山口14:54→水越川公共駐車場15:11
累計標高差945m

10日水曜日の戻り寒波で金剛山は15cmもの積雪になっているらしい。積雪15cmと言うと今シーズン最高レベルである。1月中旬の寒波の積雪15cmが最高だったのでそれ以来のまとまった雪が降った事になる。積雪情報を見てから待ち遠しかった休みの本日、勇んで金剛山に出掛けた。水越峠に向かう途中、山麓線から309号線に入る名柄交差点の手前に国土交通省の温度計があるが10時前で既に11度を表示しており、雪はかなり融けているのではないかと気が気でなくなる。水越トンネルを抜けて旧道に左折すると、道路脇には残雪があり少し安心する。今日はこの積雪を逃すまいと多くの登山者が来ている様で、いつも以上に路上には沢山の車が停まっている。水越川公共駐車場に10時前に到着したがここも満車に近く、空きは3台分しかなかった。私はいつも平日しか登る事ができないが、この駐車場でこれ程多いのは初めてである。早速準備に取り掛かるが、同じ様に準備をされている方が2組居られて、1組はご夫婦、もう1組は単独の方で、私よりも少し早く出発された。川沿いの遊歩道には昨日作られた雪だるまが出来ていた。
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ご夫婦の登山者は太尾東尾根に入っていかれ、単独の方は私を同じ水越峠の方へ進まれる。水越峠にもビッシリと路上駐車が・・・皆さん戻り寒波に期待されていたんですね。
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ダイトレ入口の東屋の横の梅が綺麗に咲いている。
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ダンコウバイか?アブラチャンか?黄色い花が沢山咲いている。
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何の花か判らないが、綺麗なピンク色の桜のような花も咲いていました。
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いつもは退屈な舗装のダイトレであるが、残雪と共に春を感じさせる花が咲き写真を撮りながらゆっくりと登って行く。ところが金剛の水の手前、日陰に入ったとたん景色は一変し真冬の景色に。
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先行されていた登山者の方は、金剛の水で衣服調整の休憩を摂られていて追い越す。私は暖かいのは判っていたので山シャツ1枚で登って来たがそれでも少し汗ばむ位の暖かさである。カヤンボ橋分岐を10:39に通過。道の真ん中は雪が融け出して歩き難い。
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もみじ谷入口から谷に入る。谷は雪が多く滑らないように慎重に進む。一つ目の堰堤を越えて進むが積雪量はかなり多い。先行者の付けた足跡は1名分のみであるが不慣れな谷なので有り難い。
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4つ目の堰堤を越えて前回気に入った自然林の所に出る。積雪量は更に増えて、足がすっぽりと入る。吹き溜まりの所ではストックを差すと30cmは積もっていた。
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5つ目の堰堤を越えるが、雪が多くて右側を越えるのに少し手こずった。
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堰堤を越えてすぐに分岐である。今日は初めての本流ルートに進む。先行の足跡も本流ルートに付いているので少し安心である。
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分岐から5分程で第六堰堤が出てきた。当然凍ってはいないが、来シーズンはここの全面凍結を見てみたい。
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ここは左側を巻いて行くが、積雪が多く滑りやすく緊張しながら慎重に進んだ。
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堰堤を越えると素晴らしい沢筋が現れる。
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10分程で谷は二俣に分岐する。右が本流ルートで左は旧本流ルートと呼ばれるらしい。(写真は左の旧本流ルート)
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先行者の足跡は右の本流ルートに伸びている。私も右に進む。
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右に進むとすぐに左側の尾根に目印があり尾根に登る。結構な急登であり積雪もあるので滑りやすくダブルストックでバランスをとりながら登って行く。
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ここまでアイゼンなしで登って来たが、急斜面で何度か滑ったので少し狭いが平らになった場所で安全を考えアイゼンを装着する。車で準備をしている時に、ザックには6本爪のアイゼンが入っていたが4本で充分だろうとわざわざ4本に入れ替えて来たのだが、急斜面では4本ではつま先のグリップが全く効かないのでアイゼンを装着しても滑り、慎重に木に摑まったりストックを突き刺したりしながら急登を上がる。漸く石柱の所まで出て一安心。先ずは葛木神社へお参りに行く。裏参道のブナ林からいつもの大和葛城山を眺める。葛城山も山頂は真っ白になっている。
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いつもの様に葛木神社に参拝。
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山頂の温度計は3度。やはり暖かい。
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カマクラは最大級まで復活していた。
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国見城址広場には小学生の団体が沢山いて大賑わいである。3月の中旬に耐寒登山を計画する事はないと思われるが、今日は突然の積雪で子供達は大喜びだろう。
