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感動した黄葉の白神岳

2016年10月19日(水)白神岳
登山口8:20→旧登山口8:30→二股分岐9:03→最後の水場9:52→マテ山分岐10:49→大峰山分岐12:42→白神岳避難小屋12:57→山頂12:59→昼食休憩→大峰山分岐13:37→二股分岐15:49→旧登山口16:14→登山口16:21
累積標高差+ー1050m

昨年から行きたかった白神山地の主峰白神岳にようやく行く事が出来た。
白神岳は標高1235mで決して高い山ではないが、登山口も海から少し登った標高185mから登るので、
標高差1000mを超え、距離も結構長いのでコースタイム登り4時間下り3時間と割とタフな山である。
登る時期は新緑か黄葉の季節が良いと思って行く機会を狙っていたが、新緑の時期はなかなか時間が取れずに何とか黄葉の時期に行く事が出来た。
最近は山歩きの回数が激減しており、体力的に全く自信がなくなって標高差1000m超えのロングコースは特に勇気がいる。
先月末にそれ程標高差のない八甲田大岳に登った時も結構キツク感じたので余計である。
出来るだけ早い時間から登りたかったが、家を出るのが6時半が精いっぱいで登山口の広い駐車場についたのは8時20分になってしまった。
駐車場は結構広く、混雑時でも十分な広さだと思う。また綺麗なトイレや休憩所も完備されている。
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車を駐車し、慌てて準備を整えて音色の違う熊鈴を2個セットして登山開始である。ここからは少し林道を歩いて旧登山口まで向かう。
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登山届を出す小屋のある旧登山口まで約10分。ここで登山届を記入し投函する。
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ここでは、所定の登山届に詳細を記入し鍵付きのポストに投函し、下山時は名前と下山時間だけを記入する別の台帳があり、個人情報には気を配られていると思った。ここからが本当の登山道で、最初は鬱蒼とした雰囲気の樹林帯でなだらかな傾斜の中を歩いていく。30分ほど歩いて二股分岐までやってきた。
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山と高原の地図2014年版では二股コースの記載が残っているが、崩落のため通行止めになっているので要注意である。
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ここから次のポイントは最後の水場ということになる。まだ緩傾斜の中をゆっくりと登っていく。徐々に周りの木々が色づき美しくなってきて少し開けたところで振り返ると日本海が見えた。
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写真を撮りながらゆっくりと登って50分弱で最後の水場に到着した。標準タイムは40分なので、ゆっくりペースである。
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ここからの本格的急登がはじまるのでここで羊羹をかじって小休憩。さて次なる目標地点となるマテ山に向けて歩き出す。そしてここからの黄葉が見事であった。今までに紅葉のきれいな山には何度も行ったことがあるが、ここまで見事な黄葉は初めてである。周りを見渡しても本当に黄色いグラデーションに包まれている感じである。さすが世界自然遺産のブナやコナラ・ミズナラ・サワグルミなど広葉樹が一斉に色づいているのである。まさに山粧うである。
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もう何度も立ち止まって写真を撮るが、後で見ると同じような景色ばかりなのである。実際にその場にいると感動するような景色が次々と出てくるので感動のままシャッターを押すのであるが・・・・。そしてようやくマテ山まで登ってきた。三角点の場所は見通しが全くないとの情報だったので立ち寄らずに先に進むことにした。
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ここから稜線までコースタイムが2時間で最も急登になるところである。ゆっくりと歩を進めて体力を温存する。やがて977mの標高点が登山道に出てきて、マテ山分岐から稜線までの半分まで来たことがわかる。
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ここを過ぎてからも見事な黄葉が続く至福の森の中をあえぎながら登っていくと、左側が開けてきて十二湖まで続く大峰岳が見えてきた。
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徐々に見通しが利くようにになってきたが、相変わらず黄葉がきれいな登山道である。
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そして黄葉の森を抜けてジグザグの急登になり、振り返ると紅葉と日本海が広がる見事な景色である。今日は本当に良い天気である。
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更に急登は続き、今度は右側も見渡せるようになり秋田方面が見える。肉眼では海岸線までうっすら見えていて男鹿半島であることが確認できたが、画像では男鹿半島の山が雲の上に浮かんでいるように見える。
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マテ山が見下ろせるようになってきた。あの森の中を歩いてきたのだから黄葉が見事だったのも納得である。
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ここから最後の急登をゆっくり登っていくと右側も展望が開けて白神岳の姿がようやく現れた。ちょこっと小屋が見えている。
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そしてひと登りで大峰分岐の縦走路稜線に出る。ここを右に行けば白神岳山頂まであと少しで左へ行けば大峰岳・崩山を経由して十二湖まで続くロングコースの縦走路である。
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そしてここからは世界自然遺産白神山地の大展望となり、目の前に綺麗に紅葉した向白神岳とその奥に岩木山が見える。
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目を白神岳の方に向けると笹原の奥に小屋が見えてきた。でもこの小屋は実はトイレであり、宿泊も可能な避難小屋はその奥にあってまだ見えていない。
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このトイレ、実に立派なトイレである。山頂で一緒になった秋田出身で北海道から来られた年配の方にお話を聞いたところ、
以前来たときはガスが濃くて全く視界がない状況で、このトイレが小屋だと思って中に入り臭いと思いながら食事をしたそうだ。
その時は山頂が何処かもわからない位のガスガスで山頂には行けなかったので今日はリベンジだそうで、今日の天気は最高だと何度もおっしゃっていた。
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こちらが避難小屋。大きさはトイレの2/3程度でトイレの方が立派な建物である。
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中を覗くと、狭いながら中はきれいに整理され、銀マットなどが常備されており結構な人数は泊まれそうだ。
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ここにザックをデポして山頂へ向かう。ここからはすぐの距離であり、やっとこさ三角点に到着である。
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ここからは360度の絶景で、世界自然遺産の白神山地が一望できるのは言うに及ばず、岩木山・八甲田、遠くは岩手山や秋田方面の有名な山々、そして日本海の絶景と素晴らしいの一言である。
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山頂も結構広く、ここで昼食でも良かったと後悔したがザックは避難小屋に置いてきたので、景色を愉しんでから小屋に戻って外のベンチでおにぎりを2個頬ぼってすぐに下山にかかる。
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さあ日本海に向かって黄葉の森に入って行こう!
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登りの時には必要としなかったロープであるが、急な下りではロープが助かり掴まりながら下っていく。
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そして登りからずっと不思議だったのが、黄色のグラデーションで赤い色目立たなった事であるが、なんとナナカマドまでが黄色く色づいているのである。
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今日も結構時間が掛かってしまい、昼食休憩も短時間で済ませて時間を気にしながらの下りであったが、旧登山口に16時14分に降りてきて下山した時間と名前だけを下山簿に記入した。
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ここで下山時に山頂付近ですれ違ったアメリカから来たという男性が追い付いてこられた。日本語が少し話せるので何とか会話が成り立ったが、
一人で旅行をしているとの事である。話を聞いていると、十二湖駅まで戻るのにどれくらいかかるか?と言っている。なんでも十二湖駅の前にある旅館に泊まっているとの事である。
ローカル線として人気の高い五能線があるのだが、本数は驚くほど少ないので帰り道なので送っていく事にした。
ここでいつものペースが狂ったので、うっかり山旅ロガーの終了を押すのを忘れてしまい、気が付いたのは男性を十二湖駅で下した時で、慌てて終了ボタンを押したが、GPS軌跡は大きく狂ってしまった。
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# by hawks-oh-muku | 2016-10-20 23:45 | みちのくの山 | Trackback | Comments(2)