春を探しにモミジ谷から金剛山

2/19(金)金剛山 水越川公共駐車場10:02→水越峠10:12→カヤンボ分岐10:40→もみじ谷入口10:42→一の鳥居12:04→葛木神社12:12→国見城址広場12:21→金剛山遊歩道→カタクリの道12:50→しゃくなげの道13:09→千早園地大屋根13:25(昼食休憩)→展望台14:03→葛木神社ブナ林→大日岳14:32→六道ノ辻14:42→太尾塞跡14:55→太尾東尾根→水越川公共駐車場15:46
標高差+915m-905m

5日の三峰山以来2週間ぶりとなった山歩きはどこに行くかを決めかねていた。と大げさに言ってみても選択肢が多くある訳でもなく、月曜日の雨で下見に行った西吉野の櫃ヶ岳に行くか、それとも金剛山に行くかの2つである。朝6時位に目が覚めたが2度寝して7時半過ぎに起きる。天気予報では雨は無さそうであるが曇りで快晴は期待できそうに無い。櫃ヶ岳は遠望の利く快晴の日に登りたい。携帯から金剛山積雪情報を見てみると積雪はうっすらcm・気温-5度・霧氷有りとなっており金剛山行きに決める。朝食を摂ったり準備をしたりで家を出たのは9時前になってしまった。いつも金剛山に登るときはついつい遅くなってしまい、朝の情報で霧氷有りになっていても消えてしまっている場合もあり後で後悔する事になる。今日はどのルートにするか考えていたが水越側からのルートでまだ登った事の無い、もみじ谷から上がる事にする。昨年の3月に九州より近畿に帰ってきて金剛山に登り始めて20回以上は登っているが未踏のルートはまだまだある。水越側からではもみじ谷が未踏なのである。水越トンネルを抜けて旧道に入るとトイレ前から沢山の車が停まっている。いつもよりも一段と多く既に満車と言う感じだ。(尤も路駐であるから満車と言う表現は適切ではないが・・・)そのまま進んで水越川公共駐車場に車を停める。ここもいつもより多いが駐車スペースは残っている。準備を整えて2週間ぶりなのでストレッチも入念に行って10:02にスタートする。昨晩に雪が降ったのか、遊歩道は真っ白に積雪している。
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ストレッチをしている間に後から来られたご夫婦が先行され、私も少しおいて後に続く形になった。水越峠まであと少しの所で、奈良県側から臨時バスが3台到着し学生を降ろしている。
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これは早くしないと団体に巻き込まれると急いだが先頭集団は既に歩き出していてカヤンボまでは一緒に紛れて歩く事になってしまった。
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バスのプレートには東大寺学園中学校2年生となっていた。東大寺学園といえば超有名進学校で、東大合格者全国トップ10にランクされ昨年は44名の合格者を出している。京大へは66名で全国3位である。医学部志望が多いのも特徴で国公立医学部への合格者が70名で全国4位。浪人を含めるとなんと8割が東大・京大・国公立医学部に進学し、これは全国堂々1位の割合である。中高一貫教育であるから余程の事がなければそのまま東大寺学園高等部に進むだろうから、30年後40年後は日本のリーダーとなる様な子供たちである。一緒に歩いていると子供達の話し声が聞こえてくるが、今読んでいる本の話や勉強の話でやはり普通とはちょっと違うなぁと感じる。行儀もよくストレスを感じる事無く金剛の水まで一緒だった。一行は金剛の水で小休憩に入ったのでやっと一人のいつものペースで歩く事が出来るようになり、カヤンボの分岐を今日は真っ直ぐに進む。
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カヤンボを直進し大きくカーブする所の奥側にもみじ谷の取り着きがあった。
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先ずは谷を渡る。
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すぐに一つ目の堰堤が現れる。
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今日初めてのルートであるが谷ルートの中では割とメジャーな方なので誰か先行者がいると思っていたが、登山道には足跡がなく今日のもみじ谷は私一人の様である。
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馴れたルートであれば嬉しいが、積雪があり踏み跡が判り難くく初めての谷なので少々不安になる。この先観察力を働かせてルートを外さないようにしなければならないと思いながら堰堤の左側を通過する。
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最初の堰堤を越えて4分程歩くと二つ目と三つ目の堰堤は連続して現れた。
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三つ目の堰堤を越えて進み何度か渡渉を繰り返しながら進む。
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20分ほど掛かって四つ目の堰堤が出現する。
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氷の芸術のような氷柱が下がっている。