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どこも一杯でやっと売店前のテーブルを確保し昼食にする。今日は金曜日なので売店はお休みである。今日は具沢山の五目ラーメンである。市販のラーメン(スープつき)にレトルトの中華丼の素を入れて一緒に煮込むだけのお手軽メニューであるがこれはとろみも付いて結構いける。
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食後も少しゆっくりし下山に取り掛かる。下山コースはカトラ谷・黒栂谷経由の青崩道にした。カトラ谷はニリンソウの群生が有名だが、花が多いルートなので何かしら春を探す事が出来るのではないか?と期待しての選択である。カトラ谷は登りで使う事が多く下りで使うのは2回目である。先ず最初の難関は、山頂直下の急斜面である。雪で木段が埋まり滑りやすいので神経を使いながら下る。登りの時にはさほど感じないが結構な急斜面である。
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日の当たる場所は融けだしてグチュグチュにぬかるんでいて滑って尻餅でもついたら悲惨な目にあう。
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漸く急斜面を降りて大好きな風景のブナ林に出る。
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期待したお花畑での春探しは残念ながらすっぽりと雪に覆われて真冬の状態で春の片鱗も無かった。水場を13時過ぎに通過し沢沿いを下る。
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第二の難関の梯子場である。梯子は登るより下りのほうが絶対に怖い。敢えて足元を撮影してみた。登るときは上を見るが下る時は足元を確認する為に下を見るので高度感を感じる。
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岩場に大きな氷柱がぶら下がっている。ストックと較べてみると一番長いので1mを超えていた。
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小滝まで来たので登山口までもう少しである。
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登山口の黒栂谷分岐で工事が行われていた。黒栂谷の水流を一旦太いパイプで迂回させて木と石積みで堰を作っている様だ。
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ここで高度は675m(誤差は最大40m位あると思う)ここから黒栂谷を登る。
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途中暑くなり上着を脱いで融け出した泥濘の道を上がって行くと。ここで融け掛けた雪の合間から芽吹きを見る事が出来てやっと春を感じる。苦労してカトラを下った甲斐があったと言うものである。
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さぁここからセトに向けて急登が待ち受けている。上を見て歩くと疲れが増すので黙々と足元だけを見て登る
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黒栂谷分岐から25分でセトに到着。高度差160mでいい運動になった。
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セトから青崩道に入るがここから登山道の状況は最悪だった。泥々の泥濘で水溜りも出来ていてヤケクソで歩いた。
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14:54登山口に到着。
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旧道に出て水越川公共駐車場までとぼとぼと歩く。道端にオオイヌノフグリが沢山咲いている。白い花はコハコベ。
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遊歩道に入るが雪はすっかり消えている。
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朝はちゃんと雪だるまの形をしていたが、融けて雪の塊になっていた。
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今日は休憩を含めて約5時間の山歩きとなった。久々に雪の感触を味わいながら春と冬の混在する山歩きが出来て充分に満足行く一日であった。金剛山では多分最後の積雪であろう。雪の金剛山のシーズンもあっと言う間だった気がする。これからは訪れるたびに春を感じて、季節の移り変わりを愉しむ事にしよう。
by hawks-oh-muku | 2010-03-12 21:44 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(8)
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Commented by anikobe at 2010-03-14 10:37 x
雪の金剛登山、ドキドキ、ワクワクしながら、拝見しました。
いつも本格的な登山をされていればこその、雪山を上り下りしながらの、画像を堪能させていただきました。
自分では経験することのない山歩きを画像で疑似体験しているような気持です。
見覚えのあるのは、頂上の葛城神社辺りだけです。それも桜の咲く頃か真夏です。だから途中の山道はこんな風景なのだなぁと、とても感動的でした。雪の中で見つけた小さな春も印象的です。
ありがとうございました。
カタクリの花の咲く頃、ケーブルで葛城山へ行くのが、今の私の山の楽しみです。
Commented by 産六 at 2010-03-14 17:47 x
もみじ谷本流の雪景色、奇麗ですね。特に最後の堰堤を過ぎてからの沢筋は見事なまでに奇麗ですよね。先行者もまだ一人ということのようで、積雪の状態も良かったのじゃないでしょうか。

私も前日の木曜日に石ブテ尾根を上がりました。一番乗りを期待していましたが、すでに足跡が。こちらはやはりメジャーなコースでした。

それにしても、カトラを下って黒栂谷を登って青崩に戻られるとは・・・。凄い!のひと言です。土曜日にはもう雪もさっぱりだったようで、木曜、金曜がベストのようでしたね。

今、曽爾高原の山焼きを見て帰ってきたところです。なかなかの迫力でありました。春、を楽しみたいと思いますが、花のことはよく知らずこちらの記事を参考かつ楽しみにしたいと思っています。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-03-14 21:59
anikobe様こんばんは。
ご訪問有難うございます。私の場合本格的な登山ではなく自然を楽しみながらの健康のための山歩きですけどね・・・。

そう言えばもうひと月程でカタクリの咲く頃ですね。私も楽しみにしています。
福寿草と同じスプリングエフェメラルの代表格ですね。大和葛城山では同じ頃にショウジョウバカマの群落も見る事が出来るので本当に楽しみです。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-03-14 22:18
産六様こんばんは。
やはり木曜日に行かれてましたか!木曜日は霧氷も見れたのではないでしょうか?私も木曜日に行きたかったです。金曜日は気温も上がり、下山時は雪が融けて登山道の状態は最悪でした。
石ブテ尾根は一度下りで使った事があるだけで登りで使用した事がありません。今度登ってみたいと思います。

曽爾高原の山焼きはこの時期に行われるのですね。昨年の秋に倶留尊山に登った時にはススキの海原が綺麗でいたが、新緑の季節も綺麗だとお聞きします。山焼きをするからこそ綺麗な新緑になるのでしょうね。
帰りにお亀の湯は行かれましたでしょうか?あの温泉は泉質が良かったのでまた行きたいと思っています。
Commented by 産六 at 2010-03-15 07:26 x
おはようございます。
曽爾高原は名前は知っていたものの遠いのであまり興味がありませんでした。が、こちらの昨年11月20日の記事を拝見したとき(実はその少し前の久住の素晴らしい写真と記事でこちらのブログを知り、ファンになりました)、すごく関心を持ちました。で、山焼きのことを知り出かけた次第です。いいところを教えていただいてありがとうございました。今回はあの美しい稜線を歩くことが出来ませんでしたが、新緑の頃には是非歩きたいと思っています。

お亀の湯は平日500円ということでしたので、新緑の季節の楽しみに残しておきました。(^^;
Commented by hawks-oh-muku at 2010-03-15 20:59
産六様こんばんは。
そうでしたか。私の拙い記事が少しお役に立てたようで嬉しいです。
私も新緑の頃にまた訪れて見たいと思っています。また鎧岳・兜岳にも登って見たいと思っています。
今週か来週は鈴鹿の藤原岳に初チャレンジしようかと考えていますが、お天気が心配です。
現在2006年・2007年の山歩きの記録を再構築中です。デジカメの写真と記憶を頼りに行っていますが、当時の記憶は鮮明でも写真は余り撮ってなくて中々結びつきません。
また宜しければお時間のあるときに見て頂ければ幸いです。
Commented by 産六 at 2010-03-17 08:08 x
九州は子供が小さい頃には毎年遊びに行っていました。当時は山歩きどころか街歩きも億劫だったので麓から見上げる九州の山は一風景に過ぎませんでしたが、今は登ってみたいですね。拝見していていると...悔恨と羨望と...そして意欲と活力が湧いてきました。余裕ができれば麓からなら馴染みのあるあの山々を歩いてみたいです。

さて、藤原岳ですが、以下のブログで最近の福寿草の情報が載っていました。
Mr.Dashのぶろぐ館
http://blog.goo.ne.jp/dash111779/e/87330f9ad9600ff026b2d17f4ae350cd
雪割福寿って見てみたいですねー。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-03-20 08:38
産六様おはようございます。遅くなって申し訳ございませんでした。藤原岳の情報ありがとうございました。昨日行って参りました。本日仕事が終わってから夜にでもブログ更新したいと思います。
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