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四つ目の堰堤を越えると風景が変わり綺麗な自然林が現れる。紅葉の季節はさぞかし綺麗な景色になると思われる。今もここに霧氷が着いていれば言う事なしの景色だ。
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五つ目の堰堤は四つ目の堰堤から5分ほどで現れた。堰堤の前に小滝がある。水しぶきが凍って氷柱や面白い形になっている。
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堰堤の右側の石垣を攀じ登って先に進む。
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堰堤を越えると谷が分岐している。右側は季節の移り変わりが良く判りそうな谷筋である。新緑・紅葉・冬枯れとそれぞれに違う表情を魅せてくれそうな美しい谷だと思う。
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どちらに進むのか良く調べてこなかった。地図を見ると真っ直ぐの様な気がする。回りを見渡すと真っ直ぐの谷のほうにテープの目印があり直進する事にした。(帰ってから調べると本流ルートは右の美しい谷へ進むのが正解だった。右に曲がると六つ目の堰堤があり冷え込むと氷瀑が見られるそうであり残念だった!)
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分岐から10分足らずで谷が細くなり目印がある。ここから左の尾根に上がる様である。山と高原の地図で確認すると谷から離れると注意書きがしてあるので間違い無さそうである。
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尾根の上のほうを見るとそこにも目印があり尾根への急登を上がる。
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細い急登を上がり10分足らずで目印のある所に出て緩やかになる。
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そこから又5分足らずで目印のある分岐に出て左サネ尾登山道とある。
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直進は踏み跡がないので判り難い。自信が持てないので左のサネ尾登山道と目印のある方に進む。こちらの方も足跡はないが踏み跡がハッキリして判り易そうだった。10分程で壊れた小屋が見えてきた。
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上のほうで賑やかな声が聞こえて先程の中学生集団が目に入った。この上がダイトレの様だ。そこからは杉の木にマーキングがしてあって目印に従って進む。
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5分ほどで一の鳥居に出た。秀才中学生が後続待ちをしている様だった。
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葛木神社手前のブナ林には霧氷は着いていないが、一部だけ融けずに残っている小さな木もあった。
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葛城山は雪もない様である。
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葛木神社には12:12に到着しいつもの様に参拝する。
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山頂の気温はマイナス3度。沢山の登山者で賑わっていた。
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国見城址広場に到着。今の時期翌日が休みの金曜日は一番耐寒登山が多いらしく、別の中学校も来ていて大賑わいである。
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すぐに国見城址広場を後にして、金剛山遊歩道(いわゆる楽な道)で千早園地へ向かう。ここにだけ霧氷が見られて綺麗だった。
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霧氷には樹氷・粗氷・樹霜の種類があるが、今日ここで見られるのは針のような細い樹霜と呼ばれるものだと思う。
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しばらく霧氷の中を歩くが、すぐに霧氷はなくなり陽が当たっている所は登山道の雪も融けてしまってぬかるんでいる。ロープウェイ山上駅の上のトイレで用を足したあとカタクリの道を展望台のほうへ上がって見た。自生種ではないが福寿草があると聞いたのだが、カタクリの道だったか、しゃくなげの道だったかどちらか忘れたので同じスプリングエフェメラルのカタクリの所にあるのかと思ったのである。少し登るとマンサクの黄色い花が目に入った。
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マンサクも春の訪れを告げる早春の花で、「まんず咲く」→「先ず咲く」から名前が付いたとも言われる花である。
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さらに展望台下のカタクリの咲く広場に出て1周してみたが福寿草の姿は無かった。という事はしゃくなげの道だと思い、山上駅まで下ってしゃくなげの道に入るとすぐに福寿草の黄色い花が見えた。
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自生ではないと言う事だが、まずまずの咲き具合の福寿草が見る事が出来て満足である。
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千早園地のピクニック広場に来て見るとここも中学生が一杯で大賑わいである。
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国見城址広場に居た中学生と同じジャージなので学年が違うのか、グループを分けたのか判らないが混雑防止の為に念仏坂からと千早本道からと二手に分けて登りと下りを別にしたのかも知れない。本道を登って念仏坂を下る班と念仏坂を登って本道を下る班に分けて、食事も国見城址広場とピクニック広場に分ければ他の登山者に掛ける迷惑も半分で済むので良い案かもしれない。何とか大屋根の下の一角に場所を見つけてラーメンを作り弁当と一緒に食べた。
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30分ほど休憩しダイトレで展望台に向かう。展望台に上がり湧出岳・葛木岳を望む。
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湧出岳の下の杉の木は花粉を一杯付けて茶色くなっている。いつでも飛散の準備は完了している様で嫌な季節の到来である。
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岩湧山の方は雪雲の様な黒い雲が見えて霞んでいるので雪が降っているのかも知れない。
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展望台を後にしてダイトレで葛木神社下のブナ林に向かう。下山は駐車場所に一番近い所に降りてくる太尾東尾根を使う事にした。更にひょっとして霧氷が残っているかも?と淡い期待もあったのである。ブナ林の所から通称餌場と呼ばれる野鳥の観察場所を通って大日岳に向かう。14:32大日岳についてみると萱が刈られてすっきりとしている。
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六道ノ辻14:42通過。
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太尾塞には14:55到着である。
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ここで一服し太尾の急斜面を激下る(と言っても急な所は短いが)やはりこの尾根は風の通り道で冷たい西風が吹いているが霧氷は全く見られなかった。東尾根・西尾根分岐通過は15:25。園地でうろうろしたので結構いい時間になった。
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分岐を右に折れると風裏になるので西風はピタリと止んで暑いくらいになって来たが、一気に下って駐車場には15:46に到着した。この時間には登山者の車は全くなくなっていた。横の用水路の様な湧き水で汚れた靴を洗って、あとは温泉に直行である。トイレ付近の路上駐車の車も3台程にないっていた。今日は霧氷は僅かしか見る事が出来なかったが、マンサクや福寿草も見られて、正味の歩行時間も5時間ほどあったので充実した一日となった。
by hawks-oh-muku | 2010-02-19 22:00 | 金剛・葛城山 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 産六 at 2010-02-21 08:47 x
ブログも春バージョンに衣替えですね。
靴跡のないもみじ谷を楽しまれたことと思います。私はこの冬何回となくもみじ谷を歩きましたが木に雪は積もっても霧氷が着いたのは見たことはありません。尾根に上がってサネ尾に行かずそのまま直進すると自然林を過ぎて一の鳥居の坂を上がった辺りに出ます。この途中の自然林が紅葉や霧氷の時は大変奇麗です。
本流コースはとても奇麗な沢筋で、厳寒期には氷瀑や沢の上に氷が張ったりしてりして楽しめます。

福寿草、結構な数があるのですね。まだ蕾もありそうなので近いうちに見に行きたいです。場所もバッチシと教えていただけたし。
昨日は高見山のリベンジを果たせました。見事な霧氷でした。たかすみ温泉も初めてでしたがいい雰囲気でした。
Commented by hawks-oh-muku at 2010-02-21 23:12
産六様こんばんは。
いつもコメント有難うございます。

産六様はモミジ谷には良く行かれるのですね。私は今まで気になっていたものの今回が初めてでした。
本当は本流ルートの氷瀑を見てみたかったのですが下調べが不足してモミジ谷ルートの方に進んでしまいました。
いつも単独なので出来るだけ臆病に慎重に登るように気をつけています。地図の方角と目印も見つけたので真っ直ぐに進みました。
サネ尾の分岐も同様でした。次回は産六様に教えて頂いたので本流ルートや、サネ尾に曲がらずに自然林ルートを歩いて見たいと思います。

高見山のリベンジ良かったですね。お天気も良かったのでさぞかし綺麗だったのではないでしょうか?

金剛山の福寿草はまだまだ楽しめそうです。自生ではない様ですが充分に楽しめる雰囲気でした。
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